「人生において、固定の家は必要か?」3年間アドレスホッパーしていた旅ライターの放浪生活体験記とメリット・デメリット

スポンサーリンク

こんにちは!
旅ライターの伊佐知美です。

伊佐知美
旅先からこんにちは、伊佐知美です

冒頭から突拍子もないことを申し上げてしまうのですが、質問です。

「はたして人生に、固定の家は必要でしょうか?」

賃貸か、購入かという話ではありません。
そのもっと手前の、「そもそも私たちに、『固定の家』という存在は必要なのか?」という問いです。

ここで言う「固定の家」とは、モノや家具を所有して毎日帰宅し、毎月同じ額の家賃を納めることを基本とする、いわゆる「自分の家」ですね。

変なことを言っているように響くでしょうか?(笑)
いえ、かなり真面目な問いなのです。

だって、みんな当たり前のように家を持って生活していますが、固定費のうち、住居費ってものすごく大きな割合を占めているじゃないですか。

もしその固定費がなくせるとしたら、毎月のキャッシュフローってかなり変わってくるし、フットワークもものすごく軽くなると思いませんか?

「どうして家は、固定されているんだろう?」。

旅が好きで好きでたまらなく、またライターという取材と移動が多い仕事を愛していた私は、この疑問を立証すべく、2016年4月から2019年5月現在に至るまで、身を張って「家なし暮らし」を実験してきました。

その間に、さまざまなことを学び、気持ちも少しずつ変化していきました。
この記事は、そんな私の「家なし暮らし」を実践する間に得た学びや反省、出費等々を記録した体験記です。

スマートフォンの普及の波とともに、車や家電、洋服などあらゆるシェアリングサービスが人々の暮らしに浸透し、「モノを所有する」という概念がどんどん変わってきた現代。

この記事が、「ノマド」「リモート」「アドレスホッパー」など、「自由なライフスタイル」を模索中の人に届き、少しでも参考になってくれたら幸いです。

ではでは、「こいつ一人で3年も何やってんだ(笑)」的な視点でもいいので、以下どうぞお楽しみください!

このページの目次

記事を読む前に共有しておきたい事項

「家なし暮らし」に挑戦する前に準備したことは?

移動しながら仕事をするライフスタイルを実現するために、PCとWi-Fi環境があれば完結できる、フリーライターの仕事に就きました。

どうやってフリーライターになったのかという話は長くなるので、今回は割愛しますが、とにかく、まずは会社員からフリーランスへの転向を目指しました。

家なし暮らし中、納税はどうしていたの?

実家の新潟県を本籍とし、そこで各種税金を納めるようにしました。

Amazon等の郵便物はどこに配送するようにしていたの?

同上です。もしくは、場合によっては滞在先のホテルやゲストハウス、最寄りのコンビニ宛に届けてもらいました。

クレジットカードなど転送不可の郵便物は、実家で預かってもらうケースも。

眠る場所が変わったり、時差がある国へ移動すると大変そう。体調管理はどうしていたの?

ビタミン剤を持ち歩いたり、海外では必ずミネラルウオーターを購入して水道水は口にしない、などの管理を徹底しました。

そもそも私は海外生活への耐性がある方で、「どこでもよく眠れる」「時差調整が早め」という特徴の持ち主なので、家なし暮らしのハードルは比較的低めだったと思います。

当然ですが、人によっては体質的に、まったく合わないということもあるかもしれませんね。

家なし暮らしを実践する前に、週末や休暇などで「家なし暮らし体験」をして、「自分は場所が変わっても気持ちよく眠れるか?」「体調・精神面に大きく影響しないか?」などを知っておくと、トラブルは減りそうです。

私が実験した、具体的な「家なし暮らし」のケーススタディ

以下、私が試した「家なし暮らし」の具体例と学びを、6つ紹介します。

[1]【無拠点】世界一周しながら、各地を転々とする旅暮らしスタイル

伊佐知美
旅先のスリランカ・シギリヤロックにて

2016年4月から一定期間、世界一周の旅を、数回の一時帰国を挟みながら実行しました。

2016年3月までは、関東近郊に月10万円程度の家を借りていたので、世界中を旅する場合の予算も、月10万円と定めました。そうすると、1ヶ月31日だとして、1泊あたりの予算は約3,200円。

その予算内で宿を取ることを自主ルールとして、スマートフォンでゲストハウスやホステル、ホテル、現地の人の部屋を「Airbnb」や「Booking.com」などの予約サイトで予約ながら、世界各地を転々として暮らしました。

