車に乗るときの必需品「ETCカード」はお使いですか?
平成24年に国土交通省が発表した統計では、84%のドライバーがETCカードを使用しており、もはや定番のサービスとなりつつあります。
高速道路の利用頻度、利用する時間帯によって割引があり、しかも料金所で停車する手間のないETCカードは便利ですよね。
このページでは、ETCカードを設置する手順と、車載器を無料で手に入れる裏ワザを紹介していきます。
高速道路料金を節約、そしてETCの初期コストをできるだけ安くして、ムダな支出を節約していきましょう。
ETCカードとは?
ETCは「Electronic Toll Collection System」の略称です。
車に車載器を設置して、ETCカードを挿入しておくだけで、高速道路の料金所で自動認識してくれます。
いちいち停車する必要がなくなり、しかも高速道路の利用頻度と、利用する時間帯に応じて料金が割引される便利なサービスです。
現金不要で利用できるのもうれしいですよね。
(具体的なETC頻度型割引、ETC時間帯割引は、NEXCOの公式サイトでチェックしてくださいね。)
クレジットカードに付帯するETCカードがお得
クレジットカード会社が発行しているETCカードを使えば、利用料金がクレジットカードに加算されて、ポイントを獲得できます。
頻繁に車で出かける人は、年間でかなりの高速道路料金を支払うことになりますよね。
今お使いのクレジットカードに付帯したETCカードを申し込み、ポイントを貯めましょう。
ETCカードが有料になってしまうクレジットカードもあるので、ETCカードを選ぶ時は慎重に。
ぼくは「ANAカード」を利用しています
ちなみにぼくは三井住友カードの「ANAカード」のETCカードを利用しています。
ETC料金がクレジットカードに加算されて、ポイントが貯まります。
我が家は旅行が大好きなので、定期的にポイントをフライトマイルに交換して、飛行機代を節約していますよ。
ぼくは基本的に週末ドライバーですが、それでも年間20,000円の高速道路料金が発生していますので、ひとつ残らずマイルに換えています。
ETC車載器の種類
ETCカードを挿入する「ETC車載器」は、自分で購入・設置する必要があり、大きく3つの種類があります。
- アンテナ一体型
- アンテナ分離型
- ビルトイン型
アンテナ一体型
一つ目は、カード挿入部とアンテナが一緒になった「アンテナ一体型」です。
本体価格が安く、車のダッシュボードに取り付けることができて、もっともよく利用されているタイプです。
通信障害にならない場所であれば、自分の好きな場所に取り付けられるのが魅力ですね。
アンテナ分離型
二つ目は、カード挿入部とアンテナが分離した「アンテナ分離型」です。
通信が安定する場所にアンテナを設置すれば、本体は邪魔にならないダッシュボードに設置できる便利なものです。
ちなみにぼくはアンテナ分離型を使用しており、ダッシュボードの中に本体を設置しています。
ビルトイン型
三つ目は「ビルトイン型」です。
これは車に標準装備されているETC車載器のことで、アンテナは車外に、本体は車内のどこかに設置してあることが一般的です。
ETC車載器の機能
ETC車載器は、ETCカードを自動認識してくれるだけではなく、ちょっとしたガイド機能が付属しています。
音声機能
ETCカードを挿入したときに、いろんなことを音声で知らせてくれる機能です。
- カードが挿入されているか?
- カードが正しい方向に挿入されているか?
- カードの有効期限が切れていないか?
- 通行料金はいくらだったのか?
- カードの取り忘れがないか?
よくありがちな失敗として、ETCカードの向きを間違えていることに気づかず、料金所で認識されずに足止め…そして後方の車にも迷惑をかける…ことがありますよね。
ガイド機能付きであれば、ETCカードのトラブルを未然に防ぐことができます。
ちなみにぼくの車載器には音声機能があるので、おっちょこちょいな性格にもかかわらずトラブルを起こしたことがありません!
