名古屋近辺を中心に全国で利用できる交通系ICカードのmanaca(マナカ)は、チャージして使うことになります。
チャージ(入金)をすれば、カード残金がプラスされて繰り返し利用できますよ。
しかしチャージは、慣れるまで手順がわかりにくいかもしれません。
特に初めてチャージする時には、どこでどのようにチャージをするのかが気になるのではないでしょうか。
そこでこのページでは、manacaの利用に欠かせないチャージについて、ルールやチャージ手順、支払い方法を詳しく紹介していきますね。
manacaチャージの基本ルール
manacaにチャージするときは、いろいろなルールが設定されています。
そこまで細かく気にする必要はないですが、知っておくと豆知識として役立ちますよ。
manacaは初回購入した時点では、入金額から500円(デポジット分)差し引いた金額がチャージされています。
例えば2,000円で購入した場合、明細は以下の通りですね。
- チャージ金額…1,500円
- デポジット…500円
manacaのチャージ残金(カード残金)は、チャージすることで上乗せできますよ。
▼manacaにチャージできる、金額条件は以下の通りです。
- 1回のチャージ額…10,000円まで
- カード残額…20,000円まで
1回のチャージ額単位や手順は、チャージする場所によって異なります。
manacaチャージができる場所の一覧
manacaのチャージ条件が分かったところで、manacaチャージができる場所を見ていきましょう。
▼主に以下の場所でmanacaチャージができますよ。
- 駅
- バス車内
- コンビニ
ここからは、場所ごとの詳しいmanacaチャージ手順を紹介していきますね。
駅でmanacaにチャージする方法
まずは、駅でmanacaにチャージする手順を見ていきましょう。
駅では主に以下の場所でチャージができますよ。
- 切符売り場
- 自動券売機(manaca対応)
- チャージ機
それぞれの手順を確認しましょう。
なお今回は、名古屋鉄道でのチャージ手順を紹介しますね。
切符売り場でmanacaにチャージするやり方
manacaエリアの改札付近にある、切符売り場の係員に申し込みをします。
▼おおよその流れはこちら。
- 係員さんにmanacaチャージしたい金額を伝える
- 手持ちカードを渡し、チャージ金額を支払う
- レシートとカードを受け取る
簡単な方法ではあるものの、切符売り場が混雑している場合もあるため、あまりおすすめしません。
manacaのチャージは、1,000円単位でカード残額の上限20,000円までチャージできます。
自動券売機でmanacaにチャージするやり方
一番よく使うことになるであろう方法が、自動券売機でmanacaチャージするやり方だと思います。
自動券売機でmanacaチャージ手順はおおよそ以下の通りです。
- カード挿入口にmanacaを挿入する
- チャージ金額を決める
- 支払いをする
- カードと領収書を受け取る
画面のガイドに沿って進めば、スムーズにチャージができます。
具体的な手順を写真付きで紹介しますね。
▼まずは、画面左下の「ICカード」ボタンをタッチ。
▼中央にある大きな「チャージ」ボタンをタッチします。
▼つづいて希望のチャージ金額を選びましょう。
名古屋鉄道の券売機のチャージ単位は5種類ありました。
- 1,000円
- 2,000円
- 3,000円
- 5,000円
- 10,000円
▼チャージする金額分を、現金で挿入。
manacaのチャージには、クレジットカードは利用できないため注意してくださいね。
▼さいごに画面で、カード残額やチャージ金額を確認します。
▼カードと領収書を受け取ってチャージ完了です。
たったこれだけの手順でmanacaにチャージできるため、とても簡単ですよ。
チャージ機でmanacaにチャージするやり方
駅にあるチャージ機でもmanacaチャージができますよ。
チャージするまでの流れは以下の通り。
- カード挿入口にカードを挿入する
- 希望のチャージ金額ボタンを押す
- 支払いをする
- カードを受け取る
チャージの専用機だけあって、手順がシンプルですね。
それでは、名古屋鉄道のチャージ機で手順を確認していきましょう。
▼名古屋鉄道のmanacaチャージ機はこちら。
チャージ機は改札口付近に設定されていますよ。
▼名古屋鉄道のチャージ機は、チャージとポイント還元ができます。
実はmanacaには「manacaマイレージポイント」という、ポイント制度があります。
「manacaマイレージポイント」は利用金額に応じて、ポイントがカードに還元されるお得なシステム。
このポイント還元がチャージ機でもできますね。
さあチャージの手順を進めていきましょう!