私の宿探しにおける条件は「清潔、Wi-Fi、立地がよい」なのですが、基本的には世界中で、この予算と条件内で十分快適な生活ができると感じました。

ちなみに世界最安の宿はトルコ・ペルー・メキシコ・ポーランド等の中南米・東欧の宿で、ドミトリー1泊800円程度でした。

ただし、アメリカやイギリス、北欧全エリア、オーストラリアではドミトリーでも最低3,000円以上の場合が多いので、あまり長く滞在できず困ったこともあります。

無拠点スタイルのメリット

  • 宿は即日予約が可能なので、気分に合わせて自由に暮らせる
  • 国や選ぶ宿によっては、1ヶ月合計の住居費が、東京都内で暮らした場合のそれよりも、極端に安くなる場合がある
  • Airbnbやホテルは、基本的に光熱費・通信費が込みの値段のため、固定費が抑えられる
  • 基本的に部屋の掃除が不要
  • Booking.comなどの予約サイトは「直前割」などと称して、直前予約時の宿の値段が70%オフなど極端に安くなることがある。そのため、四つ星ホテルに3,000円以下で宿泊するなどたまに贅沢な体験ができる

例)1泊あたり800円の宿を選んだとすると、1ヶ月あたりの住居費は25,000円以下に!

この場合は旅暮らしではなく「長期滞在」に当たりますが、とにかくめちゃくちゃ安いな、と感じます。

もしノマドスタイルで仕事をしながらの滞在が可能なら、もはや貯金ができそうなレベルです。素晴らしい!

無拠点スタイルのデメリット

  • 滞在先を頻繁に変えた場合、チェックアウトが10時〜11時の間に大体訪れるため、せわしない&寝坊ができない
  • 滞在先を変えた日は、朝から部屋でゆっくりしていたい気分でも、チェックインの時間(外国でも大体15時以降〜)を過ぎないと部屋に入れない
  • 宿を変えるたびにタオルや洗面道具、洋服等の日用品をスーツケースから出して、部屋に並べたり戻したりする作業が発生して面倒
  • そもそも、チェックインとチェックアウトと繰り返すスタイルのため、荷物をまとめる&取り出す「パッキング作業」が頻発する。これがまた大変面倒
  • 滞在先が頻繁に変わる郵便物が届かない。Amazon等のオンラインショッピングサービスとは無縁になり、すべての買い物がリアル店舗になるため、割高な値段で買い物をせざるを得なくなる
  • これはスケジューリングによるのだが、洗濯機が滞在者全員での共有のため自由な時間にできず、結果として「洗濯物が乾ききっていないのにチェックアウトしなければならない」という悲しい状態に陥ることがある
  • そもそもの話だが、宿から宿へ移動するための、移動&時間のコストが都度かかる

「旅がしたい!」というモチベーションが高い時は、とても楽しいスタイル。
旅に少し飽きたり、疲れてきたりするとちょっぴり嫌になってきてしまうようです。

1年ほど旅暮らしを続けたら、「『いつでも旅しながら暮らせる』という選択肢を持っていることが、私の精神的なセーフティネットになっている」ということが自覚できたので、「次は別のスタイルに挑戦しよう」と考えました。それが次の項目です。

[2]【借り暮らし】ホテルやAirbnbを長期で予約するスタイル

Airbnb
オーストラリア・メルボルンで借りた Airbnbの部屋の様子

頻繁に宿を変える日々にちょっぴり飽きてしまった私は、次に「宿を長期予約する」スタイルを試してみることに。

これは、旅暮らしをする中で知った事実だったのですが、宿は長期予約者に対してとても優しいですよ。

つまり、金額的にとても優遇してくれるようになるのです。
割引率は、ホテルやオーナーによりますが、1〜2週間以上の連続予約で5〜30%ほどを割り引いてくれるケースが多かったですね。

私は、とくに、一時帰国の際の東京の宿を、連続予約でリーズナブルに確保することが多かったです。

借り暮らしスタイルのメリット

  • チェックイン&アウト、パッキング作業が減るため、比較的穏やかなリズムで暮らせる
  • 滞在費が、短期滞在よりも割安になる場合が多い
  • 街について多少詳しくなれる&現地に仲良しの友だちができる
  • [1]と同じく、光熱費と通信費がかからない
  • [1]と同じく、基本的に掃除が不要
  • 何度もリピートしていると、連続割に加えて、オーナー仲がいいという「友だち割引」のような特別割が実施されることがある(私はウェブ予約の後、なぜか2,000円を現金で返金してもらえたことがあります)

