観光のゴールは移住。東京も楽しいけど大山町はもっと楽しい。佐々木正志さんの熱量がすごい!

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鳥取県の大山(だいせん)町で活躍されている佐々木正志(ささきまさし)さんに話を聞いてきました。

佐々木さんは底抜けに明るい性格で、しかも、すごく熱量を持っている方です。

話を聞いているだけでこちらも元気になるし、ワクワクしてきますよ。

そんな佐々木さんのこれからの活動のことを知ってもらいたいと思ったので、ノマド的節約術でも話を聞いてきました。

* * *

普段紹介している節約の情報とは違って、節約して貯金ができた時にお金を使う場合のヒントになるかと思います。

佐々木さんインタビュー

インタビュー日:2016/2/19

佐々木正志さん

インタビューの流れは以下のようになっています。

  • 東京から大山町に来たきっかけは?
  • 大山町に来てからの活動について
  • 今後やりたい「観光プログラム」について
  • 自然栽培の野菜の通販を始めたい
  • 民泊で大山町を第二のふるさとに
  • 大山町に来たことがきっかけでふるさとに戻った友人の話

大山町に来たのは偶然のクリックがきっかけ

── まずは自己紹介をお願いいたします。

佐々木正志(以下:佐々木):
佐々木正志(ささきまさし)、27歳、AB型です。
東京生まれ、東京育ちです。

去年(2015年)の4月から大山町の地域おこし協力隊の観光部門で活動させてもらってます。

── なぜまた大山町に?何がきっかけだったんですか?

佐々木:
大山には縁もゆかりもありませんでした。

もともと学生時代に、東日本大震災のボランティアなどをやっていて、そのつながりで、社会人になったあともボランティアのプロジェクトに携わっていました。

その中で、廃校を旅館にしようみたいなプロジェクトがあったんです。それに参加していました。

プログラムに参加した半年後くらいに旅館が完成し、ウェブサイトで旅館で働く人を募集してたんですね。

僕もちょっと関わってたので、それを拡散してあげようと思って。

ウェブサイトに飛んで、シェアしたら、たまたまそのひとつ下に大山町で観光プロデューサー職を募集しますっていう案内がたまたまあったんですね。

── ええー!広告的なものですか?

佐々木:
いやあその、ウェブ求人だったので。
求人のひとつ下に、大山町で観光プロデューサー職募集しますってバナーがあったんですよ。

── 当時の佐々木さんにとっては、全然関係ない地域ですよね?

佐々木:
いやー全然関係ないですね。
「なんだこれ?」と思って、なんかクリックしちゃったんですよ。

地域に課題に悩んでる課題を、自分たちで解決していく、0から1を作っていくっていうような内容が書いてあって。

そのときに、直感で「これだ!」みたいな、確信に近い直感みたいなのが、ズドドドドドって入ってきました。

そのあと実際に志望理由を書こうとしたんですけど、行ったことないんで書けないじゃないですか(笑)

── 確かに書けないですよね(笑)

佐々木:
そうですそうです。
だから、大山町に行っちゃおうと思って。

求人を見たのが火曜日くらいだったんですよ、確か。
その週の土曜日に、飛行機をとって。

しかもその飛行機も、残り1席しか空いてなかったんです。

しかも、普通の席だったら良かったんですけど、謎のプレミアムクラス、片道4万円ぐらいするような席しか空いてなくて・・・。

でもなんか、もうここしかないみたいな感覚になってたので、何の迷いもせずに

── 取ったんですね。

佐々木正志さん

佐々木:
そうですそうです。
勢いよく乗り込んで大山町に来たっていうのがまず最初でした。

── そこで航空券を取らなかったら、どうなってたかわからないですね。

佐々木:
いやあ本当に。
でも、これは行くしかないと思ってたので。

大山町に来た日に、たまたま大山でアニメーションプロジェクトというイベントがあったんですね。

イベントがあるならちょっと顔出してみようかな、何かつながりができるかもしれないしと思って。

あと、大山町の雰囲気を知りたかったので、ちょうどいい機会と思って行ったんですよ。

席に座って、隣の方と話しながら見てたんです。世間話しながら。

でも、そのイベントって、どちらかというと町内の人が来るようなイベントだったんです。

── そうだったんですね。

佐々木:
だから、東京から来たっていうことで、「えーなんで!?」ってなって。

それで、ウェブ求人を見て興味を持ってきましたって言ったら、「えー!それ、私が採用担当者だよ」みたいな。

話してた方が採用担当者だったんです。

── それはまたすごい偶然ですね!

佐々木:
採用担当者さんがいろんな方を紹介してくださって、その中の人に、大山をぐるっと案内してもらったんですけど、そのときに本当に、なんというか、すごいなと思って。

海から山まであるし、芝畑もあるし。
海から山まで全部、田舎の良いところがキュッと詰まってるなと思ったんですよね。

僕、学生時代に、東京から九州とか北海道、いろんなところ自転車で回ってたんですけど。

── 自転車で?

