電車やバスの乗り降りをする際、ピッとかざすだけで精算できるSuica。
とても便利なので、通勤や通学で使いたいという場合もあると思います。
毎日のようにSuicaを使うのであれば、Suica定期券がおすすめ。
ただ、はじめてSuica定期券を作る場合、どうやって作れば良いのか悩んでしまいますよね。
このページでは、Suica定期券の特徴をふまえた上で、作り方や更新方法、万が一、紛失してしまったときの対処法について詳しく説明していきます。
Suica定期券のメリット・デメリット
まず、Suica定期券にはどんな特徴があるのか説明していきますね。
私も通学に使っていたことがあるので、実体験してみての感想をまじえて説明します。
メリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 磁気定期券からSuica定期券に変更できる
- My SuicaやSuicaカードに定期券分を追加できる
- 券面区間内は、在来線の定期券で乗車できる特急・急行列車に限り乗車できる
すでに手持ちのSuicaがある場合、定期分を追加することもできますよ。
区間内であれば、在来線の定期券で特急や急行列車に乗車できるのもうれしいですね。
デメリットとしては、以下の通り。
- みどりの窓口でしか買えない定期券がある(通学定期券・新幹線定期券(FREXパル)・こども用定期券)
- 別エリアのSuica定期券は購入できない
- 複数枚の利用はできない
みどりの窓口でしか変えないSuica定期券もありますが、わからないことも同時に聞けるので、そこまでデメリットには感じませんね。
ちなみに、新入生や新社会人が増える3月下旬~4月頭は、みどりの窓口が混雑するので注意してください。
新規でSuica定期券を申し込みたいのであれば、「ネットde定期」もおすすめです。
みどりの窓口での待ち時間を大幅に減らすことができますよ。
また、Suica定期券を購入する場合は、利用するエリアで買い求める形になります。
たとえば、首都圏で利用するSuica定期券は首都圏、仙台で利用するSuica定期券は仙台で購入する形となりますよ。
複数枚の利用はできないので、Suica定期券を購入する際は、主に利用するルートを設定しておきましょう。
Suica定期券の作り方・購入方法の手順
Suica定期券の特徴がわかったところで、実際にどうやって作ればいいのかが気になりますよね。
いくつか種類があるため、Suica定期券の種類ごとに作り方はちがってきます。
まず、Suica定期券の種類と購入できる場所は以下の通り。
指定席券売機 | 多機能券売機 | みどりの窓口 | |
---|---|---|---|
通勤定期券 | ○ | ○ | ○ |
通学定期券(中・高・大) | × | × | ○ |
新幹線定期券(FREX) | ○ | ○ | ○ |
新幹線定期券(FREXパル) | × | × | ○ |
指定席券売機 | 多機能券売機 | みどりの窓口 | |
---|---|---|---|
通学定期券 | × | × | ○ |
通学定期券の場合は、購入と受け取りの際に学校が発行する通学証明書か通学定期券購入兼用証明書が必要になります。
学校に問い合わせた上で、購入するようにしましょう。
ちなみに、Suica定期券で申し込めるのは通学区間のみになりますよ。
通学定期券や新幹線定期券(FREXパル)は、みどりの窓口で対応してもらえます。
ただし、有効開始日と同一年度内に同じ区間を継続して購入する場合は、指定券売機と多機能券売機でも購入できます。
有効期限が翌年になってしまう場合や、有効終了日が5月1日以降の場合は、みどりの窓口対応となりますよ。
また、こども用Suica定期券には有効期限があります。
小学校卒業年の3月31日を過ぎると使えなくなるので、気をつけてください。
Suica定期券をどこで購入すれば良いのかわからない場合は、みどりの窓口に行けば間違いないですね。
ここからは、それぞれの方法ごとに購入の手順を説明していきます。
指定席券売機での購入方法
