『灯台もと暮らし』編集部のくいしんです。
お財布の中のお札の向きは揃っていますか?
「お札の向きが揃っているか」というのは、お財布の中のお札、たとえば福沢諭吉の頭が上向きになっていたり下向きになっていたりバラバラではないか、という意味です。
お財布の中身を見てもらって、お札の向きが揃っていないようであれば、ぜひ揃えてみて欲しいです。
そして、クセづけして、お札を受け取るたびに向きを揃えて、お財布に入れてみてください。
毎日毎日何度でも揃えて「お財布をひらくたびにお札の向きが揃っている状態」にしてみてください。
節約にはあまり関係なさそうですが、こういった行動が「お金への意識」を変えてくれることに繋がります。
僕自身、これを行ったことによって、貧乏生活から抜け出し、お金を管理することの第一歩を踏み出せたと感じているからです。
自然と感じた「気持ち悪さ」を忘れないようにする
引用した記事で書いた通り、社会人になってだんだんとお金と向き合うことができるようになりました。
同時にその頃、お札の向きを揃えることも行っていたのですが、そうしていると自分の気持ちの変化に気づきました。
待ち合わせに遅れそうな中、ふとコンビニで必要なものを購入しました。
急いでいたので、お札はもらったままにガサツにお財布の中に突っ込んだんです。
そのとき、本当に自然と「気持ち悪さ」を感じました。
今まで当たり前にしていたことでも、意識の向く方向を少し変えてあげるだけで、心は違和感を覚えます。
僕はこのとき感じた「気持ち悪さ」を、今でも忘れないようにしています。
お金と向き合う上で、お金に関して気持ち悪さを覚える状況は、捨て去ったほうがいいと考えているからです。
「行動」がお金への意識を変えてくれます
なぜこんなことを行動に移す必要があるのでしょうか?
人は、思考によって行動を変えようとすることが多いです。
たとえば、「ダイエットの目標は、一ヶ月で5kgの減量だ!」とか、「交際費は月に3万円まで!」というのが「思考によって行動を変える・変えたい」ということです。
これは思考が先にあって、行動があやふやになっている目標設定の事例です。
何をどうすればよいのかが、はっきりと目標になっていません。
でも本当は、行動によって思考や思想を変えたほうが早いし、やりやすいことなんです。
行動によって思考を変えるとは?
「お札の向きを揃えること」はきちんと意識ができていれば、絶対に誰でも簡単にできることですよ。
その「行動」は、レジをお釣りを受け取るたびに、お札を揃えるだけ。
お釣りをもらった瞬間にどうしてもできない場合は、夜、帰宅した際の数分間に、お財布を整理するだけです。
節約することを考えたときに、「節約をするんだ!」「食費は◯◯円しか使わない!」という意気込みだけでは続きませんよね。
また、無理な目標設定をして、「また余計なお金を使ってしまった……」「貯金額が目標金額に届かなかった……」など、挫折を繰り返してしまうと、モチベーションは下がっていくばかりになってしまいます。
まずは、確実に達成できる「行動」を目標として、どんなに小さなことでもよいので達成することが重要です。
今回の場合は、「お財布の中のお札の向きを揃える」がそれに当たります。
「お札の向きを揃えること」は、あくまで、お金と向き合うきっかけづくりに過ぎないと考えてください。
繰り返しますが、これは、誰にでもできることで、同時に必ずやったほうがいいことです。
もう少し細かく、理由を説明していきますね。
お財布にいくら入っているのか意識しよう
お財布にいくら入っているのかは意識していますか?
この点、あまり意識しないという人が多い気がします。
「あれ、お財布の中に思っていたよりもお金が入っていない。どこで使ったんだろう?」と感じることはないでしょうか。
そういう経験がある場合は要注意です!
以前書いた記事に詳細がありますが、僕自身も、昔は常にそんな状態でした・・・。
「お財布の中のお札の向きを揃える」を意識することで、お財布の中身に気を使うようになり、お財布の中身全体の金額にも気が向きます。
そもそも家計簿を付けてお財布の中に入っているお金の流れを詳細に把握できればよいのですが、細かく家計簿を付けるとなると、なかなか手間がかかりますよね。
仕事が忙しくてそれどころではないという方の場合、挫折してしまいがち。
だからこそ、まずは「お札の向きを揃える」くらいのことを考えるのがいいんです。
「節約を意識するのはハードルが高いなあ」「家計簿を付けるのは面倒くさいなあ」と感じられる方こそ、まずは「お財布の中のお札の向きを揃える」を意識することから始めてみましょう。
「お金を大切にしている」と思うことから始めてみましょう
たとえば、お店でお会計の際に、お札を”ポンッ!”と投げるようにお会計のお皿に乗せる人を見たことはありませんか?
または自分がやってしまっていませんか?
僕は、こういうことをするのは絶対によくないと考えています。
なぜなら、「お金を大切に扱わない人に、お金は集まってこない」と考えているからです。
「お札の向きを揃えること」は、そのまま「お金を大切にすること」に繋がります。
たとえば人付き合いでも、大切に扱われたい人に対してぶっきらぼうな対応をすることは得策とは言えないですよね。
人と同じように、大切に扱われたいと思うものは、大切に扱うべきです。
お財布の中のお札の向きを揃えて生活をしていると、「自分はお金を大切にしているな」と思うことができます。
次のステップとして、レシートや不要なポイントカードも整理するとよいです。
これも同じくクセづけして、日々繰り返すことで、よりお金を大切にする気持ちを養うことができます。
まずは、「大切に思うこと」から始めてみましょう!
お金が大切にできるようになったら、節約や貯金を始めましょう
お金を大切に扱うことが日常的にできるようになったら、次はいよいよ節約や貯金に取り組みましょう。
お金を大切にできるということは、自分でいろいろとコントロールできるようになっているはず。
その上で、節約や貯金のワザを使っていけば、お金に対して困ることもだんだん減ってきますよ。