Kitaca(キタカ)はJR北海道が発行している、電車やバスを利用するときに支払いができるICカードです。
きっぷを買わずに、改札機をタッチするだけで通過できるICカードってとっても便利ですよね!
しかも、電子マネーとして買い物もできるんですよ。
でも初めてKitacaを作ろうと考えたとき、どうやって作ったらいいのか気になりませんか?
このページでは、Kitacaの作り方や購入方法、払い戻しの仕方、Kitacaのお得な使い方について説明していきますね。
Kitacaの種類一覧
Kitacaを作る前に、Kitacaにはどんな種類があるのか知っておく必要がありますよね。
Kitacaの種類と、それぞれの特徴は以下の通り。
種類 | 特徴 |
---|---|
Kitaca定期 | 定期券とチャージ機能のふたつが使える |
記名Kitaca | 氏名と生年月日を登録して、本人だけが使うことができる |
無記名Kitaca | 誰でも使うことができる |
子供用(小児用)Kitaca | 氏名と生年月日を登録することで、運賃が割引になる・定期券にも対応 |
どのカードもチャージ(入金)しておく必要があります。
使用可能な区間の改札機にタッチするだけで、自動で精算してくれますよ。
Kitacaは全国の交通系ICカードエリアで使うこともできます。
子供用Kitacaは小学校入学~小学校卒業年の3月31日まで使うことができますよ。
対象期間をすぎると、改札機に通しても使えなくなるので、必ずみどりの窓口で子供用から大人用へ変更してもらいましょう。
Kitacaの購入方法・作り方手順
Kitacaを作るためには、Kitacaの種類によってそれぞれ違いがあります。
どのKitacaもKitacaエリア内にある、Kitaca発売駅のみどりの窓口で購入することができますよ。
初めにかかる金額は、定期券以外は一枚2,000円でそのうち500円はデポジット(預り金)になります。
1,500円分はそのまま電子マネーとして利用できますよ。
このデポジットに500円がかかる理由は、使い捨てをふせぐためなのだとか。
使わなくなった場合は払い戻しが可能で、返金されますよ。
それぞれの作り方や買える場所を詳しく紹介しますね。
Kitaca定期券(新規購入)
新規でKitaca定期券を購入する場合は、みどりの窓口で手続きする必要があります。
その際、かかる費用は500円のデポジット(預り金)+定期運賃になりますよ。
通学定期券を購入するときには通学証明書の提出が求められるので、必ず持参しましょう。
通勤定期券であれば、みどりの窓口以外に「JR指定席券売機・話せる券売機」でも購入が可能です。
みどりの窓口や「JR指定席券売機・話せる券売機」では、クレジットカードでの支払いもできるのがいいですね。
Kitaca定期券(継続購入)
継続でKitacaの定期券を購入するときは、みどりの窓口まで行く必要がなく、「Kitaca対応継続定期券券売機」で購入できます。
ただし、通学定期券で年度をまたぐときや割引定期券の対象になるケースでは、みどりの窓口で継続の手続きをすることになりますよ。
通学定期券で年度をまたぐときには学生証の提示を求められるため、忘れないようにしましょう。
もし、定期券の期限が切れた際はそのまま記名Kitacaとして利用できます。
「JR指定席券売機・話せる券売機」を除き、通常の券売機で購入する場合は、クレジットカードは利用できません。
記名Kitaca
記名Kitacaは、住所・氏名・電話番号などを登録する必要があるのでみどりの窓口で作ってくださいね。
名前が記入してあると、自分のものであることがすぐにわかるのでおすすめですよ。
子供用(小児用)Kitaca
子供用Kitacaを購入するときも、記名Kitacaと同じくみどりの窓口で手続きする必要があります。
ちなみに、家族などの本人以外が代わりに購入することも可能です。
購入時には子供本人の身分証明書(保険証など)の提示が求められるので、忘れずに持参してくださいね。
通学定期券を購入する際は、他の通学定期券と同様に、通学証明書の提出も必須となります。
無記名Kitacaを購入する手順
無記名Kitacaは駅の券売機ですぐに購入することができます。
