過去2回は、独立されている方に話を伺ってきました。
独立されている方の話もすごく参考になりますが、会社に勤めている方の話もまた参考になるものです。
インタビュー企画を始めようと思った時に、ぜひ話を聞きたいと思っていた方がいて、今回はその方に話を伺ってきました。
山崎謙(やまさき けん)さんという方で、今はモバイル関係の会社に勤めていますが、過去にはいろいろと会社を転々としていたそうです。
山崎さんと出会った頃は、お互いに仕事がない状態で「これからどうしましょう~」なんてことを話してたのが懐かしいです。
あれから数年が経って環境も変わりましたので、今の考え方を伺ってきました。
山崎さんって、放っておくことができない人柄の良さがあって、みんなから好かれています。
私にはないキャラクターの持ち主で、尊敬するし、うらやましくも思っています。
山崎さんのプロフィールと略歴
列車旅と人と話しするのが大好きなスマートフォン・タブレットのフィールドトレーナー
大学在学時に地元FMラジオの大学広報番組に出演。卒業後ラジオDJを目指すべく、ラジオ局でADをしながらアナウンススクールに通うもオーディションに受からず、DJの夢を断念。
その後CATV営業、携帯ショップ副店長、派遣会社営業、Web制作会社営業を経て現職。
2011年にコワーキングに出会い、京阪神と各地のコワーキングスペースを行脚。日本初のコワーキングスペース「カフーツ」のUstreamの進行役をした経緯から、コワーキング・フォーラム関西2011・2012で総合司会を担当。
西宮で公共スペースをレンタルしJellyイベント「浮草夜会」を実施(2011〜2012)、「浮草夜会」の派生イベント「貴族会議」(=鳥貴族で貴族のように飲む会)も不定期開催。
山崎さんインタビュー
インタビュー日:2015/6/14
スマートフォン・タブレットのフィールドトレーナーという仕事
── 今日はよろしくお願いします。まずは自己紹介からお願いします。
山崎謙(以下:山崎):
山崎謙(やまさき けん)です。よろしくお願いします。
今、僕はスマートフォン・タブレットのフィールドトレーナーという仕事をしています。
── フィールドトレーナーとは何でしょうか?
山崎:
携帯を買う時にショップや電気屋に行くと思うんですけど、そこにいるスタッフさんに携帯についていろいろと説明したり、話を聞いたりするお仕事です。
例えば、新しい機種が出ましたとか、こういう使い方ができますとか、こんな機能がありますというのを説明しています。
他には、お店の今の販売台数とかを聞いて、お店の意向を聞きつつ、売れる施策をアドバイスしたりもしていますね。
「カウンセリング?」「コンサル?」そんな感じで、新機種が出たタイミングで全国津々浦々ショップの方々にプレゼンをして回る仕事をしてます。
── docomoやauとかのキャリアは決まってるのですか?
山崎:
詳しくは言えないですが、キャリアとメーカーが決まってます。
Androidの1メーカーです。
── 細かいですね。
山崎:
そうですね。キャリア間で競争しているのに、キャリアをまたいでしまったら問題ありますしね。
そういや松本さんXperia(エクスペリア ※)買ってましたよね?
※ ソニーのスマートフォン端末
── 最近買いました。
山崎:
そうだよね、見た見た。
わざわざ白ロムを買う必要はないと思いますよ。
お金かかるしって書いてましたよね、確か。
── おサイフケータイを使いたかったから買いましたね。
山崎:
でも、そういう観点からするとすごく便利。防水だし。
Xperiaはサクサク動くし、デザインもいいので人気ありますねー。
Appleとの出会いはパソコン担当のバイトがきっかけ
── 山崎さん、もともとはAppleファンではなかったんですか?
山崎:
いや、Appleファンですよ(笑)
98年の大学に入った時から、SEIDEN(星電)っていうのが三宮にあって、僕はそこでバイトしてたんです。
元々Windowsのパソコン担当でした。あそこはMacコーナーもあって。
iMacが98〜99年頃に発売して、そのタイミングでMacコーナーに僕が移ったんです。そこからのファンですね。
── それがAppleとの出会いだったんですか。IT系の仕事してるわけじゃないですもんね。
山崎:
そう、してない。だから僕はすごく異質だと思うんですけど。
ただ、iMacが出た時に何してたかというと、ひたすらメモリの増設をやってたっていう。
── メモリの増設ですか。
山崎:
昔のやつって、こういうディスプレイが入った透明な青いやつ、知らん?
