J-WESTカードのメリット・デメリット・お得すぎる使い方を使用歴10年以上の鉄道マニアが解説

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こんにちは、鉄道の旅が好きな山﨑謙です。

鉄道での旅が好きな私がずっと使っているカードがあります。
それはJR西日本が発行する「J-WESTカード」です。

▼J-WESTカードはこちら。
シルバーが「ベーシック」、ブルーがエクスプレス予約が使える「エクスプレス」ですね。

J-WESTカード

J-WESTカードはJR西日本のカードですが、鉄道をメインに移動する人なら、もっておくと何かと割引があってお得ですよ。

ここではJ-WESTカードのメリット・デメリット・お得すぎる使い方を10年以上使ってきた山﨑が徹底紹介します!

J-WESTカードのお得な使い方・メリット・デメリット

J-WESTカードの特典まとめ

詳しく紹介していくのですが、項目が多岐にわたるので、まず要点を紹介しておきますね。

  • 年会費無料の「ベーシック」と1,100円の「エクスプレス」がある
  • 「ベーシック」は東海道・山陽新幹線に交通系ICカードで乗れる「スマートEX」が使える
  • 「エクスプレス」は東海道・山陽新幹線に最安で乗れる「エクスプレス予約」が使える
  • JR西日本の予約サービス「e5489」で山陽・九州・北陸新幹線とJR西日本・JR四国・JR九州の特急券が安く買える
  • 山陽新幹線・北陸新幹線にたくさん乗ると「プレミア・スコア」がたまり、ポイントアップや博多駅・小倉駅のラウンジが使える
  • JR西日本の商業施設・系列会社・ホテル・レンタカーなどでの割引や優待がある
  • カード会員専用の予約ダイヤルがある
  • JR西日本の商業施設やビックカメラのポイントカード機能を搭載したカードもある
  • カード決済で貯まるポイントは1,000円ごとに5ポイント
  • J-WESTポイント優待加盟店でのカード利用で2〜10倍のポイントアップ
  • 貯まったポイントはSMART ICOCAにチャージできる
  • Apple PayでQUICPayが使える
  • 2021年2月からはゴールドカードも登場!
  • 2023年3月7日からJ-WESTポイントはWESTERポイントに
  • 2023年3月券面デザインリニューアル。タッチ決済に対応!

旅と移動に関する特典が多くて、さらには「ベーシック」なら1年に1回のショッピング利用があれば年会費は無料です。

なお、海外旅行の傷害保険はどちらのカードも携行品含め2,000万円まで。
国内旅行の傷害保険は1,000万円まで。

購入日から90日間以内、年間150万円までのショッピング保険があり、いずれも利用付帯となりますよ。

J-WESTカード(エクスプレス)は東海道・山陽新幹線のネット予約「エクスプレス予約」が使える

J-WESTカードには、年に1回ショッピング利用があれば年会費無料の「ベーシック」と年会費1,100円の「エクスプレス」があります。

その違いは東海道・山陽新幹線のネット予約「エクスプレス予約」が使えるかどうかだけです。

エクスプレス予約は東海道・山陽新幹線をよく使う、とくに「エクスプレス」の場合は東海道新幹線をよく使う人にオススメですよ。

というのも、山陽新幹線だと「ベーシック」でも「e5489」で安いきっぷを購入できるからです。

東京ー新大阪間をよく使う、または年に1回は往復する、お盆や年末年始に家族で帰省するなどであれば、年会費1,100円分のモトはすぐとれるので、スマートEXよりエクスプレス予約が使える「エクスプレス」をオススメします。

以前J-WESTカードの「エクスプレス予約」ではApple PayのSuicaモバイルSuicaは使えませんでしたが、2021年3月からはJ-WESTカードだけでなくすべての「エクスプレス予約」会員がApple PayのSuicaやモバイルSuicaを含めた交通系ICカードを乗車カードとして登録することができるようになりました。

「エクスプレス予約」が使えるJR東海・エクスプレスカードとJR東日本のビューカードとの違い

「エクスプレス予約」が使えるカードにはJ-WESTカード(エクスプレス)の他に「JR東海・エクスプレスカード」とJR東日本の「ビューカード」があります。

▼JR東海・エクスプレスカード

JR東海・エクスプレスカード

▼JR東日本のビューカードの一例(ビックカメラSuicaカード

ビックカメラビュー・スイカ

JR東海のエクスプレスカードも年会費は1,100円ですが、エクスプレス予約の割引以外はあまりお得にはなりません。

JR東日本のビューカードは、種類にもよりますが、普通カードの年会費は無料。
多くのカードにSuicaがついており、チャージすれば1.5%のポイントが付与されますよ。

