2つのシェアハウスに2年住んで気付いたメリットとデメリット。シェアハウスをおすすめする3つの理由

こんにちは、『灯台もと暮らし』編集部の立花です。

わたしは大学卒業まで、5人で一緒に住むシェアハウスと、友人と二人でルームシェアという2タイプのシェアハウスに住んでいました。

思いつきで暮らし始めたシェアハウスでしたが、結局友人とは2年近く一緒に暮らしていました。

新生活に向けて、もし引越し先を探していたり、気分を変えたいと思っているときは、シェアハウスをしてみるのはいかがでしょうか。

ということで、このページでは、友人二人と住んでいた頃の経験をもとに、シェアハウスをオススメしたいと思ったポイントを3つご紹介します。

シェアハウスに住んで気付いたメリットとデメリット

1. なんでも折半

シェア、というくらいですから、生活に関わるものはほとんどすべて分け合い共用します。

また、シェアハウスに置く家具や生活雑貨もすべて半額ずつ出し合って揃えました。

実家や一人暮らしをしていたときのものも、持ち寄ってシェア。
わたしもルームメイトも、一人暮らしの経験があったため、モノは比較的すぐに揃いました。

こうして買い揃えたものたちも、シェアハウスを解散するときに自分で持ってきたものは自分で引き上げ、一緒に買ってそろえたもので欲しいものは引き取る、という形にしました。

お金のやりくりについて

シェアハウスでのお金の管理

シェアハウスですから、生活費も基本的に折半です。

例えば家賃。わたしたちは共通の口座をひとつ作り、そこに毎月家賃プラス光熱費分一人1万円と換算して入れていました。

光熱費は月々の状況で出て行く額が変わりますから、いつのまにかその口座には数万円の貯金がされていました。

この残高は、シェアハウスを解散するときに折半し、それぞれの新生活の資金になりました。

こうした作業は楽しくもあり、また相手の金銭感覚を知るいい機会になりました。

レシートは必ず取っておく

こうして共用して支払った額というのは、知らずのうちに増えていきます。

いちいち覚えていられませんし、誰がどれくらい払ったのかも、逐一管理するのも手間です。

ですが、金の切れ目が縁の切れ目ということわざもありますから、共用して買ったものはすべてレシートをとっておきました。

万が一のトラブルが起こったとき、きちんとした物的証拠を残しておくためです。

これは自分の身を守るためでも、相手を守るためでもあります。

料理・掃除はどうするの?

シェアハウスをしているというとよく聴かれた質問がこれらです。

「料理は交代でするの?」「掃除はどうしているの?」といったことです。

わたしたちのルールは、基本的に「自分のことは全て自分でする」でした。
掃除だけは月ごとで担当を決め、自分の好きなときに必要な箇所を掃除する、というやり方をしていました。

というのも、ひとつ屋根の下に住んでいながら、お互いまったく別々の生活やリズムがあり顔を合わせない日もあったため、日割りや曜日で明確な役割分担をするのは難しかったのです。

我が家はわたしが朝型、友達が夜型でしたから、ルームメイトが帰ってくる頃にわたしは眠っていて、わたしが出て行く頃には彼女はまだ眠っているということばかりでした。

そういうわけで、料理は自分で食べたければ作る、というのが基本でした。

ですが、たまに帰宅時間がかぶったりすると、りんごをむいて一緒に食べたりしましたよ。

2. プライベートが筒抜けという緊張感

シェアハウスと一言に言っても、いろいろな形態があります。

わたしたちの場合は、それぞれに個室がひとつずつあり、リビングや水回りを共用していました。

いくら個室があるとは言え、互いに何時に帰ってきているか、どこへ行くかなどは大体把握しています。

もっと言えば、日頃何を食べているか、ズル休みかどうかなども分かってしまうのです。(ズル休みはしていませんが。)

こうした生活環境だと「誰かに見られていると心が休まらないんじゃないか」と感じるかもしれませんし、わたしも昔はそう思っていました。

でも、誰かに自分のプライベートを見られているというのは、ほどよい緊張感を与えてくれるのです。

だから、ダラけ過ぎていることはないですし、お互いに「明日早起きするから!」と宣言しあって、できなければ起こしてあげる、ということも何度かありました。

決して監視し合っているわけではないですが、ちょうどいい緊張感が、怠惰な生活を遠ざけてくれたと言えそうです。

3. ひとりじゃないという安心感

シェアハウスで共用しているボード
↑共用しているボード↑

先ほど、わたしがシェアをしていた友人とは、生活サイクルが違うと書きました。

でも、お互い暗黙の了解で、どちらかの帰宅前に自分が寝るときは必ずリビングの電気は点けておきました。

一人暮らしなら、真っ暗闇の部屋に帰るわけですが、明かりがついていると顔を合わせなくても、誰かいるという「気配」で安心できることもあります。

また、モヤモヤしたことがあったとき、悩みごと、気分が落ち込む日などは、遅くまで話をすることもありました。

これは女子同士のシェアハウス特有かもしれませんが、お互いなんとなく「話したい気分」を感じる取ることができたんですよね……。

こういう、ちょっとした時に話す相手がいるかいないかで、翌日の気分も大きく違ってきます。

一人暮らしを経験してからシェアハウスへ移ると、こうした「気配」の重要性と安心感は、ひしひしと感じます。

シェアハウスをするときに注意したいこと

住んでみて、たのしかったことばかりでしたが、大変なこともありました。

物件が見つからない

わたしたちの場合、大学生のシェアハウスというだけで審査が通らないこともありました。

都内かそうでないかで、住宅環境も大きく変わると思いますが、シェアハウスというと騒がしい、トラブルが多いというイメージはどうしても根強いようです。

音がうるさい

生活リズムが違えば、夜に洗濯、掃除をしなければならなかったり、部屋の片付けを早朝にやったりすることもあります。

気にならなければ問題はないのですが、たまに隣の部屋からドンドンッという音が聞こえてくるということもありました。

逆に、わたしの物音がルームメイトをイライラさせていたこともあると思います。

相手への配慮は、忘れないようにしたいですね。

結局は誰と住むか

ルームシェア

シェアハウスといえば、快適かどうかはほとんど誰と住むかで決まると言っても過言ではありません。

多少汚いアパートであっても、一緒に暮らすメンバーの相性が良ければ、物が満たされていなくても生活そのものが楽しくなります。

わたしたちの場合、お互い干渉しあわず、一週間に一度くらいタイミングが合った時に「最近どう?」とりんごを食べながら話す。

そういうペースが合う関係だったため、2年も続いたのだと思います。

あとは金銭感覚、綺麗好きかどうか、の2点が大きく見極めるべきポイントでしょう。

これは実は、シェアハウスはもちろん結婚するときも大事なのでは?と学ぶことができたのも、独身女子のわたしにとっては大きな収穫でした。

よきパートナーと巡り合ったら、シェアハウスをはじめて見るのもおもしろいですよ。

おまけ:引っ越しされる場合におすすめの記事

おまけ:シェアハウスに住んでいる時は貯金のチャンス

シェアウェアに住むことで、住居費を抑えることができます。
支出が少なくなるので、貯金しやすい環境になりますよ。

今後、出ていく時のことも考えて貯金する習慣を身に付けていくことも大切です。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

1991年生まれ、静岡県出身の編集者。これからの暮らしを考えるメディア「灯台もと暮らし」の執筆、編集を担当。いつか書道教室をひらくのが夢。