佐々木:
そうですそうです。
自転車で回ってた時は大山のことを知らなくて。

逆に、なんでここ知られてないんだろうと思っちゃったんです。
すごく良い場所って知られてるはずなんですけどね。

もしかしたら、東京のよそ者の感覚で、自分が良いって思ったものを素直に形にしていけば、響く人は絶対いると思ったんですよ。

── そうですね。

佐々木正志さん

地域おこし協力隊という言葉さえ知らなかった。ワクワク感だけで行動

佐々木:
地方って新しいことをしようとすると、白い目で見られたりとか、保守的な部分が多いと思うんですけど。

── そういうイメージがありますよね。

佐々木:
地域おこし協力隊の方を含めて、いろんなところを回って話したときに、新しいことに寛容だなって思いました。

ここなら本当に、東京よりも面白いことができるんじゃないかなとワクワク感にすごい駆られて。実際に面接も受けました。

仕事でこれをやりたいって思ったのは、今回が初めてだったんですよ。

だから面接自体も、何をやりたいのかを、聞かれたら答えればいいだけでした。
こういうときって、別に何も考えなくて受け答えできるなというのがわかりましたね。

── 普通に会話してる感じですよね。

佐々木:
そうですそうです。
その後、面接に通過して、大山町の地域おこし協力隊になりました。

こんな流れなので、本当に縁もゆかりもないんですよね。

── ああー。すごい決断ですよね。

佐々木:
で、地域起こし協力隊という制度も知らなかったんですよ。
だから、他の人とはちょっと入り口が違ったと思っています。

観光に携わりたいとか、地域に携わりたいっていう、そんなめちゃくちゃ強い思いとかもなかったですね。

それよりも本当に、東京よりも面白いことができるかもしれないっていうワクワク感がすごく強いです。自分で実現できる場所かもしれないし。

しかもまだ、圧倒的に知られてなさすぎるんですよね、大山が。

周りの人や友達に聞いても全然知らないんですよ。大山って漢字で書いても

── 大きい山ですよね。

佐々木:
でも、みんなオオヤマって言いますし。
僕も最初見たときにオオヤマって言ってたんで。

── 苗字でいそうですよね。

佐々木:
オオヤマチョウみたいな感じで。
逆に知られてないのはすごいチャンスだと思っています。

── 確かにチャンスですね。

佐々木:
僕、世田谷にずっと住んでたんですけど、世田谷って本当、人口は東京の中でも一番多い区なんですよ。世田谷区だけで80万人くらい。

── えっ、そんなにいるの。区で?

佐々木:
区で。

── ええー、知らなかった!

佐々木:
東京で一番多いんです。

で、鳥取は全国で一番人口が少ないじゃないですか。
だから多分70万人くらいなんですよ。(正確には2012年3月末時点で約59万人)

世田谷区の方が多いんですよ。県より。

── ひとつの区だけで・・・!

佐々木:
大山町は、世田谷区と比べると正反対の環境じゃないですか。それも逆に楽しみですね。

どういう環境なのかを知りたいなと思ってました。
いろんな人の立場や気持ちがわかるようになりたい気持ちが昔からあったので。

極端な立ち位置に行くので、中間はだいたいカバーできるじゃないですか。

大山町は、僕にとって正反対の場所だったので良い機会かなと思って。

大山町に来てから2ヶ月で数百人に話を聞いた

── 大山町に行ったあとはどんな感じになったんですか?

佐々木:
最初は、大山町自体を知らなかったので、まずは観光に従事している方や、町民の方に話を聞きに行ってました。

最初の1〜2ヶ月ぐらいで数百人と話したと思います。

── すごい!

佐々木:
自分が動いたり、人と話すのは好きなので、それは自然にできました。

気付いたのが、大山って「山」のイメージが強いんですけど、「海」もあるんですよね。

大山町にある海

── すぐ近くにありますよね。

佐々木:
そうですそうです。
だけど、あんまり海がフォーカスされてなくて。

大山の人に聞いても、海に連れていく人ってあんまりいないんですよね。

なんでなのかなと思って、1〜2ヶ月くらいしてから海岸線沿いを見に行ったんですけど、ゴミがむちゃくちゃ多いんですよ。

── ああー、多かったですね。

佐々木:
ゴミが流れてくるんですよね。
ゴミがあるから連れて行きたくないのかなと思いました。

じゃあ、自分ができるところからということで、海岸清掃を始めることにしました。

フレスコボールっていうビーチスポーツがあるんですけど。

── フレスコボール?

佐々木:
はい。
羽子板みたいなラケットでラリーをする、思いやりのスポーツって言われています。

思いやりと掛け合わせて、ビーチを綺麗にしたあとに、ブレスコボールする企画を、夏は月1くらいでイベントとして実施していました。

それ以外には、実際に企画を形にしていくよりも、既存でやってるガイドツアーの添乗や、観光のイベントの手伝い、地域のイベントに参加したりっていうところが多いですね。

未来ってどうなってるかわからないじゃないですか。
鳥取に来るとも思ってなかったし。

地域おこし協力隊って、任期が3年ですよね。
いくらその場で居ようと思ってても、3年後に本当に居続けるかいなくなるかわからないじゃないですか。

だからこそ、自分がいなくなっても回るような企画を作ったほうがいいんじゃないかなって最初思ってて。

しばらくはそのことをずっと考えてたんですよ。
いろいろ考えて企画として形にしていました。

3年後に自分がいなくても、企画が継続できるような形を考えていくと、結局誰が作っても同じようなものしか作れないなと思うようになってきて、それだと大山町に来た意味がないなと思いました。

── 効率重視な考え方だと合わない感じですか?

