ゆうちょ銀行のATMでお金を預けたり、もしくは引き出したりするイメージとして、お札(紙幣)のイメージがありませんか?
もし1,000円以下の硬貨(小銭)の出し入れができたら、より便利に感じると思います。
でも、本当にそんなことができるのでしょうか。
ゆうちょ銀行ATMでは、硬貨の入出金に対応しています!
とはいえ初めてだと、どうやってゆうちょ銀行ATMの操作をすればいいのかわかりにくいのではないでしょうか。
そこで、このページでは実際にゆうちょ銀行のATMを使い、硬貨の預け入れと引き出しをやってみた様子を画像つきで詳しく紹介していきます。

ゆうちょ銀行ATMでの小銭の入金・引き出しにかかる手数料
ゆうちょ銀行ATMに小銭(硬貨)を入金すると「硬貨預払料金」と呼ばれる手数料が発生します。
1枚でも預けると手数料が取られるのは厳しいですね。
もし、ゆうちょ銀行ATMを使って小銭を預けるなら、大きな金額にするほうが手数料負担の割合が下がります。
1〜25枚 | 110円 |
26〜50枚 | 220円 |
51〜100枚 | 330円 |
また、ゆうちょ銀行ATMから小銭を引き出すときも手数料110円が発生します。
ゆうちょ銀行ATMで硬貨入金や出金をすれば、必ずお金がかかると思ってください。
ゆうちょ銀行ATMで硬貨を入金する方法
ここから、ゆうちょ銀行のATMで硬貨を入金する方法を紹介していきますね。
▼こちらが、ゆうちょ銀行に備え付けられているATMです。
一番右側のATMは、少し型が古いタイプですが、基本的に使い方は同じですよ。

▼ATMの液晶画面(タッチパネル)を見てみましょう。左上に『硬貨』という表示が見ます。

▼硬貨の預け入れをするためには、『お預入れ』を押しましょう。

▼キャッシュカードを入れるよう指示があるので、『カード』と書かれたところにキャッシュカードを差し込みます。
液晶画面の上側にありますよ。

▼表示されている内容を確認したら、『確認』を押します。

▼『紙幣をお入れください』とメッセージが出ましたね。ここで「硬貨は無理なのかな」と迷ってはいけませんよ。
『硬貨』のボタンを押しましょう!

▼先ほどのメッセージが出ると同時に、ATMの『紙幣』側のフタが開いています。
『硬貨』側は、閉じていますよね。

▼液晶画面の『硬貨』を押したことによって、ATMの『硬貨』側も開きます!

▼表示が『紙幣・硬貨をお入れください』に変わりましたね。硬貨は100枚まで入れることができます。
硬貨を入れたあとは、『確認』を押しましょう。

▼ジャラジャラジャラ…と音がして、ATMが硬貨を数えてくれます。

▼財布の中にあった硬貨を全部入れてみました。ATMが計算してくれたところ362円ありましたよ。
全額預け入れする場合は『確認』、金額を指定して預け入れる場合は『金額指定』を押します。

▼『ご確認ください』とメッセージが出て、明細票を発行するか、しないかを聞かれます。どちらかを選びましょう。
なお預け入れをするので、取引後の残高も表示されていますね。

▼手続きが終わると『カードをお受取りください』とメッセージが出ます。

▼忘れず、キャッシュカードを取りましょう。作業はこれで完了です!

このように、すんなり口座へ預け入れることができました。
なお注意点として、旧500円玉は取り扱うことができません。
▼ちなみに、こちらが利用明細票です。入金した金額は『お取引金額』には載らず、残高だけが表示されていますね。

このように、ゆうちょ銀行に硬貨を預け入れすることで、小銭を貯金できますよね。
へそくり代わりにもできると思います!
いつの時代も人気な500円玉貯金をするのにも向いていますね。
ゆうちょ銀行ATMでの硬貨引き出しのやり方
続いて、ATMから硬貨を引き出す方法を紹介します。
先ほど預け入れたとき、残高が512円になりました。
「500円玉がほしいな」と思ったので、500円を引き出してみます!
▼硬貨の引き出しをするためには、『お引出し』を押しましょう。

▼キャッシュカードを入れるよう指示があるので、『カード』と書かれたところにキャッシュカードを差し込みます。
液晶画面の上側にありますよ。

▼現金を引き出すわけですから、暗証番号の入力が必要です。

▼『金額の入力』の画面になりました。引き出したい金額を入力しましょう。
僕は500円玉が欲しかったので、『500』と入力しました。
数字のキーで『500』と入力し、その後『円』を押します。

▼『ご確認ください』とメッセージが出て、引き出したい金額が表示されます。問題がなければ『確認』を押しましょう。

▼硬貨を用意しているのか、ATMからジャラジャラジャラ…と音がします。その間は、画面にメッセージが出ますよ。

▼再度『ご確認ください』とメッセージが出て、引き出す金額と残高が表示されます。また、明細票を発行するか、しないかを聞かれますよ。どちらかを選びましょう。

▼ATMの『硬貨』と書かれた場所から、硬貨が出てきました!僕が欲しかった500円玉です。

▼利用明細票には、お取引金額に引き出した500円、そして残高に12円が載っています。

500円を引き出したことによって、残高が12円になりました。
端数も引き出せるのか気になりませんか?
実際に12円が引き出せるのかも、試してみましたよ。
▼先ほどと同じ作業を繰り返したところ、何も問題なく引き出しできました!