写真あるかな。これこれ。
iMacのネジを外して、パカっと開けて、ひたすらにメモリを挿していくっていう作業をずっとやってました。
複数の携帯を使っていることで、それぞれの端末の良し悪しをお店に伝えれる
── めっちゃ地道な作業ですね。
山崎:
そこからですね、僕のMacのストーリーは。
Macを使いつつ、iPhoneも使いつつですね。
だから、今担当してるメーカーの機種とiPhoneそれぞれの良さも悪さも両方わかる感じの立ち位置にいます。
── いい仕事ができそうですね。
山崎:
ショップさんに説明する時に、どちらの端末も理解してもらえるようにしています。
── 一方的にどちらかをすすめても、説得力に欠けますよね。
山崎:
そうなんですよ。
仕事では購買者的目線な話もしますので。
やっぱり今、日本って半分以上がiPhoneだから。
── iPhone多いですよね。
山崎:
めっちゃ多い。
僕の仕事はコンサルではあるんですけど、お店からどういう声があがるのかも拾っています。それを報告するのも仕事ですし。
つい最近も新しい機種が出たんですけど、その機種も改善点が多くあって。
端末にあるキャップなんですが、このキャップ、よく取れてしまうんですよ。
それが現場の声から上がってて。今の端末はその点を改善できています。
お店から上がってきた話が採用されて商品に反映されてるんですよね。
そういう経験があると、面白い仕事だと思えるし、また頑張ろうってなります。
── いい仕事ですね!
山崎:
まあ、僕だけの意見で通ってるわけではないと思いますけど。
僕の仕事は、お店を回ってレクチャーと、現場を開発陣とかにお伝えするみたいな仕事です。
長くなりましたが、簡単にいうとそういうことです。
携帯を買う人の心理について
── そうなんですね。今はどういう人が携帯欲しがってるかもわかるんですか?
山崎:
そうですね。ただ、今はほとんど皆持ってるじゃないですか。
普及率にすると120%くらいかな。
なので、買い替えと、あとは「フィーチャーフォン」という普通の折りたたみの携帯を持っている人がスマホにどう移るかでしょうか。
スマートフォンが好きな人は、放っておいても最初に買うんですよ。
── 買いますね。やたら持ってる人いますからね。
山崎:
そう。その次の層が、どうしようかな?っていう人達。
その人達にどう携帯をすすめていくかですね。
それをさらに突き詰めていくと、今度はなかなか動かない層の人達っていうことになってきて、そこがまたちょっと難しいんですよね。
だから、スペックで選ぶのか値段で選ぶのかによってもまた違うし。地域特性もあります。
── 地域特性があるんですか。
山崎:
関西は全体的にやっぱり金額の部分が大きなウエイトを占めますね。
── そうなんですか、やっぱり(笑)
山崎:
よく0円機種みたいなことを前々から言われてますけど、関西では0円になった機種ばかり売れるんですよ、やっぱり。
── 他の地域ではそうでもないんですか?関西以外は。
山崎:
もちろん多少はあると思うんですけど、ただ、あからさまに表れますね。
── 面白いですね。
山崎:
そうなんですよ。
お店の人もそれを知っているので、機能的なところよりも、金額が安いという感じのすすめ方になってしまいがちですね。
機能の良さもありますが、そのことがちゃんと伝わってるかどうかは疑問です。
── 関西っぽい話ですよね。
お店のスタッフさんに、自分と話すことを楽しみにしてもらいたい
山崎:
お店の方と話していると、お店の負担が増えているのをすごく感じますね。
もちろんメーカーの人間だし、売上が伸びるように負担になることもおすすめしないといけないんですけどね。
そういうのを知った上で、僕の基本スタンスとしては、お店の方と話す時間をちょっと楽しくしたいっていうふうに思っていて。
機種のことをお伝えするにしても、普通の話をするにしても、僕が来ている瞬間だけも面白くなるようにしたいですね。
あいつが来ていろいろと話して楽しかったな、ちょっと頑張ろう、みたいなことを思ってもらえるといいなと思って動いています。
── いい話ですね。
お店で「最近どうですか?」とかって聞いて。
くだらない話をいっぱいして、そんな話の中で、いろいろ言えない話が出てきて…(笑)
それが意外と有益な情報だったりするんですよね。
── いろいろと事情があるんですね。
山崎:
今はポイントも共通化されてますよね。
docomoだとdポイント。
auならau PAY プリペイドカード。
ソフトバンクはソフトバンクカード。
こんな感じでどこでも一緒のようになってきてるし。
iPhone以外にも3キャリアで出してる機種もあるし、だからもう一緒になってきた感じです。
じゃあどこで差別化するかって言うと、携帯以外のところでないと差別化はできないみたいな話になってきてますね。
そうなってくると、一番負担が増えるのがどこかって、やっぱりお店の人。
僕も2005年から2007年まで携帯ショップの副店長をやってたんですけど、結構大変で。
クレームも来るし。その上で台数も出さないといけないし。
しかも、最近では携帯以外のモノも売るようになってきているので、しんどい仕事なんですよね。
だから離職率が結構高いんですよ。
現にせっかく仲良くなったスタッフが辞めちゃったりしちゃうし。
そこをいかに、あいつが1ヶ月に1回来るからもうちょっと頑張ろうかなとか、そういう風に思ってもらえたらいいかなと思っています。
── でも、今後は店舗数が減りそうじゃないですか?
