投資での複利運用を始める前に節約での複利運用で貯金を増やすことを意識しよう

株価や為替が大きく動いていると、自分も投資してみたい!
と思うこともありますよね。

私自身がそう思って、証券会社FXの口座を作ったりしたこともありました。

でも、今思えば、経験値としては良かったですが、金銭的な面を考えるといいことではなかったように思います。

お金もあまりないのに投資しようとしていたからです。

投資の良さは、複利で運用できること。
コツコツ続けていくからこそ、大きな結果を生むのだと思います。

複利運用は何も投資だけでなく、節約でも複利効果はあると思っています。
正確には複利ではないかもしれませんが、考え方的には複利とほとんど同じだと思うので、そんな考え方を参考にしていただけると幸いです。

投資での複利運用を意識する前に節約での複利運用を意識しよう

節約の複利の考え方

例をあげるために、AさんとBさんに登場してもらいましょう。
Aさんは節約家の主婦、Bさんは普通の主婦とします。

2人共に年間1,000,000円分の買い物をすると仮定して話を進めますね。

Aさんの場合

Aさんは買い物する時にどこが一番安いかを調べてから買い物をします。
インターネット、チラシのチェックを欠かしません。

また、固定費となる住居費通信費の見直しにも取り組んでいます。

その結果、年間の支出を900,000円に抑えることができました。100,000円の節約です。

住宅ローンの見直しとか、携帯料金の節約は、めちゃくちゃ効果が大きいですからね。

Bさんの場合

Bさんは節約には関心がありません。
そのため、年間の支出は1,000,000円となりました。

長年続けることで大きな差に。見えないところでも差がつく

これを20年続けるとどうなるでしょうか?
なんと2,000,000円の差になります。

Aさんの場合、1年間で浮いた100,000円を来年以降に使う場合、そのお金も節約して安く使おうとするでしょう。

節約で浮いたお金をさらに節約して使うことで、どんどん支出は減るし、残るお金も大きくなるので、富のスパイラルが始まるというわけ。

投資の複利とは若干違う気はしないでもないですが、節約の複利効果はこんな感じになります。

節約する時は複利運用を意識しよう

浮いたお金を、それこそ投資に回せばもっと大きな差になる可能性もありますよね。

友達と久しぶりに会って、今まであったことを話し合いますよね。
どう考えても自分より収入が少ないであろうと思われる人が、海外旅行に行った話をしたり、美味しいものを食べたりした話をしたりしていませんか?

そんな場合、その人は普段のやりくりが上手で、節約の複利から富のスパイラルを作っているのかもしれませんよ。

投資するためのお金を節約して貯めよう

この例から見てもわかるように、ムダな支出をできるだけ減らしていくと、本来使わずに済んだお金が手元に残ります。

こういう積み重ねをしていくことで、投資できる資金が貯まっていくものです。

私自身もこのような考え方で、ムダ使いを減らして、投資に回せるお金を確保するようにしていました。

ムダ使いを減らしましょう

投資もコツコツ積み立てよう

お金がある程度貯まってから投資するのがいいですが、コツコツと貯金する感覚で投資するなら、時期は問いません。

むしろ、年齢が若いうちから始めるのが、複利効果を最大化する意味でもおすすめです。

あんまり貯金がない状態でも始めることができるのは、投資信託しかありません。

手数料のかからないインデックス投資信託や、セゾン投信ひふみ投信といったところに浮いたお金を積み重ねていくと、ムダ使い防止にもなりつつ、投資にもつながります。

投資信託に対する考え方は、以下のページでまとめました。

参考:投資信託はどれがおすすめ?投資信託への考え方はこちら

コツコツの投資信託をやっても余裕資金があるなら株やFXをしてもいいかな

ここまでやっても、まだ余裕資金があるよ!
という方がいましたら、このタイミングで”余裕資金だけ”を株やFXに回すのはいいと思います。

個人的に、株の短期売買やFXの取引はギャンブル(投機)だと思っているので、おすすめはしませんが、趣味嗜好があると思いますので、余裕資金があって、その範囲内だけでおさめれるなら問題ないです。

どうしてもFXをやる場合は、キャンペーンが充実している口座を選ぶのがいいですよ。

さいごに

投資の世界では「複利」の効果で資産を形成するという話がよくありますよね。

毎月10,000円積み立てて年利5%で20年続けると、元金2,400,000円が4,110,356円になります。71.2%増ですね。

それと同じことを節約でもできるのです!
節約をきっかけに投資を始めることもできるので、それだけ節約って資産形成していく上で重要なんですよね。

節約のイメージはどうしてもケチケチしたものがあると思います。
たかが数円、数十円のために労力を使うのをバカバカしく思うかもしれません。

そんなチマチマした節約だったとしても、続けるとどうなるでしょうか?

私自身も、細かいことを4年以上続けてきたからこそ、生活が苦しい時期を脱出することができたし、仕事がうまく行き始めると、支出の少ない生活がベースにあるので、貯金が増えるペースはどんどん加速します。

その結果、投資もできるようになるし、いいサイクルに入るんですよね。

今すぐに効果がでるものではなく、時間はかかりますが、コツコツ続けていると花開くものです。

節約する時は、複利のことをちょっと意識してみましょう。