英語上達のコツは英検!飽き性でもお金をかけずに勉強を続ける方法|はぴログ「ちはっぴー」さんインタビュー

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英語学習が続かない。

社会人になって語学学習を始めると、仕事が忙しかったり、意外とお金が高かったりなど、様々な理由で語学学習を思うように続けられないことがあります。

また、飽き性な性質だったり、成果が見えないと心が折れてしまうなんてことも、学習が続かない理由にある気がしています。

そんな人にとって、「#はぴログ(以下、はぴログ)」という、様々な語学学習者がSNS上に動画を投稿し始めたムーブメントに乗っかるのは、無理なく楽しく英語学習ができるひとつの手段かもしれません。

GMOリサーチ株式会社・エンジニア兼広報のちはっぴーさんが、何気なく英語動画を投稿したこと声を皮切りに始まった、はぴログ。

自信が無くても言語を話すことの大切さ、楽しさを伝えるはぴログは、日本を飛び出し世界中で人気を博しています。

現在は、社内でも英語のミーティングに参加したりと、英語を使って働くを実現するちはっぴーさん。

今回、ノマド的節約術では、ちはっぴーさんに「英語学習の継続と上達の極意」をインタビューしました。

お話を伺っていくと、劇的にライフスタイルを変えたり、高額な投資をしなくても、英語上達は身近なことから始められることを知りました。

例えば、私たちが中学や高校卒業と同時に手放した「英語の教科書を使って英検の勉強をしてみることも、英語上達の近道になる」とちはっぴーさんは教えてくれたのです。

ちはっぴーさんインタビュー

インタビューした日:10月17日(木)

『プラダを着た悪魔』が原動力だった

── ちはっぴーさんが英語学習を始めたのは、いつからだったのですか?

ちはっぴー:
小学校4年生のときからです。

実家の鹿児島に、英会話教室の営業のお姉さんが来たことがきっかけでした。話を聞いて、私が「やりたい」と言って、親に頼み込んで英会話教室に通わせてもらうようになりました。

── 英語学習を始めたきっかけは、些細なことからだったんですね。

ちはっぴー:
英会話教室では、毎日すごく楽しく英語を学んでいた記憶があります。

日本語英語ってあるじゃないですか。例えば、「エアコン」や「リモコン」という言葉。あれが本当は「エアーコンディショナー」や「リモートコントローラー」だって学んで、自分の知識と結びついてく感じが楽しかったのを覚えています。

あとは、私もともと漢字ドリルをやるのが好きで。読み書きとかひとつひとつ覚えることが好きだったんです。だから英語も、新しい単語と出会うたび、その意味がわかること、読めるようになることに喜びを感じていました。

語学学習が肌に合っていたんだと思います。どんどん吸収していって、先生にも褒められ、また好きな気持ちが高まっていく、の繰り返しでした。

── 英会話教室はいつまで続けられたのでしょう?

ちはっぴー:
18歳の頃まで。

続けられたのは、恩師とも言える先生との出会いも大きかったと思います。ギャルっぽい先生だったんですけど、教え方も生徒のモチベーションを上げるのもすごく上手な方に教えてもらっていました。何より、生徒愛があった。

宿題やってこない子に、泣いちゃうくらい厳しく怒る面もあったけど、それ以上に先生が私たちにギブしてくれているのを感じていました。実際周りも先生のおかげですごく結果を出していたし、信頼されていたなと思います。

── 英語が得意になって、「英語を使っていずれこうなりない!」みたいな将来を描いたりしましたか?

ちはっぴー:
英語を使って、海外でバリバリ働きたい気持ちがありました。

『プラダを着た悪魔』って映画があるじゃないですか。アン・ハサウェイが演じる主人公のアンディが、ファッション業界で奮闘するハリウッド映画。

── 大都会・ニューヨークを舞台に、仕事に恋に、大忙しなアンディが成長していく姿がかっこいいなと思いました。

ちはっぴー:
私、あの映画がバイブルなんですよ。ああいうライフスタイルに、中学生くらいの頃からものすごく憧れていて。

自分も海外でバリバリ働くキャリアウーマンになることを、よく妄想していました。仕事でニューヨークに行って、現地の会議にアテンドされて、Twitterに「出張でニューヨークなう」って投稿しちゃう、とか(笑)。