佐々木:
そうですね。

0から1のところを、地域の人や行政の人が求めていることをそのまま形にするのではなく、そのひとつひとつの要望に、寄り添いながら自分だからこそできることをするために大山町に来たって思えるようになりました。

大山町の人と一緒に周る観光プログラムを企画中

佐々木:
大山の魅力って何かと思ったら、海から山までいろいろと田舎の良いところがギュッと詰まってると思うんですよ。

それで、大山の魅力ってなんですかっていろんな人に聞きに回ったんですよ。

そしたら、人によって魅力を感じるところが全然違うんですよね。

── あー、そうなんですね。

佐々木:
野菜っていう人もいれば、オオサンショウウオっていう

── 天然記念物。

佐々木:
がいたり、ホタルだったりとか。
それこそ大山っていう人もいれば。
ブロッコリーだっていう人もいれば、あと芝畑だっていう人もいれば。

本当にバラバラなんですよ。

普通、山で推してる地域だったら、みんなが「山」って言うじゃないですか。

特産品があるところだったら、おそらく特産品の名前が出ると思うんですよ。

逆に言えば、それだけ観光資源があるって、かなりすごいことなんじゃないかなって思って。

しかも、それぞれの部分ごとに伝えたいことがある、思いを持ってる方たちがいるんですよ。

今まではある組織の中でツアー、ガイドを育てて、それからガイド募集してツアーを組み立てようとしてたけど。

そうじゃなくて、伝えられる人がそこにいるんだから、その人にガイドになってもらおうと思ったんですよね。

2時間3時間くらいの、短い現地集合・現地解散のパッケージがあれば、それが一番良いんじゃないかなっていう風に思うようになりました。

── 大山町の人に会いに行くんですね。

佐々木:
そうですそうです。
人を中心にしたツーリズムみたいな形になりますね。

それは大山だからこそ、より能力を発揮できると思います。

たぶん、大山と同じくらい自然があるところはあるんですよ、絶対に。
でもそういうところって、エコツーリズムとか、自然で推してるんですね。

── ああー、なるほど。

佐々木:
大山は、それこそ人で推してるんですよ。

だけど、大山の場合は、観光資源がいろいろ詰まった上に、人の部分が乗っかってるので違うんですよ。より、濃いんですよね。

去年の11月くらいから、人を中心とした観光プログラムを形にしていきたいと思って動いてます。

僕と同じ熱量でやれないと意味がないので、この人なら一緒にできる、熱い思いを持った方たちに一人ひとり話に行ってますね。

今は、一緒にやっていこうとなっている方が今7〜8人くらいいるんですよ。

── あー、すごいじゃないですか。

佐々木:
それぞれ思いを持った方たちがいて、その人たちの思いを伝えられる場所を作りたいですね。

それが今、大山町でやりたい観光ツーリズムで、これから推進していこうと思ってるところです。

── その観光ツーリズムって、それは佐々木さん自身がされるのですか?

佐々木:
そうですね、はい。

人を中心にした観光が。持続可能なものじゃないと意味がないなと思っていて。

そのポイントのひとつとして、ガイドさんの負担にならないことだと思うんですね。

こっちって本業を持ってる人がすごい多いんですよ。

漁師さんや、ウェブライター、農家さんなど、幅広いんですけど、その方たちの負担にならない時間帯ってあると思うんですよ。

無理のない範囲でまずやってもらうのが大切だと思っています。

── いろんな人を巻き込んでやっていくんですね。

佐々木:
そうです。
最初は少人数でやっていき、それがうまくいき始めたら、おそらく自分もこういうことをやりたいってなってくると思います。

── そうでしょうね。

佐々木:
そういう人を少しずつ巻き込んでいきたいなと思っていて。

大山町に来たら、毎回違うことをやってる、違う人でやってるプログラムにしたいですね。

そうすれば、観光プログラム自体が面白いと思ってもらえて、リピーターも増えそうな気がします。

── 来るたびに、毎回新鮮な気持ちになれますよね。

佐々木:
そうなんです。エコツーリズムだったらもう毎回一緒じゃないですか。

── 決まってますもんね。

佐々木:
人を中心にしていると、毎回人が変わるので。

それは別に大山に住んでいる人だけじゃなくても良いと思うんですよ。

例えば今、一緒にやろうとしてるところでお茶屋さんがあるんですけど。そこは米子にあるんですお店が。

※ 米子は大山町のとなりにある

── 米子ですか。

佐々木:
大山町だけじゃなくて、鳥取県全体を巻き込んでいきたいなと思っています。

観光って本来そうあるべきですよね。
大山町を目的にして来るわけじゃないので。

── そうですね、いろんなところ回ったりしますもんね。

佐々木:
やっぱり大山町の観光ってなると、大山町をどう盛り上げるかにフォーカスがいきがち。だけど、それだけだとダメなんです。

── ああー。

佐々木:
連携しないと意味ないし、いかに観光の動線を作っていけるかが大事だと思います。

佐々木:
最初は僕ひとりで、ガイドのサポートっていう形で全部入っていこうと思ってますね。

── ガイドのサポート?