窓口へ行かなくても、すぐに購入できるのがいいですね。
無記名Kitacaは、後から記名KitacaやKitaca定期券に変更もできますよ。
そのときは変更手数料はかかりませんので安心してくださいね。
実際に無記名Kitacaを駅のKitaca対応券売機で購入したので、そのときの流れを紹介します。
▼まずは駅にある、Kitaca対応券売機に行きましょう。
▼左上に表示されている、ICカード新規購入を押します。
▼真ん中のKitaca新規購入のボタンを選びましょう。
▼購入金額2,000円が表示されます。
領収書が必要な場合は押してくださいね。
押し忘れると、窓口に行って手書きの領収書を書いてもらうことになってしまうので、時間がかかって面倒です。
▼2枚一緒に2,000円を入れることができました。
▼お金を入れると画面がこのようになります。
▼すぐに無記名Kitacaが出てきましたよ。
Kitacaを抜いてから、下の段の取り出し口から領収書が出てきます。
普通のきっぷを買うような感覚で1分もかからずに、購入することができました。
▼ちなみに、購入時に領収書も発行できますよ。
Kitacaを作ったらチャージしておこう
Kitacaを使うにはあらかじめチャージ(入金)をしておく必要がありますよ。
Kitacaにチャージする方法は、現金で支払う・コンビニで支払う・クレジットカードで支払う、という3つの方法がありました。
チャージできる上限は20,000円ですよ。
チャージの詳しい手順は以下のページで。
Kitacaチャージはクレジットカードで支払うとお得
Kitacaへのチャージは現金でも行えますが、クレジットカード払いがおすすめです。
Kitaca自体はいくら使ってもポイント制度がないので、ポイントが付くことがありません。
そこで、クレジットカードKitacaにすると普通に現金で支払うよりもポイントが付いてお得ですよ。
クレジットカード払いができるカードは以下の通り。
JRタワースクエアカードKitacaだと、利用するたびに200円で1ポイントが貯まりますよ。
JRタワースクエアカードANA Kitacaは、JRタワースクエアカードKitacaにANAマイレージクラブカード機能も備わっています。
貯めたクレジットポイントをANAマイルに交換できるので、マイルを貯めている方にはおすすめですね。
イオンカードKitacaだと、200円ごとに1円分のポイントが貯まるため、チャージすればするほどポイントが貯まりますよ。
もし今後もずっとKitacaを使うのであれば、クレジットカードKitacaがおすすめです。
クレジットカードのKitacaでチャージをする場合は、みどりの窓口またはKitacaエリア内の「JR指定席券売機・話せる券売機」での対応になります。
Kitacaの払い戻しの仕方
Kitacaを作ったけどやっぱり使わなくなってしまった、という場合は払い戻しもできますよ。
手数料が必要になる場合もありますが、やり方を工夫すればデポジットの500円はそのまま戻ってきます。
詳しい手順は以下のページで紹介していますよ。
もし払い戻しする機会があるなら、チェックしておきましょう。
Kitacaは再発行できるの?
もし、Kitacaを無くしてしまった場合、再発行してもらえるのか気になるところ。
「記名Kitaca」と「Kitaca定期券は」万が一紛失してしまっても再発行ができますよ。
その場合は、再発行手数料520円とデポジット(預り金)500円の合計1,020円がかかってしまいます。
再発行されたカードは、その場ですぐはもらうことができず、翌日以降になりますよ。
「無記名Kitaca」は再発行することができません。
さいごに
Kitacaがあると改札をスムーズに通過できてとても便利ですね。
どうせ使うなら、ポイントが貯まるクレジットカードKitacaがおすすめです。
せっかくならお得な方法で少しでも交通費が節約できたらいいですよね。
ぜひ、Kitacaを作るときの参考にしてみてください!
おまけ:その他交通系ICカードの作り方
ノマド的節約術では、他の交通系ICカードの作り方も紹介していますよ。
もし気になる場合は参考にしてみてくださいね。