── 具体的なイメージが、もう。

ちはっぴー:
どういう仕事をしていたい、とかは全然考えていなかったんですけど。先に、『プラダを着た悪魔』をモデルに、こういう自分でいたい、という絵がイメージであったんです。

その想いが強かったから、英語学習も余計に頑張れました。

私、結構ずっと、中二病っぽいところがあって。特別な存在になりたい、みたいな気持ちが中学生の頃からあったんです。

── みんなと横並び一列でいたい気持ちよりも。

ちはっぴー:
特別な、自分が思う完璧な自分になりたいと思っていました。

それで高校は、英語系の進学校に行くか迷ったんですけど、理数に力を入れている高専に進学したんです。理数教科が苦手だったので、理数を強化したら、完璧な自分に近づける!と、当時は思ったんですよね。

「この人ともっと話したい」気持ちが予期せぬ上達に

ちはっぴー:
高専で進んだ学科は、情報系の学科でした。お姉ちゃんの家庭教師の方の旦那さんが、高専の先生でお話を聴く機会があったんですけど。

「エンジニアは英語が弱い人が多いから、ITスキルを磨いて、英語を使える自分になれば、100分の1の存在になれる」という話をされたんです。当時は「それだ!」と思って進学したんですけど、結局は遊び呆けちゃった。

英語も、小学校から中学時代は英検を毎年受け続けていたけど、高専では英会話教室に通うだけになっちゃって。

── 環境が変わって、英語が少し遠くなったんですね。

ちはっぴー:
でも、「このままじゃせっかく英語を勉強して好きになれたのに、離れちゃうぞ」という危機感もあったんです。

そこで高専3年目の夏休みのタイミングで、海外に行ってみることにしました。

全国の高専生から志願者を募って、2週間シンガポールに行って英語を学ぶキャンプがあって、それに応募したんです。私にとっては初海外、ニューヨークではなかったけど、嬉しくて泣きそうでした。

── 現地に行って、なにか変化はありましたか?

ちはっぴー:
その当時、『ワン・ダイレクション』がすごく流行っていたんです。私も聴いていたんですけど、シンガポールに行く前は、単語が頭に全然入ってこない状態でした。

でもたった2週間英語圏にいただけなのに、実際に外国人が話す英語を聞いていたせいか、全部じゃないけど単語が耳に入ってくるようになっていて。

── すごい!

ちはっぴー:
たった2週間で、自分の中で成長を感じました。

英語が聞こえる感覚になれたのは、シンガポールで留学生の中国人の男の子を好きになっちゃったのも、理由かもしれません。

── 気になります(笑)。

ちはっぴー:
私たちは、ゲストハウス兼ドミトリーのような場所に滞在していたんですけど。そこに彼も滞在していたんです。彼は「ホテル王になりたい」と話していて、野心家で、でもちょっと不良っぽくて。そこに高校生の純粋だった私は惹かれてしまいました(笑)。

それで、「この人ともっと話したい!」気持ちで毎晩深夜までずっとふたりで話していて、帰ってきてからもLINEで連絡をとったり、電話をしたりしていました。

── 好きな人と話したいって何よりのモチベーションだな、と思いました。

ちはっぴー:
ほんとうに。英語で海外の男の子と交流している自分、に酔っていたところもあったと思うんですけど。彼と出会えたのが、滞在中に他の人が寝ている間も英語に触れることに繋がっていたな、と思います。

また、その時期にちょうど、学校でTOEICを受ける機会があったんです。初めて受けたんですけど、スコアが780点だった。たまたま通っていた高専に英語が得意な人がいなかったのもあって、先生にはすごく褒められました。

「私、結構いけるじゃん!」と自分に自信がついて。

シンガポールに行ったことと、TOEICを受けたこと、このふたつがきっかけでまた英語学習への意欲が戻りました。やっぱり英語が好きだ、と再確認できたんです。

そこからは、たまにサボったりしながらも気が向いたら勉強して。社会人1年目の頃には久しぶりに英検を受け、準1級を取りました。

「話せる」は基礎体力があってこそ

── ちはっぴーさんが英会話教室に通われていたのは、高専に通っていた頃までということでした。社会人になってからは、どんなふうに英語学習をされてきましたか?

ちはっぴー:
社会人になって新しく始めたのは、DMM英会話です。今はDMM英会話とおなじ、オンライン英会話サービス・ネイティブキャンプに切り替えているんですけど。

それ以外はこれまでの勉強法と一緒で、英検の試験のために単語帳や演習できる教材を買って、それをひたすらやることをしていました。

── DMM英会話に登録したのはどんな理由から?

