TOICA(トイカ)は、JR東海が発行しているICカード。
主に東海地区での列車の乗降りに利用できるため、TOICAのロゴは愛知県や岐阜県、三重県・静岡県の駅で見かけることが多いと思います。
TOICAは、運賃の精算はもちろん電子マネーとしても利用できるため、持っていると便利ですよ。
そんなTOICAを初めて作るときには、どこで買えるのかなどの購入方法が気になるのではないでしょうか。
そこでこのページでは、TOICAの作り方や購入手順や場所など、TOICAを作る前に確認しておきたいことを紹介していきますね。
TOICAは無記名・記名式の2種類があります
まずは、TOICAの種類を確認していきましょう。
TOICAには以下の2種類がありますよ。
- TOICA ※無記名
- TOICA定期券 ※記名式
1つ目の「TOICA」はこちらです。
改札機の読み取り部分に「TOICA」をタッチするだけで、運賃の精算ができます。
またTOICAのロゴマークがあるお店や、自動販売機の読み取り機にタッチするだけで、電子マネーとしても利用できますよ。
そしてチャージ(入金)することで、TOICAの残金を増やせるため、1枚あれば繰り返し利用ができます。
2つ目の「TOICA定期券」は、「TOICA」の機能に定期券の機能がプラスされたタイプです。
チャージをすれば定期券区間以外からの乗車・乗りこしの場合も、改札機に「TOICA定期券」をタッチするだけで、乗り越し運賃を精算してくれます。
また「TOICA定期券」は記名式のため、紛失時の再発行が可能です。
ちなみに「TOICA」「TOICA定期券」ともに、子ども用があります。
子ども用の有効期限は、「利用する子供の年齢が満12歳になる年度の3月31日まで(4月1日が誕生日の場合は前日の3月31日)」です。
TOICAはどこで買える?購入できる駅について
次に、TOICAはどこで買えるのかを確認していきましょう。
TOICAの主な購入場所は、TOICAエリアの駅のきっぷ売り場です。
ただし、次の3つの駅は例外がありますので注意してくださいね。
- 国府津駅:TOICAの購入は不可
- 熱海駅:JR東海きっぷ売り場(新幹線乗換口)に限り購入可
- 米原駅:JR東海きっぷ売り場(新幹線口)に限り購入可
またTOICAエリア外であっても、一部TOICAが買える駅がありますよ。
以下の場所の「JR東海きっぷ売り場」では、TOICAの購入が可能です。
- 東京駅(八重洲北口)
- 品川駅(新幹線北口)
- 新横浜駅(北口)
- 小田原駅(西口)
- 京都駅(新幹線中央口)
- 新大阪駅(中央口)
TOICAの作り方・買い方
それではここから、TOICAの作り方や買い方を紹介していきますね。
作り方は、2つの方法があります。
- 駅の窓口
- 自動券売機
それぞれの作り方を詳しく確認していきましょう。
駅の窓口での購入方法
TOICAエリアの駅にあるみどりの窓口など「きっぷ売り場」の駅員さんに申し込んで作ります。
手順は次の通りです。
- 駅員さんに「TOICA」または「TOICA定期券」を新規購入したいと伝える
- 購入金額を支払う
- カードを受け取る
駅員さんに申し込んでから、数分程度で受け取ることができました。
不明点も確認できるため、安心感がありますね。
なお「TOICA定期券」をはじめて購入する場合は、TOICA定期券購入申込書への記入が必要です。
気になる購入金額は以下の通り。
- 「TOICA」…2,000円(デポジット500円を含む)
- 「TOICA定期券」…定期運賃+デポジット500円
TOICAの支払いは現金のみですが、TOICA定期券の支払いにはクレジットカードも利用できます。
デポジットは、なじみがない言葉かもしれませんね。
デポジットは、預り金のことでカードの使い捨てを防ぐために設けられています。
デポジットは、TOICAを初めて作るときのみ必要ですが、カード返却時に返金されるお金です。
新規購入したカードにはデポジット分500円を差し引かれた金額がチャージ(入金)されていることになります。
