海外旅行へ行く時に両替ってどうしていますか?
現金を持っていくのが一番わかりやすいけど、海外だから盗難の恐れもありますよね。
けれど、クレジットカードのキャッシングとか、銀行の国際キャッシュカードで引き出す方法もあるから、どの方法がいいかわからない・・・。
そんな悩みがありますよね。
ぼくも現在進行形で台湾に住んでいるので、日本円からどうやって現地のお金に一番お得に両替するか、とても悩んでいました。
ずっといい方法を模索していましたが、ようやく現状で一番お得に節約できる方法を発見できました!
それがクレジットカードのセディナカードで海外キャッシングする方法です。
これは本当に便利ですよ。
なぜなら、セディナカードはインターネットから繰上返済ができて手数料を節約できるカードだからなんです。
実際にキャッシングで使ってみましたが、たった5分でネット返済できてしまい、ごくわずかの利息だけしか発生しませんでした。
このページでは、セディナカードを使った海外キャッシングのやり方とネットでの返済のやり方を紹介しますね。
海外両替の仕組み
「その前になんで海外両替は現金両替より、クレジットカードの海外キャッシングのほうがお得なの?」
そんな疑問が上がるかもしれません。
海外キャッシングというからには一時的な借金を想像して、怖いイメージがあるのではないでしょうか。
ぼくも日本に住んでいた時は、キャッシング=借金のイメージがあったので、まったく使おうとしていませんでした。
しかし、海外両替の仕組みを知ると、いかに海外の両替所が高くて、クレジットカードの海外キャッシングのほうがお得かをぼくは身をもって知ったんです。
日本国内や海外でする現金両替所は手数料がかかる
意外と気付かれていない事実ですが、銀行や両替所で日本円を両替しようとすると、1外貨には手数料がかかっています。
両替所に表示されている電光掲示板と、インターネット上で見る為替レートには差がありますよね。
実はこの中に両替手数料が既に含まれています。
両替通貨 | 1$、€、£あたりの手数料 | 5万円換金の手数料 | 10万円換金の手数料 |
---|---|---|---|
ドル ($) | 約3円 | 約1,500円 | 約3,000円 |
ユーロ (€) | 約6円 | 約3,000円 | 約6,000円 |
ポンド (£) | 約11円 | 約5,500円 | 約11,000円 |
ざっと5万円両替するときの手数料と、10万円両替するときの手数料を比べてみると、5万円ではドルが約1,500円、ユーロが約3,000円、英ポンドが約5,500円かかっています。
10万円ではドルが約3,000円、ユーロが約6,000円、英ポンドが約11,000円となっており、両替する額が大きければ大きいほど手数料を払わなくてはいけません。
さらにここから銀行や両替所での別途交換手数料が発生します。
しかしクレジットカードの海外キャッシングをすることで、この手数料(事務手数料)と呼ばれるお金がかからないんです。
法律でキャッシングで手数料を取ることは禁止されているので、かかるのは年率18%の金利とATM手数料のみになります。
借りた金額 | 1年間の金利(18%) | 1ヶ月の金利(1.5%) | 1日の金利(30日) |
---|---|---|---|
5万円 | 9,000円 | 750円 | 25円 |
10万円 | 18,000円 | 1,500円 | 50円 |
海外キャッシングする際のクレジットカードには、だいたい年間18%から20%というかなり大きな金利が設定されています。
有名な三井住友カードは金利や手数料は公式サイトでご確認ください。
これを聞くと「海外キャッシングって怖い!」と思うかもしれませんが、安心してください。
クレジットカードの海外キャッシングは基本的に1ヶ月後に返済するものなので、12ヶ月分の年率金利18%を12ヶ月分で割ると1ヶ月あたり0.015%の金利がかかります。
5万円を引き出した時の1ヶ月分の金利は750円。
10万円引き出した時の金利は1,500円になります。
この時点で銀行で現金両替するより、クレジットカードのキャッシングがお得なことがわかりますが、さらに金利を下げる方法があるんです。
それが繰上返済です。
たとえば10日間海外旅行をした時に10万円を海外キャッシングして、帰国直後に繰上返済をしたとしましょう。
対応しているクレジットカードであれば、ATMや銀行の窓口などで繰上返済ができます。