ちはっぴー:
新卒で就職した会社が、電機メーカーだったんですけど。社内で海外プロジェクトが走り出すことが決まって、プロジェクトに入りたい人の募集がかかったんです。そこで、「また海外に行けるかも!」という動機で手を挙げました。

それはまたニューヨークではなく、タイのプロジェクトだったんですけど。タイ人のマネージャーと全部英語でやりとりしなければいけなかったんです。

ちはっぴー:
海外プロジェクトの仕事を始めて気づいたのは、話せないと仕事にならないということ。

当たり前なんですけど、使えるかどうかが大事。現場で、TOEICを受けたこともないような従業員の方が使える英語でコミュニケーションをとっているのを見て、痛感しました。

そこでいざ自分をふり返ってみると、正しい文法とかを気にするあまり、あまりアウトプットに時間を割いてこなかったことに気づきました。それと、やっぱり間違ったら怖い、恥ずかしい、という気持ちがあったことも。

そこで英会話教室に変わるような、安い何かを探し始めました。大前提として、社会人向けの英会話教室って、月謝が高いじゃないですか。

── そうですね。社会人なりたてで通い続けるのは、お金に余裕がないとなかなか厳しいかもしれません。

ちはっぴー:
私は英語以外にも海外を旅することが好きだったし、洋服などにもお金を使いたかったので、英語学習だけにお金をかけることは想像できなくて。

それでたどり着いたのがDMM英会話。6,000円代で毎日レッスンができることに惹かれて、登録しました。仕事ではタイに出張に行って、マネージャーとも英語で話さないといけない。その焦りから、毎日使い続けました。

── 今、ちはっぴーさんの英語力ってどのくらいなんですか?

ちはっぴー:
日常会話は苦労なくできるレベルです。

今の会社では、英語の会議にも聞き取り役でアサインされていて、仕事でも英語を使っています。

でも正直、オンライン英会話は最近、サボりがちなんですよ。

私、本当に飽き性で。DMMとかも数ヶ月やって、ある程度力がついたと思ったタイミングで離れ、また久しぶりにやるか、という気になって始める、みたいな。

それでも英語力が落ちている気はしません。ちょっと学習したら、すぐに元のレベルに戻る感覚があります。


── サボり気味でも英語力が落ちないのはどうしてでしょう?

ちはっぴー:
これはもう、基礎体力があるからとしか言いようがない。

小学校からの英語学習の積み重ねがあるから、少し英語から離れたくらいじゃ衰えないんだと思います。

── 英語の基礎体力がある。

ちはっぴー:
ある程度の単語力があるとか、文法の型が染みついているとか、そういう基礎体力は英会話でもすごくだいじ。

── たしかに、「単語がある程度頭に入っていないと音として聞こえてこない」というような話を聞いたりします。基礎体力は、具体的にどんな勉強法で身につくのでしょう?

ちはっぴー:
特別なことはやらなくていいと思っています。基礎体力って、中学校や高校の教科書、英検の勉強でも十分身につきます。

私は英検と一緒に歩んできた人生だったんです。小学5年生の頃から英検を受け始めて、5年生で5級。6年生で4級、中学1年生で3級、2年生で準2級、3年生で2級、二十歳で準1級というふうに。

それも、街の書店などで普通に購入できる演習教材や学校の教材だけで勉強していました。

特別なにかにお金をかけなくても、高校生までの英語を一回真面目に勉強してみるだけで、基礎体力はかなりつくと思っています。

飽き性だからこそ、レベル分けの細かい「英検」が合った

── 基礎体力がつくお話で、英検の魅力に気づかされました。

ちはっぴー:
基礎体力がつくだけじゃなく、英検には、モチベーションを維持しながら勉強し続けられる面もあると思っています。

今って、TOEICやTOEFLが就活や昇進のとき英語力をはかる指標になっているから、「英検の意味って?」と疑問に思う人も少なくない気がするんですけど。でも私は、英検をすごく推しているんですよ。

特に私のように飽き性だったり、どのくらい英語を伸ばしたいか目標がぼんやりしている人にお薦めだと思っていて。

そういう人は、英検くらいレベル分けが細かく設定されている方が、勉強を続けやすいと思うんです。

── たしかに、5級、4級、3級・・・くらい細かくレベル分けされているの方、いきなりTOEICを受けて、「こんなにできなかったんだ」と拒否反応を起こすことはなさそうです。

