「米国株に投資をするのは難しい」と思っていませんか?
私も以前は米国株の買い方がよくわからなくて、投資するのは難しいと思い込んでいました。
米国株は日本株にはない特徴があり、取引時間も異なりますが、日本株とほとんど同じ手順で買うことができますよ。
Amazonやアップルのような世界的に有名な企業の株式も、ネット証券を利用すればかんたんに購入可能です。
このページでは、米国株の買い方や米ドルの為替手数料を安くする方法を画像付きで詳しく説明していきますね。
米国株を購入するときの特徴
まずは、米国株を購入するときにどんなルールや特徴があるのかを以下でまとめました。
- 1株から買える
- 値幅制限なし
- 配当回数が多い
日本株には単元株制度があり、基本的に売買単位は100株ですが、米国株は1株から購入可能です。
たとえば、2019年3月6日時点のAmazonの株価は1,668.95米ドル、アップルの株価は174.52米ドルなので、1米ドル=110円で換算するとAmazon株は約184,000円、アップル株は約19,200円あれば購入できますよ。
米国株には日本株のストップ高・ストップ安のような値幅制限がないので、株価の上昇局面で大きな利益が期待できるのも特徴です。
また、米国株は日本株に比べて配当回数が多く、年4回配当がある銘柄が多くあります。
米国株の始め方から購入までの流れ
詳しい手順を説明する前に、米国株を買えるようにするまでの流れをざっくりと紹介しておきますね。
- 証券会社で口座開設
- 外国株式口座の開設
- 購入資金(日本円または米ドル)を入金
- 銘柄を選んで購入
米国株を購入するには、米国株を取り扱っている証券会社で口座開設したあとに、外国株式口座を開設します。
証券口座の開設と同時に、外国株式口座を開設できる証券会社もありますよ。
外国株式口座が開設できたら米国株の購入資金を入金して、日本株と同じように銘柄を選んで購入します。
ほとんどの証券会社は円貨決済と外貨決済の両方に対応しているので、日本円と米ドルのどちらを入金しても米国株を購入できますよ。
実際にどうやって購入するかは、あとで詳しく説明しますね。
取引時間は日本の深夜になる
日本と米国には時差があるので、米国株の取引時間は日本時間の深夜になります。
米国株の取引時間は、現地時間の9:30~16:00です。
通常は日本時間の23:30~6:00ですが、サマータイムが実施される時期は22:30~5:00になりますよ。
ただし、日本株と同じように、取引時間外でも注文は可能です。
注文受付時間は証券会社によって違うので、購入する場合は事前に注文受付時間を確認しておきましょう。
米国株は日本円・米ドルのどちらでも購入できる
ほとんどの証券会社は、日本円と米ドルのどちらでも米国株を購入できますよ。
米国株は米ドル建ての取引なので、日本円で購入する場合は証券会社が定める為替手数料(スプレッド)がかかります。
保有している米ドルを外国株式口座に入金し、米ドルで購入することも可能です。
証券会社で円貨決済するより、ネット銀行で米ドルを購入するほうが為替手数料を節約できることが多いですね。
米国株を試しに購入する場合は日本円、継続して購入する場合や為替手数料を節約したい場合は米ドルで購入するのがおすすめですよ。
米国株は特定口座に対応している
米国株の取引は特定口座に対応しています。
日本株と同じように、米国株の売却益や配当金に対する税金は、証券会社が源泉徴収して代わりに納税してくれますよ。
そのため、米国株の取引をするときに特定預りを選択すれば、確定申告する必要はありません。
米国株の購入はSBI証券がおすすめ
SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社は、米国株の売買手数料と円貨決済の為替手数料が同じですよ。
売買手数料(税抜)は約定代金の0.45%(最低手数料無料、上限手数料20米ドル)で、為替手数料は片道25銭です。
最低手数料が無料なので、少額投資でも手数料が割高にならないのがいいですね。
それに対して、大手総合証券の売買手数料は約定代金の1%以上、為替手数料は片道50銭程度かかるので、ネット証券を利用すると手数料が節約できますよ。