佐々木:
ガイドのサポートっていうのは・・・

例えば、ビアエッセイストの矢野さんがガイドをやることになったら、企画自体は基本的に矢野さんに考えてもらうんですよ。

出してもらったのを一緒にブラッシュアップしていく形を考えています。

できあがったら、サポートして僕は入ろうと思っています。

現場じゃないとわからない空気感であったりとか、アンケートだけじゃわからない部分って絶対ありますよね。

現場をちゃんと最初に見ておきたいっていうのはあるんですよ。

それを見ておくことによって、さらに質の高いものにできるだろうし、ガイドさんだけだと対応が難しかったところも改善できるだろうし。

観光プログラムって、2〜3時間の短時間のパッケージプログラムで、旅行してる人もいれやすい。

2〜3時間余ったから、じゃあこれ行ってみようかなと思う人もいるでしょうし。

── ああー。2〜3時間だとちょうど良さそう。

佐々木:
今までのツアーだと、全部パッケージで考えちゃってるので、層が限られてしまうじゃないですか。

今って、本当に個人グループ旅行が増えてきていて、これからも多くなると思います。

── そんな気がしますね。面白そうですね!

佐々木:
面白いっすよ。

佐々木正志さんの話を聞く松本
↑佐々木正志さんの話を聞く松本↑

── 観光プログラムは、まだ始まってないんですか?

佐々木:
それは少しずつ。

── 企画段階ですね。

佐々木:
そうですそうです。

大山にある山楽荘さんで既に1回やっていて、それ以外にも同時並行で企画を進めてる状態です。

4月くらいから、3〜4つくらいやっていこうかなと思っています。

── おおー。一気に動きそうですね。

佐々木:
そうですね。

さすがにボランティアだと続かないと思うし、思いを伝えるだけじゃなくて、それをちゃんと見返りがもらえるような形を作りたいと思っています。

例えば、3,000円のプログラムがあったとして、15人来た場合、全部で45,000円になりますよね。半分ずつをシェアしようという形に実際してるんですよ。

── はい。

佐々木:
2〜3時間くらいのプログラムを実際にやって、22,500円。
普通のガイドの報酬に比べれば、だいぶ高いと思ってて、田舎であればなおさらだと思うんですけど。

自分自身も報酬をもらうことによって当事者意識というか。

── ああー。仕事ですからね。

佐々木:
そうですそうです。

しかも、例えば手数料が60%40%とか、いわゆる旅行会社だと90%10%とかいう感じなんですよ。

── ああ、そうなんですね。

佐々木:
それだとやっぱり、差がある分だけ、頼りきるってことじゃないですか。

そうじゃなくて、50%50%で、一緒に良いものを作っていきたいですね。

── 一緒に頑張ってたら、その分だけ伸びていくから良いですよね。

佐々木:
どちらかが熱量があってもダメだと思うんですよ。

だからこそ、同じ思いを持った人たちと一緒に活動していければ、みんなで大山の観光についても考えるきっかけにもなると思うんですよ。

佐々木正志さん

地方創生も受け入れ側の意識が変わらないと一過性で終わる

佐々木:
今は、地方創生ですごい盛り上がっていますよね。

お金も投入されてるんですけど。いくら人を呼ぶような施策をやったとしても、受け入れる側の意識が変わらないと、本当に一過性のものになってしまいますよね。

それだと全く意味がないので、それよりも、もっと内側の

── 根本的なところ。

佐々木:
そう、根本的なところ、人の意識ってを変えていかないと意味ないんです。

それが長期的に見たときに、後々に絶対つながっていくことだし。

── そうですね。

佐々木:
そっちの方を突き詰めていきたいっていうのがあるんですよ。

── 素晴らしいですね。熱いですね!

佐々木:
熱さだけ(笑)
熱さと行動力だけの男(笑)

