ETFで積立投資をする方法と自動積立ができる証券会社・サービスを紹介

ETF(上場投資信託)で投資を始める場合、積立投資ができるか気になるのではないでしょうか。

ETFは株式と同じように、値動きを確認しながら自分のタイミングで売買できる金融商品です。

しかし、ETFは運用コストが低く、少額から分散投資できるので、積み立てでコツコツ買っていきたいと考えるかもしれません。

そこでこのページでは、ETFで積立投資をする方法と自動積立ができる証券会社・サービスを紹介していきますね。

ETFで積立投資をする方法と自動積立ができる証券会社

ETFは自動積立に対応していない証券会社が多い

ETFは株式市場に上場しており、株式と取引ルールが同じなので、自動積立に対応していない証券会社が多いです。

しかし、ETFの積立投資ができないわけではありません。

自分で積み立てをすることもできますし、一部の証券会社ではETFの自動積立に対応していますよ。

ただし、ETFの積立投資ができても、手数料が高ければ利益を出すのは難しくなります。

ETFの積立投資は、各証券会社の特徴や手数料、サービスを理解してから始めることが大切ですよ。

ETFで積立投資をする方法

それでは、ETFで積立投資をする方法や、自動積立ができる証券会社・サービスを紹介していきますね。

自分で定期的に買い注文を出す

自分で買い注文を出し、ETFを定期的(毎月、毎週など)に購入することで、結果的に積立投資ができます。

自分で定期的に買い注文を出すなら、手数料が安いネット証券がおすすめですよ。

以下の証券会社は、1日50万円までは売買手数料無料でETFを取引できます。

ETFは口数単位の取引なので、毎回同じ口数を購入しても、株価によって購入金額が毎回変わります。

また、手動で積み立てをすれば手数料は節約できますが、毎回自分で注文するのは手間がかかるため、積み立てを続けるのは難しいかもしれません。

るいとう(株式累積投資)を使う

るいとうとは、株式やETFを金額単位で定期購入できるサービスです。

るいとうは野村證券大和証券SMBC日興証券といった大手証券で取り扱っており、ETFの自動積立が可能です。

大手証券の場合、最低投資金額は1銘柄につき毎月1万円以上1,000円単位ですね。

るいとうに対応している銘柄は証券会社によって異なるので、事前に確認しておいたほうがいいですよ。

るいとうは手数料が比較的高く、大手証券では1注文の約定代金につき1.2%程度の手数料がかかります。

auカブコム証券のプレミアム積立(プチ株)

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auカブコム証券には、プレミアム積立(プチ株)というサービスがあり、ETFの自動積立が可能です。

指定金額は毎月500円以上1円単位で、指定金額の範囲でプチ株(単元未満株)を買い付けてくれます。

金額単位ではなく、1口単位の積み立てになるので注意が必要です。

また、買付手数料は無料ですが、売却するときは約定代金の税抜0.5%(最低手数料52円)の手数料がかかります。

SMBC日興証券のキンカブ

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SMBC日興証券のキンカブは、100円以上100円単位の金額指定で株取引ができるサービスで、ETFの自動積立にも対応しています。

キンカブは口数単位ではなく、金額指定で取引できるので、毎月同じ金額で積み立てできますよ。

キンカブは約定単価に以下のスプレッドが含まれており、実質的な手数料になります。

概算注文金額買付売却
100万円以下0.0%0.5%
100万円超1.0%1.0%

取引金額が100万円以下の場合、買付時は手数料無料ですが、売却するときは0.5%のスプレッドがかかりますね。

キンカブは、金額指定でETFの自動積立ができるのは魅力ですが、売却するときにスプレッドがかかるので注意が必要です。

マネックス証券のマネックスアドバイザー

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マネックス証券マネックスアドバイザーは、アドバイス型のロボアドバイザーです。

国内ETFが投資対象で、毎月1万円からの自動積立(スマート積立)に対応していますよ。

自分で運用を行うアドバイス型なので、自動リバランスには対応していませんが、最初に簡単な質問に答えると運用プランを提案してくれます。

運用コストは、サービス利用料0.33%(税込)とETFの信託報酬の合計0.5%程度で、ロボアドバイザーとしては安いですね。

マネックスアドバイザーで取引できるETFの銘柄は、「iシェアーズETF東証上場シリーズ」のみになります。

アドバイスを受けながら、ETFでさまざまな資産に分散投資をしたい場合は活用できるかもしれません。

ETFの積立はネオモバがおすすめ

ここまで、ETFで積立投資をする方法や、自動積立に対応している証券会社・サービスを紹介してきました。

個人的には、SBIネオモバイル証券(ネオモバ)がおすすめです。

ネオモバの定期買付サービスは手数料が安く、100円から金額単位で自動積立ができます。

また、保有中のVポイントを使ってETFが買えるのもいいですね。

他の証券会社・サービスも悪くありませんが、ネオモバに比べると手数料が高いのが気になります。

さいごに

このページで紹介したように、一部の証券会社ではETFの自動積立に対応しています。

ETFで積立投資を始めるなら、無理なく続けられるように、自動積立ができる証券会社を利用するといいですよ。

個人的には手数料が安く、100円からETFの自動積立ができるネオモバの定期買付サービスがおすすめです。

証券口座は無料で作れるので、気になる証券会社があれば、この機会に口座開設しておきましょう!

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この記事を書いた人

1979年生まれ、千葉県在住の金融ライターです。もともとはお金が苦手で、まったく貯金できませんでしたが、結婚をきっかけにお金について勉強するようになりました。保有資格は2級FP技能士・AFP。投資経験は10年以上で、インデックス投資と不動産投資で資産形成中。ノマド的節約術では、資産形成に関する記事を中心に執筆しています。

大西カツシのプロフィール