京都を観光しようと思ったときは、京都市バスを利用することもあると思います。
そんなときに気になるのが、京都市バスでSuicaやPASMOなどの交通系ICカードが使えるかどうかではないでしょうか。
京都市バスでは、全路線・全車両で交通系ICカードの利用に対応していますよ。
これでバスに乗る時に小銭がなくて困ってしまう・・・といった問題を解消できますね。
これだけでもうれしいですが、使う交通系ICカードによっては割引サービスもあります。
このページでは、京都市バスで使うときにおすすめの交通系ICカードやお得な乗り方について紹介しますね。
京都市バスで使える交通系ICカードの一覧
京都市バスで使えるようになる交通系ICカードは以下の10種類。
このいずれかのカードを持っていれば、ICカードをタッチするだけで運賃を払えます。
主要な交通系ICカードに対応しているので、京都に住んでいなくても使いやすいのが大きなメリットです。
モバイルSuicaやモバイルICOCAにも対応していますよ。
Apple Payに登録したSuicaやICOCAも使えます。
SuicaやPASMOを使っている場合、京都市バスではオートチャージはできないので、残高をしっかり確認してから使うようにしてくださいね。
ICOCA・PiTaPaは割引サービスがあるのでおすすめ
ポイントサービス「もえぽっ」にICOCAやPiTaPaを登録すると、京都市バスや地下鉄を利用することでお得な割引サービスが受けられます。
割引サービスの内容は以下の通り。
- 乗継ポイント
- 利用額ポイント
- 地下鉄・バスIC24Hチケット
ここからは、それぞれのサービスについて紹介しますね。
乗継ポイント
京都市バスや地下鉄を乗り継いで利用する場合、月額3,600円(小児 1,800円)以上の利用者を対象に乗継ポイントが付与されますよ。
乗継利用 | 付与されるポイント数 |
---|---|
バス⇔バス | 150円分(小児 75円分) |
バス⇔地下鉄 | 120円分(小児 60円分) |
1日2回まで、90分以内の乗継が対象になります。
京都市バスや地下鉄によく乗るのであれば、ポイントを貯めやすいですね。
利用額ポイント
ICOCAやPiTaPaを登録しておくと、1ヶ月の利用金額に対してもポイントが貯まります。
利用額ポイントは以下の通り。(小数点以下は切捨て)
月の利用額 | ポイント付与率 |
---|---|
3,000円以上 5,000円未満 | 1% (30ポイント~49ポイント) |
5,000円以上 8,000円未満 | 2% (100ポイント~159ポイント) |
8,000円以上 | 3% (240ポイント~) |
乗れば乗るほどポイント還元率も高くなるのでお得です。
地下鉄・バスIC24Hチケット
登録した日時から24時間以内に対象の交通機関を利用すると、地下鉄・バス1日券と同額の1,100円(小児550円)を超過した利用分のポイントが付与されます。
運賃は一旦全額差し引かれますが、ポイントとして還元されるのでお得感がありますね。
地下鉄・バスIC24Hチケットを使うためには、利用開始時刻の5分前までに登録が必要です。
ただし、ほかの割引サービスとは併用できません。
PiTaPaは登録型割引サービスが使える
PiTaPaで京都市バスの利用エリアや地下鉄の利用区間を登録しておくと、1ヶ月間の請求額の上限を1ヶ月通勤定期運賃にすることができます。
もし1ヶ月通勤定期運賃に達しない場合は、利用分の金額のみ請求されるので安心ですよ。
選べるプランは以下の通り。
- 市バスエリア指定プラン
- 地下鉄区間指定プラン
- 市バス・地下鉄共通全線プラン
ただし、市バスエリア指定プランと地下鉄区間指定プランを同時に登録することはできません。
両方使いたい場合は、ICOCA定期券がおすすめです。
市バスエリア指定プラン
京都市バスと京都バスの均一運賃区間および市バスの一部調整運賃区間を対象としたサービスです。
市バスエリア指定プランの登録可能エリアと上限額は以下の通り。
登録可能エリア | 上限額(1ヶ月定期運賃) |
---|---|
市内中心フリー | 9,660円 |
市内中心+桂地域フリー | 11,340円 |
市内中心+桂・洛西地域フリー | 12,600円 |
桂・洛西地域フリー | 10,080円 |
市バスエリア指定プランの乗車可能エリアは以下で確認できます。
市バス・地下鉄共通全線プラン
市バス・地下鉄共通全線プランでは、1ヶ月定期運賃が19,030円に設定されています。
市バスと京都バスの均一運賃区間、市バスの一部調整運賃区間、地下鉄全線が利用対象になっていますよ。
京都市バスと地下鉄どちらも使うというときにおすすめのプランです。
京都市バスではICOCA定期券が使える
京都市バスではICOCA定期券が使えます。
通勤・通学定期券に対応していて、均一運賃区間内の京都バス・西日本JRバスとの共通利用もできますよ。
市バス・地下鉄連絡定期券や市バス・地下鉄共通全線定期券にも対応しています。
ICOCA定期券は紛失した場合でも再発行できるので安心して使えますね。
定期券の発売場所については、以下をチェックしてみてください。
参考:定期券の発売場所について
京都市バスでの交通系ICカードの使い方・乗り方

京都市バスは、基本的に後乗り・前降りのバスになっています。
交通系ICカードを利用するときは、後ろのドアから乗車してすぐのところにあるICカード読取部にICOCAなどをかざしましょう。
バスを降りるときは、運賃箱のICカード読取部に交通系ICカードをかざすだけで支払いが完了します。
SuicaやICOCAなどのカードで残額が足りない場合は、不足運賃を現金で支払いましょう。
車内では1,000円札による1,000円チャージのみ対応していて、小銭や高額紙幣を使ったチャージはできません。
スムーズに支払うためにも、あらかじめ駅やコンビニでチャージしてから乗車することをおすすめします。
京都を観光するときもICカードが使える
京都といえば、有名観光地ですよね。
日本人・外国人含めてかなり多くの人が来てます。
円安の影響もあり、訪日外国人がかなり増えていますね。
京都に来てあちこち観光しようと思っている方は、普段使っている交通系ICカードにしっかりチャージしておき、観光を楽しむようにすればいいと思います。
チャージする時間がもったいないので、京都に行く前にチャージしておくのが一番です。
PiTaPaなら、後払いなので気にすることなく使えますけどね。
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交通費の節約術は以下のページでまとめています。
より徹底して節約したい方はあわせてどうぞ。