── いやでも結構具体的なところにまで来てるじゃないですか。

佐々木:
本当ですか。ありがとうございます。

一気に焦ってやるものでもないと思うので。少しずつ仲間を増やしていく感じですね。

── そうですね。

佐々木:
スピード感ももちろん大事にしつつも、変な意味で焦らないっていうところが大事かなと思ってるので。

いきなりすぎると地域の人たちも心の準備ができてないから、ついていけないこともあるんですよ。

シェアハウスの「のまど間」ができたときも、そういう声が少しありましたし。

── ああ、そっか。

佐々木:
だから、いかに観光プログラムを作るまでの過程をちゃんと取れるかというか。

両輪だとは思うんですけどね。
盛り上がるものもありつつ、根本的な部分もちゃんとしつつの両輪だとは思います。

でも僕は、その両輪のうちでも、

── 根の

佐々木:
根の部分を大事にしたいのがすごく強いですね。

── 僕もブログやってて、全く同じ考え方でやってます。

佐々木:
本当ですか。
意識的なところが変わらないと、本当に意味ないなって思っちゃったんですよね。

メディアでは成功って取り上げられている地域に視察に行ったこともあるんですけど、実はそうでもなかったりっていうパターンが結構あったりしますので。

単発的なものが多いのかなと思っています。

── 昔から住んでる人は、どう思ってるのかってこともありますからね。

佐々木:
そうですそうです。

一番大切なのは、ずっと住んでた人だと思うので。
その人たちの気持ちに寄り添いながらも、うまく新しいものと融合していく感じでしょうか。

そういう機会が少しずつ増えれば、意識もちょっとずつ変わっていくと思うんですよ。

僕がこっちに来たときに言われてたのは、なんでこんなところ来たのみたいな。
自分たちをちょっと卑下するような感じなんですよね。

── それは誰から言われていたんですか。

佐々木:
大山町の人です。

よくこんな田舎に来たねとか。
自分たちをちょっと下げてるんですよね。

── ああ、そういうことか。

佐々木:
でも、僕は本当に、景色だったり人に一目惚れして来たので、良さをわかってよみたいな。

むしろ、「良く来た、お前は見る目あるよ」ぐらいに言って欲しい(笑)、言って欲しいんですよ。

── はははは(笑)。

佐々木:
でもきっと、近くにあるものって気づきにくいじゃないですか。

── 気づかないですね。

佐々木:
だからこそ、自分がいろんな観光プログラムをやるのもそうだし、ブログもそのひとつの手段だと思ってるんですけど。

そういう、外から来た人が発信していくことによって、自分たちが住んでる場所もしかしてイケてるんじゃね?と、少しでも思ってくれる人が増えれば、それだけでも良いと思いますね。

── なんかね、誇りに思いますよね。

佐々木:
そうです、そうです、そうなんです。意識なのかもしれないですね。

一番根本の部分を、少しずつ変えていきたいっていうのがあるのかもしれない。

それをするために、自分だからこそできることをやればいいと思ってますね。

佐々木正志さん

観光のゴールは移住

── 観光の視点で、これから大山にはどういう人に来て欲しいですか?

佐々木:
観光の視点だと、僕は観光のゴールは移住だと思っています。

── 観光のゴールは移住。

佐々木:
究極のリピーターが移住だと思います。

最初来たとき良いなと思って。
1年に1回来てみたいな・・・いや、毎シーズン来てみたいなとか。

大山の先のことに思いを馳せる人が増えていって欲しいっていうのがあります。

僕自身が、東京よりも面白いことができるかもしれないって思って来たということは、きっとこれからいろいろ開拓の余地がある気がしますね。

いろんな仕事を生み出していける余地だったり。

観光のゴールを移住に置いたときに、ぼくらみたいな若い人に来てもらいたいですね。

でも、いきなり移住とかじゃなくていいと思っていて。
1回来てみて良いなと思ったら、ちょっと例えば1週間とか住んでみる感じですね。

大山町でできる仕事とかもありますよね。
例えばウェブだったら普通にできるじゃないですか。意外に暮らせるなとか。

あと、2拠点生活とかでも良いと思うんですよ。

── ああー、ありますよね。

佐々木:
僕もずっと東京だったので、東京に帰ったときって、すごく新鮮に見えるんですよ。

行き来をすることによって、両方の目を持てるようになって、今までになかった視点で見れるようになりました。

── そうですね。

佐々木:
それもすごい良いことだなと思っていて、良いところに目がつくようになりますよね。

── もともと住んでた都会の良さにも気づきそうですよね。

佐々木:
だから若い人に来て欲しいですね。

── 若い世代。興味持ってる人も多い気がしますけど。

佐々木:
いや、多いと思いますね。

僕は、東京で誰よりも楽しんできたと思ってるんですよ。

周りの人もそう思っていて。
マーシー(佐々木さんのニックネーム)ほど楽しんでいる人はいないみたいな(笑)。

── ははは(笑)。

佐々木:
東京でマーシーほど楽しんでる人はいないぐらいな感じだったので。
そんな僕が、移住するぐらい良いところだよっていう話になりますよね。

── ああー。そういうことになりますよね。

佐々木:
そうなんですよ。だから絶対面白いんです。

僕の知り合いも、マーシーが行ったところって、どんな感じなんだろうっていう理由で、たった9ヶ月で50人くらい来たんですよ。

── それはすごいわ〜!