ブザー機能
ブザーで知らせてくれる車載器もあります。
車を降りるときに、カードの取り合わせがあれば「ピーー!」っと車内に響き渡る音で知らせてくれます。
そして高速道路の料金所が近づいたときに、カードが挿入されていなければ「ビーーー!」っと車内にとどろく音で知らせてくれるので安心です。
※ 車載器によってブザー音は違います。
カーナビ連動機能
最新型のETC車載器は、カードの挿入し忘れがあったときに、目の前のカーナビと連動して知らせてくれる商品もあります。
いつもカーナビに頼りながら運転をする人にとっては便利ですよね。
そして運転をするときに大音量で音楽をかける人は、ETC車載器のガイド機能を聞き漏らすことがなくなるので安心です。
ETC車載器の設置方法と費用
ETCカードを発行してから、実際に使用するまでの手順は以下の通りです。
- ETCカードを発行する
- ETC車載器を購入する
- 車に設置する
- 機械のセットアップをする
- 利用開始
ぼくも初めて設置するときには、何をどうすれば良いのか分からず、知人の車屋さんに相談しました。
カードはあるけど車載器がない。機械が届いたけどどうやって使えばいいのか分からない、そんな状態でしたが、プロの知り合いがいて本当に助かりました…。
ETC車載器を設置する方法は2つあります。
自分で取り付ける
車に詳しい人は、自分で取り付けることもできます。
ただしETC車載器が指定する方法にそって取り付ける必要があるため、機械に詳しくない人にはハードルが高いでしょう。
そして設置方法を間違えて、ETCシステム利用規定に違反すると、セットアップをすることができなくなってしまうので、注意が必要です。
ぼくの知人は「節約だ!」と言って、週末に3時間かけて取り付けをしていましたが、ぼくにはできそうにありません…。
ちなみに「ETC車載器 取り付け」でYouTube検索すると、設置方法を詳しく解説している動画があります。
車屋さんにセットアップをお願いする
車屋さんに設置・セットアップをお願いすることがもっとも安心できる方法です。
もちろん取り付け工賃とセットアップ費用がかかってしまいますが、自分で間違った設置をして使えなくなることを考えれば、安心できるのではないでしょうか。
ぼくはありがたいことに、車検のタイミングと重なったこと、そして知人であることから、なんと無料で設置・セットアップをしてもらいました!(感謝です。)
ETCカードの設置費用は意外に高額
ETCカードを使用するまでにかかる費用は以下の通りです。
購入する機械と、委託する車屋さんによって価格が違いますので、あくまで概算として参考にしてください!
- ETCカードを発行する:無料
- ETC車載器を購入する:5,000〜10,000円
- 車に設置する:3,000円
- 機械のセットアップをする:3,000円
合計で11,000〜16,000円にもなるんですよね。
実は結構な費用がかかります。
ETCカードでせっかく高速道路料金が割引になるのに、初期コストが発生すると、得した気分にはなりにくいですよね。
車屋さんに作業を委託するコストはしょうがないにしても、せめてETC車載器は節約したいところです。
次はとっておきの裏ワザをご紹介します。
車載器を実質無料にするクレジットカードの裏ワザ
ぼくがETCを設置した2009年頃は、「ANAカード」のキャンペーンでETC車載器を無料でプレゼントしていました。
当時は「ETCカードをもっと普及させていこう」という時期で、ETCカードを発行した人に、抽選でプレゼントをしていたのです。
しかも知人に聞いてみると、ほぼ全員が当選していました。
2015年現在では80%以上の普及率になったことから、残念ながらプレゼントキャンペーンが終了しています。
では、他の方法を考えましょう!
楽天カードの入会ポイントをゲット
楽天が発行している「楽天カード」に入会すれば、お得な特典をゲットできます。
- 楽天e-NAVIに登録:2,000ポイント
- 楽天カードに新規入会:1,000ポイント
- 指定日までにカードを一回使用:5,000ポイント
- 合計:8,000ポイント
上の特典は時期によってことなりますが、1ポイント1円の楽天ポイントを、最大で8,000円分ゲットできることが多いです。
ポイント進呈日は時期によって異なりますので「楽天カードの公式サイト」でチェックしてくださいね。
楽天市場でETC車載器をポイント購入
最大で8,000円分の楽天ポイントをゲットしたあとは、楽天市場でETC車載器を探してみましょう。
すると5,000〜6,000円のETC車載器が検索されます。
気に入った商品を、楽天カードの入会特典でゲットした楽天ポイントで購入すると、ETC車載器が無料で手に入りますよね。
入会ポイントの進呈には、約2ヶ月ほどの時間がかかるため、今すぐETCが必要な場合は、先に楽天カードで購入しておき、あとで入会ポイントを受け取ることになります。
JOMO、ENEOS利用で維持費を節約
楽天カードを使用すると、車の維持費を節約できます。
全国のENEOS、JOMOのガソリンスタンドで楽天カード払いをすると、「100円で2ポイント(通常の2倍)」の楽天ポイントがもらえます。
- レギュラーガソリン:120円/L
- 50Lを補給(6,000円分)
- 楽天ポイントを獲得:120
しかもカーケア用品の購入、オイル、バッテリー交換も対象になるのでお得です。
車の維持費を節約したいときにも、楽天カードは大活躍ですよ。
要点のまとめ
このページで説明してきたことをまとめると以下の通りになります。
- ETCカードの普及率は84%
- ETCカードを利用すると高速料金を節約できる
- クレジットカードに付帯するETCカードがお得
- ETCカードの設置には11,000〜16,000円がかかる
- 楽天カードの入会特典で最大8,000ポイントをもらえることも
- 楽天市場で入会特典をつかえばETC車載器を無料で購入できる
- JOMO、ENEOSと提携している楽天カードで維持費を節約
高額なコストが理由で、ETCカードの利用に二の足を踏む場合があるかもしれませんが、クレジットカードの入会特典を上手に活用して、無駄な支出を節約していきましょう。
ETC車載器を無料でゲットし、設置・セットアップも知人に無料でしてもらったことには、ぼくは感謝してもしきれません。