山崎:
どうなんだろ。でも、逆に増えてるかな。
僕の実感では増えてる感じがします。
── 格安SIMが普及したら店が減りそうな気がしますけどね。
山崎:
まだそこまでいってないと思うんですよ。
だからここからですよね。ここからそういう話が増えてくるかもしれないです。
── その時は今の仕事が続けれるか心配ですね。
山崎:
そうですね。
SIMロックも解除となると、また全然話が変わってくるかも。
── ぶっちゃけ、キャリアに契約するって良くないですよね。
山崎:
う〜ん。キャリアのフルサービスが必要な方もいらっしゃるので一概に良くないとは言えないかな。
キャリアのショップの負担が増えているのは、お客様応対が多いのもあるんですよね。
操作方法を聞きにいらっしゃる方が多いから、操作方法を担当する人と契約業務担当は分けたほうがいいかもしれない。
あと、個人的にあえて言いますけど、新規獲得前提なのは良くないと思っています。
自分の仕事を失うことになるかもしれないけれど、格安SIMも含めてキャリアが選ぶことができて、端末だけ売りますみたいな感じになればいいのかもしれない。
── それだったらアリですよね。
山崎:
その方が安心は安心で。
例えば、もし僕がこの仕事で何をやるかってなってくると、携帯の使い方を教えるっていう。
── それは共通ですもんね。
山崎:
うん。そういうところは残るので。まあそれはそれでやれたら。
それも別に企業に属してっていうよりかは、本当は個人でやらせてもらった方が逆に自由度は上がるし。
それこそSNSとかでも、発信力があるんだったらそこで「こんな使い方ができます」ということもできちゃいますよね。
逆に、そういう形の方がフラットだと思います。
── 携帯の需要ってめちゃくちゃありますもんね。
山崎:
そうなんですよね。
でも、多分ここ1、2年でわりとガラッと変わるんちゃうかなと僕は思ってたり。
格安SIMとSIMロックフリーで。
だからみなさんすごく危機感持ってますよね。僕が仲良い人は特に。
端末の紹介をして販売してもらうことはもちろんなんですけど、今置かれている状況を考えてその危機感を共有することも大事やなと思ってます。
そのためにもくだらない話も必要なんですよね。
いろいろ話した結果、最終的にはプラスにもってけたらいいなと。
だからマイナスの感情に引っ張られず、楽しい話ができるように心がけています。
── いろんな人と関われて楽しそうな感じは伝わりますけどね。
山崎:
そうですね。
僕はこうやって話すのが好きなので、それこそコワーキングで関わらせてもらったのも、しゃべりひとつでしたから。
コワーキングの話
── 山崎さんといえば、コワーキング。コワーキングの話もしましょうか。
山崎:
しましょうか。
コワーキングは何で知ったんだっけな。それも多分2011年頃で。
── もしかして、神戸ITフェスティバルですか?
山崎:
あーそうだ。ITフェスですね、僕は。
── 一緒だ!
山崎:
一緒?そうか。
その当時僕は今と違う仕事をしてて。
神戸でWeb制作会社の営業をしてたんですよね。
ポータルサイトを1から立ち上げるってことで、そのサイトに掲載していただくために、法人さんに飛び込み営業していたんですけど、僕飛び込み営業ホント苦手で…。
別の方法を考えて、会社のTwitter作ってつぶやいていたら、会ってお話させてもらえるようになりました。
その頃、Twitterすごいなと思ってた時に、当時Twitterで旋風を巻き起こしていた元テーブルマーク、当時はトリドールにいらっしゃった末広栄二さん(現ハーバー研究所代表取締役社長)がITフェスに来るっていうので行ったのがきっかけです。
ITフェスって夏フェスみたいに、プログラムがたくさんあるじゃないですか。
その中で「コワーキング」っていうのが目に留まって。
未知の世界である「コワーキング」について聞きに行ってみたら、インパクトのあるおっちゃんが出てきて(笑)
ものすごい勢いで話すから、なんだこの人?と思って。
でもまあ、その話自体は面白いなと思いました。
── 面白かったですよね。僕も衝撃を受けましたし、その後の人生に大きく影響しています。
山崎:
ITフェスでコワーキングという存在を知って。
それでどうしたんだっけな。
── 行ったんですか?カフーツに。(※)
※ 日本で最初のコワーキングスペース。
山崎:
カフーツ行ったんですよ。
Twitterを通して知り合った方が、自社で持ってる自習室を活用したいとおっしゃっていたので「これだ!」と思って、カフーツ運営の伊藤さんにアポを取って一緒に行ったんですよ。
そこから少しずつカフーツに行ってコワーキングするようになりました。
── その頃(2011年)って神戸はカフーツしかなかったですよね。
山崎:
ですね。
カフーツに行き始めたら、小脇(京都)の池田さんや、JUSO Coworking(大阪)の深沢さんとも知り合うことができました。
その頃僕は、勤めてたところを会社都合で辞めることになって。
── それって2011年ですか?
山崎:
そう。
── コワーキングに通い始めた頃はまだ勤めてたんですか?