佐々木:
しかも、9ヶ月間に、2回・3回・4回と来てる人が何人もいて。

ていうことはやっぱり、大山町にはポテンシャルがあるんですよ、絶対に。

やはり来てみないとわからないこともあると思うので、大山町に限らず、行ってみたいと思ったら行ってみるのはすごい大事かと思います。

東京も楽しいけど、大山町はもっと楽しい

── 大山町に来てどうでしたか、東京のときより楽しいですか。

佐々木:
いやあ、楽しいです。楽しいっすよ。今めちゃくちゃ楽しいです。

佐々木正志さん

── それはすごい。勇気をもらえる感じですね。

佐々木:
全部を捨てて大山町に来たって思われてるかもしれないんですけど。

東京にいる友人との関係性がしっかりできてるのであれば、その関係性って絶対なくならないし。

大山町に来てから、今までの知り合いが遊びに来てくれたりだとか。

逆に東京で働いている人たちが、僕に刺激をもらうっていう人も結構いますね。

── ああー。そうですよね。

佐々木:
だから場所って関係ないなと思っています。

自分が一番ワクワクする場所に行ったり、生き生きとしていることが大切だと思うし、その結果、人に刺激を与えられたりできるんだと思います。

直感、自分の心に素直に従って大山に来たんですけど。
その結果すごい楽しいですね。

── うん。

佐々木:
東京にいると、同世代の20代30代くらいの方としか関わる機会ってないじゃないですか。

地方の場合だと、これが縦にも広がるんですよね。

プラス、長年生きてきた考え方を知れたりして、すごく新鮮です。
70歳・80歳でもイケイケの人とかたくさんいますよ。

── ははは(笑)。素晴らしい。

佐々木:
そういった方を見ると、今できることを全力でやった方がいいじゃんと思えるんですよね。

20代30代の中で固まってるとやっぱり、何歳だから〜とか。
東京にいると、そういうことにとらわれすぎるじゃないですか。

── なんかありますよね、見えない固定概念が。

佐々木:
そうそう。
でも固定概念とかいらないなと思ってて。

歳とか正直関係ないと思ってますし。
大山町は、固定概念のタガが外れる、外れやすい環境だと思います。

80・70・60歳でもそれぞれの人生を生きていて、そこで魅力的に生きてる人がいるから。

それだったら別に、何歳から遅すぎるとかないと思うし。

意外に、地方のほうが挑戦しようと思って来てる人とかも周りに多いので、面白いですね。

── いいですね。イキイキしてるのはすごい。

佐々木:
やはり、思いを持っていれば、助けてくれる人が出てきます。

東京でもそうなのかもしれないんですけどね。
こっちだと、例えば野菜をくれたりだとか。お金じゃないものでサポートしてもらえることもあります。

── ありがたいですよね。

佐々木:
めちゃくちゃありがたいですね。

観光プログラムをやることは大山町に残る意思表示

── 佐々木さん、今後の目標を教えてください。

佐々木:
観光プログラムをやりたいって言いましたが、これは僕にしかできないことだと思っています。

それをやるということは、大山町に残りますよという意思表示でもあるんですよ。

── そうですよね。

佐々木:
そうなんです。
その覚悟がないとできないことをしようとしてるので。

覚悟がないと、心に響かないだろうし、どこかで絶対に伝わっちゃうと思うんですよね。

── そうですね。

佐々木:
観光プログラムをやっていく上でゴールは全然ないですね。

いろんな協力者が増えていって、より楽しくなっていくみたいなイメージなんですよ。

ゴールはないんですけど、広がっていくイメージがあるのですごくワクワクします。

── 先が見えないですけど、楽しそうな感じになっていきそうですね。

佐々木:
そうです。先は見えないけど、絶対ワクワクする方向にしか行かない気がしますね。

先のことが見えないと、不安になる人もいると思うんですけど。

そうじゃなくて、100%の思いを持ってやってれば、その熱量でどんどん良い方向に行くと思うんですよ。

── そうですね。僕自身の感覚としてもそれはあります。

佐々木:
僕も今までそうだったので。

例えば、熱量があれば、壁があっても乗り越えようとするじゃないですか。

壁を乗り越えたときに、ハッピーな感じが待ってるのであれば、一生ワクワクする方向に行きますよね。

── レベルアップしていく感じですね。

お金の中にも色がある

佐々木:
あと、地域おこし協力隊になってからちょうど10ヶ月くらいで、やめるかやめないかって悩んでいます。

僕の中ではすごいやりたいことが決まっていて。

それが地域おこし協力隊としての目的と違った場合は、国の税金でやることはできないと思ってしまいますね。

── 自分の気持ちの中で。

佐々木:
そうです、気持ちの中で。

お金の中にも、色というか・・・
お金にも中身があると思っています。

── うんうん。

佐々木:
ちゃんと応援してもらって使うお金と、無理やりにでも残って地域おこし協力隊としてもらえるお金を使うって、全然違うと思っています。

無理やりにでも残って使うことが、僕自身はできないんですよ。

── ああー。

佐々木:
地域おこし協力隊を辞めたとしても、やりたいことが決まってるから、辞めたときにはその後どうすればいいのかを考えればいいだけですね。

── ああ、そうですね。

佐々木:
おそらくやめる方向に行くと思います。9割5分くらいは。

── かなりの確率ですね。準備はどうですか?

佐々木:
心の準備は100%です(笑)
するしかないじゃないですか。

── するしかないですね。

佐々木:
僕の中で次の道を決める時は、不満だからとかダメだからとかではなく、前向きな理由の時に選択するべきだと思っています。

後ろ向きな理由で違う選択肢を選ぶって、ちょっと違うなと思うんですよね。

── ほうほう。

佐々木:
前に進むときの選択は、僕の中では迷いようがない時にしようと思っていて。

これだと思っているとき、今もそうなんですけど。

だから、どう転んでも大丈夫だと思います(笑)

