ランサーズでライターを始めて半年足らずで月20万。なつみとさんが「今までやった仕事すべて天職」と言える理由

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2012年から始めたランサーズがきっかけでウェブライターになったなつみと夏実さん。ノマド的節約術でも記事を書かれています。

現在はライター業にとどまらず、セミナーの講師活動やフジテレビ系列『バイキング』に出演するなど、在宅ワーカーの枠を超えて活躍している方です。

そんななつみとさんがライターになった背景には、どんな人生があったのでしょう。お金や仕事に対する考え方と、生きてきた道について、聞いていきたいと思います。

なつみと夏実さんインタビュー

インタビュー日:2017年5月10日(水)

なつみとさん1

中高生時代からお金を残しておくタイプだった

── 2015年にランサーズでLancer of the Yearを受賞したなつみとさんですが、今回まずはライターになるまでの経緯をお聞きしたいと思っています。

なつみと夏実(以下、なつみと):
よろしくお願いします。

── お生まれは京都でよろしいですか?

なつみと:
生まれも育ちもずっと京都府京都市です。高校卒業後は大阪教育大に進学しました。

奈良の近くにある大学だったので、奈良でひとり暮らしを始めました。そこから大阪で結婚して、すぐ福岡に引っ越して、25歳の頃には離婚して京都に戻ってきています。

── なるほど・・・。10代の頃から順番に聞いていきたいと思います。小中学校のときのお金の思い出とかありますか?

なつみと:
子どもの頃からお金は好きでしたね。小学校は決まったお小遣いとかはなかったんですけど、親戚がちょこちょこお小遣いをくれていたのでそれを貯金してました。

それを暇さえあれば机の上に並べて数えることが好きだったんです。

だから、子どもの頃バスにお財布を忘れたことがあったんですけど、中身を一円単位で覚えていたので、すぐに「合ってます」と言えましたね(笑)。

1、2万は常に貯金していたと思います。お金を残しておくタイプですね。

── 子どもの頃から貯金する派だったのですね。その貯金したお金でなにか高価なものを買ったりしましたか?

なつみと:
高価なものは特に買わなかったかな。今でもそうですけど、私はご飯やお出かけにお金を使うタイプなんです。

中学の頃から友達と夜ご飯に焼肉に行くとか、そういうことにお金を使っていました。

── 中学生で焼肉って豪華ですよね(笑)。

なつみと:
でもそんなに高いお店ってわけではなくて、チェーンの焼肉屋だったのでそんなに豪華というほどではないですよ。

高校のときも焼肉ばっかり行っていました(笑)。

あとは、高校時代はaikoちゃんが好きだったのでaikoちゃんのCDは全部買うようにしていました。

── 高校の頃は、部活やバイトなどしていましたか?

なつみと:
部活もバイトもしていました。

部活は吹奏楽部で、バイトはホームセンターのレジでしたね。

お金に対するこだわりでいうと、高校のバイト経験が大きかったかもしれないです。

昼間入っている主婦のおばちゃんより夕方の忙しい時間帯に入っている自分の方が時給が低いことが、理不尽に感じられたんですよね。

パートのおばちゃん達は日中わりとおしゃべりをしながら働いていて、自分は忙しい中バックヤードにレシートの補充の紙を取りに行くんです。

そんな中、おばちゃんたちのほうが時給が高くて、納得がいきませんでした。

そのときの経験が、稼ぐことや、歩合へのこだわりが強くなっていったきっかけだったと思います。

キャバクラの仕事でお金を稼ぐ楽しさを知る

なつみとさん2

── 高校卒業後は大阪教育大学に進学するんですよね。

なつみと:
大学は入学と同時にバイトを掛け持ちして、家庭教師と塾講師とキャバクラをやっていました。

── 3つも同時に掛け持ちを。何か理由があったんですか?

なつみと:
ひとり暮らしにお金がいくらかかるかわからなかったという不安があったんです。

私、ロールプレイングゲームとかめっちゃアイテム残しておくタイプで。いつも多めに残しておかないと不安なタイプ(笑)。

── 幼少期の貯金の話でも、常に1、2万は残していたと言ってましたもんね。

なつみと:
はい。だから夜の世界に飛び込みました。

そこで月30万から35万円くらい稼いでいたと思います。

他のお姉さんたちのお金の使い方を見て、そのままお金の使い方までうつってしまいましたけどね(笑)。

はじめは、3万円くらいのちょっと高めのバッグや靴を買っていたんです。

でも、いわゆるCHANELやヴィトンなんてハイブランドのものはもっと高いわけじゃないですか。

店長とかにも言われるんですよ。「お前売れたいんやったら、もっとええもん身につけなあかんぞ!」とかって(笑)。

さすがに30万の稼ぎでそんなハイブランドのものを頻繁に買うのはきついので、年に2回だけ買っていました。

── 何を買ったんですか?

なつみと:
20万円くらいのCHANELのバッグを買いました。もう売りましたけどね(笑)。

── でも、20万円のバッグを持っていたって、普通の大学生と随分感覚が違いますよね。

なつみと:
おかしくなります。

おかしいし、あれで身を滅ぼしました。

大学で授業を受けているより働くほうがおもしろくなっちゃって、大学には全然行かなくなって中退しました。

── キャバクラの仕事で特にどんなことがおもしろかったのですか?