ビューカードでのエクスプレス予約は、カードを申し込めば自動的についてくるJR東海・エクスプレスカードやJ-WESTカード(エクスプレス)とは違い、カードが届いてから新たに「ビュー・エクスプレス特約」に申し込む形となります。

物理的なタッチ用ICカードではなく、きっぷ引き換え用の会員証のみが届き、タッチ用のICカードはApple PayのSuicaかモバイルSuicaを利用します。

「エクスプレス予約」「スマートEX」は2022年6月25日から九州新幹線でも利用可能に

現在は東海道・山陽新幹線でしか使えない「エクスプレス予約」「スマートEX」ですが、2022年6月25日からは九州新幹線の博多ー鹿児島中央でも使えるようになりました。

また同日よりJR九州の主な駅にある指定席券売機で「エクスプレス予約」「スマートEX」で予約したきっぷの受け取りが可能です。

なお引き続き博多ー博多南の博多南線では利用できません。

2022年5月21日からJR東日本東京都区内、横浜市内・川崎、小田原・熱海の各駅の指定席券売機できっぷの受け取りが可能に

また2022年5月21日からは、JR東日本東京都区内、横浜市内・川崎、小田原・熱海の各駅の指定席券売機で「エクスプレス予約」「スマートEX」で予約したきっぷの受け取りができるようになりました。

今までJR東日本のエリアでは東海道新幹線の駅のJR東海の券売機でしかきっぷの受け取りができませんでしたが、この日以降は東京都区内、横浜市内・川崎、小田原・熱海の各駅できっぷが受け取れるようになります。便利になりますね。

JR西日本の予約サービス「e5489」で山陽・九州・北陸新幹線とJR西日本・JR四国・JR九州の特急券が安く買える

J-WESTカードはJR西日本のネット予約サービス「e5489」を使えば、山陽・九州・北陸の各新幹線とJR西日本・JR四国・JR九州エリア在来線の特急券が安く買えます。

とくにJ-WESTカード会員でないと買えない「eきっぷ」「eチケットレス特急券」「e早特」「e早特1」「J-WESTチケットレス」はめっちゃお得ですよ。

「eきっぷ」「eチケットレス特急券」

「eきっぷ」はJ-WESTカードとJR九州のJQカード会員専用で、乗車当日まで購入ができるお得な特急券ですよ。

eきっぷ

JR西日本だけでなく、JR四国・JR九州の在来線特急にも設定区間があり、普通車指定席が自由席とほぼ同額か割安になる割引がメインです。

グリーン席グランクラス用もあり、こちらは少額ですが割引があります。

またきっぷ受取り前でかつ予約行程の指定列車の出発時刻前であれば回数に制限なく変更可能なので、急な予定変更にも対応ができますよ。

「eチケットレス特急券」は「eきっぷ」と同じ価格ですが、チケットレスの名のとおり特急券を発券することなく乗車ができます。

「e5489」で購入後、PCならプリントアウトした紙を、スマホなら画面提示で乗ることができますよ。

▼スマホに表示した「eチケットレス特急券」

eチケットレス特急券

JR西日本・JR四国の特急と岡山と高松を結ぶ快速マリンライナーで利用できます。

とくに地方などではきっぷうりばの窓口が1つしかなかったり、自動で受け取りできる券売機が設置されていなかったりするので、チケットレスで使えるのは助かりますよ。

四国エリアでも「eチケットレス乗車券」が利用可能!