ちはっぴー:
目標が漠然としていたり、目標が現状から遠すぎると、頑張り続けるのが難しいと思うんです。

けれど、「何級を取る」って明確な資格じゃないですか。資格を取れたら自信にもなるし。

── 英検は、明確な目標と資格を与えることができる。たしかにモチベーションが維持できそう。

ちはっぴー:
だからある意味、資格を取るために勉強するじゃなくて、勉強のために資格をとる。そういう考え方で英検を使うのは、すごくいいなと思うんです。

しかも英検って受験料を払うじゃないですか。だから余計に「落ちたくない」と思えるし。

── たしかに。

ちはっぴー:
それと、受験することを周りに公言するのもお薦めです。私はよくTwitterに書いて、落ちたら「落ちたよ・・・」と呟かないといけない、と自分にプレッシャーをかけていました。

── ある程度、自分に負荷をかけて、勉強する環境を作っていたんですね。

日本人含め、友だちの輪が広がった

── 仕事やオンライン英会話でアウトプットの機会があるちはっぴーさんですが、さらに「SNSに外国語のアウトプットを投稿する」はぴログを始めたのはどうしてですか?

ちはっぴー:
そもそもは、ちょうどその頃「Twitterで何か発信したいな」と考えていたんです。そこで思ったのは、やっぱり私が何か言えること・言いたいことって英語しかない、ということ。

とは言っても、SNSの中には有名大学卒とか、英検1級、TOEIC満点なんてゴロゴロいて。そういう人たちのフィールドで発信するのは難しい。

けれど、そのときちょうど「動画コンテンツが盛り上がり始めているよ」と囁かれていたので、「まずは動画だ、動画を使って英語で何かしよう」と決めました。それから、「そういえば、昔の自分に向けて発信したらいいなんて聞くよな」と思い出して。脳が、切り替わったんです。

英語でアウトプットすることがまだ得意じゃないけど、でも勇気を出してアウトプットしたいと思っている人を、勇気づけられたらいいな、というふうに。

── はぴログを始めて、ちはっぴーさんの中でなにか変化はありましたか?

ちはっぴー:
まず、Twitterのフォロワーが500人くらいから約5,000人になりました。

── すごい!

ちはっぴー:
それはもう、私も想像していなかったようないろんな方が「#はぴログ」でたくさん投稿してくれたおかげで。

TikTokを使う人の理由に、「動画コンテンツを発信したいけど、きっかけがない」というのがあるらしいんです。それと一緒ではぴログも、動画コンテンツを発信する言い訳みたいに使ってくれる人が結構いました。そこの層は予想していませんでしたね(笑)。

あとは、はぴログを皮切りに動画配信を始めて、今ではインフルエンサーになった方も数人いたりして。私も発信してフォロワーを増やしたい気持ちがあったので、発起人よりも羽ばたいている人がいて、ちょっと複雑ですが、嬉しいです。

ふり返ってみると、はぴログがきっかけでいろんな繋がりができたなぁと思います。月並みだけど、友だちの輪が広がった。

── 英語を通じて外国人の友だちができるのは想像できますけど。おなじ日本人の、それも英語学習をしていない人まで友だちの輪が広がったのは、すごいなぁと。

ちはっぴー:
会社員の方から、フランス在住のワインソムリエの方まで、本当にいろんな人と関わりを持つことができました。

はぴログきっかけで知り合ったデザイナーの女性とは、一緒にヨーロッパも旅したり。

私は英語を軸に、単純に人生を豊かに、楽しくしてくれる人たちと出会えたんだなと、今は思っています。

インタビューした感想

ちはっぴーさんの英語学習を支えてきたのは、英検だったお話が印象的でした。とくに、「資格のために勉強するのではなく、勉強のために資格を目指す」こんなふうに英検を活用できるのか、と驚きました。

ご自身のことを「本当に、飽き性で」と笑って話してくれたちはっぴーさん。

けれど、飽き性でも大好きな英語を諦めない“粘り強さ”があるちはっぴーさんだからこそ、飽き性に屈しない勉強方法を見出せたのかもしれない、と感じました。

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この記事を書いた人

小山内 彩希

編集者・ライター。1995年生まれ、秋田県能代市出身。株式会社Wasei「灯台もと暮らし」編集部。野球しながら植物を育てています。

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