山崎:
勤めてましたね。
── そうだったんですか。その頃から無職って言ってたような…。
山崎:
辞めた直後から無職アピールを始めて(笑)
時間もあったので、特に関西の元祖3拠点(カフーツ、JUSO、小脇)にはよく行ってました。
そんな頃にカフーツでJelly(ジェリー ※)が始まって。
※ ジェリーはざっくり言うとコワーキングスペースで行われるイベントのこと
── そうでしたね。月1回くらいやってましたよね。
山崎:
カフーツのジェリーで出たアイデアで、Ustreamを使って、その場に集まっている人を紹介する企画が始まりました。
もともとラジオ局で勤めてて、DJ志望でもあったので、僕が司会しますという話になったんですよね。
── そうでしたね。
山崎:
その後、関西でコワーキングフェスをやりたいっていう話になって。
── ありましたよね、11年12年。13年もあったかな。
山崎:
13年もあった。
11年は当時神戸貿易センタービルにあったKIITO(キイト)で開催しようということになり、「誰が進行役やる?」ってなった時に「それは謙ちゃんやろ」って言われて、「ええ〜っ!?」ってなりましたね。
経験もないのに(笑)
── そういえば、司会をされてましたよね。
山崎:
そう。
2011年は、完全に僕1人で司会させてもらって、
2012年は、プロの方と一緒に司会させてもらいました。
── 2012年はめっちゃ本格的なイベントでしたよね。
山崎:
内容も会場もね。
なのに僕が最初、朝なのに「こんにちは」って言ったところをすかさず「おはようございます、ですよ」ってツッコまれるところから始まるゆる〜い感じで。
さすがプロの方やなと思いながら(笑)。
こんな素人の僕ともうまくやりとりをしていただいて。
それまでは、僕自身、話すことが好きというのを全然思わなかったんです。
「山崎さんしゃべるの上手いんじゃないですか?」
って言われて初めて、ああそうか、僕の武器はこれか、みたいなところに気付かされましたね。
自信が持てたんでしょうね。
ということがあって、今のお仕事をやらせてもらえるようになったのもあります。
── 良かったですね!
山崎:
それまで1年ぐらい仕事もなかったですし。
── 当時は大丈夫か?ってウワサになってましたからね。
大変でした。だって僕、JUSO Coworkingで泣いてましたもん(笑)
── そういうウワサも聞きましたよ(笑)
山崎:
ウワサじゃない、あれは本当。泣いてた。
JUSO Coworkingのメンバーでお世話になってる方々に相談しながら泣いてた(笑)
上手いこといかなくて・・・。
── だいぶ切羽詰まってたんですね。
山崎:
いや、詰まってたというか、詰まるよね、それは(笑)
職業訓練が半年で、そこから仕事がない状態がさらに半年で1年くらい。
── それはキツイですね・・・。
山崎:
うん。でもまあギリギリで繋がった。
そういう経緯があったので、周りからすごく助けてもらったなと思っています。
なので、いつでも恩返しはしたいなと思っていますね。
── 初期の頃からいるコワーキングの仲間はみんなやさしいですからね。
山崎:
そうですね。いい温かさというか、ぬるま湯じゃないんですよ。そこが重要で。
環境がぬるま湯だったらただのダメ人間になってしまうので、ぬるま湯じゃないところが良かった。
── 独立して生活してる人達だから、軸がありますよね。
山崎:
そこはちゃんとシビアに考えてるじゃないですか。
ありがたかったですよね。まあ、泣いたけど。(笑)
本当にありがたかった。
── その頃は僕もふらふらしてましたけどね(笑)
山崎:
いや、でも、ふらふらしてた時期って、後で何かの力になるというか。
あの時があるから今があるよな、頑張らな、みたいな原動力にはなりますよね。
── それはありますね。会社行った方がいいんじゃない?とか言われてましたからね、僕も。
2015年10月にお子さんが誕生予定
── お子さんがもうすぐ生まれるんですよね。いつ頃ですか?
山崎:
10月21日が予定日ですね。まだ男女はわからずです。
(その後の健診で8:2の確率で女の子とのこと)
でも、子供が産まれたら一緒にコワーキングに行きたいですね。
いろんな人が集まるところに行って、何かしらの気付きを得てもらってたらいいなと思ってます。
── いいですね。うちも息子をコワーキングに連れて行ったことありますけど、それによる効果はわからないですね。
山崎:
JUSO Coworkingには家族ラボという親子で気軽に集まれるイベントがあるから連れていきたいですね。
── 僕が自宅でイベントやり始めたのは家族ラボがきっかけです。
山崎:
いいですね。
子供の協調性とかは意外とコワーキングスペースのようなところで育つのかなって思ったり。
大人だけだと盛り上がりに欠けるかもしれないですけど、それぞれの家族の子供が勝手にはしゃいだりして、一緒にいて楽しくなりますよね。
── 子供も最初は緊張してるけど、気づいたらはしゃいでますからね。
山崎:
そうそう。ああいうスイッチの入り方も素晴らしい。
子供はこうあるべきやなって思いますよね。
最近はいろいろとうるさく言われることが多いから、逆にあのくらいの方が元気があっていいなと思いますけどね。
── たしかにそうですよね。
山崎:
大人も子供も一緒に集まって過ごせる場があるっていうのは子供にとっても多分いいと思うし。
── ですね。今はそんな場がないような気がするな。
山崎:
だから子供が生まれるってなってから、いろいろと将来のことを考えるようになりました。
カードのキャッシングに手を出して生活がギリギリだった話
── 話が少し戻りますが、仕事が1年ぐらい決まらなかった頃の家計はどうでしたか?
