こんにちは!
2011年にフリーランスになった、ノマド的節約術の松本です。
この記事を書いたのが2017年なので、もうフリーランスになってから6年になります。
今もフリーランスとして活動できているので、廃業せずには済んでいますが、当時はほとんど知識もなく手探り状態でずっとやっていました。
当時の自分にもっと情報があれば・・・って思いますので、ここでフリーランスになる前となったあとにやっておくべきことをまとめておきますね。
フリーランスになる前にやっておきたいこと
まずは、フリーランスになる前にやっておきたいことから。
フリーランスに特化しているように見えませんが、別にフリーランスでなくても考え方やテクニックは使えるかと思いますので、参考になればうれしいです!
毎月の生活コストを下げておく
フリーランスになるかどうかに関係なく一番重要なことを先に紹介しますね。
フリーランスでうまくやっていきたいのであれば、まずは毎月の生活コストを最大限少なくしておきましょう!
仮に月20万円かかっていた生活費が10万円に下がったとすると、最低稼がないといけない金額が下がりますよね。
それによる安心感はとても大きくて、心の余裕が出てきて仕事しやすくなりますよ!
生活費を下げておくのは、それぐらい重要なことです。
毎月出ていくようなお金を減らしていくことで、自然と毎月の生活費が減りますよ。
携帯代や保険料、住宅ローンの返済など・・・
1回やるだけでとても効果がある方法はいくらでもありますよ!
余計な出費を減らしておけば、仕事のためにお金が必要になったときも、節約していないときよりも出しやすくなります。
メリハリがついたお金の使い方ができるようになるので、まずは固定で出ていく生活費をとにかく下げましょう!
食費を削るとかではなく、毎月ムダに出ていってるお金を見直して減らすだけで大丈夫です。
個人名で銀行口座を作るときは、以下のページを見ておけばおすすめの口座がわかりますよ。
個人用のクレジットカードを作っておく
会社員であることのブランドは大きく、辞める前にクレジットカードを作っておくのはおすすめです。
フリーランスになってもクレジットカードは作れましたが、どうしても信用が低くなりがちで、限度額が低く設定されがちでした。
むしろフリーランスになってからのほうがクレジットカードを使う機会が増えるかと思うので、会社員のうちにクレジットカードを作っておくのがおすすめです!
簡単に作れそうなクレジットカードではなく、少し審査が難しそうなカードで欲しいと思っていたカードを作るのがいいですよ。
特に、個人のアメックスであれば定職についていることが条件になっているので、ブランドが欲しい方にはおすすめです。
【要注意!】住宅ローンを組む
クレジットカードと同様に、家を買ったときなどに使う住宅ローンは会社員のほうが審査に通りやすいです。
定職についているという安心感があるからでしょうか。
ただ、住宅ローンを組んでから独立する場合は、フリーランスでうまくいかなかった場合に悲惨なことになるので、よほどうまくいく自信がない限りはおすすめしません!
むしろ、固定費が増えてしまうことにもなるので、どうしても家が欲しかった、という場合でなければやらないほうがいいと思います。
次の仕事のあてを見つけておく
もし可能なら、フリーランスになる前に、フリーランスになったあとの仕事の目処をつけておくと安心感が大きいです。
これができると精神的にすごく楽になりますね。
仕事は意外と今までの人のつながりから生まれたりするものなので、人付き合いが今後すごく重要になってきます。
各種SNSアカウントを作っておく
フリーランスになると、人付き合いが重要になる話に関連してですが、各種SNSのアカウントは持っておき、それぞれ運用していくようにするのがおすすめです。
今だと、Twitter・Facebook・Instagramが主流ですよね。
私もこれらSNSは意識して活用しています。
個人的な経験を言うと、TwitterやFacebookのおかげで人のつながりが増えたり、そこから仕事につながったりというケースが多いです。
Twitterだけでやり取りしていた人とあとで実際に会うという経験は、今まで何回したか数え切れないぐらいになってますよ。
そういう人の場合、初めて会っても初めてという感じがしないので、会話もしやすいことが大半ですね。
ブログを始める
SNSに関連して、ブログも始めておくと、自分自身のことを知ってもらえやすいです。
ブログを書いておくと、記事の内容によってはあとで検索でアクセスが増えることもあり、いつでも自分を知ってもらえるきっかけが作れて、お問い合わせ経由で仕事につながることもあります。