── おおー。

佐々木:
地域おこし協力隊で活動していて、町の人とか話していて思うのが、僕自身、住んでいるようで住んでいない感覚があるんですよね。

それはなぜかというと、地域おこし協力隊だと何をしてても給料が出るじゃないですか。

それって、自分の中ではふわふわ浮きながらお金をもらってる感覚なんです。

── あー、確かに。

佐々木:
地に足をつけてないというか。
実際に、この10ヶ月でやりたいこともしっかりできて。

これから、人を中心にした観光のプログラムをやりたい時に、地で働いている人たちの力が絶対に必要になってきます。

その人たちとの関係性をちゃんと作るためには、自分も地に降りて

── 同じ立場に立って。

佐々木:
一緒の立場に立って、それこそ50%50%の話もそうなんですけど。
同じ立場になって話したいのが僕の中にありますね。

実際に地域おこし協力隊やめたあとに、お金は絶対に必要になってくるものです。

バイトっていう形で、今までのつながりから入っていこうと思います。
そのつながりがもうできてるので。

── そっか。強いなあ。

佐々木:
動き回ってるからこそできることだと思いますね。

── ええ、ええ。

佐々木:
いきなり来ても絶対できないです。

── そうですね、誰?ってなりますね。

佐々木:
絶対できない。
自分が動き回ったからこそなんで、ナイス自分って感じなんですけど(笑)

お世話になりながら、関係性も作っていきつつ。
そういう地の体験、地のものをプログラムにしていきたい。

関係性ができているからこそ、真似できないものができると思うんですよね。

それこそ、思いが同じ人とやるのと一緒で。

自分と農家さんたちとの関係性がちゃんとできてるから、真似できないものが伝えられるようになると思います。

他の人から見たら、アルバイト的な見方になると思いますけど。
自分の中であんまり世間体とか全く気にしないタイプなので大丈夫ですね。

── 次のためのステップという感じでしょうか。

佐々木:
そうですそうです。全くムダじゃないですね。

ちゃんと自分で、その仕事がどういうものかを経験しておくのはすごい大事だなと思っています。

それだからこそ、同じ考えを共有しながら話せるだろうし。

── おおー。そうなると、金銭的な不安もだいぶ解消できそうですね。

自然栽培の野菜の通販をやってみたい

佐々木:

話が変わるんですが、金土日は、野菜の通販をやろうとしてるんです。

── 野菜の通販、というのは?

佐々木:
自然栽培、無肥料無農薬の野菜を作っている農家さんが大山町に何名かいらっしゃるんですよ。

大山って、西日本の中でも野菜の生産量1-2位を競うようなところなんです。

その中でも唯一自然栽培で、大山町で初めて鳥取県の認定農家になられた方がいて。ちゃんとした、国に認められてる方なんですよ、

その農家さんの作った野菜を、大山に一度来た人たちがつながれるものにしたいと思って、野菜を提供したいという話をしたときに、協力してくれることになりました。

── ああ、良いですね。

佐々木:
自然栽培の野菜ボックスというのをまず作ろうと思ってるんですよ。

在庫を持たなくて良い形で、受注があったら

── 農家さんにお願いして。

佐々木:
送る感じですね。

あともうひとつが、大山の野菜ボックス

JAの規格に漏れたもの、形だったり大きさが不揃いのものがありますよね。

── ありますね。

佐々木:
でも、味は本当に変わらないんですよ。
おいしいんですよ。だけどそれがそのまま捨てられちゃったりとか。

── ああー、もったいない。

佐々木:
捨てるのではなく、いろんな種類を詰め合わせて、東京などの都会の人たちに送れたらすごく喜ぶんじゃないかと思いますね。ちょっと安い価格で。

その2つを今やろうと思っています。

自然栽培は、お子さんができた場合など、誰かのために安心できる野菜を使ってあげたい方のために。

── そうそうそう。

佐々木:
ニッチなところですね。
通販でやろうと思ってるので、ニッチなところを狙った方がいいと思っています。

── 需要大きいと思いますよ。自分もその世代だから。

佐々木:
ああー。本当ですか。

大山の野菜ボックスは。どちらかというと僕らと同世代や、大山を応援したい人、1回来て大山のファンになった人が、ふるさととつながるのと同じ感覚で頼んでくれるような感じにしたいですね。