10万円をキャッシングすると1ヶ月分の金利は1,500円。
これを30日間で割ると、一日あたり50円の金利がかかります。
それを10日間分掛けると、10日分の金利は500円。
帰国してすぐ借りた分の10万円と10日分の金利500円プラス、引き出した時のATM手数料を合計して繰上返済できれば、両替の費用を一番節約できるんです。
繰上返済は日本に帰国してから銀行やATMで支払いすることができます。
少し面倒ですが、海外にいる時は国際電話を使ってクレジットカード会社に電話して繰上返済金額と振り込み口座を聞き、ネットバンクから支払うことが可能です。
クレジットカードの海外キャッシングは現金両替よりもお得だけど、繰上返済を早められれば早められるほど、支払う金利(利息)が少なく済むのでお得になりますよ。
海外キャッシングの繰上返済に適しているクレジットカードはセディナカード
ただ、日本に帰国してから繰上返済するのは忘れないようにしなきゃいけないから面倒だし、2ヶ月以上の海外旅行をした場合は日本に戻れないので、日本のATMや銀行で繰上返済をすることができません。
海外旅行中に銀行振込で繰上返済できますが、ほとんどの日本のクレジットカードはわざわざ国際電話でクレジットカード会社に問い合わせないと支払い金額と振り込み口座を確認できない仕組みになっています。
これだとわざわざ海外旅行中に電話するのが非常に面倒で、海外から日本へ電話をする時の電話代がかかりすぎると、わざわざ繰上返済した意味もなくなりますよね。
ぼくの1年以上の海外滞在経験で言うと、クレジットカードの海外キャッシングしても繰上返済する電話する前にどの国際電話サービスが日本へ電話かけるのに安くかけられるのか調べるのか?億劫に感じてしまいました。
結局めんどくさがって1ヶ月分の金利と一緒に返済することがよくありました。
どうしようか悩んでいたのですが、ついに、海外にいながらインターネット上ですぐに繰上返済できるクレジットカードを発見しました。
それがPay-easy(ペイジー)というサービスを使えるセディナカードです!
セディナカードとはどんなクレジットカードか?
セディナカードは三井住友フィナンシャルグループの株式会社セディナが発行しているカードです。
セディナカードのメリットはいくつかあるのですが、要点をまとめてみると以下の通りになります。
- 年会費無料
- セブンイレブンで常にポイント還元率が1.5倍
- カードブランドはVISA・Master・JCBの3種類
- ネット繰り上げ返済のPay Easyサービスが選べる
海外キャッシングの繰り上げ返済機能・Pay Easyサービスと含めて、セディナカードのメリットを紹介してみますね。
セディナカードの年会費は無料!
ありがたいことにセディナカードの年会費は無料です。
だから普段は他のカードを使っていても、海外旅行時の海外キャッシング用に持っておいても損はありません。
ここがユーザーにとってうれしいところじゃないでしょうか。
セブンイレブンで常にポイント還元率が1.5倍!
0.5%のポイント還元率は正直に言うとお得だとはいえません。
普段使いであれば、還元率の高いカードを使ったほうがお得ですよ。
しかしセブンイレブンでセディナカードを使えば、200円で3ポイント貯まります。
還元率は1.5%になるので、セブンイレブンで買い物をする人ならセディナカードでの支払いがお得ですよ。
貯まったポイントの交換先一覧
セディナカードを使って貯まったワクワクポイントは主に以下のような商品券に交換できますよ。
Masterブランドを選べる
海外に持っていく時、同じブランドのVISAカードを複数枚持っていくより、違うカード会社のブランドを持っていったほうが良いです。
たとえば支払いでVISAブランドが使えなかった場合、同じVISAカードしか持っていない時は支払うことができません。
だからリスク分散として、VISAとMaster、VISAとアメックスなど複数枚のクレジットカードを別ブランドで持っていくことをおすすめします。
一番使えるのはVISAブランドですが、Masterブランドはその次に世界で使えるので便利です。
特にヨーロッパやオーストラリアなどはアメックスことアメリカンエクスプレスのカードが使えない場所があるので、Masterブランドを選べるセディナカードはありがたいです。
またMasterカードのキャッシングは若干ですが、VISAやJCBに比べて良いレートが適用されるといわれてます。
ほんのごくわずかな違いですが、できるだけお金を使わない旅をしているときには助かりますね。
