戸籍謄本と戸籍抄本の違い・手数料・読み方などを徹底解説

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戸籍謄本戸籍抄本って、文字がパッと見て似ています。

たとえばある日『戸籍謄本を提出してください』と言われても、「あれ?戸籍抄本だっけ?戸籍謄本?どっちかな…」と考えてしまい、少しまぎらわしいですよね。

でも、それぞれにどんな特徴や違いがあるのか知っていると、戸籍謄本・戸籍抄本を取得するときに便利だと思いませんか。

そこでここページでは、戸籍謄本と戸籍抄本の違いについて紹介します。

戸籍謄本と戸籍抄本の違い・手数料・読み方

戸籍とは

そもそも、戸籍とはなんでしょうか。
法務省のホームページには、以下のように記載されていますよ。

戸籍は、人の出生から死亡に至るまでの親族関係を登録公証するもので、日本国民について編製され、日本国籍をも公証する唯一の制度です。
引用元:法務省

戸籍謄本とは

戸籍謄本と呼んでいますが、正しくは『戸籍全部事項証明書』といいます。なんだか、さらに小難しく感じますね。

この2つは同じような意味合いですが、原則的に違うものです。
▼違いとは以下のようなこと。

名称内容
戸籍謄本コンピュータ化以前の記録内容
戸籍全部事項証明書磁気ディスクに記録されている戸籍の内容のすべてについて証明したもの

だからといって、役所窓口で正式な名所を言わなければ!というわけでもなく、普通に「戸籍謄本を取りに来ました」と言えば、手続きを進めてくれますよ。

たとえば、『戸籍全部事項証明書を提出してください』と言われたり、書面に書いてあった場合「なんのことだろう?」と思うより、「あ、戸籍謄本のことだな!」とわかることは重要ですよね。

戸籍抄本とは

戸籍謄本のときと同じく、正式な名称があります。
戸籍抄本の場合、正しくは『戸籍個人事項証明書』といいます。

▼違いは以下のようなことです。

名称内容
戸籍抄本コンピュータ化以前の記録内容
戸籍個人事項証明書磁気ディスクに記録されている戸籍の内容のうち、一部の情報について証明したもの

戸籍抄本の場合も、窓口で正式名称を伝えなくても普通に手続きを進めてくれますよ。
ただ、正式名称も知っていて損はないですよね。

戸籍謄本と戸籍抄本の違い

先ほど紹介した正式名称を見れば、その違いがわかりますよね。

▼今一度、表にして見比べてみます。

名称内容
戸籍全部事項証明書磁気ディスクに記録されている戸籍の内容のすべてについて証明したもの
戸籍個人事項証明書磁気ディスクに記録されている戸籍の内容のうち、一部の情報について証明したもの

▼まとめると以下のようになります。

  • 戸籍謄本は『戸籍内容の全部』を証明したもの
  • 戸籍抄本は『戸籍内容の一部』を証明したもの

▼さらに、かみ砕いてい表現してみますね。

  • 戸籍謄本は、戸籍に入っている全員の情報を証明したもの
  • 戸籍抄本は、戸籍に入っている一個人の情報を証明したもの

だんだんと、わかりやすくなってきましたね!

このように証明している範囲が違います。
そのため、家族全員分の証明として戸籍情報がほしいときは『戸籍謄本』個人のみの証明でいい場合は『戸籍抄本』を取得することとなります。

どっちを選べばいいのかわからな…と思うかもしれませんが、指定があるほうを準備すればよいですね。

戸籍謄本と戸籍抄本の手数料について

戸籍謄本と戸籍抄本は証明内容が違うものとわかりましたが、手数料についてはどうなのか気になりますよね。

手数料はどちらも、1通につ450円です。

戸籍謄本と戸籍抄本の読み方

戸籍謄本・戸籍抄本という文字は初めて見たときって、読めましたか?
僕は『戸籍謄本』はギリギリ読めたのすが、『戸籍抄本』が難しかったです…。

▼それぞれ、以下のように読みますよ。

名称読み方
戸籍謄本こせきとうほん
戸籍抄本こせきしょうほん

戸籍謄本・戸籍抄本取得3つの手順を紹介

▼戸籍謄本・戸籍抄本は以下の3つの方法で取得できますよ。
手順など詳しいことを紹介しています。

さいごに

戸籍謄本や戸籍抄本は、婚姻届を出す場合など特別なときに取得することが多いですよね。

いざ取得するときに、それぞれの意味合いを知っておくと迷うことがなさそうです。

おまけ:戸籍関係の証明等の種類

戸籍関係の証明として戸籍謄本・戸籍抄本がありましたが、他にも以下のようなものがあるんですよ。

名称手数料
除籍全部事項証明書(除籍謄本)750円
除籍個人事項証明書(除籍抄本)750円
改製原戸籍謄本750円
改製原戸籍抄本750円
戸籍の附票の写し300円
戸籍届出受理証明書350円
戸籍届出受理証明書(上質紙)1,400円
戸籍一部事項証明書450円
除籍一部事項証明書750円
除籍一部事項証明書(記載事項証明書)1事項につき450円
身分証明書300円
独身証明書300円

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この記事を書いた人

岡山県在住の主夫Webライター。お金の使い方は「ドケチ」、一方で奥様が「散財系」なので、困っています…。それでも僕としては「お金に愛されている」と思っていますよ。社会保険系・給与系でのお金のこと、福祉的なことをわかりやすく丁寧にお伝えします。あらゆる「手順系」も得意です!

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