▼なお、引き出しの作業が終わったあとは、硬貨とキャッシュカードを取るように指示があるので、キャッシュカードも忘れずに取りましょう。

▼12円を引き出したことによって、残高は0円になりました。

硬貨の引き出しは、まったく使っていなかった口座からお金を引き出して、残高0円にするときに使えますね。
休眠口座になってしまう前に出金しておくのがおすすめです。
ただ、現在は手数料が110円かかるため、小銭を引き出すときはこれを含めて金額を決めましょう。
硬貨の預け入れと引き出しのルール
このページでは362円を預け入れたあと、1回目に500円、2回目に12円を引き出しました。
すごく少額だったのですが、いったいゆうちょ銀行のATMは何枚まで預け入れたり、引き出したりできるのかも、気になりますよね。
▼硬貨の預け入れと引き出しのルールは、以下のとおりです。
ATM操作 | 枚数 |
---|---|
預け入れ | 100枚まで |
引き出し | 1,000円未満の金額に相当する枚数まで |
▼金額や枚数に換算すると、以下のようになります。
ATM操作 | 金額換算もしくは枚数換算 |
---|---|
預け入れ | 500円玉×100枚=50,000円 |
引き出し | 999円分の硬貨 |
なお、硬貨を引き出すときに、金種(硬貨の種類)は指定できません。
ですから、たとえば1円玉を999枚引き出すことはできませんよね。
ということは、引き出しで999円分の場合は以下のとおりになります。
硬貨の種類 | 枚数(金額) |
---|---|
500円玉 | 1枚(500円) |
100円玉 | 4枚(400円) |
50円玉 | 1枚(50円) |
10円玉 | 4枚(40円) |
5円玉 | 1枚(5円) |
1円玉 | 4枚(4円) |
全部で硬貨15枚で、999円の構成です。
硬貨を全種類、効果的に両替したいときに利用できますね!
硬貨の預け入れ・引き出しができる時間帯
硬貨の預け入れや引き出しをするときに、ゆうちょ銀行ATMが何時から何時まで使えるのかも知っておきたいですよね。
ゆうちょ銀行ATMで硬貨の預け入れ・引き出しができる時間帯は、平日の午前7時から午後6時までです。
土日や祝日などの休日は硬貨の預け入れ・引き出しはできませんので注意してください。
また、店舗によってはATMが使える時間が限られている場合もあります。
硬貨の預け入れや引き出しを確実に行いたいのであれば、店舗やホームページでATMの営業時間を調べておきましょう。
コンビニATMでは硬貨の預け入れ・引き出しができない
ゆうちょ銀行のキャッシュカードを持っていると、以下のコンビニATMでもお札(紙幣)の預け入れや引き出しができます。
ただし、コンビニATMでは硬貨の預け入れと引き出しはできません。
硬貨の預け入れや引き出しができるのは、ゆうちょ銀行や郵便局にあるATMのみ。
駅や商業施設などに設置されているゆうちょ銀行ATMでは、硬貨の預け入れと引き出しはできないため注意してくださいね。
ゆうちょ銀行の窓口でも硬貨の預け入れ・引き出しに対応
ゆうちょ銀行ATMだけでなく、ゆうちょ銀行の窓口でも硬貨の預け入れや引き出しに対応してもらえるかどうかが気になると思います。
ゆうちょ銀行の窓口でも硬貨の預け入れ・引き出しに対応していますよ!
気になる手数料は以下の通りです。100枚までなら無料になります。
硬貨の枚数 | 手数料 |
---|---|
1〜100枚 | 無料 |
101〜500枚 | 550円 |
501〜1,000枚 | 1,100円 |
1,001枚以上 | 500枚ごとに550円加算 |
ゆうちょ銀行の窓口を利用すると時間はかかりますが、硬貨の枚数が多いときでも対応してもらえるのがメリットですね。
さいごに
ゆうちょ銀行を利用して、硬貨の預け入れや引き出しの方法を紹介しました。
やり方については特に難しいことはなく、普段ATMを使い慣れている場合は、問題ないかと思います。
ちょっとした小銭があった場合に預け入れたり、逆に小銭がほしいときに両替したりすると便利です。
ノマド的節約術では、ゆうちょ銀行ATM以外の銀行ATMでも小銭入金のやり方を紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。
おまけ:銀行での両替について
銀行の窓口やATMを利用した、両替について紹介しているページもあります。
あわせて読むと、理解が深まりますよ。