現物取引と信用取引7つの違いを比較!メリットと使い分けについて解説

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株取引には通常の「現物取引」の他に、「信用取引」という特殊な取引もあります。

でも、現物取引と信用取引で具体的に何が違うのか、よくわからない部分も多いのではないでしょうか?

もし株取引や仮想通貨の取引をしていくのであれば、現物取引と信用取引の違いは理解しておくのが大切ですよ。

そこでこのページでは、現物取引と信用取引の違いをわかりやすく説明していきます。

それぞれのメリットとデメリットを比較しながら、どちらの方がより自分に合っているかを考えてみてくださいね。

現物取引と信用取引の違い

現物取引と信用取引の違い7つ

まずは、以下の7つのポイントに絞って、現物取引と信用取引の違いを比べてみましょう。

  • 取引できる金額
  • 取引できる銘柄
  • 取引できる期間
  • かかる費用
  • レバレッジ効果の有無
  • リスクの大きさ
  • お金を自由に引き出せるか

取引できる金額

現物取引は、自己資金の範囲で取引をするのが大前提です。

それ以上の取引はできません。

しかし、信用取引は、証券会社からお金や株を借りて、自己資金よりも約3倍多い額の取引もできるんですよ。

手持ちが少なくて欲しい株が買えない時には、信用取引にすれば買えるかも知れません。

取引できる銘柄

現物取引では、お金さえあれば上場銘柄を全て買うことができますよ。

しかし、信用取引は、原則的に全ての銘柄が買える「一般信用取引」と、取引所が決めた銘柄しか買えない「制度信用取引」の2種類に分かれます。

さらに、一般信用取引の場合でも、買建ならほぼ全ての銘柄から選べますが、売建なら証券会社が決めた銘柄に限定されるというルールもあるんです。

銘柄の制限を受けることなく取引がしたいなら、現物取引を選んだ方がいいですよ。

取引できる期間

現物取引をするのに期限はなく、好きなタイミングで自由に売買ができます。

一方、信用取引で期限がないのは「一般信用取引」だけで、「制度信用取引」は6か月で取引を完結させないとペナルティが発生してしまうので、要注意なんです。

また、一般信用取引であっても、早めに取引を完結させないとその分だけ金利が毎日増えてしまいます。

長期で株を保有したいなら、迷わず現物取引を選びましょう。

かかる費用

現物取引では、売買の約定のたびに手数料がかかります。

株式投資をする以上は、多少の手数料はどうしてもかかってしまうので仕方がありません。

しかし、信用取引の場合は、売買手数料に加えて金利(貸株料)を払わなければいけないので、ちょっと痛いですよね。

さらに、逆日歩になったら品貸料までプラスされます。

信用取引は様々な名目でコストが発生するので、現物取引以上にコスト面で注意が必要です。

もしも、費用をできるだけ払いたくないなら、現物取引が安心ですよ。

どうしても信用取引をしたいなら、ネット証券を選んで手数料を最低限に抑えましょう。

SMBC日興証券の信用取引なら手数料無料にできますよ!

