こんにちは!
クレジットカードに詳しくて旅行する機会も多い、ノマド的節約術の松本です。
旅行するときはどうしてもお金がかかりがちですよね。
旅行や出張にかかる費用を節約できたらうれしいと思うのではないでしょうか。
飛行機を利用する場合は、マイルを使うことができれば、タダで飛行機に乗れます。
使うとお得なマイルですが、中にはマイルを貯めやすいクレジットカードがあり、使うことで節約につながりますよ。
そのカードは、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(以下・スカイトラベラーカード)とアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード(以下:スカイトラベラープレミアカード)です。
名前は違いますが、機能的にはほぼ同じクレジットカードになります。
スカイトラベラープレミアカードのほうが上位カードにあたるイメージですね。
このページでは、これらのカードを使ってマイルをより多く貯める方法や、よりお得に使う方法を紹介していきます。
【忙しい方向け】要点のまとめ
このページでは、スカイトラベラーカードとスカイトラベラープレミアカードについて詳しく説明していきますが、忙しくてなかなか読む時間を確保できないかもしれませんよね。
そんな方向けに、要点だけをまとめました。
- 年会費は10,000円以上かかる
- 100円1ポイント貯まる
- 航空券購入でポイント3〜5倍
- 海外旅行傷害保険は利用付帯
- 手荷物宅配サービスが無料
- 空港ラウンジは同伴者も無料
スカイトラベラーカードの大きなメリットは、航空券購入でポイントが貯まりやすくなること。
スカイトラベラーカードだと3倍、スカイトラベラープレミアカードだと5倍になるので、出張や旅行が多い場合はかなりお得です。
年会費は10,000円以上かかる
スカイトラベラーカードは、いろいろと機能・サービスが充実していることもあり、年会費は高くなっています。
それぞれカードの年会費は以下の通り。
- スカイトラベラーカード:11,000円
- スカイトラベラープレミアカード:38,500円
スカイトラベラープレミアカードになると、かなり年会費が高くなりますね。
家族カードの年会費は半額
スカイトラベラーカードでは、家族カードを持つこともできます。
もともとの年会費が高いので、家族カードの年会費も気になるところですよね。
スカイトラベラーカードの家族カードは、他のカードと比べても高い感じで、本カードの半額となっています。
それぞれの家族カード年会費は以下の通り。
- スカイトラベラーカード:5,500円
- スカイトラベラープレミアカード:19,250円
もし家族カードを利用する場合は、持っている人がみんなよくカードを使わないと割に合わない感じはあります。
ETCカードは発行手数料だけ必要
また、スカイトラベラーカードでは付帯カードとしてETCカードも発行できます。
ETCカード自体の年会費は無料ですが、発行手数料だけで935円必要です。
どうしても無料で発行したい場合は、他のクレジットカードからETCカードを発行するようにしましょう。
基本のポイント還元率は1%・有効期限は無期限
スカイトラベラーカード、スカイトラベラープレミアカードのどちらも、100円ごとに1ポイント貯まります。
ポイント還元率は1%ですね。
しかも、貯めたポイントの有効期限は無期限ですので、有効期限を気にして焦る必要はありません。
いつでも好きなときに使えるので、自分のペースで貯めることができますよ。
航空会社でカードを使うとポイント3〜5倍になる
普段使いでもポイントが貯めやすいスカイトラベラーカードですが、対象になっている航空会社で航空券を買うときに使うことでポイントがより貯まりやすくなります。
- スカイトラベラーカード:3倍
- スカイトラベラープレミアカード:5倍
対象の航空会社は27社あり、日本旅行やアップルワールドで旅行商品を購入した場合もポイント倍率が上がりますよ。
スカイトラベラーカードでさえ3倍になるので、仮に10万円の航空券を買った場合は、それだけで3,000ポイントも貯まる計算になります。
これだけ一気にポイントを貯める方法はそうそうないので、旅行・出張が多い方にとってはかなりおすすめのクレジットカードですよ!
ちなみに、対象になっている航空会社は以下の通りです。
- アシアナ航空
- アリタリア-イタリア航空
- ANA
- エールフランス航空
- エアタヒチ
- エティハド航空
- エバー航空
- エミレーツ航空
- オーストリア航空
- カンタス航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- キャセイパシフィック航空
- KLMオランダ航空
- シンガポール航空
- スイス インターナショナル エアラインズ
- スカンジナビア航空
- スターフライヤー
- 大韓航空
- チャイナエアライン
- デルタ航空
- 日本航空
- フィリピン航空
- フィンランド航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- ルフトハンザ ドイツ航空
日本の航空会社だと、ANA・JAL・スターフライヤーに対応していますね。
これらの航空会社をよく利用しているのであれば、スカイトラベラーカード・スカイトラベラープレミアカードを使うことで、ポイントの貯まりやすさが激増します!