山崎:
いや〜、大変でしたね。
── 奥さんは働いてたんですか?
山崎:
働いてました。
それと、あんまりよくないですけど、カードのキャッシングをしてました。
── マジですか?結構キツイってことですよね。キャッシングっていうことは。
山崎:
ギリギリでしたね。
── 貯金はされてなかったんですか?
山崎:
なかったですね、もう。
奥さんは貯めてたけど、僕は全然貯めてなくて。
── 貯金する習慣があまりなかったということでしょうか。
山崎:
いや、昔はそんな子ではなかったんですけどね。
── そうなんですか?逆になるパターンってあるんだ(笑)
山崎:
小学校4年くらいにこっちに引っ越してきて。
── なぜ小学校の話に・・・
山崎:
なんでお金の話で小4やねん、っていう話なんですけど。
学校の目の前に郵便局が移転してきたんですよ。
── 毎日通るところに。
山崎:
そう。押しボタンの横断歩道を渡ったらすぐに郵便局なんですよ。当時1988年頃ですね。
── バブルの頃ですね。
山崎:
そうそう。なんでかわからないんですけど、僕は郵便貯金でお金が増える的な本を買ってるんですよ、その時(笑)
── 小学生がそんな本買ってるんですか(笑)
山崎:
いや、買ってるんですよ(笑)
── そんな本があるのがちょっとおもしろいなと。
山崎:
それはなんでかっていうと、それこそバブルの時期だったから。
定額貯金ってあるでしょう?
── 定期預金みたいなでしょうか。
山崎:
定期なんですけど、普通の定期って1年・3年・5年みたいなのを決めて預けるじゃないですか。
定額貯金って半年経つと自動で下ろせるようになって、最長10年まで預けられて、半年で利子が付くみたいなのがあったんですよ。
今も多分あるのかもしれないんですけど。
当時の金利が6%台という。すごいでしょ?
── すごい(笑)ありえない・・・。それは本も出ますね。
山崎:
その本によると、例えば5,000円を預けると、満期時には倍ですみたいなことが書いてあったりとかね。
── 10年くらい経ったらそうなるかも。
山崎:
そう書いてあって、これはすごいぞと。
5,000円を5個くらいに区切って貯金しに行ったりしてたんですよ。
── そうなんですね。めっちゃマメじゃないですか。
山崎:
そう。ところがどんどん金利が下がっていくじゃないですか、バブル崩壊で。
最初は何%とかってあったやつがどんどん下がっていって、最終的には定額貯金が0.35%になりました。
え?ってなりましたね。
結局それは10年貯めたんですけど、それがあったから凹みました。
── それは凹みますね。
山崎:
その経験があったから、使いたいだけ使うみたいな感じになったというのがあるかもしれないですね。
── そうか、6%でずっと回るわけじゃなかったし。
山崎:
それを知ってたら良かったんですけど、もちろん変動するので。
その時僕は、なんか知らないけど、お父さんに新聞の金利欄を切り抜いてもらってましたからね(笑)
── すごい。小学生の頃から金利のことを知ってたんですね。
山崎:
なぜか郵便貯金の本にひかれて買ったんですよね。
── その頃からずっとコツコツやってたら、それこそ今はお金持ちですよね。
山崎:
そうなんですよ、本当に。
なのに、全然そうしなくて最終的にはカードキャッシングもやってたっていうのは、一番最悪なパターン。
── カードキャッシングは大丈夫ですか?今は。
山崎:
大丈夫ですね。落ち着きましたね。
── 良かった。
山崎:
あと多分、1回くらいで終わる感じじゃないですかね。
── え、まだ払ってるんですか?
山崎:
うん。
だから結構尾を引いたんですよ、キャッシング。
── 一括で返せないくらい。
山崎:
うん。
もう、本当に限度額ギリギリまで借りてましたね。
── 何十万とかですよね。それは利息が大きい・・・。お金を貯めるどころの話じゃないですね。
キャッシングを経験して、お金を使うところを見直している
山崎:
そうなんです。
今は締めるところは締めるっていう感じにしています。
格安SIMを使ってるし、水はコープでくんでるし。
── コープでくめる?
山崎:
2リットル汲めるんですよ。
── そうなんですか。2リットルのペットボトルに入れていいんですか?