2021年3月からは以下の四国エリアでも「eチケットレス乗車券」の利用ができるようになりました。

ただし、瀬戸大橋線の岡山ー宇多津間、予讃線の高松ー多度津間の全駅と予讃線詫間・観音寺、土讃線の善通寺・琴平、高徳線の栗林公園北口・栗林・屋島以外はICカードでの乗車はできないので気をつけましょう。

ICカードのエリアが狭いので、きっぷを買って乗ったほうがいいですよ。

「e早特」の割引がすごい!(「e早特」は2023年3月28日で発売終了)

「e早特」もJ-WESTカードとJQカード会員専用ですが、乗車3日前までに購入することで「eきっぷ」よりもさらにお得になるきっぷです。

新幹線用の設定区間は以下のとおりですよ。

 熊本鹿児島中央
新大阪・新神戸¥5,310
(¥2,650)
¥6,720
(¥3,360)

指定席特急券のみですが、通常熊本までは8,340円、鹿児島中央10,310円するので、熊本なら3,030円、鹿児島中央なら3,590円も割引となります。

めっちゃ安い。。

在来線用はグリーン車のみの設定ですが、おおよそ普通車指定席と同じくらいの値段でグリーン車に乗れますよ。

大阪ー金沢の「サンダーバード」だと3,390円。
通常指定席特急券は2,950円なのでプラス440円でグリーン車に乗れちゃいます。

南紀方面の「くろしお」だとさらに安く、天王寺ー白浜だと指定席特急券が2,290円のところ、e早特のグリーン車なら2,300円!

なんと10円しか変わりません。というかもうほぼ同じ。

私も南紀方面へ出張へ行くことが多かったので、よく使ってましたよ。

▼「e早特」のきっぷ

e早特のきっぷ

「e早特1」

「e早特」と名前が似ていますが、まったく違うのが「e早特1」。

東京・上野・大宮と金沢乗り換えで敦賀までの北陸線の特急停車駅、七尾線の七尾・和倉温泉の特急停車駅間で普通車指定席が、乗車1日前までの購入でお得になるきっぷです。

東京ー福井は通常16,340円ですが、「e早特1」で購入すると13,900円と2,440円も安くなります。

カード会員以外も買える「WEB早特1」よりも安く、北陸新幹線から在来線に乗り継ぐきっぷとしては最安です。

その代わり列車の変更ができないので、時間に余裕のある時に購入しましょう。

「e早特」も「e早特1」も席に限りがあるので、予定が決まったら早めに予約しましょう。

「J-WEST eチケット」(2023年4月1日から「eきっぷ(IC用)」に名称変更)

2020年2月の「新幹線eチケットサービス」とともに導入されたのが「J-WEST eチケット」です。

上越妙高から金沢までの区間を含む北陸新幹線各駅間の料金が、乗車当日の購入でもお得に購入でき、ICカードでスムーズに乗ることができます。

東京ー金沢は通常14,380円ですが、「J-WEST eチケット」なら13,630円と750円お得です。

ちなみに1日前までならカード会員以外も買える「eチケット 早特1」が12,760円となり、北陸新幹線に乗車できるきっぷとしては買いやすくてお得ですよ。

「J-WESTチケットレス」

利用区間が近畿圏に限定されてしまいますが、個人的に一番お得だと思っているのが「J-WESTチケットレス」です。

▼J-WESTチケットレスの提示画面

J-WESTチケットレス

大阪ー姫路を例にとると、通常1,520円の指定席特急券がJ-WESTチケットレスなら730円。半額以下になっちゃいます!

利用できる列車と区間は以下のとおりです。

  • はるか (野洲ー関西空港)
  • びわこエクスプレス (米原ー大阪)
  • サンダーバード・ビジネスサンダーバード (近江今津ー大阪)
  • スーパーはくと・はまかぜ・らくラクはりま (京都ー姫路)
  • くろしお (京都ー紀伊田辺)
  • きのさき・はしだて・まいづる (京都ー福知山・東舞鶴)
  • こうのとり (新大阪ー柏原)

大阪ー姫路や京都ー大阪などには新快速が走っていますが、いつも混雑していて座れないことも多いので、J-WESTチケットレスを使えばお得に、かつゆったり座って移動ができますよ。

購入できるのが乗車当日か前日なので、「混んでるから今日は座って帰ろうか」という使い方が多かったです。

山陽新幹線・北陸新幹線にたくさん乗ると「プレミア・スコア」が貯まる

エクスプレス予約またはe5489で山陽新幹線と北陸新幹線の一部または全区間乗車すると、区間・設備・券種に応じて「プレミア・スコア」が貯まります。

年度で集計され、基準を達成すると優遇特典が受けられますよ。

クラスご利用ボーナスポイント付与率プレミアルーム年会費ポイントバック
シルバー (6,000スコア以上)100%×
ゴールド (10,000スコア以上)200%×
プラチナ (20,000スコア以上)250%