借り暮らしスタイルのデメリット

  • 長期滞在したいと思えるほど気にいる宿を、事前に調べるのが困難
  • 「ならば最初の数泊をお試し滞在にして、気に入ったら延泊すればいいではないか」という案を思いつくのだが、現実はそんなに甘くなく「気に入ったのに空室がなくて延泊ができない」事象が大発生

***

とても快適だったのですが、やっぱり「長期滞在したいと思えるほど、気に入る部屋を事前に探すのが困難」の壁は高かったです。

とくに海外で、初めての街などでは、「どのエリアが便利なエリアなのか」すらもわからないので、部屋探しは困難を極めました。

結局最初の[1]の旅暮らしをしてから、気に入ったエリアで部屋を探し、お試し滞在を数日してみてから、長期滞在を予約する、という流れが一番確実だったのですが……。

それだとかなり時間がかかるし、その決断ができた時に、その宿が長期滞在ができるかはやっぱりわからない……と、結局負のスパイラルにハマってしまうことに(笑)。

一度短期滞在した宿に、もう一度時間を置いて長期滞在しに戻る、という流れが一番確実かもしれないなぁ、と思いました。

今度も長期滞在はしていきたいですが、自分が長期滞在したいと思うほど気に入る宿は、ほかの人も当然気に入る可能性が高いので、長期滞在は早めの予約が肝心、という学びがありましたね。

[3]【借り暮らし】実家で暮らす

新潟県
実家の新潟県見附市の様子。田んぼがきれいです

予約作業に少し疲れてきた私は、次に「実家に帰ってみる」という選択肢を選びます。

なんというライフハック。
世界を旅できるノマドワーカーのくせに、「実家に帰る」!

この期間に感じていたことは、家なし暮らしは、金銭・体力・精神的に安定していないと継続が難しい、ということでした(当たり前か)。一時期、英気を養うために実家に長期滞在しました。

実家暮らしするメリット

  • (私の場合は、ですが)両親と暮らせるため精神的に安定する
  • 基本的に家賃・光熱費が不要(交渉次第)
  • 郵便物が難なく受け取れる

実家暮らしするデメリット

  • 精神的に落ち着きすぎて、刺激がなくライターとしての生産性が下がる
  • 実家が地方のため、東京が遠く、結果として国際空港が遠くなり、旅人としてのフットワークが重くなる
  • 国際空港である成田・羽田空港へ行くための移動コストが往復2万円、時間にして3〜5時間程度かかる

***

実家ではとても快適な生活でした。

でも、これは人によると思うのですが、私はクリエイターの端くれとして、クリエイティビティが下がる気持ちになってしまいましたね。

なので、実家暮らしをずっとするのは、あまり効果的でないな……という結論です。

ただし、海外との二拠点生活をする際、日本の拠点を実家にするというのは、選択肢としてアリだと思いました(両親に甘えすぎなスタイルですが)。

[4]【日本国内の二拠点】実家と東京を行き来するスタイル

東京都三軒茶屋
東京滞在時の宿の近くにて

将来的に、海外と日本の二拠点生活もいいなぁと思っていたので、その練習として、新潟県の実家と東京の仮住まいを行き来する二拠点生活を実践してみた期間がありました。

スタイルとしては[2]と[3]を合体させた感じです。
実家で暮らしつつ、東京滞在時は基本的に同じ宿を予約するようにする。

ライフスタイルとしては気に入っていたのですが、東京滞在中の宿泊コストと、東京と新潟を往復するための新幹線の移動コストが負担になりました。

もちろん高速バスを使う選択肢もあったのですが、乗り場までの移動が大変なのと、時間が4倍以上かかるので、結局時間を優先して新幹線に。

1ヶ月など限定した期間であれば現実味はあったのですが、長期の実践については、移動頻度を極端に減らさない限り難しいなと思いました。

二拠点スタイルのメリット

  • 実家暮らしの快適性と、都会暮らしの刺激の両方を享受できる
  • 実家滞在時は、行動範囲が狭まるため、生活コストが削減できる
  • メリハリのある暮らしができる