私の周りには、ブログで発信していたからこそ、仕事が入ってくるようになったという話がいくらでもありますよ。
フリーランスになってからやっておくこと
フリーランスになってからもやっておいたほうがいいことはたくさんあります。
過去の自分の経験から、やっておいたほうがおすすめだと思うことをまとめました。
ちなみに、開業届を出すなどの基本的なことは省いています。
国民健康保険や国民年金の減免・免除申請をしておこう
独立した直後は、仕事がたくさんある状態とはいえないのではないでしょうか。
私は最初、全然仕事がなくてどうしようかと思っていたぐらいです。
そんな中、国民健康保険料や国民年金の請求は容赦なくやってきます。
国の無慈悲さを痛感させられる時期になるでしょう。
でも、救済措置もちゃんと用意されていて、支払いが苦しい場合は減免したり免除したりできるようになっています。
これを知らなくて支払いに苦しんでいる話を聞きますので、支払いが大変なのであればまずは市役所などに相談に行ってみるといいですよ。
フリーランスになった直後は全然売上もなく、国民健康保険料や国民年金を減免・免除してもらえたのはホントに助かりました。
【必要なら】事業用の銀行口座を作る
フリーランスの場合は、自分の名前で仕事することになるので、あえて事業用の口座を作る必要はないと思います。
でも、確定申告などに向けて管理を楽にしたいと思うのであれば、事業用の銀行口座を作っておくのがいいですよ。
事業用の銀行口座を作るときのポイントは、振込手数料やATM手数料が安いこと。
個人の銀行口座を作るときと同じ考え方ですね。
ムダなお金を使ってしまってはまったく意味がありませんから、手数料はシビアに見るようにしてください。
手数料0円のところを選ぶのが基本です。
【必要なら】事業用のクレジットカードを作る
もし、事業用にクレジットカードを作りたいのであれば、フリーランスになったあとに申し込んでみましょう。
フリーランスになりたてだと、クレジットカードの審査が難しく感じるかもしれませんが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードであれば親身になって審査にしてくれるというウワサですよ。
アメックスというブランド価値もありますので、もし作れたらうれしいですよね。
もし、個人名で作る場合は、事業用にしか使わないクレジットカードにしておくと、会計処理が楽になりますよ。
小規模企業共済を申し込む
フリーランスになると、会社員のときほど年金などの面で優遇されなくなります。
そのため、自分でいろいろと対策していく必要があるので、まずできることの1つである小規模企業共済を積み立てていくのがおすすめです。
月1,000〜70,000円まで掛けることができ、全額所得控除になるので、節税効果もあります。
その上で将来への備えにもなりますし、まずは月1,000円からでも始めておくのがおすすめです。
小規模企業共済は、期間が長ければ長いほど有利になってきますよ。
経営セーフティ共済を申し込む
小規模企業共済と並んでおすすめなのが、経営セーフティ共済(倒産防止共済)と呼ばれる仕組みを利用すること。
月5,000〜200,000円まで掛けることができ、全額経費にできるのが大きなメリットです。
利益が下がって赤字になっているときに経費セーフティ共済を使って補填(ほてん)するなどして、経営悪化に備えることができます。
利益が出続けている場合は、税金支払を先延ばしにする効果もありますよ。
将来のことはなかなか予測できませんので、ある程度利益が出ているのなら経営セーフティ共済は使っておきたいところです。
【余裕があるなら】確定拠出年金(イデコ)の申し込み
小規模企業共済、経営セーフティ共済を合わせて利用している状態でかつ、まだ余裕があるなら検討しておきたいのが、確定拠出年金を利用することです。
自分の老後に備えて自分で年金を準備することになります。
しかも、確定拠出年金の掛け金は全額所得控除になりますので、節税のメリットもありますよ。
ただし、60歳にあるまでは掛け金を引き出すことができないデメリットもあり、最終手段的な感じで考えています。
さいごに
ここで紹介してきた内容は、2011年からフリーランスを続けてきて感じたことや経験談がすべてとなっています。
当時の自分にもっと知識があれば、よりスマートにフリーランス生活を送ることができたのになぁ・・・と思うぐらい。
世の中にはいろいろな仕組みがあり、知っているかどうかや行動するかどうかだけで大きく変わることがたくさんあります。
そういったことを知って、フリーランス生活をよりよくしていただけるとうれしいです!