ウェルスナビのリスク許容度を診断してみた結果は?変更しないのがおすすめな理由も解説

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こんにちは!
金融ライターの大西カツシ(@katsushio1603)です。

ロボアドバイザーウェルスナビでは、無料診断を参考に設定したリスク許容度に応じて、自動的に資産運用が行われます。

初めて資産運用を行う場合、リスク許容度がどのようなものか、よくわからないのではないでしょうか。

また、ウェルスナビでは複数のリスク許容度が用意されているので、リスク許容度別の運用実績やどれがおすすめかについても気になると思います。

そこでこのページでは、ウェルスナビのリスク許容度の特徴や診断基準、ポートフォリオ、運用実績などについて説明していきますね。

ウェルスナビのリスク許容度とは

リスクとは、資産運用においては「不確実性」を意味する言葉です。

ウェルスナビの公式ホームページでは、リスク許容度について以下のように説明されていますよ。

リスク許容度とは、中長期的な資産形成を目指すにあたり、どの程度の不確実性を受け入れるかを示したものです。

引用:リスク許容度とは何ですか?|ウェルスナビ

株式や債券などの金融商品は、銀行預金のように元本が保証されていません。

資産運用を行うと、利益が出て資産が増えるかもしれませんが、損失が発生して元本割れする可能性もあります。

どの程度リスクを許容できるかは、収入や預貯金、家族構成などによって左右されるため、最適なリスク許容度は個別に判断する必要がありますよ。

▼ウェルスナビでは、無料診断で以下のような簡単な質問に答えると、最適なリスク許容度を提案してくれます。

ウェルスナビリスク許容度1

▼ちなみに、私の診断結果はこんな感じでした。

ウェルスナビリスク許容度2

ウェルスナビでは、提案されたリスク許容度で運用を始めることを勧めていますが、リスク許容度を自分で設定することもできますよ。

ウェルスナビのリスク許容度は1〜5までの5段階

ウェルスナビのリスク許容度をまとめました。

  • リスク許容度1
  • リスク許容度2
  • リスク許容度3
  • リスク許容度4
  • リスク許容度5

ウェルスナビでは、5通りのリスク許容度が用意されています。

リスク許容度の数字が大きくなるほど、期待できる利益は大きくなる一方でリスクも高い、ハイリスク・ハイリターンのポートフォリオ(資産配分)になりますよ。

反対に、数字が小さくなるほど、期待できる利益は小さいがリスクも低い、ローリスク・ローリターンのポートフォリオになります。

リスク許容度別のポートフォリオについては、後で詳しく説明しますね。

ウェルスナビのリスク許容度の診断基準

ウェルスナビの無料診断では、どのような基準で最適なリスク許容度を提案しているのか、気になるのではないでしょうか。

ウェルスナビの資産運用について説明しているホワイトペーパーをもとに、リスク許容度の診断基準についてまとめました。

質問項目リスク許容度との関係理由
年齢若い世代ほどリスク許容度が高い若いほど人的資産が大きい
年収年収が高いほどリスク許容度が高い年収が大きいほど人的資産が大きい
金融資産金融資産が多いほどリスク許容度が高い金融資産が多いほど運用が不調なときの影響が小さい
投資目的「余裕資金の運用」「長期運用」はリスク許容度が高い
「短期運用」「退職後の運用」はリスク許容度が低い
運用期間が短いと相場下落の回復を待つことができない
急落時の対応投資を増やす傾向ならリスク許容度は高い
投資を減らす方向ならリスク許容度は低い
相場急落時に資産を売却する人はリスク耐性が低い

年齢と年収のところで、人的資産という聞き慣れない言葉が出てきていますね。

人間は働くことで収入を生み出せるため、1人の人間を1つの資産と考えて人的資産と呼びます。

若い人は長く働けますし、年収の高い人は多くの収入を生み出せるので、人的資産が大きいと考えますよ。

ウェルスナビの無料診断では、年齢や年収、金融資産についての回答で客観的なリスク許容度を算出します。

そして、投資目的や急落時の対応という主観的な回答に応じた調整を加えて、最終的なリスク許容度を算出していますよ。

リスク許容度別のポートフォリオ(資産配分)

ウェルスナビでは、リスク許容度に応じてポートフォリオ(資産配分)を調整しています。

ホワイトペーパーの中で提示している、リスク許容度別の最適ポートフォリオの例をまとめました。

リスク許容度別のポートフォリオ(資産配分)
リスク許容度1リスク許容度2リスク許容度3リスク許容度4リスク許容度5
不動産5.0%5.0%5.0%5.0%5.0%
5.0%5.1%7.5%9.2%8.5%
物価連動債32.0%13.6%0%0%0%
米国債35.0%35.0%29.7%14.9%5.0%
新興国株5.0%5.0%6.0%8.9%13.0%
日欧株5.0%10.1%21.4%27.2%33.5%
米国株13.0%26.2%30.4%34.8%35.0%

リスク許容度が高くなるほど債券の比率が低く、株式の比率が高くなっていますね。

リスク許容度1は「株式23%、債券67%」ですが、リスク許容度5は「株式81.5%、債券5%」です。

このように、リスク許容度によってポートフォリオの内容は異なるので、どのリスク許容度を選ぶかで運用成績も変わってきますよ。

ウェルスナビの投資対象銘柄

ウェルスナビでは、米国市場に上場しているETF(上場投資信託)の中から、資産クラスごとに長期の資産形成に最適だと考えられるETFを選定しています。

ウェルスナビの資産クラス別の投資対象銘柄をまとめました。

資産クラスティッカー銘柄名運用開始日
米国株VTIバンガード・トータル・ストック・マーケットETF2001年5月24日
日欧株VEAバンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF2007年7月20日
新興国株VWOバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF2005年3月4日
米国債AGGiシェアーズ・コア 米国総合債券市場ETF2003年9月22日
物価連動債TIPiシェアーズ 米国物価連動国債ETF2003年12月4日
GLDSPDRゴールド・シェアETF2004年11月18日
不動産IYRiシェアーズ 米国不動産ETF2000年6月12日

