先日、出張のために関西空港へ行きました。
わたしが住む京都市から関西空港へはそれなりに距離があり、時間もお金もかかってしまいます。
今回は仕事自体が少しハードだったので、関西空港へは「関空特急はるか」で行くことにしました!
リムジンバスなどに比べると交通費は高くなってしまうのですが、指定席なら確実に座れますし、バスのように揺れることもなく、移動中に仕事もしやすいですからね。
今回改めて、京都駅から関西空港への行き方や料金を調べてみたので、紹介します。
「関空特急はるか」とは?
「関空特急はるか」とは、京都から関西空港へ行けるJR特急のこと。
基本的には京都~関空を運行していますが、一部列車は野洲からも運行しています。
京都から関西空港までの所要時間は80分。
リムジンバスで行く方法より10分ほど早く到着します。
特急はるかの料金
以下で、主な停車駅からの特急はるかの料金をまとめました。すべて関西空港駅に向かうと仮定しています。
逆に関西空港駅から特急はるかで目的地に向かう場合も「乗車駅」を「降車駅」と思って見ていただければいいですよ。
乗車駅 | 自由席 | 指定席 | グリーン席 |
---|---|---|---|
京都駅 | 3,110円 | 3,640円 | 4,410円 |
新大阪駅 | 2,590円 | 3,120円 | 3,890円 |
大阪駅 | 2,410円 | 2,940円 | 3,710円 |
天王寺駅 | 1,840円 | 2,370円 | 3,140円 |
上の表は通常期の料金で、繁忙期は200円プラス・最繁忙期は400円プラス・閑散期は200円マイナスになります。
特急はるかの自由席特急券の買い方と安くする方法
関空特急はるかに乗車するためには、利用区間の乗車券のほか、特急券が必要になります。
当日購入するときはみどりの窓口でも買えきますが、みどりの券売機で購入するほうが並ばずスムーズに買えますよ。
自由席の場合は座席予約こそありませんが、自由席特急券は必要です。その意味では予約が必要といえますね。
またネット予約「e5489」でも購入でき、事前にきっぷを受け取る必要のない「チケットレス」もあります。
以下からは、基本料金よりも安くする方法を紹介しますね。
e5489で予約する
JR特急のインターネット予約ができる「e5489」を使えば、割引料金で特急はるかの特急券が買えます。
購入したのはチケットレスタイプで、特急料金1,090円、指定席です。
乗車運賃1,910円はSuicaやICOCAで支払えます。
チケットレスで特急券を買っておくと、SuicaやICOCAなどで改札を通るだけなのでみどりの窓口やみどりの券売機に立ち寄る必要がなくラクなのです。
参考:特急はるかの予約方法
e5489のチケットレスで予約すると、WESTERポイントも約2%貯まりますので、WESTERポイントの会員登録もしておくとさらにお得ですね。
J-WESTカードを持っておく
クレジットカードのJ-WESTカードを持っておくことで、e5489を使うときの特急料金も割引できます。
これだけのためにJ-WESTカードを持っておいてもいいぐらいです。
年に1回以上使えば年会費無料で持てますし、関西に住んでいるなら必須だと思います。
金券ショップを利用する
他に安い方法としては、金券ショップで格安のきっぷを購入するという買い方があります。
金券ショップでは、京都~関西空港の乗車券が格安で販売されているんです。
別途「はるか」に乗車するための特急券を購入する必要があるため、金券ショップで購入したきっぷを持って、みどりの窓口に行ってくださいね。
もしくは先ほど紹介したe5489でチケットレスの特急券を買うのでもいいですよ。
JR西日本の株主優待を使って半額にする
JR西日本(西日本旅客鉄道)の株主優待を持っていれば、乗車券や特急券の値段を半額にできます。
もし余っていて使いどころがないなら、特急はるかの予約で使うのもいいですよ。
ただ、区間が短いので割引できる金額も小さいです。
もしJR西日本の株主優待を使うなら、山陽新幹線やもっと長い区間の特急列車のグリーン席に乗るときに使うのがおすすめですよ。
当日購入の場合はクレジットカードで買う