TOICAを、駅の窓口で購入するときに注意したい点は以下の通り。
- 新規購入では、500円のデポジット(預り金)が必要
- 「TOICA」の支払いは、現金のみ
- 「TOICA定期券」は、専用の購入申込書への記入が必要
- 子ども用は、健康保険証・パスポートなど公的証明証の提示が必要
- 込み合う時間帯は、購入に時間がかかる場合がある
自動券売機での購入方法
つづいてTOICAエリアの駅にある、きっぷうりばの「自動券売機」で購入する方法です。
購入できるTOICAは以下の通り。
- 「TOICA」…新規購入(大人用)
- 「TOICA定期券」…継続購入(大人用)
自動券売機では、2タイプしか購入できませんが、TOICAを初めて作るときにも利用できます。
▼TOICAが購入できる自動券売機には、TOICAロゴが記載されていますよ。
「TOICA」「TOICA定期券」ともに、画面の案内にそって進めていきます。
手順は次の通りです。
通常の「TOICA」を作る手順は以下の通り。
- 「TOICA新規購入」ボタンをタッチする
- 「2,000円」ボタンをタッチする
- 現金2,000円を投入する
- カードが発行される
そして「TOICA定期券」の場合は以下の通りです。
- 券売機の「継続定期券購入」ボタンをタッチする
- 手持ちの「TOICA定期券」を挿入口に入れる
- 有効期限「1か月・3か月・6か月」を選択しタッチする
- 継続内容を確認して「確認」ボタンをタッチする
- 定額運賃を投入する
- カードが発行される
いずれも画面のガイドに沿っていけば、スムーズに作れます。
気になる購入金額は以下の通り。
- 「TOICA」…2,000円(デポジット500円を含む)
- 「TOICA定期券」…定期運賃
デポジット(預り金)は、TOICAを初めて作るときのみ必要ですが、カード返却時に返金されます。
そのため、初めて作った「TOICA」のチャージ(入金)は、デポジット分500円を差し引いた金額1,500円になりますよ。
それではここで、通常の「TOICA」を作るときの券売機の画面を見ていきましょう。
▼まずは、自動券売機の画面左にある「TOICAボタン」をタッチします。
▼画面中央にある「TOICA新規購入ボタン」をタッチして画面を進みましょう。
「TOICA定期券」の場合は、「継続定期券購入ボタン」ですね。
▼次の画面で「2,000円ボタン」をタッチします。
「TOICA」の新規購入金額は、2,000円のみのため「2,000円ボタン」しか表示されません。
金額を追加したい場合は、購入後にチャージをして上乗せしましょう。
▼2,000円を現金で投入すると、確認画面で最終チェックができます。
領収書も発行できますね。
▼「TOICA」は、画面下のカード挿入口から出てきます。
▼完成しました!
カードが出来上がるまで数分程度。
とても手早く作ることができましたよ。
TOICAを自動券売機で購入するときに注意したい点は以下の通りです。
- 購入できるTOICAの種類が限られている
- 新規購入は、500円のデポジット(預り金)が必要
- 支払いは現金のみで、クレジットカードは利用できない
▼TOICAの作り方を動画で確認したい場合は、こちらをチェックしてみましょう。
さいごに
TOICAの作り方は、想像以上に手軽でした。
TOICAエリアの駅に行きさえすれば、都合のよい時間帯で作ることができるのがうれしいですよね。
ちなみに、TOICAの作り方や利用方法については、TOICAご利用案内でチェックすることもできます。
TOICAご利用案内は、TOICAエリアの駅で受け取ることができるので、TOICAを作る前にチェックするのもおススメですよ。
便利なTOICAは、誰でも作ることができる交通系ICカード。
1枚作っておくと、列車やお買い物の時間短縮にもなると思います。
おまけ:他の交通系ICカードの作り方
ノマド的節約術では、全国にある交通系ICカードの作り方も紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。