二拠点スタイルのデメリット

  • 新潟と東京の移動コストが、月8万円程度かかった
  • 東京滞在時の宿泊コストが、月8万円程度かかった

***

移動と宿泊コストを合計すると、「普通に東京だけで暮らした方が金額が安いし、移動時間も有効活用できる」という結論に。

[5]【友人らと一軒家シェアハウス】東京と海外を行き来するスタイル

シェアメイトと集合写真

国内で過ごす場合は、新潟よりも東京を本拠点にした方が性に合っていると感じた私。

今度は、東京に一時滞在の家を持ちつつも、海外を行き来するスタイルに挑戦することに。

ただ家具家電をはじめ、食器や日用品、調味料などの「暮らしに必要なもの」を一切持っていなかった私は、一人暮らしを始めるハードルがめちゃくちゃ高かったです。

一人暮らしを始める場合、家具購入、敷金礼金等の初期費用も含めて考えると、月8万円の物件でも最低50〜60万円の資金が必要という試算でした。

60万円あったら、世界一周がもう一回できます。
移動することに重きを置くライフスタイルを選んでいる私にとっては、とても高い金額です。

そこで、同じようなライフスタイルを実践している友人らと、住居費用を割り勘する「シェアハウス」構想を思いつきました。

実際に、2018年2月から2019年4月までの1年2ヶ月間、エンジニアやデザイナーなどノマドワークを生業にしている友人らと東京都内の一軒家を賃貸で借り、家賃や光熱費等を割り勘にして暮らすスタイルを実行することに。

この時の家賃は、65平米2階建ての戸建で月約20万円。
5人で住んでいたので、一人当たりの一軒家の家賃は光熱費込みで5万円程度でした。

一軒家シェアハウスのメリット

  • 都心の一軒家を選んだため、都内移動のアクセスが抜群で自由にできる時間が増えた
  • 実家にいた時よりも、国際空港へのアクセスが飛躍的によくなった
  • シェアメイトは、移動生活を基本にする人ばかりだったので、悩みが共有できて精神的に楽(ノマドワーカーというのは、出会うのが難しい人種のため)
  • 家賃および光熱費がシェアできるため、住居費が抑えられる
  • 洗濯機や冷蔵庫等の家具家電を、シェアメイト全員で購入および所有できるため効率的

一軒家シェアハウスのデメリット

  • シェアハウス可能な物件探しが困難。また、見つかったとしても、フリーランス同士のシェアハウスだと、契約締結がさらに困難(私たちの場合は、知り合いの不動産屋を頼って、事情を理解&OKしてくださるオーナーさんを探しました)
  • 入居と退去について、どうしても自分の意思だけでは完結しないため、自由度が低くなる
  • 私の場合はすんなりと見つかったが、一般的には「一緒に暮らしたい」と思える仲間を探すのがそもそも難しい
  • 退去時の家具家電の処理に困る(私たちはSNSを駆使してできるだけ知り合いに譲るようにしました。それでも引き取り手のいない家具家電が残ってしまったため、処分費用が合計で7万円ほどかかりました)

***

シェアハウスは最長5年間住める契約でしたが、旅をベースとするライフスタイルを選んだシェアメイトばかりだったので、各自が旅をしすぎて、1年で残念ながら解約することに。

シェアハウスは続けられなかったけれど、住んでいた期間はとても楽しかったし、刺激を得られました。

移動しながら暮らす選択肢として、シェアハウスを一つの拠点にすることはものすごくアリだし、みんなに薦めたいな、と思いました。

[6]【語学留学に行く】目的のある海外滞在をする

語学留学先のセブの私の部屋から見える景色

[1]〜[5]の暮らしを一通り試してみた私は、2019年4月から語学留学のために海外滞在するというスタイルも実践してみることにしました。

選んだ国はフィリピン・セブ。
「スクールウィズ」という代理店さん経由で、「セブブルーオーシャンアカデミー」という語学学校を契約しました。

語学学校によりますが、滞在費用は、授業料のほか、宿泊費と1日3食の食事込みの金額の場合が多いです。

「セブブルーオーシャンアカデミー」の場合は、授業料、宿泊費、食費込みで1ヶ月最安15.9万円から通えました。

海外滞在のメリット

  • 海外で暮らしながら、プラスアルファの知識が身につく
  • さまざまな国籍、文化背景の人と同じ場所で過ごせる
  • 週末は学校が休みなので、日帰り旅行や1泊2日のショートトリップが楽しめる