いずれも資産クラス全体に連動するインデックス型のETFで、10年以上の運用実績がありますね。

ウェルスナビでは純資産総額が大きく、経費率が低いETFを厳選していますよ。

リスク許容度別の運用実績

ウェルスナビは、公式ホームページでリスク許容度別の運用実績(米ドル建てと円建て)を公開しています。

ウェルスナビのサービス開始当初(2016年1月19日)に100万円、その翌月から毎月3万円ずつ積立投資を行った場合のものがモデルケースになっていますよ。

米ドル建ての運用成績は以下の通りです。

2016年1月~2019年9月の運用実績(米ドル建て)
リスク許容度累計元本額資産評価額リターン
12.05万米ドル2.35万米ドル+14.4%
22.05万米ドル2.43万米ドル+18.7%
32.05万米ドル2.48万米ドル+21.0%
42.05万米ドル2.53万米ドル+23.3%
52.05万米ドル2.55万米ドル+24.3%

米ドル建てでは、リスク許容度に応じて+14.4%~+24.3%の運用成績を残しています。

どのリスク許容度を選んでも、期間全体では利益が出ていますね。

株価が上昇していることもあり、リスク許容度が高いほど利益も大きくなっていますよ。

一方、円建ての運用成績は以下の通りです。

2016年1月~2019年9月の運用実績(円建て)
リスク許容度累計元本額資産評価額リターン
1232万円254万円+9.3%
2232万円263万円+13.4%
3232万円268万円+15.6%
4232万円273万円+17.8%
5232万円275万円+18.7%

円建てでも、リスク許容度に応じて+9.3%~+18.7%の運用成績を残していますね。

為替変動リスクがあるので、米ドル建てよりリターンは小さいものの、どのリスク許容度を選んでも期間全体では利益が出ています。

ただし、投資を始めたタイミングや投資金額によって運用成績は変わってくるので、モデルケースと同じような運用成績になるとは限らない点には注意が必要です。

ウェルスナビのリスク許容度はどれがおすすめ?

ここまでウェルスナビのリスク許容度について説明してきましたが、どれがおすすめか気になると思います。

ウェルスナビのリスク許容度は、無料診断で提案されたものがおすすめですよ。

先ほど紹介したように、ウェルスナビでは年齢や年収、金融資産についての回答から客観的にリスク許容度を算出します。

そして、投資目的、急落時に対応といった主観的な回答に応じた調整を加えたうえで、最適なリスク許容度を提案していますよ。

資産を増やしたいからといって無理にリスク許容度を上げてしまうと、相場が急落して損失が拡大したときに耐えられず、資産運用を途中でやめてしまうかもしれません。

自分を客観視することが難しいのと同じように、自分で資産運用のリスク許容度を決めるのは意外と難しいものです。

リスク許容度は自分で設定することもできますが、基本的には無料診断で提案されたリスク許容度で運用を始めるのがおすすめですよ。

リスク許容度は途中で変更してもいい?

ウェルスナビのリスク許容度について、「運用中でも変更できるのか」「変更してもいいのか」といった疑問があるかもしれませんね。

リスク許容度は途中でも変更できますが、基本的にはおすすめしません。

ウェルスナビのホワイトペーパーには、以下のような説明があります。

運用期間中にリスク許容度の設定を変更することも可能ですが、お客様の経済状況の
変化などに応じて年に1回程度の見直し(再診断)を行う以外は、基本的に変更しないこと
を推奨しています。相場の動向などに応じた頻繁なリスク許容度の設定変更(配分比率の変
更)は、かえってパフォーマンスの低下につながる可能性もありお勧めできません。

引用:ウェルスナビの資産運用アルゴリズム(ホワイトペーパー)|ウェルスナビ

たとえば、「定年退職した」「起業して金融資産が減少した」のように、経済状況が大きく変化した場合は、再診断をしてリスク許容度を見直す必要があります。

しかし、経済状況が変化していないにもかかわらず、自己判断で何度もリスク許容度を変更すると、かえって運用成績の低下につながる可能性がありますよ。

ウェルスナビでは、経済状況などが変化しない限りは、リスク許容度を変更しないで運用を続けるのがおすすめです。

さいごに

ウェルスナビでは5通りのリスク許容度が用意されており、無料診断で最適なリスク許容度を提案してくれます。

リスク許容度を自分で判断するのは意外と難しいので、基本的には提案されたリスク許容度で運用を始めるのがおすすめですよ。

リスク許容度は運用中でも変更可能ですが、リスク許容度を変更しないで運用を続けるほうが、運用実績が安定する可能性が高くなります。

ただし、年齢や年収、金融資産などが変化すると、最適なリスク許容度も変わるので、経済状況が大きく変化した場合は再診断をしてリスク許容度を見直しましょう。

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この記事を書いた人

大西カツシ

1979年生まれ、千葉県在住のWebライター。元経理課長で投資歴は10年以上。経理経験と投資経験を活かして「金融ライター」として活動しています。税理士科目合格(簿記論・財務諸表論)/日商簿記2級/FP2級。お金や時間に縛られないシンプルな生き方を追求しています。個人ブログ「かつにっき」も運営中。

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