投資信託のファンド選びをしていると、「インデックスファンド」という言葉をよく目にするのではないでしょうか。
他のファンドと何が違うのか、どんな特徴があるのか、気になりますよね。
このページでは、そんなインデックスファンドについて、メリット・デメリットから選び方のコツまで詳しく紹介します。
これからの投資信託を始めるのであれば、インデックスファンドのことを知っておくとお得になるかもしれませんよ。
インデックスファンドとは?
日経平均株価やTOPIXという言葉を、ニュースなどで聞いたことがあるでしょうか?
インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIXといった指数のベンチマーク(市場平均)と同じ運用成果を目指すファンドのことです。
インデックスファンドは、「インデックス型投資信託」または「パッシブファンド」とも呼ばれていますよ。
インデックスファンドの種類
インデックスファンドのベンチマークとなる指数は、以下のようなものがあります。
日本株式- 日経平均株価
- TOPIX(東証株価指数)
外国株式- MSCIコクサイ・インデックス(日本を除く先進国が対象)
- MSCIワールド・インデックス(新興国21カ国が対象)
日本債券- ノムラBPI総合指数(日本の公社債が対象)
海外債券- シティグループ世界国債インデックス(先進国が対象)
- JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス(新興国が対象)
REIT- 東証REIT指数(日本の不動産が対象)
- S&P先進国REITインデックス(日本を除く先進国の不動産が対象)
- 日経平均株価
- TOPIX(東証株価指数)
- MSCIコクサイ・インデックス(日本を除く先進国が対象)
- MSCIワールド・インデックス(新興国21カ国が対象)
日本債券- ノムラBPI総合指数(日本の公社債が対象)
海外債券- シティグループ世界国債インデックス(先進国が対象)
- JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス(新興国が対象)
REIT- 東証REIT指数(日本の不動産が対象)
- S&P先進国REITインデックス(日本を除く先進国の不動産が対象)
- ノムラBPI総合指数(日本の公社債が対象)
- シティグループ世界国債インデックス(先進国が対象)
- JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス(新興国が対象)
REIT- 東証REIT指数(日本の不動産が対象)
- S&P先進国REITインデックス(日本を除く先進国の不動産が対象)
- 東証REIT指数(日本の不動産が対象)
- S&P先進国REITインデックス(日本を除く先進国の不動産が対象)
多くはファンド名に指数の名称が入っているので、ファンド名を見ただけでどれが投資対象なのかがすぐわかると思います。
反面、同じような名称のインデックスファンドが複数あって、違いがわからないと感じるかも知れません。
同じ指数を投資対象にしていても手数料やオプションの違いで運用成果が変わってくるので、似ている名称のインデックスファンドが複数あった時には、それぞれの特徴をしっかり確認して選んでくださいね。
なるべく信託報酬や信託財産留保額が低いインデックスファンドを選ぶようにすれば、長い目で見たときのパフォーマンスに影響しますよ。
インデックスファンドのメリット
インデックスファンドの種類がわかったけど、そもそもインデックスファンドにはどんなメリットがあるのか気になるのではないでしょうか。
インデックスファンドには以下のメリットがありますよ。
- シンプルでわかりやすい
- 低コスト
- 分散投資ができる
シンプルでわかりやすい
インデックスファンドを選ぶ時には、企業の業績や将来性を分析しなくていいので銘柄選びが比較的楽です。
運用中も市場全体の大まかな動きを見ればいいので、一つの企業や業界の動きに一喜一憂する必要はありません。
低コスト
インデックスファンドは運用コストが安いものが多くそろっています。
少額から投資信託をはじめるなら特に、コストは少ない方がいいですよね。