山崎:
そうそう。
組合員証を挿すと水が出てくる機械があって。
ペットボトル1個が300円くらいかな。
ペットボトルを買って、あとはくみ放題みたいな感じで、地道に節約してますね。
あとは僕の好きな鉄道系の話で言うと、回数券をよく使ってます。
PiTaPa使うところはもう地下鉄と南海バスしか使わないとか。
── そうなんですか。PiTaPaの方がお得なんですか?
山崎:
そうなんですよ。
── 特に関西はいろいろと割引がありますからね。
山崎:
そう、いいんですけど、ただめんどくさいよね。
PiTaPaの会社に言いたいのは、全部の割引をPiTaPaに統合したらいいのにということ。
土日にPiTaPaを使ったら、じゃあ土日分の回数券扱いになるとかみたいな。
── なるほど、そうですね。
山崎:
そう。
時間帯による割引や、定期券の料金を超えたら定期券代以上にはならないようにするとか。絶対できるのに。
── 絶対できますよね、それ。
リクルートカードプラスをメインで利用して2%のお得さに気付いた
山崎:
そうそう、話は変わるけど、最近はリクルートカードプラスで2%貯まりますよね。リクルートカードでも1.2%。
旅行や出張でじゃらんを使うからリクルートカードプラスを作りました。
── そうか、出張で。それはめっちゃお得になりますね。
山崎:
そう。リクルートカードと、あとは新幹線に乗るからJ-WESTカードも。
── J-WESTカード。僕は審査落ちしました。
山崎:
マジですか?
スーパーサブで、STACIAも持っています。合計で3枚ですね、僕は。
── カードでいろいろと工夫されてますね。
山崎:
工夫はしましたね。
でも、本当に最近ですよ。リクルートカードに関しては。
知らないと損だなと思って。
── 2%はやっぱり大きいですよね。じゃらん使うんだったら特に。
山崎:
そうそう。明細をパッと見て、こんなにポイント貯まるの?と思った。
今まで本当もったいないことしてたと思いましたね。
今まではJ-WESTカードがメインで。
ポイントは貯まるんですけど、多分0.5%なんですよね。
── それだったら普通ですよね、どこにでもある。
山崎:
JR大阪駅の施設で使うと3%なんですよ。
── めっちゃ限定されてますね。
山崎:
そう、限定されちゃうので。
J-WESTは新幹線だけに使って、他は全部リクルートカードの方に移ったらビックリしましたね。
ポイントの貯まり方が全然違う。
── 4倍ですよね。めちゃくちゃ違う。
山崎:
そう。本当にびっくりした。
こんなにもらっていいの?みたいな。損してたわと思って。
── 結構変わりますからね。
山崎:
2%ってすごく少ないイメージだけど、そんなことないですね。
── 銀行に預けても2%なんてもらえないですからね。
山崎:
そう。それこそ6%の幻想ですよ、僕の(笑)
あれがあるから2%なんてって思うのかもしれないですけど、全然そんなことなかった。
2%って結構すごいと思いましたね。
── うらやましい。僕はリクルートカードプラスの審査に落ちたんですけどね。
自給自足での暮らしが理想
山崎:
でもほら、会社員って何やねん?って話なんですけどね、
会社員といっても会社がずっと安泰かどうかなんてわからない世の中ですからね、今は。
手に職つけて自分1人でもできる方がいいなとは思います。
別に仕事だけじゃなくて、住むところも食べるものとかも、1人でまかなえた方が健全だよなと思うんですよね。
── 自分でコントロールできますからね。
山崎:
何かしら生きる術を身につけておきたいなと思います。
リクルートカードのようなシステム的な話に乗っかるとかじゃなくて。
キャンプとかで得られる、火を起こすとかの技術の方がこれからは必要かなと思ったりしますね。
── 確かに、それは思いますね。
山崎:
それを発信していくだけでも意味があるかなと思います。
僕は最終的にそう生きていきたいですね。
── そうなんですね。自給自足でしょうか。
山崎:
最近、子供が産まれることが自分ごとになって、余計にその思いが強い感じがします。
かと言って地元を離れてまでやりたいかというと、そういうわけでもないんですよね。
あとは奥さん的にはあまりそういった生活スタイルが好きじゃないかなというのがあるんですよね(笑)
── 世の中では自給自足的な動きをしてる人もいますよね。
山崎:
そうそう、いるんですよね。
自分の仕事を振り返った時に、真逆のことをしているからこそ、余計に憧れるのかも。
人間らしく生きてる感じがするし。
── そうですね。真逆と言えば真逆ですからね。
山崎:
だからすごく憧れますね。
── でも、実態があまり見えないですからね。
山崎:
そうなんですよ、そこなんですよね。
── お金の話がはっきりしないなって、僕はいつも勝手に思ってるんですよ。
山崎:
いや、そう。まさにそこでね。
だからいまいち踏み込めないのは多分その点だろうなと思います。
結局なんだかんだ言って、社会のシステムからは逃れられないし。
あまり離れすぎると、ちょっとそれは違うし。共感も得られないしなって。
── ですよね。僕も農業をしようかと思ってた時期もありました。実際農業体験に行ったこともありましたね。
山崎:
それはなんでやめようって思ったんですか?