上記のクラスになると乗車区間に応じて算出されるスコアに対してJ-WESTポイント付与され、クラスが上がればポイント付与率が上がり、さらには年会費分のポイントバックもありますよ。

また博多駅・小倉駅にある特別待合室「プレミアルーム」が利用できたり、限定イベントへの招待などの特典があります。

ちなみに新大阪ー博多をEX-ICカードで普通車指定席に乗った場合のポイントは175ポイント。

▼山﨑のプレミアスコア照会画面。全然貯まってない…。

プレミアスコア照会画面

一番下のシルバークラスでも1年で17往復しないといけないので、結構ハードルは高いです。

そのせいもあってか、2019年度はシルバークラスでもプレミアルームが利用できるようになったり、基準スコア数もシルバークラスが6,000→4,500、ゴールドクラスが10,000→7,500、プラチナクラスが20,000→15,000に減らされています。

山陽新幹線の区間が入っていれば、東京ー広島・博多でもポイントは付与されるので、長距離乗る分にはいいですね。

北陸新幹線も対象ですが、e5489でしか予約ができずスコア付与率が低くなるのと、プレミアルームが博多駅と小倉駅にしかないため、あまり恩恵を受けられないのが正直なところです。

JR西日本の商業施設・系列会社・ホテル・レンタカーなどでの割引や優待がある

J-WESTカードは割引や優待が盛りだくさん。
ありすぎてひとつひとつ書ききれないので、ざっとご紹介します!

  • 岡山一番街、さんすて岡山・倉敷で決済すると請求時に5%引き
  • 日本旅行の「赤い風船」「マッハベスト」購入で次回使える「ご利用券」進呈
  • 西日本・四国・九州・東海の駅レンタカー10%引き
  • KIXエアポートラウンジの利用料金20%引き
  • ホテル日航関西空港の飲食料金10%引き
  • 嵯峨野観光鉄道で「オリジナルトロッコグッズ」進呈
  • JR西日本ホテルズ宿泊特別優待
  • JR西日本ホテルズの基本宿泊料金10%引き
  • JR西日本ホテルズ直営レストランの飲食料金割引
  • 奈良ホテルの基本宿泊料金10%引き
  • JRホテルグループ基本宿泊料金10%引き
  • Crosta京都の市内ホテルへのキャリーサービス100円引き
  • 京都鉄道博物館の当日入館料金10%引き
  • 美術館えきKYOTOの当日入館料金優待
  • Raffine 和歌山ミオ店60分コースが10%引き

駅直結の商業施設からホテル、レンタカー、旅行商品まで本当に多くの特典がありますね。

カード会員専用の予約ダイヤルがある(2023年2月28日をもって終了)

個人的に助かっていたサービスがJ-WESTカード会員専用の予約ダイヤルです。

なぜ「助かっていた」と過去形にしたかと言うと、寝台特急の予約によく使っていたんですね。

もう廃止されてしまいましたけど「トワイライトエクスプレス」や「北斗星」などの本州と北海道を結ぶ寝台特急はとても人気で、1ヶ月前の発売直後に売り切れてしまうことが多くありました。

そこで「10時打ち」と呼ばれる発売と同時に発券する作業を、通常は駅のきっぷうりばでしてもらう必要があるんですが、この作業を予約ダイヤルでやってもらってました。
(アーティストのチケット予約と一緒で10時前後電話は繋がりにくくなります)

「トワイライトエクスプレス」や「北斗星」に乗った時のきっぷは、この予約ダイヤルでとってもらってましたよ。

▼会員専用予約ダイヤルでとってもらった「トワイライトエクスプレス」と「北斗星」のきっぷ

トワイライトエクスプレスと北斗星のきっぷ

上の写真のきっぷの下のほうに「西予約セ」と印字されているのがその証拠です。

今は寝台特急自体が「サンライズ出雲・瀬戸」しかないため、それほど使う機会はなくなりましたが、この予約ダイヤルを使えば駅のきっぷうりばと同じように電話口のオペレーターと話すことで、希望のきっぷを予約することができますよ。

