吉野家(よしのや)には「セルフ方式」の店舗があるのを知っていますか?
私がよく利用していた店舗が、リニューアルしてセルフ方式になりました。
私の場合、いつも牛丼をたのむときは、席に座ってじっくりとメニューを選ぶスタイルのことが多いです。
セルフ方式に変わったと知らなかった私は、入店して席に座って「ジーッ…」と待っていたとき、店員に声をかけられ初めて気づきました。
注文はゆっくりと決めるつもりだったうえ、後ろには新しい客がならんで、相当あせったのを覚えています。
いつもとは違うセルフ方式の吉野家は、オーダー方法もわからないし、とまどってしまいますよね。
実は吉野家は、国内の約4割の店舗をセルフ方式に順次切り替えていく方針なんですよ。
そこで、セルフ方式の吉野家におけるオーダーの仕方やサービス内容、従来式店舗とセルフ式の店舗を見分ける方法などについて詳しく紹介していきますよ。
セルフ方式の吉野家の店内はカフェのような雰囲気
セルフ方式の吉野家の店内は、どんな様子なのかが気になりますよね。
最初に、セルフ式店舗の店内の様子から紹介しますね。
▼入口を入るとすぐの場所に、レジがありました。
▼レジ横には、商品を受け取る「提供コーナー」と食器を返す「返却口」が並んでいます。
店内はまるで、カフェのようなおしゃれで落ち着いた雰囲気です。
従来型の吉野家とは、印象がまったく違いました!
▼テーブル席がたくさんありますよ。
▼一番違うのは、カウンター席ではないでしょうか。カフェのようなカウンター席ですね。
従来型の店舗は厨房前にカウンターがありましたので、大きな変化だと思います。
▼なんと、カウンター席には電源コンセントとUSBポートがありましたよ。
これで無料Wi-Fiがあれば、吉野家でノマドワークができそうですね。
残念ながら、私が訪れた店舗にはWi-Fiがありませんでした。
▼ファミリーレストランのように、ドリンクバーまであります。
▼セルフサービスコーナーがあって、ドリンクはここで自分でつぎますよ。水やお茶、箸や薬味もここで自分で用意します。
▼子供用のイスもあったので、ファミリー層も使いやすそうです。
入店から注文・退店までの流れ
まず、セルフ式の吉野家での入店から注文し、飲食して帰るまでの流れを、簡単に紹介しますね。
▼セルフ式の吉野家で、店内で食べる場合のおもな流れは、以下のとおりですよ。
- 入店する
- レジに並ぶ
- メニューを選び、注文する
- 会計をする
- 呼び出しブザーを受け取る
- 席に着く
- 呼び出しブザーが鳴ったら、提供コーナーで商品を受け取る
- サービスコーナーで水や食器・薬味などを取る
- ドリンクを注文していたら、ドリンクを自分でくむ
- 食事をする
- 食べ終わったら、返却コーナーに食器を置く
- 退店する
全体的なイメージとしては、ショッピングモールのフードコートに似た方式と思っていただければ、わかりやすいと思います。
また、「サービスコーナーで水や食器・薬味などを取る」「ドリンクを注文していたら、ドリンクを自分でくむ」という部分は、ファミリーレストランのような感じですね。
▼次はセルフ式の吉野家で、持ち帰りする場合のおもな流れを紹介します。
手順は、以下のとおりです。
- 入店する
- レジに並ぶ
- メニューを選び、注文する
- 会計をする
- レジ横の受け取り待ちスペースで、商品ができるのを待つ
- 店員から商品を受け取る
- 退店する
持ち帰りの場合は、基本的に従来型の店舗とほぼ同じ流れですね。
▼唯一ちがうのは、会計のタイミングくらい。
従来型での持ち帰りの会計 | 注文して商品が渡されるとき |
---|---|
セルフ方式での持ち帰りの会計 | 注文の直後 |
「ほっともっと」のような、お弁当屋さんと同じような感じですね。
持ち帰りの場合はあまり変わらないので、次からは店内で食べる場合の流れを、順にみていきましょう。
メニューが決まっていないときは入店する前に注文を考えてもいい
▼まずは、入店するところからですね。
▼入口に大きなメニュー一覧が掲げられていました。
前は「牛丼一筋」だった吉野家ですが、現在は牛丼・牛皿以外にもたくさんのメニューがありますよ。
▼以下は、メニューの一部です。
- 牛丼
- 牛皿
- 豚丼
- 牛カルビ丼
- 鶏丼
- カレーライス
- 定食類
- 期間限定メニュー
- 地域・店舗限定メニュー
「吉野家といえば牛丼を食べよう!」と、決めているひとが一番多いかもしれません。
しかしこれだけメニューが増え、よく吉野家を利用する場合は、たまには違うものを食べたくなるもの。
また、牛丼と決めていたとしても、トッピングやサイドメニューもたくさんあって、いろいろ欲しくなってしまいます。
迷うようだったら、入口でメニューを考えるのも手ですね。
ただし、混雑時は列に並ぶのが後ろのほうになってしまいますが…。