Suicaの通勤定期券と新幹線定期券(FREX)は、指定席券売機でも購入できます。
指定席券売機で購入する流れは、以下の通り。
- 「定期券」を選ぶ
- 「新規」を選ぶ
- 「通勤定期券」「グリーン定期券」「新幹線通勤定期券(FREX)」から、希望する定期券の種類を選ぶ
- 「乗車駅名」「降車駅名」「経路」を入力し、確認を押す
- 「新しいSuica定期券を発行する」「磁気定期券」「手持ちのSuicaを利用する」から、定期券の種類を選ぶ
- 「有効期間」と「使用開始日」を選択
- 支払い方法を選ぶ(現金のみ対応)
- Suica定期券を受け取る
初めてSuica定期券を購入する場合や、磁気定期券から変更する場合は、預り金500円がかかります。
この預り金は、カード返却時に返金となりますよ。
多機能券売機での購入方法
Suicaの通勤定期券と新幹線定期券(FREX)は、多機能券売機でも購入できますよ。
多機能券売機で購入する流れは、以下の通り。
- 「定期券」を選ぶ
- 「新規」を選ぶ
- 「通勤定期券」「グリーン定期券」「新幹線通勤定期券(FREX)」から、希望する定期券の種類を選ぶ
- 「乗車駅名」「降車駅名」「経路」を入力し、確認を押す
- 「新しいSuica定期券を発行する」「磁気定期券」「手持ちのSuicaを利用する」から、定期券の種類を選ぶ
- 「有効期間」と「使用開始日」を選択
- 支払い方法を選ぶ(現金かビューカードから選択可能)
- Suica定期券を受け取る
ほぼ指定席券売機で購入するのと、同じ流れになりますね。
こちらも初めて購入する場合、預り金として500円がかかります。
Suica機能つきのビューカードを定期券として使えば、ポイントも貯まりやすいのでお得ですよ。
ビューカードを定期券で購入するとポイント3倍ですからね!
定期券は金額が大きいですので、なるべくビューカードで買うのがおすすめです。
みどりの窓口での購入方法
Suica定期券をどこで買おうか迷ったら、みどりの窓口に行けば間違いありません。
みどりの窓口なら、わからないところも丁寧に教えてくれる上、Suica定期券の取り扱いについても説明してくれますよ。
私もはじめてSuica定期券を購入したときは、みどりの窓口に行きました。
みどりの窓口でSuica定期券を購入する流れは、以下の通りです。
- 駅に備え付きの購入申込書に記入し、係員に提出する
- 通学用のSuica定期券の場合、通学証明書か通学定期乗車券購入兼用証明書も提出する
- 手続き
- 定期代を支払う
- Suica定期を受け取る
通学定期券を購入する場合は、学校が発行した学生証などの証明書があると、スムーズに手続きできます。
ちなみに、Suica定期券の購入をより早く行いたいのであれば、ネットde定期を利用するのもおすすめ。
事前にインターネットで申し込むことで待ち時間を減らし、Suica定期券を手に入れることができます。
▼「定期券申込メニュー」から、定期券の運賃についても調べられますよ。
前もって定期券の運賃を知りたい場合や、時短でSuica定期券を購入したいときに便利です。
モバイルSuicaで定期券を購入する方法
定期券は、モバイルSuicaでも購入できます。
モバイルSuicaからだと、いつでも自分の好きなタイミングで手続きできるのが魅力的。
ちなみに、モバイルSuicaで定期券を購入する場合は、使用開始日の14日前から購入可能です。
新規購入か継続購入かによって、購入方法は少しちがってきますよ。
モバイルSuicaで新規購入する手順は、以下の通り。
- チケット購入から「定期券」を選ぶ
- 「新規購入」を選ぶ
- 「通勤定期券」か「グリーン定期券」から選ぶ
- 「乗車駅」「降車駅」「経由駅」を入力
- 表示された経路候補から希望する経路を選ぶ
- 「使用開始日」と「期間」を選び、確認を押す
- 間違いがないか確認し、「購入する」を押す
- 定期券の購入完了
定期券の期間は、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月から選べます。
