「〜割引」と「〜%OFF」の違い

セールなどでよく見かける「〜割引」と「〜%オフ」「〜%OFF」の文字。

割引とパーセントの違いって、ぱっと分かるでしょうか?

私は今まで感覚で理解していたので、ついつい混乱してしまうという話を聞いたときにびっくりしました。

ここでは、割引とパーセントの違いについて説明していきますね。

「〜割引」と「〜%OFF」の違い

どちらも安くなるのは同じ

「〜割引」と「〜%オフ」、どちらの表記になっていても、もともとの価格より安くなることには変わりありません。

どちらが得か損かといったものはないので、そこは安心してくださいね。

「〜割引」の数字の計算方法

よくお店で「1割引」や「2割引」という文字を見ないでしょうか?

割合の「割」という文字になります。

「割」は、基準にする数字の10分の1です。

  • 1割だと10分の1 → 10%相当
  • 2割だと10分の2 → 20%相当
  • 3割だと10分の3 → 30%相当
  • 4割だと10分の4 → 40%相当
  • 5割だと10分の5 → 50%相当
  • 6割だと10分の6 → 60%相当
  • 7割だと10分の7 → 70%相当
  • 8割だと10分の8 → 80%相当
  • 9割だと10分の9 → 90%相当

10,000円の服を買うときに、セールで割引になっていたという例で、割引率によってどれぐらい安くなるか一覧にしてみますね。

10,000円を基準に割引率から割引金額を計算する
割引率割引金額割引後の金額
1割引1,000円9,000円
2割引2,000円8,000円
3割引3,000円7,000円
4割引4,000円6,000円
5割引5,000円5,000円
6割引6,000円4,000円
7割引7,000円3,000円
8割引8,000円2,000円
9割引9,000円1,000円

10,000円の服が1割引だと、1,000円安くなって9,000円で買えることになります。

「〜割引」は10分割みたいな感覚でしょうか。

松本博樹 プロフィール画像

「〜%オフ」の数字の計算方法

対して「〜%オフ」「〜%OFF」などの値札もよく見かけるのではないでしょうか。

先ほどの「〜割引」が10分割だったのに対して、「〜%オフ」だと100分割になります。整数だと1〜100までありますからね。

「99%」とか「50%」とか「10%」、日常会話で使いませんか?
あれのことです。

ちなみに10,000円の1%オフだと、100円が安くなり、支払いは9,900円になります。

10%オフが1割引と同じですね。

パーセントの場合は、小数点以下の数字も入ってきますが、計算のやり方は同じです。

10,000円の20.31%オフだとすると、2,031円安くなり、支払いは7,969円になります。

「〜%オフ」での割引金額を計算する簡単な方法は、以下の通り。

割引前の金額 × パーセントの数字 ÷ 100

実際の数字で計算してみましょう。

10,000円 × 20.31 ÷ 100 = 2,031

まず「10,000 × 20.31」をすると、「203,100」になります。
そこから100を割り算するので、0を2つとれば「2,031」ですね。

先ほどの例とまったく同じになりました!

無印良品のセールである「無印良品週間」だと、10%安くなります。

目星のものがあった場合、このやり方でどれぐらい安くなるのかを計算してみるといいですよ。

実際に計算するクセをつけよう

よく見かける「〜割引」と「〜%オフ」、ざっくりと説明はしてきましたが、これを感覚的に理解するには、買い物するときに実際に計算するクセをつけるのが一番です。

どれぐらい安くなって、割引後の金額が計算できるようになれば、本当に安いのかどうかを他と比較できるようになります。

そうすれば、ムダにお金を使うことも減っていくので、結果的に節約になりますよ。

計算できるようになるだけで節約につながるなら、身につけておくほうがいいと思います!

また、ノマド的節約術では割引金額ツールもありますので、気軽に使っていただけるとうれしいです。