なつみと:
統計をとって、売り上げに繋げていくことですかね。

── 統計!?

なつみと:
たとえば、「この人は月に何回のペースで来店していて、お小遣いは毎月いくらくらいだろうな。今日はいくら使ってくれるから。これくらいかな」と考えたりとか。

「この人は月5万使えるはずだけど、今月まだ来てないからそろそろ来てくれないかな」と思ってメールしたりとか。

そうすると、やっぱ売り上げがちゃんと上がっていくので、それが楽しくなって大学に行かなくなりました。

── めちゃくちゃおもしろい話です(笑)。それってお店の女性みんながやってるわけではないですよね?

なつみと:
みんなじゃないです。

私ともうひとり、一緒にいつもNo.1、No.2だった子がいたんですけど、その子とふたりで黙々と研究してました。

ああいう店って給料もごまかしたりとかするんです。だけど、私たちはごまかされませんでしたね。

自分がどれくらい売り上げたのか、日頃から自分できっちり計算しているから。

だからちゃんときっかり30万もらっていました。

それから、途中で塾講師と家庭教師をやめてキャバクラ一本に絞ってやっていました。

もう他のバイトがおもしろく感じられなくなったんです。

── お金を稼ぐこと自体が楽しいという感覚ですか?

なつみと:
そうだと思います。

高校のホームセンターのときの経験もあると思うんですけど、がんばった分だけ給料に反映されるのが自分的によかったんでしょうね。

そのあと大人になって保険会社で働いたりもするんですけど、そこも歩合でした。

結婚してランサーズに出会うまで

なつみとさん3

── キャバクラを辞めてからご結婚されたんですか?

なつみと:
結婚を機に夜の仕事も大学もスパッとやめました。

だから大学は2年しか行っていないんです。そこから子どもを産んで、離婚をして、再婚という流れなんですけど。

── シングルマザーだったときは、どうやって生計を立てていらしたんですか?

なつみと:
離婚して京都に帰ってきて、「仕事をしないと」と思って正社員の求人を探したんですけど全然受からなかったんです。

そこで半ばやけくそでアロマを専門としているリラクゼーションサロンを受けたら採用されて、最初はバイトとして働き始めました。

── 時給とかお聞きしてもよろしいですか?

なつみと:
時給は1000円で、当時住んでた京都の家の家賃が4万5千円でしたね。

── アロマ専門店ではどのくらい働いたんですか?

なつみと:
ランサーズを始めるまでですね。

2009年から2012年だから丸3年くらいかな。

バイトで入ったけれど、契約バイトって言うんですかね? 半年くらいで社会保険に入れてもらえて。

そこからチーフの役職にも就かせてもらえて、チーフ手当てで2万円ほどもらえるようになりました。

── なつみとさんは、実際にマッサージをする仕事ですか?

なつみと:
そうです。マッサージもやっていたので指名料のバックもほぼ全額もらっていました。

いいときは手取り20万くらいまでもらえるようになって、思ったより生活は楽になりましたね。

今までの仕事すべて天職だと思って働いていた

── そこからどうしてランサーズに?

なつみと:
その会社がランサーズを始める半年くらい前から経営が怪しくなってきたんです。

オーナーが変わったり、給与体制が変わって役職手当なくなったり、社会保険から抜かれたりとか。

それで転職活動をしようと思ったんですけど、そのつなぎの時期にできる仕事を探そうと思ってはじめたのがランサーズでした。

── ランサーズははじめ、副業としてやっていたんですよね。登録したのは2012年?

なつみと:
2012年9月です。

9月は終わり頃から始めたので何千円か稼げて、10月は3万円以上稼げたんです。

だからもう、会社を辞めようと思いました。

── それで転職活動の繋ぎにできるなと思ったんですね。

なつみと:
そう思っていたんですけどやり始めたら仕事がありすぎて、結局転職活動を一回もしていないんです(笑)。

── なるほど(笑)。そこから実際にライターとして独立するまではどういうステップを踏んでいったんですか?

なつみと:
2012年の9月から11月までは副業でやっていて、11月いっぱいで会社を辞めてランサーズ一本にしました。

12月は丸々頑張ったら売り上げが20万弱いって、1月には20万を超えて順調に売り上げを増やすことができたんです。

── すぐに結果を出していてすごいですよね。当時は一本いくらくらいで書いていたんですか?

なつみと:
当時はまだ長文のトレンドじゃなかったので、1000文字で500円とか。

多くても2000文字で1000円とかで書いていました。文字単価だと0.5円。

0.5円で40万文字書いて、20万円です。

ライティング経験はなくて最初はお小遣い稼ぎ感覚だった

── それまでライティング経験はあったんですか?

