楽天証券かぶツミ®のデメリット・手数料を抑えて使うおすすめの方法・積立設定のやり方を紹介

松本 博樹の画像

楽天証券で「かぶツミ®」と呼ばれる、国内株式の積立サービスが始まりました。

これから配当金生活を目指したい人は特にチェックしておきたいサービスです!

ただ、かぶツミ®を使う上でいろいろと注意点もあるので、特に手数料のところで損しないためにできることを紹介していきます。

参考:楽天証券でかぶツミ®を使うにはこちら

楽天証券「かぶツミ」はお得?手数料を抑えて使うおすすめの方法・積立設定のやり方を紹介

かぶツミ®とはどんなサービス?

かぶツミ®を使えば、楽天証券で国内株式の積立ができます。
主なサービス内容は以下の通りです。

  • 3,000円もしくは1株から積立可能
  • NISAにも対応
  • 楽天ポイントが使える
  • マネーブリッジで自動入出金できる
  • スマホサイトからのみ設定可能
  • 新NISAでも使える

メリットがとても多いサービスですが、一番気をつけておきたいのは、株を売買するときの手数料になるので、それをこのあとで紹介します。

また、かぶツミ®はスマホアプリのiSPEED(アイスピード)では取引できません。楽天証券のサイト上で取引することになります。

かぶツミ®の手数料は完全無料ではない!スプレッドがかかる

楽天証券のかぶツミ®を使おうかと迷っているなら、一番知っておきたいのが手数料のことです。

株はどこの証券会社で購入しても同じですが、手数料は証券会社によって異なるので、1円でも安くすることが大切になります。

あらためて、楽天証券のかぶツミ®を使うときにかかる可能性がある手数料をまとめました。

多く利用するであろう、単元未満株取引の手数料から紹介します。

取引手数料
買付手数料無料
売却手数料無料
スプレッド(買付・売却)東証参考価格の0.22%
楽天証券 単元未満株取引の手数料

買付手数料・売却手数料が無料なのはありがたいですね。

ただ、買付手数料とは別に買付時にスプレッドと呼ばれる手数料が発生します。

株価の0.22%が買付のたびに発生するので、完全に無料で株が買えるわけではありません。これがかぶツミ®のデメリットです。

仮に株価が5,000円だとしたら、0.22%を掛け算すると11円のスプレッドがかかります。小数点が出た場合、買付時は1円未満が切り上げなります。

以前あったサービスのSBIネオモバイル証券では、月220円払えば月50万円分までは株が1株からいくらでも買えました。

毎月10万円以上SBIネオモバイル証券で株を買っていた人であれば、楽天証券のかぶツミ®のほうが手数料が高くなって損です。

逆を言えば、月10万円も株を買わないのであれば、SBIネオモバイル証券よりもお得に株が買えます。

もし、すべて手数料無料で1株単位の株を買いたいなら、SBI証券のS株を使いましょう。ただし、かぶツミ®のような積立はできず自分で毎回購入しないといけません。

単元株で積立するなら手数料無料にできる

楽天証券のかぶツミ®は、積立設定するときに株数指定もできます。

この株数指定するときに単元株と同じにすれば、上で紹介した単元未満株取引の手数料ではなく、通常の現物取引手数料の扱いにできますよ。

手数料のコースを「いちにち定額コース」に設定しておき、1日100万円以内の取引であれば手数料無料です。

株価の低い銘柄や、1株や10株などの少ない株数で買えるETFをかぶツミ®で単元株と同じで積立設定すれば、手数料無料で勝手に株を買い続ける仕組みが作れます。

工夫すれば手数料無料でかぶツミ®が使えますね!

多くの銘柄の単元株は100株単位になりますが、100株単位の株式購入で積立できるぐらい余裕があるなら、かぶツミ®は相当お得になりますよ。

2024年からの新NISAで楽天証券を使おうと思っているのであれば、かぶツミ®はよりおすすめです。

参考:楽天証券でかぶツミ®を使ってみるにはこちら

楽天ポイントが使えるのがお得

楽天証券のかぶツミ®で株を買うときは、楽天ポイントが使えます。

1ポイント1円から使えますので、毎回使いたいところです。ポイントで株を買えれば、その分だけ節約になりますし、ポイントを現金化できます。

利用方法は以下の通りです。

  • すべての利用可能ポイントを使う
  • 毎日の利用上限ポイントを設定
  • 毎月の利用上限ポイントを設定

特にこだわりがなければ、「すべての利用可能ポイントを使う」を設定すればいいと思います。

楽天市場やお店でポイントカードを提示して貯めたポイントを株に回せるのはお得ですね!現金化しているようなものです。

かぶツミ®を使って積立設定する方法

ここからは、実際に楽天証券のかぶツミ®を設定する手順を紹介しますね。私自身が設定してみました。

まずは楽天証券にログインしてかぶツミ®設定画面に移動します。

そこで積立したい銘柄を選びましょう。

▼銘柄を選ぶと以下のように、積立設定ボタンが出てきます。

楽天証券のかぶツミ設定手順

▼積立設定ボタンを押すと、次の画面では積立指定日と買付方法を選びます。

私は毎月20日と株数指定を選びました。

楽天証券のかぶツミ設定手順

▼次の画面では、1回の注文株数・ボーナス設定・口座区分・ポイント利用の設定を行います。

今回は10株が単元株になっている銘柄を選んだので、手数料がかからないように10株を選びました。

ポイントはもちろんすべて利用にしています。

楽天証券のかぶツミ設定手順

▼次の画面に移動すると、これまでの入力内容確認になります。さいごに取引暗証番号を入力して「設定する」ボタンを押すと積立設定完了です。

楽天証券のかぶツミ設定手順

▼積立設定を確認すると、ちゃんと反映されていましたね。

楽天証券のかぶツミ設定手順

かぶツミ®での購入履歴を紹介

その後、実際に積立購入できているのを確認しました。

取引の記録を見てみると、かぶツミ®でも単元株で買ったら手数料無料になっていました。

手数料のコースを「いちにち定額コース」に設定して1日100万円以内の取引だったので、しっかりと手数料無料です。

楽天証券のかぶツミで購入した株

さいごに

楽天証券のかぶツミ®、単元株未満だと手数料が気になりますが、その分だけ少額から株を積立できるので、配当金をもらう習慣を作りやすいです。

一度積立の設定をしておけば、あとは自動的に株を買い続けてくれますので、気づけばもらえる配当金も増えやすいですよ。

私自身も配当金だけで生活できるようになりたいと思っているので、早速かぶツミ®を使って設定しておきました。

おそらく楽天証券以外の証券会社も同様のサービスが今後出てくるかと思いますので、急がないなら出揃ってから検討でもいいかなと思います。

これを機会に楽天証券を使ってみるなら、以下のページから楽天証券のサイトに移動できますよ。

参考:楽天証券のページはこちら

かぶツミ®に抵抗があるなら、似たサービスでまずは1株から買える「かぶミニ®」を使うのもおすすめです。