ネット繰上返済のPay Easy(ペイジー)サービスが選べる
セディナカードを使う一番のメリットは、ネット繰上返済のPay Easy(ペイジー)サービスが選べることです。
こちらは海外からでもパソコンやスマホがあれば使えるインターネットバンクの楽天銀行を組み合わせることで、ネット上で早期返済することができます。
他にもエポスカードなどでも返済できますが、Pay Easyサービスが選べるクレジットカードは貴重なので、こちらが海外へ持っていく際のセディナカード最大のメリットといっていいでしょう。
実際にセディナカードを使って、台湾でキャッシングして繰上返済してみたので、あとでやり方を説明しますね。
セディナカードのデメリット
ただ良いと思われるにもセディナカードにも期待できないことがあるので、特に海外旅行へ持っていく際に気をつけたいデメリットを中心にあげてみました。
海外旅行保険が付いていない
クレジットカードの中には海外旅行保険が付いていて、そのまま病院へ行って無料で治療が受けられるカードがあります。
しかし残念なことに、セディナカードには海外旅行保険が付いていないのです。
少しでも何か保険があれば良かったのですが、ついてはいませんでした。
なので、セディナカードに海外旅行保険は期待してはいけません。
他のカードで保険を補うようにしましょう。
エポスカードは持っているだけで海外旅行保険が自動付帯になります。
ポイント還元率が低い。また有効期限も比較的短い
セディナカードのポイントは200円で1ポイント付くシステムになっています。
しかしポイント還元率は0.5%なので、ポイントを貯めるのには適していません。
また有効期限も2年間と比較的短いので、ポイントを貯める目的で使うのには向いてないですね。
例外はセブンイレブンで使う時です。
セディナカードは200円で3ポイントの1.5%のポイント還元率になるので、セブンイレブンで購入が多い人にはポイントが貯まりやすいですね。
ETCカード機能の発行が1,000円と高い!
セディナカードには追加料金でETCカード機能をつけることができます。
しかし1,100円と高いのが難点です。
たとえばライフカードは無料でETCカード機能を付けられますし、楽天カードだと550円でETC機能を付けられます。
ハッキリ言ってセディナカードでETCカードを付けるメリットはないです。
セディナカード最大の魅力の海外キャッシングの繰上返済を試してみた
セディナカードのメリット・デメリットをいくつか紹介しましたが、やはり最大の魅力は海外キャッシングの繰上返済機能にあるといっても過言ではないでしょう。
そこで今回台湾在住のぼくが、実際にセディナカードを使って、海外キャッシングをしてみました。
実際に試してみると本当にあっさりと返済できたので、ビックリです。
この使いやすさを伝えたい!と思ったので、写真付きで解説させてもらいますね。
インターネットバンクを用意する
セディナカードの海外キャッシングの繰上返済では、セディナカード以外に必要なモノがあります。それが銀行のカードです。
Pay-easyという繰上返済システムに対応している銀行のカードはかなり多いのですが、三菱UFJ銀行やみずほ銀行などのメガバンク、横浜銀行や千葉銀行などの地方銀行はかなり対応しています。
でも、ネットで使えないと意味がないですよね。
海外キャッシングでネット繰上返済に適している銀行のカードは、やはりインターネット上で使えるネットバンクです。
このPay-easyに対応してるネットバンクは少なく、楽天銀行しか使えません。
セディナカードを作る際は合わせて楽天銀行のカードを作っておきましょう。
海外でセディナカードを使ってキャッシングする
セディナカードと楽天銀行のカードをもったら、いよいよ海外キャッシングです。
今回ぼくは台湾のセブンイレブンにあるATMでキャッシングしてみました。
セディナカードを入れて、キャッシング。
最初は20,000元分キャッシングしようとしたんですが、セブンイレブンのATMだと20,000元引き出せるボタンはあるのに、引き出せませんでした。
そこで10,000元分キャッシングしたところ、今度は成功しました。
もしかしたらあまり大きい額のキャッシングはダメなのかもしれません。その場合は銀行のATMのほうがいいと思われます。
台湾のATMでキャッシングをする際の詳しいやり方は、こちらを参考にしてくださいね。
ハイ、ちゃんと1万元分引き出せました!