▼まずは手持ちのmanacaカードを、カード投入口に差し込みます。
▼カード残金に応じて、チャージ可能な「チャージ金額」ボタンが点灯しました。
点灯している「チャージ金額」ボタンから希望の金額を選びましょう。
ちなみに名古屋鉄道のチャージ機では、5種類から選べましたよ。
- 1,000円
- 2,000円
- 3,000円
- 5,000円
- 10,000円
▼「チャージ金額」ボタンを押して、チャージ金額分を紙幣で投入します。
支払いは紙幣のみ対応。
おつりは出ますが、硬貨やクレジットカードは利用できないため、注意してください。
▼さいごにカードのチャージ状況を画面で確認したら、カードを抜き取って終了です。
領収書が必要な場合は、「チャージ金額」ボタン下にある「領収証・還元明細」ボタンで発行しましょう。
バス車内でmanacaにチャージする方法
manacaエリアのバス車内でも、manacaチャージができますよ。
バス車内でmanacaチャージする手順は以下の通り。
- 乗務員さんにmanacaチャージする金額を伝える
- チャージ金額分を料金箱に投入
- 端末にカードをタッチする
manacaへのチャージは、ササッとできますが、安全のためバス停車中におこないましょうね。
manacaへのチャージは、名古屋鉄道が運営するバスの場合1,000円単位でした。
なお、支払いには1,000円札しか利用できませんので注意してくださいね。
コンビニでmanacaにチャージするやり方
ここまでは交通機関のサービスでmanacaチャージする方法を紹介してきましたが、それ以外にもチャージ方法はありますよ。
manacaチャージに対応しているコンビニがありますので、そこのレジでチャージしたいことを伝えるとmanacaチャージできます。
▼現在manacaにチャージできる主なコンビニは、以下の通り。
なおmanacaへのチャージ単位は、お店によって異なるため各店舗で確認をして行いましょう。
それでは、コンビニでmanacaにチャージするやり方を紹介します。
- レジスタッフに「manacaにチャージをしたい」と伝える
- 希望のチャージ金額を伝えて支払う
- 端末にカードをタッチする
- レシートを受け取る
ちなみに、支払いは現金のみ。
コンビニでクレジットカードからチャージすることはできません。
コンビニATMでmanacaにチャージする方法
主にセブンイレブンに設置されている、セブン銀行ATMを使ってもmanacaにチャージができます。
駅の券売機からチャージするのと同じような感覚でmanacaにチャージできますよ。
コンビニレジでのチャージと同じく、利用できるのは現金のみ。
セブン銀行に口座がある場合でも、口座残高からのチャージはできません。
具体的なチャージ手順は以下のページが詳しいです。
Suicaの手順ですが、manacaでもまったく同じですよ!
【現金以外】クレジットカードでmanacaにチャージできる!
これまでは現金でmanacaにチャージする方法を紹介してきましたが、一部のクレジットカードでもチャージができます。
それは、ミューズカードという名古屋鉄道が発行しているクレジットカード。
手持ちのmanacaを事前に紐付けておくと、名古屋鉄道のエリアにある「ミュースターステーション」という端末でチャージできますよ。
チャージした金額200円ごとに1円分のミュースターポイントが貯まり、還元率は0.5%ですね。
このミュースターポイントは、manacaにチャージするときにも使えるため、再利用できる分お得ですよ!
wellow cardならオートチャージにも対応
wellow card(ウィローカード)というクレジットカードを利用すると、manacaのオートチャージが可能になります。
オートチャージが使えると、manacaの残高を一切気にしなくてよくなるため、ストレスがなくなりますよ。
オートチャージの条件やチャージ金額は自分で変更できます。
PayPayなどのスマホ決済でmanacaチャージはできる?
manacaに現金以外でチャージする方法として、PayPay(ペイペイ)やau PAYといったスマホ決済が使えたら便利ですよね。
しかし、残念ながらPayPayなどでのmanacaチャージはできません。
コンビニのレジやATMでチャージする場合も、PayPayやau PAYは使えないため注意しましょう。
さいごに
manacaのチャージ手順は、いずれもシンプルで分かりやすいと思いました。
カード残金を上乗せしたい時に、駅やバスでサッとできるのはうれしいですね。
チャージの手間を最小限にできれば、manacaをより快適に利用できると思いますよ。
番外編:manacaよりもSuicaのほうがおすすめ
ここまでmanacaのチャージ方法を紹介してきましたが、単純にmanacaよりもSuicaを使うほうが便利ですしおすすめです。
manacaエリアでSuicaを使った場合、オートチャージや定期券利用はできませんが、それ以外で利用するのであれば差はありません。
Suicaの場合はApple PayやGoogle PayなどモバイルSuicaに対応しているため、スマホをタッチするだけで電車・バスを利用できますよ。
しかも、ビックカメラSuicaカードなどのクレジットカードでチャージするようにすれば、ポイント還元率も1.5%とミューズカードよりも高くておすすめです。