── なんでだろう。自然とそうなったのかもしれない。
山崎:
片手間にできることじゃないし。
やっぱりそれだったらそれなりの覚悟を持ってやらないとっていうのはあるかもしれないですよね。
── そうそう。本当に自分のやりたいではなかったと思います。今の仕事の方が自分がやりたいことなので。でも、今後はわからないですが。
山崎:
いや、そうなんですよ。
今のインタビューもそうですけど、その時言ったことも、時間が経てば変わるじゃないですか。
自分の考えとして、真っ直ぐ一本通ってるところはあるんだけど、世の中の変化が激しいから、それに対して順応していくのは絶対に必要ですからね。
あまりブレブレだと、「自分って大丈夫か?」って思ったりする時もあるし。
「そんな自分で信用されるのか?」とかね。
言ってること毎回違うぞ、みたいなこともあり得る話じゃないですか。
だから、そういう意味ではちょっと大変な世の中ではありますよね。
── そうですね。動きが早すぎですよね。
山崎:
そうなんですよね。そんな早くしてどうするの?って僕は毎回思うんですけど。
誰が望んでるの?っていう。
一部でゆっくりしようっていうのも出てきてはいますけど、それにしてもな。
── でもそれを言ってる人達は、結局早く動いてたりしますからね。
山崎:
そうなんですよね。早く動いた上でのスローなんですよね。
だからそのスローが、僕が歩いてる速度と一緒やんみたいな(笑)
そういう感じは確かにあるんですよね。
ネオスローと僕は勝手に思ってるんですけど、それは。本当のスローっていうよりかは、何か違う気がするかな。
でなかったら、良い物ってちゃんと残ってるはずなのにと思います。
── 確かに。東京の動きがやっぱり早いから、そういうイメージがありますよね。
山崎:
そうですね。
特にネット社会になってから動きが早いですからね。逃れられないですよね。
── 逃れられない。面倒くさいなと思いつつも、こういう仕事やってるので宿命ですね。
山崎:
ね。まあ、その中にどれだけ楽しみを見つけていくかですよね。
本当にそれかなと思いますね。
今後の人生展望について
── なるほど。山崎さんは今後の展望みたいなのはありますか?
山崎:
今後の展望ね。
いや、特に何か考えてることって実はなくて。
とりあえず今の仕事を一生懸命やるつもりです。
あとは、今の仕事の延長線上にできる仕事が何かないかと思ったりもします。
── できそうな気がしますね。
山崎:
全然思い浮かばなくて。
ただ話してるだけだし。
── でも、携帯の使い方を教えるっていう話は仕事になりそうですけどね。
山崎:
それはできたらいいなとは思います。
ちょっとそれに近いことをやらせてもらったりもしましたし。
実際キャリアさんの勉強会の資料を作ったりもしてたので、できるんですけどね。
── だって、これからまたスマホも増えるでしょうし。
山崎:
増えるでしょうね。
── ガラケーから変えたりとか。使い方がよくわからん、みたいな方が絶対出てくると思いますよ。
山崎:
いるんですよ。
だから、結局ショップの人とかもそういう方向けに勉強会をしてますね。
── すごい。でも、ショップの人の負担が増えそう・・・。
山崎:
そうなんですよ。
携帯の販売以外でプラスアルファの収入が作れる仕組みができたら一番いいんですけどね。
── それこそ、端末を持っている人向けに、みんなで使い方を学びましょうという会があっても面白そうですよね。ワイワイしながら。
山崎:
僕もやりたいんですけどね。
今は、会社の契約的に難しいんじゃないかな。
── 確かに。会社の縛りがあるとちょっと難しいですね。
山崎:
そうなんですよね。
だから、もうちょっと自由にさせてくれたらなんぼでもする気はあるんですけどね。
── 会社にいながらも自由に動けるようになれば面白そうですね。
山崎:
そう、何かいい仕組み作りができないかなって思います。
今の僕ができることっていったら、会社員だけど、何か面白いことやってると思われる人間になりたいなと思いますね。
── もう十分に面白いと思いますが。日本各地回ってるし。
山崎:
まあね、確かに。
── まあ仕事の話はなかなか言えないですからね。
山崎:
そうなんですよね。
もっと自由に話せるようになりたいんですよ、本当に。
そういった制約が取っ払えると、僕はもっといろんな場所に飛べますよ。
── 秘密保持みたいなものがあるんですね。
山崎:
そうそう、あるんですよ。
もちろん、新機種が出るまでのリリースのタイミングまでは知っててももちろん言えないんですけど、それ以外はもっとオープンにできてもいいのかなと思います。
その点について、僕は会社の人と相談しようと思ってますね。
── うまくいくと面白そう。
山崎:
お金儲けばかりを考えるのではなく、イベントを主催したりとかできないですか?という提案もしてみたいですね。
それでブランドのイメージが良くなるきっかけになるかもしれないし。
だから本当にいろんなことをやりたいなとは思いますけどね。
── できそうな気はしますけどね。
山崎:
やりようによってはね。
── あとは上の人が。
山崎:
そこなんですよ。それが一番でかいんですよね。
こんなことしたら面白いのになというアイデアはいっぱい持ってるんですけれども。
── 会社だからこそできるっていうこともありますしね。大きなことは会社の方が絶対にやりやすいし。
山崎:
そうなんですよね。
その方が全然いいと思うんですけどね。
── 格安SIMとかも、しがらみなく全部紹介できたらいいんですけどね。
山崎:
そうなんですよ。もっとオープンにすればいいのに。
端末の開発とかも内々でやるだけでなく、みんなでアイデア出しあってやりませんか?くらいの方が本当は面白いんですけどね。
── それはめっちゃ面白そう。
山崎:
絶対その方がいいと思うんですよね。
もし仮にできるのであれば、今はこういう端末を開発してますけど、どうしたら面白いですかね?とかっていうのを、いろいろな方に聞くとかね。
── Webだと普通にある話ですもんね。
山崎:
だって、そうやってサービスって生まれるでしょう?