なお、私が利用したセルフ式店舗は、リニューアル前の従来型のときよりメニューが少なくなっていました。
セルフ式店舗は、取り扱いメニューが従来型と異なる店もあるようです。
レジで注文して会計をすます
▼入店すると、店員から最初にレジに並ぶよう指示があります。
スターバックスコーヒーなどは、先に席を確保することもできますが、吉野家では基本的に先にレジに並ぶようですね。
▼自分の順番がきたら、レジに置かれたメニューの中から、好きなメニューを選んで注文しましょう。
▼注文したら、すぐに会計となりますよ。
▼吉野家は、現金以外の支払い方法が増えました。
2019年9月現在の支払い方法は、以下のとおりです。
クーポンなどもいろいろあります。
▼会計が終わったら、呼び出しブザーを渡されました。
ブザーを受け取って、好きな席に座りましょう。
席に座って待って、ブザーが鳴ったら商品を受け取る
席に着いて、ブザーが鳴ったら商品を取りにいきます。
▼レジの近くに「提供コーナー」という窓口がありますので、そこで商品を受け取ります。
代わりに、ブザーを置くか、店員に渡しましょう。
▼なお、ブザーの「消」ボタンを押すと、ブザー音がおさまりますよ。
▼商品を受け取ったら、店内にある「サービスコーナー」で箸などの食器、必要に応じて紅生姜や七味唐辛子・醤油などの薬味・調味料を取ります。
なお、紙ナプキンは各席に置いてありました。
▼コップに水やお茶をくむのも、ここでおこないます。また、ドリンクを注文していた場合も、セルフコーナーで自分でついでください。
セルフコーナーは、ファミリーレストランにあるものと似たものですよ。
水・茶や食器・ドリンクなどの用意は、ブザーが鳴るのを待っている間におこなってもいいでしょう。
席に着いて食事をする
席に着いたら、いよいよ注文した商品を食べます。
▼「牛丼(頭の大盛り)」と「生玉子」を注文してみましたよ。
▼「頭の大盛り」は上の部分だけ増量します。
私は、牛丼をたのむときは、ほとんどが頭の大盛りなんですよ。
肉やタマネギ、つゆの風味などを楽しめるのでおすすめです。
牛丼と玉子の相性も抜群ですよね。
食べたら返却コーナーへ食器を持っていく
▼食事が終わったら、「返却口」へ自分で食器を運びましょう。
従来型の店舗に慣れていると、つい食器をそのままにして出ていってしまいそうになるので、忘れないように気をつけてくださいね。
食器を返却したら、そのまま店の外へ出ましょう。
以上で、セルフ方式の吉野家での食事は終わりですよ。
吉野家の従来型店舗とセルフ式店舗は外観の違いで見分けられる
セルフ方式より、慣れた従来型の店舗のほうがいいという意見もあると思います。
実際に吉野家がセルフ方式にする店舗は国内の4割ほど。
残りの約6割は、従来型の店舗です。
中に入ってみないと、従来型かセルフ方式かわからないと思うかもしれませんが、実は簡単に見分けがつくんですよ。
それは店舗の外観の違いです。
実際に見比べてみましょう。
▼以下が、従来型の吉野家です。
▼続いて、以下がセルフ方式を導入している吉野家。
今までの吉野家の看板などは、オレンジ色がベースで、黒や白の文字・模様が入っています。
吉野家のおなじみのカラーリングですね。
いっぽう、セルフ方式の吉野家では、黒色がベース。
そこに、白の文字やオレンジの模様という組み合わせです。
従来店舗とセルフ式店舗では、使われている色自体は同じですが、配色が全然違うですよ。
だから、外観を見て従来型店舗かセルフ式店舗かを判断して、好みのスタイルの店を利用することができますね。
セルフ方式の吉野家のメリット・デメリット
セルフ方式の吉野家を利用してみて感じた、メリットとデメリットを、まとめてみますね。
まずは、セルフ方式の吉野家のメリットは、以下のとおり。
- 混雑時に店員が席を片付られないということがない
- 店内が落ち着いていて、おしゃれな雰囲気
- テーブル席が多く、ファミリーやグループでも利用しやすい
- カウンター席に電源がある
続いて、セルフ方式の吉野家のデメリットは、以下のとおりです。
- レジで注文するとき、メニューが決まっていない場合はあせる
- 薬味が必要なときには、セルフコーナーまで取りにいかないといけない
- 混雑時、最初にレジに並ばなければいけない
- ブザー音が気になる
とくに、紅生姜や七味がセルフコーナーにしかないのは使いにくいなと思いました。
私は、食べながら状態に合わせて紅生姜や七味を入れるので、各机に薬味類があったほうがいいという感想です。
いつも同じ量の紅生姜・七味など入れる場合は、セルフ式でも問題ないかもしれませんね。
さいごに
セルフ方式の吉野家は、まだ少なめですが、だんだんと増えていくと思います。
外観で店のスタイルがわかるのは、便利だなと思いました。
従来式がいいかセルフ方式がいいかは、意見が分かれるところ。
店に入らなくてもお店の方式がわかるので、ご自身に合ったスタイルの店を選んで利用してみてください。