受け取りに関してはきっぷの種類によって異なりますが、おおよそ「e5489」のマークがついた券売機での受け取りが可能です。

▼「e5489」が受け取れるJR西日本の「みどりの券売機」

JR西日本のみどりの券売機

もし有人窓口での受け取りや受け取り場所が限定されている場合は、電話の最後にオペレーターさんがその旨伝えてくださるので、その説明に従ってくださいね。

なお、「e5489」で予約できるきっぷが増えたこともあり、電話予約サービスは2023年2月28日をもって終了となります。

JR西日本の商業施設やビックカメラのポイントカード機能を搭載したカードもある

J-WESTカードは基本的に「ベーシック」と「エクスプレス」の2パターンなんですが、商業施設と提携したデザインカードと呼ばれるカードが6種類あり、ノーマルのJ-WESTカードとあわせて7種類、計14パターンのカードが発行されています。

  • J-WESTカード
  • OSAKA STATION CITY J-WESTカード
  • LUCUA OSAKA STATION CITY J-WESTカード
  • ミオクラブJ-WESTカード(2023年2月28日で申込終了)
  • 岡山一番街・さんすて岡山・倉敷J-WESTカード(2023年2月28日で申込終了)
  • ekie J-WESTカード(2023年2月28日で申込終了)
  • ビックカメラJ-WESTカード

LUCUA(大阪駅)、ミオクラブ(天王寺駅:天王寺ミオ)、岡山一番街・さんすて岡山・倉敷(岡山駅・倉敷駅)、ekie(広島駅)、ビックカメラと各商業施設のポイントカード機能も一緒になっているので、その分だけ財布がかさばらなくていいですよ。

カード決済で貯まるポイントは1,000円ごとに5ポイント

カード決済で貯まるポイントは1,000円ごとに5ポイントです。

0.5%なのでそれほど多くはありませんが、J-WESTポイント優待加盟店ではポイントの貯まり方が2倍〜10倍つまりは1%〜5%になります。

だいたいが2倍から3倍(1%〜1.5%)が中心です。

個人的にオススメなのはOSAKA STATION CITY J-WESTカード

いろんな種類のカードがありますが、個人的にオススメなのはOSAKA STATION CITY J-WESTカードですね!

J-WESTポイント優待加盟店でのポイントの貯まり方は、基本的にどのカードでも同じです。

OSAKA STATION CITY J-WESTカードだけは、LUCUA、LUCUA 1100、大丸梅田店、ホテルグランヴィアなど、大阪駅の商業施設でのポイントが他のカードの倍(最大6倍で3%)に貯まるので、とってもお得ですよ。

LUCUA、LUCUA 1100のポイントカードを持っているならLUCUA OSAKA STATION CITY J-WESTカードもオススメ!

LUCUAのポイントカード機能が一緒になっていますし、大阪駅の商業施設でのポイントアップはこのカードでも対象です。

ネットでOSAKA STATION CITY J-WESTカードを作ったあとに、ポイントカードとともに店舗に持って行けば切り替えもできますよ。

参考:J-WESTポイント優待加盟店

貯まったポイントはSMART ICOCAにチャージできる

貯まったポイントはSMART ICOCAにチャージができるので、交通費の節約になりますね。
1,000ポイント、3,000ポイント、5,000ポイント単位でチャージすることができます。

他にも系列ホテルの食事券や宿泊券、商業施設のお買い物券などに交換することができますよ。

また、2019年9月からはJR西日本の商業施設のポイントをまとめることができるアプリ「WESPO」へも交換することができますよ。

Apple PayでQUICPayが使える

J-WESTカードはApple Payに対応しています。
QUICPay対象店舗で利用することができますよ。

ただし、優待加盟店のポイントアップは対象外となるので、優待加盟店で使う場合は通常のカード決済で利用しましょう。

2021年2月からはゴールドカードも登場!