そんなのができたら絶対面白い。
そういうことをしていかないと飽きられると思うんですよね。
── 確かにそうですね。
山崎:
どんどん新しいものを入れていくには、やっぱりいろんな人に会って、いろんな人と話して、いろんなことを面白がって、ということをしないといけないんだろうなと思っています。
── そこからアイデアが出てくるし。
山崎:
それが多分原動力なんですよね。
── なるほど。山崎さんはやはりいろんな人と話すのが向いてますよね。
山崎:
絶対そう。
僕はそれだと思います。
── 職人タイプではないですよね。
山崎:
違うね。
パッと出てきて、いっぱい話して、サッと帰る、っていう感じなんですよね、多分(笑)
── でも、そういう人がいないと職人も活きないし、大事だと思う。
山崎:
それぞれに役割はあるので。
多分僕はそういう人なんだろうなと思ってますけど。しゃべる、いじられる、2パターンですね。
── 山崎さんはいじられキャラですよね(笑)
山崎:
大概誰かにいじられてますからね、毎回。
わかるんですかね、そういうのが。
何か知らないですけど、初対面の人によくいじられるんですよ。
── いいキャラですよね。
山崎:
ありがたいことに、そういうことになってますね。
でも、最初は嫌だったんですよ。
最初は小学生の頃かな。中学とか高校とかもすごく嫌だったんですけど、最近になってようやく大丈夫になりました。
── なんでまた?
山崎:
なんだろう。
かっこつけだったんでしょうね。
やめろや、みたいな感じで(笑)
何のタイミングかわからないですけど、吹っ切れてからは別になんとも思わなくなりました。
ここ最近ですね、やっぱり。
全然こっちの方が面白いかなって思うようになりました。
自分で受け入れたんでしょうね、そうしたら楽しくなって。
── 以前の山崎さんだと、いじられキャラだけど、いじられて思いつめるタイプではなかったですか?
山崎:
そうなんですよ。
でも、吹っ切れてからは大丈夫になりました。
さっき、お金の話ができたのは、僕のありのままを出してしまおうと思うようになったからですね。
それはまぎれもない事実でもあるし、その方がスッキリしますし。
── そうですね。かっこつけててもしょうがないですもんね。
山崎:
そうなんですよ。
その方が健全だし、逆にそれでも僕の味方でいてくれてる人の方が絶対強いし。
そういうのを思い出してからは普通になって、別にそれでもいいんだなって思うようになりましたね。
── いい話ですね。
山崎:
そんな感じで生きてます。
── これからどんどん楽しくなりそうですよね。今日はありがとうございました!
インタビューを終えての感想
今回、山崎さんにインタビューしてみて感じたのは、会社員でありながら仕事をすごく楽しんでいるということです。
もちろん、いろいろ思うことはあるのでしょうけど、少しでも自分と関わる人が前向きな気持ちになってもらうようにしている話がすごく印象に残っています。
デリケートになりがちなお金の話もキャッシングの話までしてくださって、自分のありのままを知ってもらって、それに共感してくれる方がいればいいという話にも意志の強さを感じました。
私が山崎さんと出会った2011年頃は、人懐っこいけど頼りない感じがありましたが、2015年になった今は人懐っこさはそのままに、軸がしっかりしているように思いました。
話すのが好きな方で、インタビュー中もその前後にもいろいろ話をしましたよ。
節約に役立つ情報も教えていただいたので、またその内容も紹介していきますね!
ちなみに、阪急電車との写真が入っているのは山崎さんが電車好きということなので、一緒に撮ってみたという経緯があります。
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インタビュー企画をなぜしているかについてはこちら。
参考:ノマド的節約術でインタビュー企画を始めた理由