家計簿をつけず、お金があれば使ってしまう主婦が「お金は色分けして管理すべし」と考える理由

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こんにちは、『灯台もと暮らし』編集部の伊佐知美です。

お金とは、一体どうやって管理すればよいものなのでしょうか?名前が付けられるものでもありませんし、あればあるだけ使ってしまうものでもあります。

私(佐野)はと言えば、お金は「色分けして管理するもの」だと思っています。

詳しいお話をする前に、まず私のプロフィールをご紹介しましょう。
神奈川県在住の28歳主婦、大手企業でバリバリ働きつつ、副業としてライターをしている一人の女性です。

日々働く中で、正直に言って「家計簿を事細かに付ける」ことは性格的に不可能だと思っていますし、そもそもやろうとしていません。

けれど、お金に関してはきっちりと考えています。
毎月定額で貯蓄もしていますし、趣味の旅行やショッピングにはまとまった額を使っています。

人から見ればどんぶり勘定な私が、なぜ夫から「家計を安心して任せられる」と言われ、好きなものを我慢しない暮らしができているのか?

このページでは、そんな私のお金との付き合い方をご紹介したいと思います。

お金を色分けして管理する

人は、手元にあるお金は使ってしまう生き物である

ハワイ旅行にて
↑ハワイ旅行にて↑

私の趣味は旅行です。性格としてはミーハーで、流行りモノが大好きです。

ですから、ハイブランドのものも買いたいと思いますし、「今しか買えない」などの限定感がある商品を目の前にした場合は、衝動的に「買いたい!」と思ってしまう人間です。

そしていくら人から伝え聞いたとしても、自分の目で実際に見ないと納得できない頑固な側面もあるため、どんなことでも「自分が体験する」「目で見る」ことを重視します。

ニューヨークへの一人旅などは、「本当にその街がそこに存在する」ことを確認するために足を運んだと言っても過言ではありません。

読んでいただいている方は、すでにお気付きのことでしょう。

そんな欲望をすべて満たす暮らしをしていたら、既婚であれ未婚であれ、お金はすぐに尽きてしまいます。

そこまで私は浪費家にはなれませんし、馬鹿でもないつもりです。けれど、その性格を抑圧して生きているわけでもないのです。

すでに述べたように毎年旅行もしていますし、好きなものも買っています。

かばんや靴は日替わりで使えるのではないだろうかと思うほど持っています。

タイ・カンボジアへの旅行で購入したお土産の山
↑タイ・カンボジアへの旅行で購入したお土産の山↑

お金は色分けして考えるのがおすすめ

そんな私を救っているのが、「お金は色分けして管理する」という考え方です。

これは、新卒で入社した大手金融企業で学んだ考え方ですね。

つまり、見た目だけでは見分けがつかないお金を、目的や用途によってあらかじめ自分の中で分けて管理する、という考え方のことです。

これを、具体的に表したのが、次の図です。

お金の色分けの例

頭の中で考えても、実際に描いてみても良いでしょう。

とにかく、自分の収入を目的別にして考え、月にいくら自由に使えるのか

それを把握することが、お金を効率的に貯めていくポイントだと私は思っています。

「財形貯蓄」「給与天引き貯蓄」は頼れる味方

とはいえ、毎月一定額を貯蓄するのは簡単なことではありません。

私が活用しているのは、非常に一般的ではありますが、「財形貯蓄」などに代表される給与天引きでの貯蓄です。

※財形貯蓄(勤労者財産形成貯蓄):事業主を通して行う給与天引き貯蓄のこと。

新入社員の頃の体験が原体験

私がこれを活用するには、理由があります。

新入社員として入社ばかりの4月の頃に、人事部の人に「財形貯蓄の金額を決めてください」と言われ、意義が理解しきれぬまま「月々3万円」と記入し、提出しました。

財形貯蓄は取り扱い金融機関にもよりますが、基本的には一定額に達するまでは自由に引き出せない設定であることが多いです。

そのため、私もご多分に漏れず自由に引き出すことができないまま、丸々3年間給与天引きで貯蓄をし続けていました。

3年後、退職することになり、再び人事部から通知が来ました。

「3万円×36ヶ月=108万円、そして利息分が佐野さんの財形貯蓄として引き出せます」と言うのです。

社会人1年目の給与は一般的には20万円ほどと言われていますので、ここでは私の給与が20万円だったとしてお話しましょう。

私は、月々の給与20万円から天引きで3万円を貯蓄、残りの17万円を手元に残ったお金として生活費に充てていました。

するとどうでしょう。

人は不思議なもので、手元にあるお金で生きていこうとしますので、3万円は最初からなかったかのように生活できるのです。

知らず知らずのうちに貯まる喜び

手元に残ったお金は家賃や光熱費、食費など、月々必要な費用を計算した上で利用し、余った分を自由なお金として使えます。

その中であれば、どんな使い方でもしてよいと思っていますので、そこで家計簿を付けることはありません。

それで余った分は更に貯蓄に回してもよいですし、友人と食事に行ったり、嗜好品などの少し値が張るものを購入する補助費用としてもよいでしょう。

ですが、その生活をするためのベースとして、財形貯蓄などの給与天引きは、絶対にすべきです。

なぜなら、月々この額を貯めると決めて、最初からなかったこととして生活すれば、気が付かないうちにまとまった額が貯金される仕組みになっているのですから。

自分はそんな仕組みを利用しなくても、毎月一定額を貯蓄できる」という方は当然利用する必要はありません。

ですが、利息や特典がついたりする場合も多いため、利用したことが無い方やこれから働き始める方は、一度調べてみるのもいいかもしれませんね。

「お金を使うのにも才能が必要である」

さて、とても個人的なことをお話してしまいました。

なんだか細かいお話になってしまった気もしますが、基本的に私はおおざっぱな性格です。

そして、「お金はあればあるほどよいものだ」と思って生きています。

けれど、実はある一定の額を安定して得られるようになると、それ以上のお金というのはなかなか使えないものです。

お金を使うのにも才能が必要だ」とスタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫さんも言っていました。

であれば、自分が必要とする一定額をまずは把握し、そしてそれ以外を貯蓄に回す。

実は私は、貯蓄の中も色分けしており、「長期的に貯めるもの」「一年以内に旅行などで使うもの」「医療費や冠婚葬祭など、緊急時に使うもの」の3つを考えています。

貯蓄の色分けの例

今の世の中、お金で買えるものと買えないものが、はっきりと分かれているように思います。

実は私は2015年の2月に2度目の転職をし、企業に勤める形をとるものの、フリーランスに似た働き方をする予定です。

お金を稼ぐ方法は1つではありません。

時間を対価に変えるもの、アイディアや才能を対価とするもの、または投資などで増やす、という方法もそうですね。

お金を稼ぐ方法もたくさんあれば、使う目的も様々です。

私はこれから、自分の生活をより豊かにしたり、旅をしたいという気持ちを満足させるためにお金を使い続けることでしょうし、出産や住居購入の目的も発生するかもしれない立場にいます。

けれど、そういったことの他に、「好きな人たちが作る、素晴らしい作品」に対して、「応援する気持ちで」お金を支払っていきたいなという気持ちも持っています。

けれど、どんな人生のステージに立ったとしても「色分けしてお金を管理すること」は続けていくのだと思います。

天引きで貯める他に、自由に使えるお金が増えれば、万々歳なのですが。

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灯台もと暮らしチームのお金に対する考え方は、人それぞれですが、似ている部分もあるような・・・。比較すると面白いですよ。