日本有数の観光地として有名な京都。
京都の玄関口・JR京都駅に大阪駅から行く方法をこのページでは紹介していきますね。
京都駅への移動はJRがもっとも早い
大阪~京都間は人の移動の多い区間で、JR以外にも私鉄の阪急、京阪が走っています。
大阪から京都へ行くならJRを利用すると速く行けますよ。
どれほど速く行けるのか、阪急、京阪を利用する場合で所要時間を比較してみました。
阪急と京阪はJR京都駅へ直接行けないので、それぞれ河原町駅と祇園四条駅までの時間を紹介しますね。
- JR大阪~京都:29分(新快速)
- 梅田~河原町:43分(特急)
- 淀屋橋~祇園四条:50分(特急)
阪急と京阪では40〜50分ほどかかるのに対して、JRは30分以内で京都に到着できますよ。
また阪急や京阪の場合は河原町駅や祇園四条駅から京都駅まで移動する必要があるので、さらに時間がかかります。
大阪から京都への切符を安く買う方法
他の私鉄に比べてJRのデメリットは運賃の高さです。
先ほど挙げた2社の私鉄と運賃の比較をしてみます。
- JR:570円
- 阪急:420円
- 京阪:420円
JRはかなり割高に感じますよね。
でも安心してください。割引料金でお得に乗る方法もあるんです。
このページではJR大阪駅から京都駅までお得に乗れる3つの方法を紹介します。
回数券を使えば9回分の料金で11回乗車できるのでお得
まず最初に紹介するのは回数券を使う方法です。
JRの回数券は9回分の料金で11回乗車できるのでお得な乗車券なんですよ。
大阪~京都間の普通運賃は570円。
回数券を買うと5,130円で11回乗車できますよ。
1回あたり約466円となって、普通に切符を買うより1回あたり104円お得になりますね。
券売機では現金購入しかできませんが、みどりの窓口に行くとクレジットカードでも購入できます。
ポイントも貯められるので、購入する時にはクレジットカード払いがおすすめです。
ポイント還元率が1%の楽天カードで支払った場合を考えると、1枚あたり約461円となってさらにお得ですね。
回数券の買い方はこちらのページで詳しく紹介しています。
同じクレジットカード払いならできるだけポイント還元率がいいカードがいいですよね。
ポイント還元率の高いクレジットカードはこちらです。
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お得に電車に乗れる回数券ですが、購入する時に注意することがひとつだけあります。
それは回数券の有効期限は3ヶ月だということです。
せっかく回数券を買っても期限切れになってしまっては意味がありませんので、しっかりと計画的に回数券を買ってくださいね。
チケットショップで回数券を購入する
11枚つづりの回数券を3ヶ月以内に使い切れない場合には、チケットショップで回数券を購入するのがおすすめです。
その時に使いたい分だけ購入できるので、期限切れの心配をしなくてもいいのがメリットです。
チケットショップでは回数券を1枚ずつ販売しているので、必要な枚数を購入してください。
私がよく利用するチケットショップでは大阪〜京都の回数券1枚が490円で販売されています。
チケットショップの中には店舗の営業時間外にも回数券が購入できるように、お店の外に自動販売機が置かれていることもありますよ。
いつでも回数券が購入できるのはうれしいですね。
チケットショップで回数券を買うときのデメリットも挙げておきます。
- 現金しか使えない
- 電車を利用するたびにお店に行く必要がある
- 店の営業時間内でしか購入できない
「ICOCA時間帯指定ポイント」なら運賃が半額になる
決まった時間帯に大阪~京都間を利用するならICOCAを利用するのもおすすめです。
ICOCAのICOCA時間帯指定ポイントを利用すれば、大幅に運賃が割引になるんです。
※実際は運賃が割引になるのではなく、運賃の半額相当のICOCAポイントがたまります。
ICOCA時間帯指定ポイントが適用される条件は次の通りです。
- 平日10〜17時または土日祝の終日の利用