なつみと:
ライティングというほどではなかったんですけど、リラクゼーションサロンの会社に勤めていたときはスタッフブログを更新したりメルマガを書いていたり。

だから、書くこと自体には抵抗はありませんでした。

ランサーズを始めたのも、本業にするつもりは全然なかったけど、「ライターになろう」という気持ちで始めたんです。

副業でお金を稼ぐならものを書いてお金をもらいたいと思ってその方法をネットで調べていたらランサーズに出会いました。

── はじめの頃はどういう気持ちで書いていたんですか?

なつみと:
はじめは本当に転職活動のつなぎのつもりだったからお小遣い稼ぎの感覚でしたね。

お小遣い稼ぎと思ってやるとがんばれたのですごくよかったです。

あと、はじめは知っていることしかほとんど書いていませんでした。

保険会社の経験もあったので生命保険とか、ダイエット、エステ、引っ越し、家事育児のことを書いていました。

経験とか体験談が多かったので、それでいっぱい仕事はありましたね。

── なるほど、これまでの人生を幅広く体験談として活かすことができたんですね。ランサーズを始めてから現在にいたるまでターニングポイントはありましたか?

なつみと:
何回かありました。

2013年5月に月収30万超えたのでいけるんじゃないか?と思って、開業届を出しました。

そこから1年くらいは停滞していましたね。シングルマザーだったのに月収30万稼げたことに満足して。

── すごいことですよね。再婚されているとおっしゃっていましたが、それはいつのタイミングなんですか?

なつみと:
そうそう。再婚したは2014年で2月に籍を入れて、結婚式を11月に挙げました。

それから子どもの小学校のPTA本部の役員を引き受けたんですけどそれがものすごく忙しかった記憶があります。

だから2014年は結婚式の準備とPTAの集まりに追われていました。

夫の応援もありライティングの仕事に専念できた

── 旦那さんは普通の会社員の方ですか?

なつみと:
そうです。夫のおかげで忙しい中でも仕事はすることができました。

再婚したときは、「妻がうちのことをやるもんだ」とあえて仕事量をセーブしていたところがあったんです。

でも夫が、「せっかくおもしろい働き方ができているんだから家のことは多少手抜きでもいいよ」と言ってくれました。

そこから依頼が来たら積極的に受けるようになった感じです。

── いい旦那さんですね!

なつみと:
積極的に仕事し始めたら徐々に単価も上がっていって、いい感じにクライアントも循環していくという流れができました。

あとはやっぱり、ターニングポイントで言ったら、2015年にランサーズのLancer of the Yearのママランサー賞を受賞したことが大きかったです。

── そこから何か仕事の変化はありましたか?

なつみと:
仕事を選べるので、仕事の量が増えたわけではないんですけど、自分の中の意識が変わりました。

Lancer of the Yearを受賞したことで、私が転んだりしたらランサーズのイメージが悪くなってしまうと思うようになりましたね。

ランサーズがそんなに有名じゃないときから使っていたので応援したい気持ちもあるし。

だからもう少しすごいと思われるようになりたいと思って、2015年からはセミナーの講師の相談をもらったり、Twitterやnoteで有料マガジンを出してみたりし始めました。

── 現在はライター業だけでなく講師としてもお仕事されているんですよね。なつみとさんが「仕事」の中でも特に好きなことはどういうところなんでしょうか?

なつみと:
働くこと自体が好きなんだと思います。あとは、人に何かを教えることは子どもの頃から好きだったんです。

今までやった仕事すべて「天職だ」って思っているんですよ。なんの仕事をしてても、これを一生するに違いないと思いながら働いていました(笑)。

仕事で一番好きなのはなんでしょうね。

最近、伊賀泰代さんの『生産性』という本を読んで、たぶん私は再現性のあることを見つけてやるのが好きなんだな、と思いました。

私がなにかをやって上手くいったら、その方法をみんなに教えてあげたいのかなって思います。

みんなが怖がってできないことを先に見つけて試したいし、教えたい。

それができるやり方を見つけるのが楽しいなって感じます。

編集後記:インタビューを終えて

今回のインタビューは、なつみとさんのライティングはすべて自身の豊富な体験談からきているのだとわかるお話でした。

体験に重きを置くことは誰でもできそうなものですが、そこからネタを絞り出し続けるのはなかなか難しいことだと思います。

どんな仕事をしても「天職だ」と感じていたというなつみとさんは、いついかなるときも仕事に対して全力投球だったからではないでしょうか。

キャバクラで研究熱心に仕事をしていたお話やアロマの専門店で未経験からチーフにまでなったお話。

そしてランサーズを始めてから約8ヶ月で独立するまでの経緯を聞いて、とにかく目の前のことを試行錯誤した経験があるのだなとわかりました。

その経験が体験談として最強の説得力になっているのだと思います。

また、「働くこと自体がとても好き」という言葉は、個々人の人生を楽しむ上で、とても大切なことなんじゃないかと感じました。

続編でノマド的節約術主宰の松本との対談もあります。

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この記事を書いた人

くいしん

フリーの編集・ライター・PR。「灯台もと暮らし」編集部。1985年、神奈川県小田原市生まれ。高校卒業後、レコード店員、音楽雑誌編集者、webディレクター、web編集者を経て、個人事業主に。主にカルチャー、音楽、生き方、働き方、ローカル、暮らし、メディアについて執筆。

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