ネット銀行を選ぶときに気になるのが、金利の高さや手数料ではないでしょうか。
せっかくお金を預けるなら、金利の高い銀行を利用して、少しでも多く利息をもらえるほうがいいですよね。
また、お金を増やすには、ATMの入出金手数料や振込手数料を安くすることも大切です。
あおぞら銀行BANK支店は、普通預金金利の高さが業界No.1で、ATM手数料や振込手数料を無料にする方法もありますよ。
もしあおぞら銀行BANK支店を使うことになった場合、どうすればお得に使えるのか気になるのではないでしょうか。
そこでこのページでは、金利やATM・振込手数料など、あおぞら銀行BANK支店をお得に使うために知っておきたいことをまとめて紹介していきますね。
あおぞら銀行BANK支店の特徴まとめ
このページでは、あおぞら銀行BANK支店のことを詳しく紹介していくため、どうしても説明が長くなってしまいます。
まずは要点だけをまとめたので、特徴をざっくり知りたい場合はこちらを参考にしてくださいね。
- 普通預金金利は業界No.1の年0.2%
- 定期預金も好金利だが、中途解約すると金利は低くなる
- ゆうちょ銀行ATMなら入出金手数料が何度でも無料
- 他行宛振込手数料が最大月3回無料になる優遇プログラムがある
- キャッシュカードはVisaデビット機能付き(還元率は最大1%)
- Visaデビット利用額の一定割合を貯蓄口座に積立できる
- 各種料金の口座引落は一部しか対応していない
BANK支店と有人店舗は何が違うの?
あおぞら銀行は、インターネット上で取引を行う「BANK支店」と、銀行窓口で担当者と直接相談しながら取引できる「有人店舗」があります。
BANK支店と有人店舗は、それぞれ取扱商品やサービスが異なりますよ。
有人店舗に比べると、BANK支店は取引できる商品・サービスが少ないですね。
たとえば、BANK支店では外貨預金や保険は取り扱っていませんし、紙の通帳や印鑑はなく、キャッシュカードのみです。
ただし、BANK支店は店舗や窓口がない分だけ店舗維持コストや人件費は安く済むので、金利や手数料はBANK支店のほうが有利ですよ。
普通預金金利は業界No.1の年0.2%
あおぞら銀行BANK支店の普通預金金利は、業界No.1の年0.2%(税引前)です。
イオン銀行や楽天銀行など、普通預金金利が年0.1%以上のネット銀行は他にもありますが、預入残高や取引状況などの条件が付いていることが多いですね。
しかし、あおぞら銀行BANK支店は、口座開設するだけで全員に年0.2%の金利が適用されますよ。
普通預金に100万円を1年間預け入れる場合、一般的な銀行の金利は年0.001%なので、受取利息は10円(100万円×0.001%)です。
さらに税金がかかるので、実際には約8円しかもらえません…。
一方、あおぞら銀行BANK支店なら受取利息は2,000円(100万円×0.2%)で、税引後でも約1,590円もらえます。
預け入れる銀行を変えるだけで、もらえる利息が1,500円以上増えるのはすごいですよね!
少しでも高い金利を求めるなら、あおぞら銀行BANK支店を選んでおけば間違いないですよ。
定期預金は中途解約すると金利が低くなる
あおぞら銀行BANK支店は、定期預金の金利も高く設定されています。
たとえば、期間1年の定期預金(預入金額50万円以上)は年0.2%(税引前)なので、適用金利は普通預金と同じですね。
ただし、満期を迎える前に中途解約すると年0.001%の中途解約利率が適用されます。
満期までお金が拘束されるうえに、中途解約すると金利が低くなってしまうので、あおぞら銀行BANK支店で定期預金を作るメリットはありません。
「資金を別に管理したい」などの特別な理由がない限りは、普通預金のほうがおすすめですよ。
ゆうちょ銀行ATMなら入出金手数料が何度でも無料
あおぞら銀行BANK支店は、ゆうちょ銀行ATMなら入出金手数料は何度でも無料です。
手数料無料で入出金できる回数に制限がないのは、大きなメリットですよね。
ゆうちょ銀行ATMは全国に設置されているので、都市部だけでなく、地方でも問題なく入出金できるのも便利なところです。
セブン銀行ATMでも、入金・残高照会・キャッシュカード暗証番号変更は無料(回数制限なし)でできますが、出金は取引時間によって1回110円または220円の手数料がかかるので注意してくださいね。
あおぞら銀行BANK支店の入出金は、ゆうちょ銀行ATMを利用して手数料を節約しましょう。
ゆうちょ銀行を使って資金移動できる
ゆうちょ銀行ATMの入出金手数料が無料になるおかげで、他の銀行との資金移動がやりやすくなります。
ATMでおろしたお金をその場ですぐに別の銀行に預ければ資金移動できますね。もちろん入金する別の銀行もゆうちょ銀行ATM手数料が無料のところを使いましょう。