インデックスファンドを選ぶ時には、ノーロードであること、信託報酬が安いこと、信託財産留保額が無料であることを重点的にチェックしてみてください。
分散投資ができる
例えば、日経平均株価に連動するインデックスファンドを一つ持っていれば、それだけで東証一部の225銘柄に投資したことになりますよね。
他にもTOPIXなら東証一部全体、ダウ平均株価(NYダウ)ならアメリカのさまざまな業種の代表的銘柄といったように、より多くの銘柄にバランスよく分散投資することができます。
分散投資によって一つの企業の倒産や経営不振などのリスクを回避しながら、安定した長期投資ができる仕組みなのです。
インデックスファンドのデメリット
メリットがあり魅力的なインデックスファンドですが、以下のようなデメリットもあります。
- 大きな利益が見込めない
- リアルタイムに取引できない
- 投資対象が少ない
大きな利益が見込めない
インデックスファンドは安定的な長期投資にはぴったりの商品です。
しかし常に市場平均を狙った運用を行っているので、一つの企業が大きく業績を伸ばしても大きな利益に繋がることはありません。
短期売買が好きな場合や大きな利益を狙っている場合には向かない、地道な投資スタイルなのです。
リアルタイムに取引できない
インデックスファンドは投資信託なので、リアルタイムに取引することができません。
一日の終わりに出るその日の基準価額で取引金額が決まります。
例えば、一時的な株価の急落があってもすぐに買うことはできませんし、逆に高値になった瞬間でも売ることができません。
ベンチマークでリアルタイムな取引をしたいなら、投資信託よりもETF(上場投資信託)がおすすめですよ。
投資対象が少ない
指標そのものは国内外にたくさんありますが、実際にインデックスファンドの投資対象になっているのは、ごく一部の有名な指標に限られています。
ファンド選びで迷わなくていいのがインデックスファンドのメリットですが、逆に慣れてくると投資対象の少なさが物足りなく感じるかも知れません。
インデックスファンドの選び方のコツ
せっかくインデックスファンドへ投資するのであれば、できるだけ低コストなものを選びましょう。
また、普通に買ってもいいのですが、ドルコスト平均法のメリットを利用して積み立てで運用すると、より安定的な長期投資が期待できます。
インデックスファンドを選ぶときの参考ですが、以下のページでおすすめの投資信託を紹介していますよ。
投資のことに時間を使いたくないのであればおすすめ
インデックスファンドにはメリット・デメリットがありますけど、だいたいは市場に連動するものになります。
市場が長い目で見て伸びると思うのであれば、インデックスファンドにコツコツ積み立てるように設定しておけば、それだけで投資・資産運用にもなりますよ。
先ほども紹介したドルコスト平均法でコツコツ買えるため、インデックスファンドは長期投資するのがおすすめです。
インデックスファンドを買うのにおすすめな証券会社
実際にインデックスファンドを買ってみようと思ったときに、どこの証券会社がいいのかが気になるのではないでしょうか。
今だと、つみたてNISAがありますので、これからインデックスファンドを買おうと思っているのであれば、まずは証券会社の口座を作って、さらにつみたてNISAで買い付けていくのがおすすめです。
そうなると候補の証券会社はSBI証券と楽天証券に絞られます。
どちらを選んでもいいのですが、現状だと楽天ポイントで積立できて、さらには楽天カードでインデックスファンドが買える楽天証券のほうがおすすめですよ。
どちらもつみたてNISAの場合は毎日積立ができる証券会社のため、楽天証券のほうがポイントが貯まって使える分だけお得です!
さいごに
インデックスファンドは低コストで大きな市場に分散投資できる、長期運用と安定性重視な人にはおすすめな投資信託です。
一方で、短期売買や大きな利益を望む人には不向きな商品でもありますから、購入前にインデックスファンドが自分の投資スタイルに合っているかを改めて確認してくださいね。
ニュースをよく見るのであれば、日経平均やTOPIX、海外企業と仕事をしているならMSCIコクサイ・インデックスといったように、自分に最もなじみがある指数を選ぶと無理なく運用を続けることができますよ。
国内外さまざまな指数があるので、自分に合ったものを選んでくださいね。
まずは楽天証券に口座を作って小さな金額から試してみましょう!