ネット証券の中では、SBI証券が一番おすすめですね。
SBI証券なら、住信SBIネット銀行との外貨入出金サービスを利用すると米ドルを安く調達できるからです。
住信SBIネット銀行の外貨預金で米ドルを購入すると、為替手数料は片道4銭、外貨積立なら片道2銭で済みますよ。
住信SBIネット銀行で米ドルを購入する手順や外貨入出金サービスの利用方法は、次の見出し以降で紹介していきます。
また、SBI証券では2024年から米国株式と海外ETFの売買手数料がゼロになるので、よりお得に買えるようになりますね。
住信SBIネット銀行で米ドルを安く調達する方法(画像付き)
ここでは、住信SBIネット銀行で米ドルを安く調達する方法を画像付きで詳しく説明していきますね。
住信SBIネット銀行で米ドルを購入する手順
まずは住信SBIネット銀行で米ドルを購入します。
▼住信SBIネット銀行のホームページでマイページにログインし、外貨預金メニューにある外貨普通預金画面を開いて「取引・為替レート」ボタンを押します。
▼米ドルの買付レートにある「買付」を押しましょう。
▼初めて外貨預金取引を行うときのみ、規定等の確認画面が表示されるので、内容を確認して同意します。
▼注文画面が表示されたら、注文方法と注文金額、WEBパスワードを入力して「確認」ボタンを押しましょう。
表示されている為替レートで購入する場合、注文方法はリアルタイムを選択すれば大丈夫ですよ。
▼注文内容を確認して、問題なければ「確認」ボタンを押します。
▼これで米ドルの購入は完了です。
外貨入出金サービスを利用してSBI証券に米ドルを入金する手順
次に、住信SBIネット銀行で購入した米ドルを、外貨入出金サービスを利用してSBI証券に入金します。
▼SBI証券のホームページでマイページにログインし、「入出金・振替」にある「外貨入出金」画面を開いて米ドルを選び、振込金額と取引パスワードを入力しましょう。
▼画面が切り替わったら、内容を確認して「振込指示」ボタンを押します。
▼別画面で住信SBIネット銀行のログイン画面が表示されるので、ユーザーネームとWEBログインパスワードを入力して「ログイン」ボタンを押しましょう。
▼表示された内容を確認して問題がなければ2か所にチェックを入れ、WEB取引パスワードを入力して「確認」ボタンを押します。
▼これで振込の受付は完了です。
▼SBI証券の外貨建商品取引サイト内にある米ドルの買付余力を確認すると、入金した10米ドルが反映されていますね。
紹介した手順でSBI証券に米ドルを入金すると、米ドルの外貨決済で米国株を購入できますよ。
ここまでの手順を自動化する方法もありますので、毎月米国株を買い続けるなら設定しておくのがおすすめです。詳しいやり方は以下のページでまとめました。
SBI証券での米国株の買い方を画像付きで紹介
購入資金を口座に入金したら、銘柄を選んで米国株を購入します。
ここでは、SBI証券で米国株を購入する手順を説明していきますね。
▼SBI証券のホームページからマイページにログインし、トップ画面右側になる外国株式の「取引」ボタンを押します。
▼外貨建商品取引サイトが表示されたら、「銘柄 or ティッカー」に購入したい銘柄の名称などを入力して「検索」ボタンを押しましょう。
▼銘柄情報が表示されたら「買付」ボタンを押します。
▼注文画面が表示されたら購入株数を入力し、価格、預り区分、決済方法を選択します。
画面では円貨決済を選んでいますが、外貨決済を選ぶと米ドルで購入できますよ。
あとは同意するにチェックを入れて取引パスワードを入力し、「注文確認画面へ」ボタンを押しましょう。
▼注文画面が表示されたら内容を確認し、「注文発注」ボタンを押すと注文は完了です。
さいごに
このページで紹介した手順通りに進めると、米国株を購入できます。
今回はSBI証券の画面で説明しましたが、他のネット証券を利用しても購入手順に大きな違いはありません。
しかし、米国株を購入するときの手数料を少しでも節約したい場合は、住信SBIネット銀行との外貨入出金サービスが利用できるSBI証券がおすすめですよ。
米国株はネット証券を利用すればかんたんに購入できるので、この機会にぜひ米国株への投資を試してみてくださいね。