キャッシュレス時代の財布「PRESSo」を手がけたdripが考える、ポイントだけじゃない電子マネーの利点とは?

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電子マネー、使っていますか?

私は、普段の支払いは現金とクレジット払いのみで、電子マネーは全く使っていません。

世はキャッシュレス時代ですが、電子マネーはなんとなく登録するのが面倒くさくて避けてきました。

電子マネーの利点について、「ポイントでちょっとお得にお買い物ができる」くらいに思っていたのも、今まで手を出してこなかった理由かもしれません。

けれど今回、キャッシュレス時代の財布「PRESSo」を手がけたdrip堀口英剛さんと平岡雄太さんにお話を伺って、ポイント以外の「電子マネー」の利点を知ることができました。

キャッシュレス時代の財布「PRESSo

この記事を読んでいる人が、もし節約や貯金を考えているなら、それはキャッシュレスになること・・・ファーストステップとして「電子マネーを使うこと」から始められるかもしれません。

「株式会社ドリップ」インタビュー

写真右が堀口英剛さん、左が平岡雄太さん

インタビューした日:2019年:5月21日(火)

電子マネーの使用で家計を把握できるから、節約につながる

── キャッシュレス時代のお財布「PRESSo」を作ったおふたりですが、実生活もキャッシュレスですか?

堀口英剛(以下、堀口):
現金はほとんど使っていないです。

平岡雄太(以下、平岡):
僕らは普段「PRESSo」を使っていて、現金はお昼ご飯を買う分が入っている程度です。あとは全部カード払い。

堀口:
PRESSoにちょっと1000円札を入れているくらいですね。電子マネーはほとんどクレジットカードに紐づけて使っています。

── 電子マネーに関しては、具体的にどんなものを使っていますか?

平岡:
SuicaLINE PayメルペイKyashPayPayQUICPay・・・。

堀口:
僕も似たような感じです。

現金と使っている感覚はそんなに変わらなくて。

「どうせだったら電子マネーを使った方が、ポイント貯まるし、家計簿アプリと連動させれば履歴も残って家計簿的な役割にもなるし」という感覚で使っています。

── 電子マネーにクレジットカードのオートチャージ機能(自動的に電子マネーにお金がチャージされる設定のこと)をつけていると、月にいくら使っているのか把握できない気もします。

堀口:
でも逆に現金が主流の人たちって、一体どのくらいの人が「自分が月にいくら使っているのか把握しているのか」疑問なところ。

── うーん、たしかに(笑)。記帳するのも手間だし、こまめに家計簿をつける労力は忙しい現代人にはなかなか厳しいものがあるかもしれないですね。

堀口:
電子マネーもカード払いにして家計簿アプリと連動させると、支払った分が自動的に反映されます。

すると家計簿をつける手間が省けて、かつ一目で自分が毎月どのくらい使っているか把握できる。

それが抑制効果につながって、結果として節約にもつながる利点があるんです。

平岡:
カード・電子マネーの支払い状況を管理するのにすごくオススメな家計簿アプリで、「Moneytree(マネーツリー)」というのがあります。

電子マネー・カード別で画面上に棒グラフで表示されるんです。グラフって、数字よりも心に迫るものがある気がする。

堀口:
こうやって整理された状態でどのくらい使っているのか見えると、自分のお金の使い方を反省できるよね。

家計簿がなかったら、月額課金のサービスなんかも見直す機会ってないんじゃないかって思ったりも。

平岡:
実際、月額課金のサービスを登録だけして使っていなくても、会社側から「お金払ってるけど使ってないですよ」ってメール届くわけじゃないので。

使っていないのに払っている状況をつくらないためには自分で自衛するしかない。

そのためにお金は全部、自分の前を通るようにする、「見える化する」ってだいじなことだと思います。

「PRESSo」からキャッシュレスの入り口を作る

堀口:
PRESSoも、「自分のお金の使い方を見直して欲しいな」って意味で作った部分もあるんです。

平岡:
僕はPRESSoをつくる前、去年の10月までは長財布を使っていました。

じつはその中にめちゃくちゃカードが入っていたんですけど、でもPRESSoみたいな小さい財布を手にしてみたことで、整理せざるを得なくなったんです。

それで財布の中身を見直してみたら、いらないカードばかりで。

── 財布が小さくなったことで、いらないものが見えてきたんですね。

堀口:
逆にみんな長財布に何を入れているのか気になる。

平岡:
長財布の女の子の財布の中身は、カードが50枚くらい入ってる。いや、ほんとに(笑)。

堀口:
それはもう筋トレじゃない?

堀口:
枚数が多いことが悪いことじゃなくて、何を入れているのか自分でもわかっていないっていうのがよくないと思います。

── 服屋さんとかで「カード作りますか?」と聞かれて、「とりあえずじゃあ」って作ったカードがいっぱい入っているんですよ。

堀口:
それはもう捨てよう。

「とりあえずじゃあ」って絶対に使わないからさ(笑)。

── 堀口さんはPRESSoをつくる前、どんな財布を使っていましたか?

堀口:
僕はPRESSoよりももっと小さい財布。財布というか、カードケースを使っていました。

あとは小銭入れ。でも、二個持ち歩くのは面倒だなぁと思っていました。

平岡:
その一方で僕は、財布もファッションのひとつだからやっぱりカッコいいものがいいな、って思っていて。

そんな中で、それまで僕らがレビューしてそのまま使っていた財布のメーカーさんと新しい財布を合同開発することになって。

どんな財布が欲しいかな?って考えたとき、「コンパクトさとカッコ良さ両方兼ね備えたものがいい。それは実現できそうだ!」と思ったんです。

── ふたりが譲れない点を掛け合わせて生まれたのが、PRESSoだったんですね。実際どんな人が使っていますか?