これで後は返済するだけです。
セディナカードのOMC Plusで、返済金額を確認する
お金を引き出したら、後は返済です。
ただ、海外キャッシングした時点で、引き出したレートの値段って決まらないんですね。
海外キャッシングした日のレートではなく、後日カード会社からレートの決定通知が届きます。
セディナカードの場合はOMC Plusというネットサービスを提供しているので、ここにログインして確認しましょう。
入金受付の全額分ご入金という項目を見てみると、2日後にはちゃんと支払い金額が表示されていました。
今回ぼくは楽天銀行に残高がなかったので、土曜に振り込んだお金が月曜に振り込まれるまで待ち、火曜日に返済しました。
1日あたり18円の金利がかかったので、土日では毎日ごとに18円ずつ金利がかかっていましたね。
今回ぼくは返済が少し遅れてしまいましたが、これを支払い金額が確定してから即座にネット返済すれば、この金利を節約できます。
Pay-easyで繰上返済する方法
海外キャッシングの金額が確定し、Pay-easyで使う自分の銀行口座に支払える分の金額があれば、あとは支払うだけです。
ぼくは火曜日に海外キャッシングして、翌週の火曜日に支払いました。
OMC Plusで確認したところ、10,000元分キャッシングでかかった費用は、ATM手数料を含んで36,106円。
支払い金額は金利は翌日から付くようなので、今回は1日18円。6日間で108円でした。
合計で36,214円です。
これをPay-easyで返済します。
そのまま金融機関選択を選び、楽天銀行を指定します。
金融機関ページにログインしたら、支払い金額を確認して、Pay-easy利用規定に同意して、振込ボタンを押しましょう。
できました!
たった5分でできたので、これはとても簡単ですよ!
すぐにメールで楽天銀行から振り込まれた正式なメッセージも届き、これで一安心。
何よりこのお手軽さは海外旅行するならだと思いました。
両替手数料を節約できるし、返済も簡単です。
他のクレジットカード会社はレートの決定までに30日間かかることもあるようなので、たった2日間で支払い金額を出してくれるセディナカードは本当にありがたいです。
さいごに:海外へ行くなら、両替するためにセディナカードを持っていくのはおすすめ
これまでセディナカードについて、主に海外へ持ってくという視点から良さを伝えてきましたが、まとめると以下の通りです。
- 海外両替で一番お得な両替方法はクレジットカードのキャッシング
- 現金両替や国際キャッシュカードは手数料が高いのでおすすめできない
- クレジットカードでキャッシングして、即座に数日後に繰上返済するのが一番手数料や金利を節約できる
- 中でもセディナカードはPay-easyサービスを使うことで、ネット上で繰上返済がたった5分でできるのでお得
ネットでの繰上返済できるクレジットカードは少ないので、海外に行くならぜひ使ってムダな手数料を抑えましょう。
浮いたお金が他のところで使えるので、より充実した旅になりますよ。
セディナカード単体としての特徴は以下の通りです。
- 年会費無料
- ポイント還元率は基本0.5%
- セブンイレブンで常にポイント還元率が1.5%
- カードブランドはVISA・Master・JCBの3種類
- 海外保険は付帯されていない
カードブランドでは「Masterカードブランドが一番キャッシングの時のレートがいい」といわれているので、それがセディナカードで選べるのはうれしいですね。
ぼくもVISAブランドではなく、Masterカードブランドを選べばよかったです。
ただ海外保険は付帯されていない上に、通常は0.5%の還元率なので、メインで使うのではなく予備のカードとして持っていくのが良いと思います。
海外旅行へ行くなら一つ作っておいていいカードだと、海外在住者のぼくは実際に使ってみて感じました。
ちなみに、今回の記事は独自の検証結果になります。
他のセディナカードだと、セディナカードJiyu!da!でも同じことができます。
ただ、こちらはリボ払い専用カードになりますので、カード到着後にカスタマーセンターに問い合わせて、カード限度額と毎月の支払額を同じにしておかないといけません。
セディナカードを海外以外でも使う場合は、以下の記事も合わせて読んでみてください。
海外旅行するのであれば、以下のページも合わせて読むと、金銭面でお得にできる可能性が高いですよ!
おまけ:セディナカードで海外キャッシングして返済した口コミ
ノマド的節約術運営者の松本もセディナカードの海外キャッシングを使っています。
実際やってみると、本当に便利なことを実感できますよ。
セディナカードの海外キャッシング使って、さっきPay-easyで返済したら利息140円ぐらいで済んだ。
台湾ドルの両替にかかった手数料はたったこれだけだったので、海外キャッシングはやっぱりセディナカードが一番強い。ネットですぐ返済できるから電話代とか不要なのが最高。https://t.co/VZMuAu0o0Z— 松本 博樹 (@peter0906) 2018年8月10日