楽天証券でクロス取引・つなぎ売り注文のやり方を画像つきで解説!株主優待タダ取りにも使える

楽天証券では、使い方を工夫すると株主優待タダ取りができるようになります。

厳密にはタダではないですが、ほとんどお金をかけずに株主優待だけ取得できますよ。(クロス取引やつなぎ売りと言われています)

そのためにやる取引の1つが信用売り(空売り)になります。

このページでは、株主優待タダ取りに欠かせない空売りのやり方や、クロス取引について紹介していきますね。

参考:楽天証券の公式サイトはこちら

楽天証券で信用売りする方法

楽天証券でクロス取引する流れ

まずは、楽天証券でクロス取引する流れを一覧で紹介します。

  1. 楽天証券の口座開設を済ませる
  2. 信用取引の口座開設を済ませる
  3. 口座に入金しておく
  4. 株を買う
  5. 空売りする
  6. 株を買うのと空売りは同じタイミングで
  7. 株主優待の権利を得たあと、現渡する

株を買う・空売りする・現渡する、この3つがクロス取引の一連の流れですね。

以下のページが詳しいですが、このあとでも流れや要点を紹介します。

信用取引の口座開設が必要

クロス取引するためには、空売りが必要です。
そのためには、信用取引ができるようにしないといけないため、信用口座の開設をしないといけません。

楽天証券に口座開設するタイミングで一緒にもできますし、既に口座を持っていても、別途すぐに手続きできますよ。

株を買うのと空売りするのは同じタイミングで

株主優待だけを目的にする場合、株を買うのと空売りするタイミングは同じにしておくのがおすすめです。

株主優待をもらうためには、権利確定日と呼ばれる日に、必要な株数を持っていればOK。

そのため、権利確定日の前日に株を買う注文と空売りの成行注文を同時に入れます。

権利確定日の翌日に現渡する

権利確定日に株を持っていれば、株主優待がもらえますので、持っている株と空売りした分を相殺します。

この取引を現渡(げんわたし)といいます。
難しそうに感じますが、実際にやってみると、簡単にできますよ!

2〜3ヶ月後に株主優待が届きます

吉野家ホールディングスの株主優待

権利確定日から2〜3ヶ月後ぐらいになると、株主優待が届きます。
上の写真は吉野家の株主優待ですね。

忘れた頃に株主優待が届くので、何だか得した気分になります。

空売りには2種類「制度信用取引」と「一般信用取引」がある

楽天証券で空売りするときに限らず、空売りには2種類の取引があります。

株主優待目的のクロス取引だけで考えた場合、どちらも利用可能です。
ただ、一般信用取引のほうがおすすめではあります。

一般信用取引だと、制度信用取引だと発生してしまう、逆日歩(ぎゃくひぶ)という手数料がかからないからです。

3種類の一般信用取引がある

また、楽天証券の一般信用取引は、3種類に分類できます。
これは楽天証券ならではのサービスです。

  • 無期限
  • 短期(14日)
  • いちにち信用(1日)

一般信用取引には、返済期限が設定されており、その日数の違いで3種類の取引ができます。

空売り注文するときに、これらのいずれかを選ぶ形ですね。

一般信用取引の手数料(貸株料金利)

それぞれの一般信用取引の手数料となる、貸株料の年率は以下の通りです。

  • 無期限:1.10%
  • 短期:3.90%
  • いちにち信用:0%

いちにち信用の場合、特別空売り銘柄に指定されていると「特別空売り料」と呼ばれる手数料が発生するため、一概に手放しですごいとは言えません。

これらの貸株料は「年率」となっています。
クロス取引の場合は1日しか持たないので、そこまで大きな手数料の負担にはなりません。

一般信用取引はリスクが減る分だけ、争奪戦になってしまいすぐに在庫がなくなってしまうデメリットもあります。

楽天証券で空売りする手順

楽天証券で空売りするには、株の買い方でも説明したように、信用売りしたい銘柄をまずは検索して、詳細ページを開きます。

今回は、イオン北海道(7512)を開いてみました。

信用売りするには、画面右上にある「信用新規」を押します。

楽天証券で株を買う流れ

次の画面では、空売りの注文入力をします。信用取引は「買い」もできますので、間違えないように注意が必要です。

下の画面を見て、売買には「売建」、信用区分は選べるなら一般のいずれかをチェックしてください。

あとは売りたい株数と執行条件を入力します。
取引暗証番号も入力して「注文内容を確認する」ボタンを押してください。

楽天証券で信用売りする流れ

注文内容の確認画面が表示されます。
問題ないかどうかチェックしてくださいね。大丈夫であれば「注文」ボタンを押してください。

楽天証券で信用売りする流れ

これで空売りの注文ができました。
そんなに難しくないですよね。

楽天証券で信用売りする流れ

ちゃんと注文できてるのか確認してみると・・・バッチリできてますね!

夜に注文したので、市場がオープンする9時以降にならないと実際の決済はされません。

楽天証券で信用売りする流れ

楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」で空売りする流れ

楽天証券では、スマートフォンのアプリでも空売りができます。
アプリの名前は「iSPEED」ですね。

ダウンロードがまだなら先にアプリを入れておきましょう。

アプリを起動して、ログインすると、下に5つメニューが表示されます。その中の「注文」を押すと、以下の画面が開きます。

▼空売りするので「信用新規」を押してください。

楽天証券のアプリで空売りする手順

▼銘柄を選んだら、信用区分でなるべく一般を選び、売買に「売建」を選択してください。数量は売りたい株数を入力します。

楽天証券のアプリで空売りする手順

▼執行条件、口座区分、取引暗証番号の入力が終われば、下にある「確認」ボタンを押してください。

楽天証券のアプリで空売りする手順

▼これで信用売りの注文ができました。あっさり完了ですね!

楽天証券のアプリで空売りする手順

さいごに

ここまで、PCとスマホそれぞれで空売りする流れを説明してきました。
株の買い方と、それほど流れは変わりません。ほとんど同じようなやり方で取引できます。

現物買いの時とは、少しだけ用語が違ったりする部分がありますが、基本的な取引の流れは全く同じです。

株主優待タダ取りで使う際は、最初のやり方が分かりにくいと思うものですが、一度できるようになるとなんてことはないものです。

株の買い方とこのページの手順をそのまま活用することで、株主優待を手に入れることができますよ。ぜひ楽しい優待生活を!

これを機会に、自分も楽天証券で株主優待を狙ってみたいと思ったのであれば、口座開設しておきましょう。口座はもちろん無料で作れますよ!

参考:楽天証券の口座開設はこちらから

楽天証券の詳細は、以下のページでまとめています。