もし特急はるかの切符を当日に駅で購入することになった場合は、みどりの券売機でクレジットカード払いで購入しましょう。
現金払いにすると何もお得になりませんが、クレジットカード払いにしておけば、クレジットカードのポイントが貯まる分だけわずかですが節約できます。
1%の節約でもできるならしておくのがおすすめです。
京都駅からの「特急はるか」の乗り方
関西空港から京都駅へ向かうときには、ほとんど迷うことはないと思います。
関西空港駅はJRと南海電鉄だけですし、JRの改札の場所も間違えようのない場所にあります。
逆に、京都駅はJRのホームだけでも広大ですし、ほかにも近鉄や京都市営地下鉄もあり、駅自体も大きいのでややこしいんですよね。
ここからは、京都駅で「関空特急はるか」に乗るときの道順を紹介します。
まずはJRの改札を通らなければなりませんが、一番おすすめの改札口は中央改札です。
京都タワーの目の前に京都駅ビルがあるのですが、この正面の入口をそのまま進めば、大きな改札口があります。
ただし、きっぷを購入する場合は、入ってすぐのエスカレーターをくだって「地下中央口」を目指してください。
地下中央口付近にみどりの券売機がありますよ。
すでにきっぷを持っているなら、中央改札を通って右側へ進みましょう。
するとこのように案内があるので、30番ホームを目指して進んでください。
少し距離があるので不安になるかもしれませんが、そのまま突き進んでくださいね。
コンビニのセブンイレブンが見えてきたらあと少しで30番ホームです。
駅弁屋さんもありました。
この付近にお手洗いもあります。
はるかの車内にもお手洗いはありますが、先に済ませておきたい場合はここがもっともホームに近いお手洗いです。
さらに少し進むと、ようやく30番ホームに到着です。
30番ホームにもセブンイレブンがありました。
ちょっとした飲み物や食べ物を買うぐらいならここで十分ですね。
こちらが、「関空特急はるか」です。
入口はこんな感じ。
車両の入口付近には、このようにスーツケースが置ける荷物置きスペースがあります。
車両内はこんな感じです。
座席はこんな感じ。
残念ながらコンセントはありませんでした。
またテーブルもかなり小さいタイプだったので、お弁当を広げたりPCで仕事をしたり、といったことは難しいです。
お弁当は手に持って、PCは膝の上に置くのが良さそう。
ちなみに、先頭の座席なら大きなテーブルがあるかなと期待しましたがありませんでした。
京都駅からはるかに乗り込んだら、関西空港までは約80分。
食事を摂るなり仮眠をとるなり、ゆっくり過ごしましょう。
参考:京都駅の特急はるか乗り場
参考:特急はるかの乗り方
特急はるか自由席の乗り方
特急はるかの自由席切符を買っていた場合は、自由席の号車に乗り、空いているところに座りましょう。
自由席なので、号車さえ合っていればどこに座っても大丈夫です。
特急はるか指定席の乗り方
特急はるかの指定席切符を買っていた場合は、切符に号車と座席番号が書いてあります。
そこに乗るように駅のホームで待っているとスムーズです。
乗車後は、座席番号を確認しながら自分の座席を探して、見つかればそこに座ればOKです。
関西空港駅の様子
関西空港駅から、関空第1ターミナルまでは直結しています。
第2ターミナルに行く場合も簡単ですよ。
関西空港駅のホームにもセブンイレブンがありました。
コンコース階へ上がると、すぐに改札が見えます。
改札は1か所なので迷うことがありません。
改札を出てすぐに、このような案内板があるので、ターミナルの行き方で迷うことはないでしょう。
ただし、第2ターミナルはここから無料バスで10分程度かかるので早めに移動してくださいね。
さいごに
関空特急はるかは、京都~関空の道のりをゆったり過ごしたい人におすすめです。
料金ではリムジンバスのほうが安くなりますしかかる時間もさほど変わらないので節約重視であればおすすめできません。
わたしのように、移動中に仕事をしたいという人も、バスよりも特急はるかのほうがいいと思います。
往復割引きっぷやe5489を使えば普通よりもだいぶ安くなりますし、関空への往復手段のひとつとして参考にしてくださいね。