平岡:
やっぱりキャッシュレスな人が使っている印象です。ユーザーは女性より男性の方が多いかな。

堀口:
購入してくれた人の中には、「これを機にキャッシュレス始めました」って声もありました。

やっぱり僕らは、モノの先にあるその人の生活を変えたいって気持ちがあるから、PRESSoがキャッシュレスの入り口になってくれたのは嬉しいことでした。

── たしかにこの熟成レザーの小さな革財布、まずこれがあることで「どんなふうに財布を使おうかな」ってお金の使い方をまるっとイメージしたくなる。

平岡:
僕も形から入るタイプだから、まずモノがあってそれによって生活が変わるってすごく共感できる。

たとえば、財布が大きかったら結局ずっと領収書とか溜めちゃうんですよね。でも小さかったら毎日小銭を小分けに整理して、領収書も仕分けしないとなんで。自然と整理する習慣がつくというか。

やっぱり「やらないと」って使命感から入っても、気持ちってなかなか上がらないじゃないですか。痩せようって思っても痩せれないけど、可愛い水着買ったらそのために痩せようと思えるみたいなことをしたいんです。

堀口:
インドアの人がカメラ買ったことによりどこか外に出かけたくなる、とかもまさに。モノが人を動かすってそういうことだと思うし、僕らもそれをやりたいんです。

電子マネーの利用から貯金ができる!?

── モノがあって生活が変わる、に紐づけて聞きたいのですけど。ふたりも電子マネーによって、何か生活に変化はありましたか?

堀口:
LINE Payのおかげで、複数人でご飯に行って一人分あたりの金額を割り勘するとき、本当に便利になりました。

金額を画面に入力するだけで友だちへの送金ができるので、お金が足りない、お釣りがない、降ろさないといけないが全部解消されます。

平岡:
お金を降ろしに行ったりするのって、地味にコミュニケーションが制限されちゃったりするしね。

平岡:
それと僕らは飲み会みたいなイベントも毎週やっていて。現金だと集金方法が振込か、手渡しになるわけじゃないですか。

でも実際、振込ってめんどうくさいので、振込させるのもちょっと申し訳なさみたいなのも感じちゃう。

堀口:
イベントを毎週やっているというのもあって、毎回参加メンバーも違うんです。そうなると、誰がいつ払ったのか現金だと管理が難しくなってくるんですよね。

でも電子マネーだといつ誰が払ったのか確実になるし、振込や手渡しの手間も省ける。それは本当に便利だなと思いました。

平岡:
あとは、さっきの履歴が残る話と関連して、電子マネーのおかげで確定申告はすごく楽にできているんじゃないかと思います。

履歴を全部ダウンロードして会計ソフトに突っ込むだけで分析して、どの項目かふり分けしてくれるので。

── 電子マネーの使用はおふたりの仕事とプライベート、どっちも便利に変えたんですね。

堀口:
そもそも電子マネーを使うようになったのは、必要に迫られてという部分も大きいかも。

堀口:
それと、一度降ろした現金が1ヶ月ずっと保つようになった、というのも電子決済にしてからの変化でした。

たとえば1回で2万円降ろしても、お昼代くらいしか現金で支払わないからそれで1ヶ月足りるんです。そうすると手数料がかかることもないのでやっぱり節約になる。

平岡:
現金を使うと、小銭が発生するじゃないですか。それを毎日、あえて家の貯金箱に移しておくっていうのも、PRESSoの推奨方法です。

次の日100円玉が数枚ほど必要となったら、貯金箱の中から取り出すことができるので。

写真左の小銭入れは、PRESSoユーザーの声から生まれた最小の小銭入れ「CHIP」

── 家の中が手数料のかからないATMみたいですね。

平岡:
そうそう。じつはそうやって地味に財布の中身を貯金箱に落とすことで、かなりお金が貯まったりもします。

堀口:
僕は半年で10万円くらい溜まりました。

平岡:
PRESSoの場合、家で全部財布のリセットしないと膨らんでいっちゃうので。現金を使ったら寄せるしかない。

堀口:
それでお金が貯まっても、まさに生活の流れの中でそうしているだけで、貯めようと思って貯めているわけではないという。

── 電子マネーやPRESSoを使うことから、精神的に無理がない貯金を始められるかもしれないですね・・・!

インタビューした感想

今回の取材では、「ポイントがつく」以外の電子マネーの利点を知ることができました。

電子マネーを使うことで、家計の把握、節約につながる。キャッシュレスライフの中で使った現金を貯金箱の中に寄せておくことで、お金を使いながら貯金できる。

キャッシュレスがどんなに素晴らしいか、これまで世の中がキャッシュレスに傾いている気配は感じつつも、「いざ自分が」となると腰が重かったです。

今回、dripのおふたりにお話を伺ったあとは、「とりあえず財布のいらないカードを整理するところから始めてみようかな」と思いました。

スッキリした財布を見つめ、PRESSoを手にしてからキャッシュレスを始めた人たちがいたように、自分は何を入れたいかどんな支出をしたいか想像してみたいな、と。

それは、dripのおふたりから知らなかった電子マネーの一面について教えてもらったというのはもちろんですが、何よりもキャッシュレス時代の財布「PRESSo」がおしゃれで小さくて、それを使っている自分を想像したくなるくらい素敵なモノだったからだと思うのです。

参考:PRESSoのページはこちらから

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この記事を書いた人

小山内 彩希

編集者・ライター。1995年生まれ、秋田県能代市出身。株式会社Wasei「灯台もと暮らし」編集部。野球しながら植物を育てています。

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