レバレッジ効果の有無

現物取引は自己資金の範囲内でしか取引ができないので、レバレッジ効果はありません。

信用取引なら、自己資金以上のお金や株を借りて取引ができるので、レバレッジ効果を発揮して大きなリターンが期待できます。

高いリスクを取ってでも大きく儲けたいのであれば、信用取引がおすすめです。

ただし、損失もレバレッジ効果で大きくなってしまう可能性があることを忘れないでくださいね。

リスクの大きさ

現物取引では、株価の下落で損をするリスクはありますが、自己資金の範囲内に収まります。

しかし、信用取引で大きな損失を出せば、自己資金内では収まらない可能性があるので要注意です。

例えば、自己資金が50万円でお金を借りて150万円の取引をしていた場合、100万円の損失を出せば自己資金で補えない50万円が負債となってしまいます。

さらに、追証(委託保証金維持率を下回った時に発生する手数料)や、逆日歩でかかる金利や手数料も信用取引で起こり得るリスクです。

信用取引は大きなリターンが見込める分、リスクも大きい取引だということを忘れないでください。

お金を自由に引き出せるか

現物取引は好きなタイミングで売買ができるので、比較的自由に株を現金にして引き出すことができます。

一方で、信用取引は、売買が終了してもすぐに全額を引き出すことはできません。

なぜなら、売建後の配当金や委託保証金の不足など、売買が終了してもさらにお金が必要になる場合があるからです。

株取引用のお金は余裕資金であることが大前提ですが、信用取引の場合はさらに「当分引き出せない」ことを念頭に置いて資金を準備してくださいね。

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現物取引のメリットとデメリット

ここからはより詳しく、メリットとデメリットというポイントから現物取引と信用取引の違いをご説明します。

まずは、現物取引からです。

当たり前にわかっていることも多いかも知れませんが、改めてしっかり確認してみてくださいね。

現物取引のメリット

現物取引にあって信用取引にはないメリットは、以下の通りです。

  • 損失を最小限に抑えることができる
  • 自由にお金を引き出せる
  • NISA口座で非課税にできる

現物取引では、例え損をしても自己資金の範囲内で済みます。

もちろん急激に株価が下落すればダメージは大きいかも知れませんが、信用取引の比ではありません。

また、現金が欲しい時にいつでも株を売って、口座からお金を引き出すこともできます。

さらに注目したいのは、NISA口座が使えることです。

NISAにすれば利益分が非課税になるので、本来なら税金で支払っていた分も手元に入り、お得感が増しますよね。

現物取引のデメリット

メリットとは逆に、信用取引ならできるのに現物取引ではできないこともあります。

現物取引のデメリットは、以下の通りです。

  • 自己資金以上の取引ができない
  • 株価下落で損をする

信用取引なら、手持ちが少なくても大きな金額を取引できますが、現物取引ではそうはいきません。

欲しい株が高額な場合、現物取引では買えない可能性もあります。

また、「株価下落で損をする」って当たり前な感じがしますが、信用取引の空売りをすれば逆に下がった方が利益になるんです。

現物取引で値下がりによる損をした時には、「空売りなら利益だったのに…」と悔しい気分になってしまいますよね。

信用取引のメリットとデメリット

信用取引は高リスクなイメージが強いですが、上手に活用すれば大きなメリットになります。

しかし、正しい知識を持って取引しないと損をしてしまう可能性が高いので、メリットとデメリットどちらもしっかり抑えておきましょう。

信用取引のメリット

信用取引には、以下のようなメリットがあります。

  • 大きなリターンが期待できる
  • 株価が下落しても利益が出る場合がある

信用取引の醍醐味は、何といってもレバレッジ効果があることです。

自己資金が少なくても、証券会社からお金や株を借りて、手持ち以上の金額を取引できます。

借りた金額が大きいほど利益も大きいので、現物取引の何倍も儲けることだって夢ではありません。

また、空売りをすれば株価が値下がりするほど大きな利益になります。
高いリスクを負ってでも大きなリターンが欲しいなら、断然、信用取引ですよね。

他には、株主優待を手数料だけで取得できるクロス取引にも使えますよ。

信用取引のデメリット

信用取引には、思わぬ危険がたくさん潜んでいます。
見逃してしまうと大きな損失に繋がるかも知れません。

以下のデメリットを漏れなく理解して、できる限り安定した取引を目指しましょう。

  • コストが突然発生する可能性がある
  • 大きな損失をする可能性がある
  • 返済期限がある場合がある
  • NISA口座で非課税にできない
  • 口座開設までの審査が厳しい

信用取引の怖いところは、ある日突然コストが発生するところです。

前々から予想できない理由でいきなり余計なお金がかかってしまうので、追証や逆日歩に当たってしまうとすごくショックだと思います。

コストを最小限にする対策としては、口座に十二分なお金を用意しておくこと、また、買った株はできるだけ早く売ることです。

さらに、意外と見落とされているポイントですが、信用取引は誰でも口座開設ができるものではありません。

投資経験や資産状況・本人の信用などについて、複数の審査を経て通った人だけが取引できます。

株取引自体が初めての場合、いきなり信用取引の口座開設はできませんから注意してくださいね。

さいごに

現物取引と信用取引の違い、株式投資するなら必ず知っておきたいことです。

どちらにもメリットとデメリットがあるので、取引の目的に合わせて選ぶようにしましょう。

ただやはり、信用取引の方がリスクが高いので、取引する時には現物取引と並行して、リスク分散を狙うといいですよ!

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この記事を書いた人

齋藤 めぐみ

1990年生まれ、2児の母。銀行勤務を経てフリーライターになりました。少額投資で日々ちまちまと資産形成中です。Twitter:@nomado_saimegu

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