イベントやフリーマーケットへの出店などで、自分が販売側になったとき、お釣りを出すために小銭を持っておかないといけない場合があると思います。
そんなときに、お札から小銭にどうやって両替すればいいのか、慣れていないとわかりにくいもの。
このページでは、実際にお札から小銭へ両替してみましたので、詳しい手順や手数料がどれぐらい必要なのかについて紹介していきますね。
お札から小銭への両替に対応している銀行はどこ?
お札から小銭へ両替しようと思ったときに、頭のなかに浮かぶのは「銀行」ではないでしょうか。
でも、どこの銀行でも両替ができるのかどうかが、気になるところ。
全国に店舗数が多い都市銀行だと、両替できそうなイメージがありますよね。
▼都市銀行で両替ができるのかどうかを調べてみた結果は、以下のとおりです。
都市銀行では基本的に対応していますが、ゆうちょ銀行はお札から小銭への両替ができません。
店舗数が都市銀行より少ない、地方銀行や信用金庫はどうでしょうか。
僕は岡山県に住んでいるので、周辺にある10個の銀行などを調べてみました。
銀行名など | 両替 |
---|---|
中国銀行 | 〇 |
トマト銀行 | 〇 |
百十四銀行 | 〇 |
おかやま信用金庫 | 〇 |
広島銀行 | 〇 |
伊予銀行 | 〇 |
香川銀行 | 〇 |
高知銀行 | 〇 |
西日本シティ銀行 | 〇 |
もみじ銀行 | 〇 |
このように、地方銀行も信用金庫でもお札から小銭への両替は可能です!
ただ銀行は銀行でも、実店舗がない楽天銀行や住信SBIネット銀行など、インターネット銀行で両替はできません。
▼ちなみにお札から小銭に両替する場合、以下の2つの方法があります。
- 両替機(見た目はATM)
- 窓口
両替するときに手数料はかかる?
お札から小銭へ両替するときに、手数料がかかるのかどうかが気になるところです。
これは銀行ごと・枚数ごとによって手数料が異なります。
一般的に、その銀行の口座を持っていると、少ない枚数であれば手数料無料で両替してもらえますよ。
都市銀行の中だと、三井住友銀行が最も良心的です。(要口座)
2020年3月現在の情報では、三井住友銀行が最大500枚まで無料で、一番お得に両替が可能です。
棒金(1本50枚)に両替するときにかかる手数料は?
お札から小銭に両替するときは、棒金への両替を目的にすることがあると思います。
棒金は50枚の硬貨で構成されていますよ。
▼棒金1本にかかる手数料は、以下の通りです。
銀行名 | 手数料(税込) |
---|---|
みずほ銀行(窓口) | 550円 |
みずほ銀行(両替機) | 400円 |
三菱UFJ銀行(窓口) | 550円 |
三菱UFJ銀行(両替機) | 300円 |
三井住友銀行(窓口) | 330円 |
三井住友銀行(両替機) | 1日につき1回目は無料 2回目以降、200円 |
りそな銀行(窓口) | りそなグループの口座を持っている場合 1日1回無料 |
りそな銀行(両替機) | りそなグループの両替専用カードを持っている場合 1日1回無料 |
埼玉りそな銀行(窓口) | りそなグループの口座を持っている場合 1日1回無料 |
埼玉りそな銀行(両替機) | りそなグループの両替専用カードを持っている場合 1日1回無料 |
中国銀行(窓口) | 無料 |
中国銀行(両替機) | 1回目は無料 2回目以降、110円 |
お札から小銭(棒金)への両替手順
ということで、ここからは実際にお札から小銭への両替をしてみました!
まずは両替機を使ってのやり方を写真つきで紹介していきますね。
あとのほうで窓口で両替する方法も紹介します。
お札から小銭に両替するときのざっくりとした手順は以下の通りです。
- 両替機にキャッシュカードを差し込む
- 両替したいお札を入れる
- 両替する小銭をタッチパネルの画面で選択する
- 小銭・キャッシュカード・明細を受け取る
たったこれだけで完了です。
まるでATMで自分の口座に貯金(預入)をするような感覚でした。
両替機の機種により操作画面が違いますが、だいたいの流れは同じなので写真付きで紹介しますね。
▼両替機の前に立ったら、キャッシュカードを入れるところが光っているので、ここに入れましょう。
▼両替したいお札を入れると、何円硬貨に両替するかの画面が出てきます。
ここでは25,000円を入れ、500円硬貨50枚に両替しましょう。
▼確認の画面です。
▼レシートの発行をするか、しないかを聞かれます。
▼両替したお金が出てくる前に、レシートとキャッシュカードが出てくるので受け取りましょう。
▼500円硬貨が50枚セロファンでまとめられたもの、「棒金」が出てきました!
これで棒金への両替が完了ですね。
両替が終わると利用明細が出てきます。
▼以下は、25,000円を500円硬貨50枚に両替したときの、中国銀行の明細です。
窓口でお札から小銭(棒金)に両替する方法
窓口でお札から小銭に両替をする場合は、専用の用紙に記入する必要があります。
ざっくりとした手順は以下の通りです。
- 整理番号の自動発券機で受付番号カードを発行する
- 待つ間に両替申込書(両替依頼書)を記入する
- 受付番号を呼ばれたら窓口に両替申込書とお金を出す
- 再び呼ばれるまで待つ
- 両替された小銭を受け取る
手順の2番で『両替申込書を記入する』とありましたが、事前に銀行から両替申込書を何枚かもらい、銀行へ行く前に記入していると楽です。
また、よくわからない場合は窓口で問い合わせをしながら記入するとよいでしょう。
両替申込書(両替依頼書)の記入方法
銀行により両替をするために記入する用紙の名前が違います。
たとえば、以下のような名前です。
- 三菱UFJ銀行:両替依頼書
- 中国銀行:両替申込書
用紙の名前がわからなくても、窓口で「両替をしたいです」と行員さんに伝えると、出してくれるので安心してください。
では、三菱UFJ銀行の両替依頼書を例にして、10,000円札を500円硬貨20枚に両替してみます。
▼特別難しいものでもないので、以下のように指定された欄に記入すればOKです。
この両替の例だと、500円硬貨が20枚で10,000円ですね。
枚数と金額を間違えないように記入しましょう。
専用用紙を見ていると、両替機で両替するほうが楽だと感じました。
窓口での両替は、大量の枚数が必要なときに向いていますね。
なお、窓口でも50枚単位で両替を希望すると、棒金がでてきます。
窓口でお札から小銭への両替にかかった所要時間
実際の所要時間は10分ほどでした。
具体的には以下のような流れです。
- 13:10 予約番号を発券
- 13:15 呼ばれる
- 13:20 両替完了
さいごに
お札から小銭への両替は、頻繁にするものではないので、毎回やり方がわからなくなってしまうかもしれません。
このページで紹介した手順通りに無事に両替できましたので、もし同じように迷っているのであれば、参考にしていただけるとうれしいです。
おまけ:なるべく現金取引を減らす方法
現金のやり取りって、このように小銭を用意する手間が必要になります。
支払ってもらう方法は、現金以外にもいろいろあるので、この機会に他の方法を検討するのもありですよ。
モバイル決済を使ってキャッシュレスを導入してみましょう。