他行宛振込手数料が最大月3回無料になる優遇サービスあり
あおぞら銀行BANK支店の振込は、あおぞら銀行の本支店宛は無料ですが、他行宛は1回157円の振込手数料がかかります。
しかし、取引状況に応じて、他行宛振込手数料が最大月3回無料になる優遇サービスが用意されていますよ。
優遇サービスの内容は以下の通りです。
条件 | 他行宛振込手数料無料回数 |
---|---|
月末残高500万円以上 | 月1回 |
Visaデビットを月1回以上利用 | 月1回 |
投資信託残高がある | 月1回 |
普通預金や定期預金、投資信託などの月末残高合計が500万円以上あれば、翌々月の他行宛振込手数料が月1回無料になります。
また、Visaデビットを月1回以上利用すると、利用した月の翌々月の他行宛振込手数料が月1回無料です。
投資信託残高があることでも、月に1回他行宛振込手数料が無料になり、すべての条件を達成すると合計で月3回無料になる仕組みです。
これらの条件を達成しないと、振込手数料を無料にできないのは残念なところですね。
500万円以上のまとまったお金を預け入れることができない場合は、Visaデビットを月に1回だけ利用するのが、ハードルが低くておすすめですよ。
一応は他行宛振込手数料が無料になる方法はありますが、条件が少し面倒なところがデメリットですね。
キャッシュカードはVisaデビット機能付き(還元率最大1%)
あおぞら銀行BANK支店のキャッシュカード「あおぞらキャッシュカード・プラス」は、カード利用代金がすぐに口座から引き落とされるVisaデビット機能付きです。
1枚でキャッシュカードとしてATMでの入出金と、VisaデビットカードとしてVisa加盟店での買い物に利用できますよ。
申込手数料や年会費は無料で、Visaデビットの利用金額に応じて自動的に年2回、最大1%を口座にキャッシュバックしてくれます。
Visaデビットのキャッシュバック率は以下の通りです。
半年間の利用金額 | 毎月の利用金額(目安) | 現金還元率 |
---|---|---|
60万円以上 | 10万円以上 | 1.00% |
30万円以上60万円未満 | 5万円以上10万円未満 | 0.75% |
15万円以上30万円未満 | 2.5万円以上5万円未満 | 0.50% |
15万円未満 | 2.5万円未満 | 0.25% |
半年間の利用金額が60万円以上(月10万円以上)なら、還元率は1%になります。
還元率1%は、デビットカードとしては高くてお得ですよ。
クレジットカードだと使いすぎてしまう心配があるなら、利用代金がすぐに口座から引き落とされるデビットカードを使うのがおすすめです。
Visaデビット利用金額の一定割合を貯蓄口座に積立できる
あおぞら銀行BANK支店のアプリ(BANKアプリ)には「BANK The Savings」というサービスがあり、Visaデビット利用金額の一定割合を貯蓄口座に積立(デビット積立)できます。
たとえば、デビット積立比率を10%に設定しておくと、Visaデビット利用金額の10%を普通預金から貯蓄口座へ自動的に振り替えてくれますよ。
デビット積立のほかに毎月定額積立や手動積立も利用でき、貯蓄口座も普通預金と同じく年0.2%の金利が適用されます。
BANKアプリをうまく活用すれば、無理なく貯金を増やせますよ。
各種料金の口座振替は一部しか対応していない
あおぞら銀行BANK支店の普通預金は、一部の企業・サービスしか口座振替(引落)に対応していないのがデメリットです。
たとえば、東京電力や東京ガスには対応していますが、その他の電気、ガス、水道料金の口座振替はほとんど対応していません。
そのため、メインバンクとして利用すると、使いづらいと感じるかもしれませんね。
あおぞら銀行BANK支店は普通預金金利の高さが一番の魅力なので、しばらく使う予定がないお金を預け入れておくなど、サブバンクとして活用するのがおすすめですよ。
さいごに
ここまであおぞら銀行BANK支店について紹介してきましたが、一番の魅力は業界No.1の普通預金金利の高さです。
口座開設するだけで年0.2%の金利が適用されるので、しばらく使う予定がないお金の預入先として最適ですよ。
ゆうちょ銀行ATMなら手数料無料で入出金できますし、預金残高やVisaデビットの利用によっては振込手数料も最大月3回無料になります。
あおぞら銀行BANK支店の口座開設は無料でできるので、金利が高いネット銀行を探しているなら、この機会に口座開設しておきましょう!
以前はポイントサイトのモッピーを経由することでポイントがもらえたのですが、今はお得に作る方法がないので、公式サイトから普通に口座開設になります。