J-WESTカードには長らくなかったゴールドカードがなかったんですが、2021年2月についに発行開始となります。

参考:さらに価値のあるJ-WESTカードを特別なあなたへ J-WESTゴールドカード|J-WESTカード:JRおでかけネット

こちらも「ベーシック」と「エクスプレス」があり、年会費は「ベーシック」が11,000円、「エクスプレス」は12,100円となっていますよ。

家族カードは1枚までが無料。2枚目以降も通常の家族カードと同じ1,100円なので、家族で持つとよりお得になりますよ。

J-WESTゴールドカードのみの特典がある

J-WESTゴールドカードのみの特典として、次の3つがありますよ。

  • J-WESTポイント2倍
  • 山陽新幹線や駅、施設などでの特典や優待
  • ゴールドカード会員限定J-WESTポイント交換商品

J-WESTポイント2倍

通常J-WESTカードは1,000円につき5ポイント(0.5%)の付与でしたが、ゴールドカードはその倍1,000円につき10ポイント(1%)の付与となります。

またJR西日本の商業施設(大阪駅のLUCUAや広島駅のekie)などの優待加盟店では優待倍率のさらに倍のポイントがついてお得ですよ。

山陽新幹線や駅、施設などでの特典や優待

博多駅・小倉駅にある特別待合室プレミアルームや京都駅のおとなび瑞風ラウンジの無料利用や山陽新幹線の車内販売や駅、施設等での特典がありますよ。

他のクレジットカードと同様空港のカードラウンジの無料利用ができたり、通常のJ-WESTカードよりも海外旅行・国内旅行の傷害保険が充実しており、それぞれ5,000万円まで。ショッピング保険も購入から90日以内なら300万円まで補償されますよ。

ゴールドカード会員限定J-WESTポイント交換商品

今まで通常のJ-WESTカードでもポイントを商品に交換することはできましたが、ゴールドカード会員専用の交換商品があります。

私も掲載ページを見てみましたが「黄金のICOCA」は気になります(笑)。

J-WESTゴールドカードを持つべき人は?

このようにJ-WESTゴールドカードお得な特典がありますが、還元率の割に少し年会費が高い印象があります。家族カード1枚目が無料、2枚目以降も1,100円なので複数枚持つのであれば、J-WESTポイントが2倍貯まることもあっておすすめです。

他のゴールドカードを持っている・山陽新幹線に乗らない場合はゴールドカードを持たずに通常のJ-WESTカードの利用で良いですよ。

またOSAKA STATION CITY J-WESTカードでの大阪駅商業施設の利用でつくJ-WESTポイントは、ゴールドカードの付与率を上回りますので、そのままにしておいたほうがいいでしょう。

私もそれらを考慮してLUCUA OSAKA STATION CITY J-WESTカードのままで行こうと思っています。

2023年3月7日からJ-WESTポイントがWESTERポイントに

2023年3月7日からJR西日本の新しいポイントサービス「WESTERポイント」がスタートします。

いままでJ-WESTカードで貯まる「J-WESTポイント」、ICOCA利用で貯まる「ICOCAポイント」、JR西日本の各商業施設で貯まるポイントとそれを統合した「WESPO」の3種類がありましたが、すべて「WESTERポイント」に集約されます。

J-WESTカードで貯めたポイントはいままで1,000、3,000、5,000ポイント単位でしかICOCAにチャージできませんでしたが、WESTERポイントになると10円単位でICOCAにチャージできる上に、e5489でも使えるようになりますよ。

参考:WESTERポイント

2023年3月発行分から券面リニューアル。タッチ決済対応!

2023年3月発行分から順次券面デザインがリニューアルされ、タッチ決済対応カードとなります。

2023年3月から順次発行される新デザインのJ-WESTカード(出典:JRおでかけネット「J-WESTリニューアル」より)

参考:J-WESTカードリニューアル

さいごに:J-WESTカードは鉄道で旅行するなら必ず持っておきたいお得なカード

J-WESTカード

J-WESTカードについて紹介しました。

項目が多岐に渡りますが、東海道新幹線にも乗るなら「エクスプレス」、乗らないなら「ベーシック」。

大阪駅の商業施設を使う可能性があるなら、OSAKA STATION CITY J-WESTカードを選べば間違いありませんが、それ以外はご自身が使われる施設に合わせたカードを選ぶといいですよ。

西日本エリアに住んでいて、特急列車や新幹線に乗ることがあるなら、J-WESTカードがあると確実に節約になるのでおすすめです!

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

「豊かな移動」を突き詰める移動自体を楽しむ人。小学生のときにゆうちょの定額貯金の存在に気づいたわりには、その後お金の使い方に苦労。今はさまざまなクレジットカードや予約サービスを活用し、移動費の節約や料金をかけずにゆったり移動する「豊かな移動」を志向。2023年からは「移働家」として家なし生活してます。