海外滞在のデメリット

  • 当然だが、普通に旅をすることに比べたら、語学学校に通うための費用が高い

***

「海外で暮らす」ことを体験しながら、海外滞在に必須のスキルである英語力を磨ける語学学校滞在というスタイルは、ものすごく価値があるなと感じました。

これはまだまだ挑戦してみたい分野なので、国を変えて、もう少し続けてみたいと思っています。

家なし暮らしを3年間実施した、現在での一旦の結論

キャンピングカー
そういえばキャンピングカー生活も少しだけしてみました

さまざまな家なし暮らしを実践した身として、言えることは2つ。

1つ目は、「楽しく、刺激的。新しいライフスタイルの模索になる」ということ。

そして2つ目は、本当に正直なところ、楽しかったのですが「32歳になったので、体力・金銭的にきつくなってきた(笑)」です!(笑)

家なし暮らしを目指し始めた29歳の時は「こんなに自由な暮らし方があるのか」と思って、人生の選択肢が広がった気分でしたが、実際にさまざまな暮らしを経ると「固定の家がないって、色々とツライんだ」と痛感することが多かった。

それは、たとえば郵便物が届かないとか、時にコストがかさむなどの事実面でも挙げられるのですが、一番は精神面な気がしています。

なぜかと言うと、29歳の時点では「その暮らし、おもしろいね!」と言ってくれていた知人たちが、徐々に結婚し、子どもを育て、家を買うなど「安定化」していったからです。

気持ちとしては「自分は別」と思いながらも、移動暮らしは理解してくれる人が少ないため、32歳の女性としてはなかなかに辛かった……(笑)。

これを聞くと、「そんなことわかりきっていたことだろう!(笑)」と苦笑されてしまうと思うのですが、私は本当に想像できていなかったんですよね……。「もっと自由がいい!」と無邪気に思っていたというか。

「人生に固定の家は必要なのか?」という疑問の底で思っていたことは、もしかしたら「もっと自由に移動する人生を選ぶ人がいてもいいのではないだろうか?」ということだったのかもしれません。

そして、3年間実際に家なし暮らしの経験を積んだことで、その「自由に移動する人生を選ぶ人」になれました。

その結果、今欲しいなぁと思うライフスタイルは、「本拠地のある暮らし」です。
なので、最初の「人生に固定の家は必要なのか?」の問いは、「必要……です!」という結論ですね!(笑)

なぜ本拠地が必要なのかというと、やっぱり生きるために最低限の所有物を保管する場所は必要だし、人生一人で生きていくのはあまりにも寂しいので、パートナーや友人ら、周囲の人たちをしっかりと人間関係を結べる「自分の地域」と呼べる場所を持つことは、人間の営みとして重要なことだと感じたからです。

本当なら、この記事の結論は「家なんかいらないんだ!」と豪語したかったのですが。

女性には出産リミットもある。
そういったことも考慮して私の場合はこういう結論になりました。

3年間挑戦してみて、「本拠地を持ちつつ、自由に移動できる選択肢のある人生」が私の理想のライフスタイルなのだとしっかりと言語化できたので、とてもよかったと思っています。

なんでも実感が持てないと納得ができない性格なのは、時に難点ですね(笑)。

今後は、2019年4月スタートの新しい多拠点居住サービス「ADDress」を利用して全国を転々としてみたり、フィリピン以外の語学留学にも挑戦しながら、「本拠地をどこにしようか」考えていくつもりです。

ということで、一旦の結論としては、「固定の家(ただし本拠地という概念ですが)は必要」というなんとも一般的な答えです。これは、一人のノマドワーカーの体験例でしかないので、別の方にはまた別の結論があるかなと思います。

この記事が、どなたかの参考になりますように。では!

スポンサーリンク

このページをシェアする!

ノマド的節約術の裏話

ブログでは公開していない情報をメールやLINEで受け取れます。無料で登録可能ですので、下記のボタンよりお気軽にご登録ください!

この記事を書いた人

伊佐 知美

1986年生まれ、新潟県出身のライター・編集者。2016年4月から株式会社Waseiの社員として「世界一周×仕事」の旅に出発。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』編集長、オンラインサロン「編集女子が"私らしく生きるため"のライティング作戦会議」主宰。旅ガイド「ことりっぷWEB」にて「伊佐知美の世界一周さんぽ」連載中。旅と文章とカメラがすき。個人ブログはこちら

執筆メンバの一覧を見る