── うんうん。

佐々木:
自分たちでも食べるので、そんなに質にはこだわらないですね。味は大山の野菜と一緒なので。

2つの企画、ターゲットは真逆なんですけど。両極端のニーズに合ったものを作ろうかなと思っています。

── そっか。東京住んでたからこそのアイデアですよね。

佐々木:
そうですそうです。結構言われるので。

30代でお子さんがいる方にも自然栽培の野菜が欲しいって言われますね。

1回来た僕の友達とかに、野菜あったら送ってよ、みたいなことを言われるんです。

僕の周りだけでもそういう人たちがいるのであれば、欲しい人は他にもいると思うんですよ。

── 今見えてない人でも、たくさん欲しい人がいると思います。

佐々木:
大山は、水もおいしいし、黒ボクという珍しい土からできた野菜なのでブランドでもあるんですよね。

そのブランドも押し出していきたいと思います。

── おおー。いろいろ夢が膨らみますね。

民泊で大山を第二のふるさとにしたい

佐々木:
あと民泊ですね。

── じゃあ、最後に民泊の話もお願いいたします。

佐々木:
僕のビジョンの中には、民泊で大山を第二のふるさとにしたいというのもあります。

── 大山を第二のふるさとに。

佐々木:
そう思ってもらえるような場所にしたいと思ってますね。

要するに「ただいま」って言える場所をもうひとつ作りたいんです。

それを体現する場所として、自分で民泊をやろうと思っています。

いわゆる旅館などの宿に求められるのは、非日常やサービスだと思うんですよ。

── そうですね。

佐々木:
民泊をやる理由は、旅館だったり宿にないもの、いわゆる日常の暮らしのであったりとか。

ありのままを求めてる人が民泊に来ると思っています。

どちらかというと、民泊って入り口側だと思っていて。

── どういうことでしょうか。

佐々木:
ありのままのところで興味を持った人が、少しずつさらに興味を持っていって、じゃあ大山でこういう宿あったら泊まってみようという流れを作りたいですね。

── ああー、そっかそっか。

佐々木:
僕はどちらかというと、民泊は敷居を広げる入り口だと思ってるんですよ。

── 今あるものを活かしていくための。

佐々木:
そうですそうです。
で、いろんな資源を知ってもらえる入り口でもあるし。

── ああー、素晴らしいですね。

佐々木:
そこで、大山の野菜を食べられるように置いておく。

僕自身は食品の衛生許可を持ってないので、自由に調理してもらう感じです。だけど、自分で食べても絶対おいしいんですよ。

── うんうん。

佐々木:
大山のブロッコリーって、茹でて塩かけるだけでもうまいので。
それを感じてもらうだけで、なんだこの野菜!ってなると思いますよ。

民泊で、もうひとつの家となれる場所を作っていきたいですね。

── 民泊で、三つの柱ですね。

大山町に来たことがきっかけでふるさとに戻った友人

佐々木:
三つの柱です。

実際に僕の友達である後輩が来たときの話なんですけど。

その子はずっと茨城に住んでいて、東京の大学に来て、そこで知り合ったんですよ。

大山に来て、自分のふるさとにどこか通じる懐かしさみたいなのを感じたらしいんですね。

── ああー、ありそう。

佐々木:
農家さんや、漁師さんと話す機会もあったりして。

今まではそんなに意識してなかったけど、自分の本当のふるさとのことも思い出すきっかけになってくれればいいなと思ってたんですよね。

その後、その後輩は今年の4月から実家の農家を継ぐことになりました。

── ええー!

佐々木:
大山町が、ふるさとを思い出すきっかけになり得る場所だなと思いましたね。

大山を第二のふるさとって思ってもらいたいのはありますけど、自分のふるさとがある人は、そこを大事にしてもらいたいですから。

── すごいですよね、大山町に来たことが戻るきっかけになったのは。

佐々木:
はい。そうなんです。
いわゆる世間体や固定概念を外させてくれる場所なんだろうなって思います。

ありのままで来て、現地の人たちに触れることによって、本当に大事なものってなんだろうというのを見つめ直させてくれる場所なんでしょうね。

だからこそ、多分その子も実家に戻ろうと思ったんだろうし。てか、二人いますね。

── 二人も!

佐々木:
今年の4月から農家になる。

── おお。すごい影響力。

佐々木:
和歌山と茨城ですね。そういう魅力がある場所だと僕は思ってる。

だから東京から、超めちゃくちゃ楽しんでた東京を飛び出してでも来たっていうのはありますし。実際に今楽しいし。

── 大山町に来て、より楽しいのはすごい印象的ですね。

佐々木:
いやあ、より楽しいですね。最高に楽しいです。

── あー、良かったです。

佐々木:
いやあ、毎日歌っちゃってますからね(笑)。

※ 佐々木さんは、シェアハウス「のまど間」で毎日のように歌ってました。

── こっちまで楽しくなってきますね!ということで、ありがとうございました!

佐々木:
ありがとうございました!

【編集後記】インタビューした感想

ブロガーインレジデンスという企画で大山町に1週間滞在していましたが、当初の予定では佐々木さんにインタビューする予定はありませんでした。

佐々木さんは、泊まっていたシェアハウス「のまど間」の住人でもあるので、毎日顔を合わせていたんですよね。

ゆっくり話をした時に、考え方と熱い思いに共感して、佐々木さんのことをもっと知ってもらいたいと思って話を伺いました。

思ってた通り、インタビュー中もこちらが話す隙がないほど熱い話をしてくれました。

今が一番楽しくて、毎日とにかく充実しているのがすごく伝わってきて、こちらもうれしくなるんですよね。

観光のゴールは移住」という言葉がすごく印象に残っています。

私も大山町に行ってみて、すごく気に入ったので、このインタビューをきっかけに1人でも大山町のことを知ってもらいたいし、観光してみて欲しいです。

佐々木さんのブログはこちら。インタビューと同じように熱量がありますよ!
参考:行き当たりバッチリin 鳥取県大山町
参考:新しいプロジェクトのホームページはこちら

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この記事を書いた人

松本 博樹

このサイト「ノマド的節約術」の運営者。収入ゼロから始まった節約生活の日々で身に付けたお金の知識を紹介しています。 詳細プロフィールは別ページにあります。お金に対する考え方・ポリシーはこちら。

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