モバイルSuicaから手続きする前に、問い合わせが必要な場合もあります。
以下のような場合は、まずモバイルSuicaコールセンターへ連絡しましょう。
- 新幹線定期券(FREX・FREXパル)を申し込みたい場合
- 定期券利用区間とグリーン車利用区間が異なる定期券を申し込みたい場合
- 二区間にわたる定期券
問い合わせた後、指示にしたがって手続きを進める形になりますよ。
モバイルSuicaは、iPhoneからも利用できるのがうれしいですね。
▼アプリから簡単にモバイルSuica定期券が購入できます。
ちなみに、モバイルSuicaではこども用の定期券は取り扱っていません。
Suica定期券の更新方法
Suica定期券の期限が切れてしまって、更新したい場合もありますよね。
自動更新はできないので、自分で手続きする形となります。
更新する場合は、継続購入という形でSuica定期券を更新できますよ。
継続購入するときは、以下の方法で手続きできます。
- 多機能券売機で継続購入する
- 指定券売機で継続購入する
- モバイルSuicaから継続購入する
多機能券売機・指定券売機でSuica定期券を更新する手順は、以下の通り。
- 「定期券」を選ぶ
- 「継続」を押す
- 「有効期間」と「使用開始日」を選ぶ
- 支払い方法を選ぶ
- 定期券の継続購入が完了
支払いは、現金もしくはビューカードから選べます。
ビューカードを利用すると、Suica定期券の購入でポイントが3倍貯まるのでお得ですよ。
ちなみに、モバイルSuicaで定期券を更新する手順は、以下の通り。
- チケット購入から「定期券」を選ぶ
- 「継続購入」を選ぶ
- 現在利用中の定期券内容に間違いがないか確認し、「次へ」を押す
- 「期間」を選び、「確認する」を押す
- 内容を確認し、大丈夫であれば「購入する」を押す
- 定期券の購入完了
継続購入の場合、現在使用している定期券の有効終了日の翌日から使用開始となる定期券が購入できます。
例としては、以下のような感じですね。
Suica定期券を紛失したときの対処法
万が一、Suica定期券を紛失してしまった場合は、Suicaエリア内の駅やバス営業所に問い合わせましょう。
紛失してしまった場合は、Suica定期券を再発行する流れとなります。
再発行までの流れは、大体以下の通り。
- 紛失したことを駅の窓口やバス営業所に申し出る
- 必要情報を照らし合わせて手続き
- 紛失したカードの停止手配
- 手続きの翌日以降に再発行(14日以内)
紛失再発行する際は、氏名・生年月日・性別情報などが必要になってきます。
また、Suica裏面右下にあるカード番号でもカードを特定することが可能ですよ。
万が一のために、カード番号を控えておくのも良いですね。
紛失再発行の場合は、Suica定期券部分の金額を保証してくれます。
ただし、一旦再発行を申し込むと、紛失したカードが出てきた場合でも、申し込みは取り消せません。
ちなみに、再発行されたSuica定期券を受け取るときは、再発行手数料510円と新しいカードの預り金500円を支払う形になります。
氏名・生年月日・性別を誤って登録していた場合、紛失再発行の手続きができなくなるので注意しましょう。
さいごに
Suica定期券の購入方法について説明してきましたが、券売機やモバイルSuicaでも購入できるのがうれしいですね。
はじめて購入するときはみどりの窓口、継続購入する場合は多機能券売機やモバイルSuicaで、と使い分けることもできます。
定期代って結構かかるので、なるべくならお得に購入したいもの。
Suica定期券機能付きのビューカードで購入すると、ポイントが3倍貯まるのでお得ですよ。
ビューカードなら、継続購入の手続きも多機能券売機からできる上、モバイルSuicaにも紐づけられるので便利です。
便利さはもちろんのこと、お得さも視野に入れて、Suica定期を活用していきましょう!
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