ただし、この仕組みが使えるのは年間200万円まで。
ビジネス利用など、高額使う場合は注意しておく必要がありますね。
年間200万円以上も航空券を購入する場合は意識しておきましょう。
入会や継続などでボーナスポイントがもらえる
スカイトラベラーカードは、これ以外にもポイントを貯める方法がありますよ。
カード入会や継続、初回の航空券購入でボーナスポイントがもらえます。
無視できないぐらい大きなポイントですので、ぜひ利用したいところ。
スカイトラベラー | スカイトラベラープレミア | |
---|---|---|
入会ボーナス | 3,000ポイント | 5,000ポイント |
初回航空券購入 | 5,000ポイント | 10,000ポイント |
継続ボーナス | 1,000ポイント | 5,000ポイント |
入会ボーナスと初回の航空券購入(指定の旅行商品購入)で貯まるポイントが多く、スカイトラベラーカードに関しては、初年度の年会費をほぼカバーできちゃいますね。
年会費11,000円に対して8,000ポイント貯まるわけですから。
1マイル2円以上になるのは普通ですので、これだけで年会費以上の価値があります。
これによって、最初の1年はお試しでスカイトラベラーカードを使うという考え方もできますよ。
貯めたポイントは15種類のマイルに交換できる
ポイントが貯まりやすいのはわかったけど、それをどうやって使えばいいのかも気になるところですよね。
スカイトラベラーカードで貯めたポイントは、15種類ある提携航空会社のマイルに移行できます。
1,000ポイントを1,000マイルに交換できるので、等価交換になりますね。
移行できる航空会社は以下の通りです。
- アリタリア‐イタリア航空
- ヴァージンアトランティック航空
- ANA
- エティハド航空
- エミレーツ航空
- エールフランス・KLM
- カタール航空
- キャセイパシフィック航空
- シンガポール航空
- スカンジナビア航空
- タイ国際航空
- チャイナエアライン
- デルタ航空
- フィンランド航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
先ほど紹介したポイントの倍率が上がる航空会社と数が異なることに注意してくださいね。
ちなみにスカイトラベラーカードからANAに移行する場合は、年間5,500円の参加費が必要になります。
ポイント交換するときだけ登録するようにすれば手数料を安くできますよ。
また、ANAマイルへのポイント移行は年間80,000ポイントが上限です。
ANAの場合はちょっとややこしいですけど、他の航空会社のマイルに交換する場合は手数料がかかりません。
JALの特典航空券に交換するワザ
スカイトラベラーカードで貯めたポイントの交換先にJALマイルは含まれていませんでした。
JALを使っている方にとってはイマイチ魅力を感じなかったかもしれませんね。
でも、ある方法を使えば、JALの特典航空券に交換することができますよ。
その方法とは、ブリティッシュ・エアウェイズのマイルに移行したあとにJAL特典航空券に交換するというやり方です。
東京-札幌や東京-大阪の区間はブリティッシュ・エアウェイズだと9,000マイルで交換できます。
JALだと10,000マイルになるので、その点でもお得ですよ!
海外旅行傷害保険について
スカイトラベラーカードは航空券購入でポイントが貯まりやすいので、海外旅行傷害保険もさぞかし充実しているのかと思ったのですが、実はそうでもありません。
どちらのカードも利用付帯となっていて、ちょっと不安になりますね。
基本的には旅行するときにスカイトラベラーカードを使うと思うので、そこまで気にしなくてもいいように思えますが、やはり自動付帯のカードのほうが安心感はあります。
エポスカードなど自動付帯のカードを持ちつつ、スカイトラベラーカードを併用するぐらいの感覚のほうがいいですよ。
空港ラウンジは同伴者も無料になる
スカイトラベラーカードを持っていると、国内主要空港のラウンジが無料で利用できます。
カードと航空券を提示すれば普通に使えますよ。
空港ラウンジが使えるだけなら他のゴールドカード系と変わらないのですが、スカイトラベラーカードは同伴者1名も無料で空港ラウンジが使えるのがおすすめできるところです。
夫婦やカップルで旅行するときに役立ちますよ。
手荷物宅配サービスが無料で使える
海外旅行するときは、国内と比べてどうしても荷物が多くなりますよね。
スーツケースを使うことになるかと思います。
でも、スーツケースを持ち運びするのは大変ですよね。
私も海外旅行でスーツケースを持っていくので、やはり面倒に感じます・・・。
そんな悩みを解消してくれるのが、手荷物宅配サービス。
空港から家までスーツケース1個を無料で運んでもらえますよ。
スカイトラベラーカードは、成田空港・中部国際空港・関西国際空港が対象です。
スカイトラベラープレミアカードは、これに加えて羽田空港も対象になりますので、4つの空港で利用できますよ。
海外から日本語サポートを受けられる
海外の見知らぬ土地に行くと、もっとも不安になるのが言語のこと。
しかもその土地のことがわからないので、どうしていいのかわからなくなると思います。
スカイトラベラーカードでは、海外からの日本語サポートサービスがあり、レストラン予約をしてもらえたり、病院の紹介といったことまで、24時間いつでも利用できますよ。
それほど頻繁に使うサービスではないと思いますが、こういったサービスがあるというのも旅先の安心感の1つではあります。
さいごに
ここまでスカイトラベラーカードとスカイトラベラープレミアカードについて紹介してきましたが、さいごに改めて要点だけをまとめておきますね。
- 年会費は10,000円以上かかる
- 100円1ポイント貯まる
- 航空券購入でポイント3〜5倍
- 海外旅行傷害保険は利用付帯
- 手荷物宅配サービスが無料
- 空港ラウンジは同伴者も無料
出張や海外旅行の機会が多いのであれば、ポイントの貯めやすさは大きな魅力です。
あっという間にポイントが貯まって、他のマイルに交換できたりしますよ。
「スカイトラベラー」の名前の通り、飛行機利用が多い方は検討する価値があるクレジットカードです!