- 決められた特定の区間を1ヶ月で4回以上利用
※土日祝には年末年始(12月30日~1月3日)も含みます。
これを大阪〜京都に当てはめてみましょう。
- 期間:毎月1日から月末の1ヶ月間
- 時間帯:平日10〜17時または土日祝の終日
- 利用区間:大阪〜京都間
- たまるICOCAポイント:4回目以降1回につき280円相当のポイント
3回までは1回あたりの運賃は560円ですが、3回目以降はどんどんお得になります。
還元されるポイントを考慮して1回あたりの運賃を計算してみるとこのようになりました。
- 月に1〜3回乗車:570円/回
- 月に4回乗車:500円/回
- 月に5回乗車:461円/回
月に4回の利用でチケットショップで回数券を購入するのと同じになりました。
5回以上乗ればどんどんお得になりますね。
ICOCA時間帯指定ポイントが利用できる区間は大阪〜京都だけでありません。
詳しくはJR西日本のWEBサイトをチェックしてください。
いろんな区間で設定されているので、よく利用する区間が対象であればICOCAを積極的に利用してみてください。
ICOCA時間帯指定ポイントついての詳細はJR西日本のWEBサイトをご覧ください。
なお、このサービスを利用するためにはICOCAポイントサービスに登録する必要があります。
詳しくはこちらのページで紹介しているのでチェックしてみてください。
大阪駅から京都駅までの所要時間
先ほども紹介しましたが、大阪駅から京都駅までの所要時間についてもう少し詳しくみていきましょう。
大阪、京都はともにすべての電車が停車するので、どのJR京都線を走る電車(高槻までの電車は除く)に乗っても京都駅には行けます。
利用できる電車は次の通りです。
- 新幹線
- 特急
- 新快速
- 快速
- 普通
京都駅に行くなら迷わず新快速に乗りましょう。
所要時間は29分で、京都まで途中に停まる駅はたった2駅(新大阪、高槻)です。
新幹線を利用すると乗車時間は18分と最短(大阪〜新大阪が4分、新大阪〜京都が14分)ですが、乗車時間以外にも新大阪駅での乗換の時間が余分にかかります。
結局、所要時間は新快速と変わらないか、むしろ余計に時間がかかってしまうこともありますよ。
さらに特急料金が別途860円(自由席利用時)もかかってしまい、乗車券と合わせると1,420円もかかってしまうんです。
特急は本数が限られているのと、別途特急料金が必要で所要時間も新快速とほとんど変わりません。
新幹線、特急に特急料金を払って乗る意味はほとんどないので新快速を利用しましょう。
快速と普通電車についても所要時間を紹介しますね。新快速と比べてかなり時間がかかりますのでおすすめしません。
- 快速:34分/42分
- 普通:52分
快速の34分は早朝に運転されている快速電車(大阪〜京都間が快速)の所要時間、42分はそれ以外の時間帯に運転されている快速電車(大阪〜高槻間が快速)を表しています。
乗車位置を把握して降りる駅での移動時間を節約
電車を降りてから、どこに向かうかによって乗車位置を考えておくと到着後の移動がスムーズになりますよ。
大阪駅、京都駅それぞれで乗車位置の目安を挙げますね。
大阪駅から乗車して京都駅で降りる場合の乗車位置の目安はこちらです。
- 地下鉄:前方車両
- 近鉄:中~後方車両
- 嵯峨野山陰線:中~後方車両
- 京都駅ビル:中~後方車両
- 市バス:中~前方車両
京都駅から乗車して大阪駅で降りる場合の乗車位置の目安はこちらです。
- 地下鉄御堂筋線・谷町線:後方車両
- 地下鉄四つ橋線:前方車両
- 阪急電車:後方車両
- 阪神電車:中〜後方車両
さいごに
大阪・京都間を速く移動できるJRは、利用時間帯や回数に応じてお得に乗車できます。
利用回数が少ないなら、チケットショップで使う分だけ回数券を購入するのがお得。
頻繁に利用して、クレジットカードのポイントも貯めるなら、みどりの窓口で回数券を購入するといいでしょう。
昼間や土日祝の利用が主で、月に5回以上利用するならICOCAを使うとお得になりますよ。
自分のスタイルに合わせてお得に電車を利用してくださいね。