こんにちは!
禁煙してから10年が経過する小林敏徳です。
なぜか最近になって「たばこを止めたい」という相談をよく受けます。
やはり日常的な習慣を変えるのは、なかなかハードルの高いことなんですね。
ですが、ぼくは意外なくらい楽に、まさに一瞬で禁煙することができました。
嗜好品のたばこを吸う、吸わないは個人の自由ですが、度が過ぎると健康や家計に影響してしまいます。
もし禁煙を考えているなら、意志の力に頼るのではなく、たばこを吸えない環境を作っていきましょう。
このページでは、苦しまずにたばこを止めるためのコツを紹介しますね。
禁煙を決意した理由
苦しまずにたばこを止める方法にいく前に、まずはぼくが禁煙を決意した理由を紹介しますね。
ただ我慢するのは辛いですが、何らかの目的意識があれば禁煙のモチベーションは上がりますよ。
時間を節約したかった
ちょっと意外かもしれませんが、禁煙の一番の目的は「時間の節約」でした。
あるときふと気づいたんです。
「たばこを1本吸うのに3分かかるとすれば、10本吸ったら30分か」と。
これが20本なら60分ですよね。
健康やお金の問題はさておき、ある日突然、この時間に意味を見出だせなくなったのです。
「臭い」が仕事に影響すると思った
たばこの「臭い」も禁煙しようと思った原因でした。
喫煙者はたばこの臭いに鈍感ですが、非喫煙者はめちゃくちゃ敏感なんですよね。
当時のぼくはいろんな顧客のもとに出かける営業の仕事をしていましたから、「臭い」にはデメリットしか無いと思ったんです。
全館禁煙のオフィスビルも増えている中で、たばこの臭いを身にまとった営業マンが入ってくることに嫌悪感を抱く人もいるはずだと。
自分・妻・子供の健康のため
子供が生まれたことも大きかったと思います。
第一子の長女が誕生したことで、以前よりも健康に対する意識が強くなったんでしょうね。
子供に副流煙を吸わせるようなことは避けたいですし、妻にも健康でいてほしい。
もちろん家族を支えるために、自分自身も健康でいたいと思いました。
家計を節約したかった
時間の節約、臭い、家族の健康。
この3つが禁煙の目的でしたが、よく考えてみると家計も節約できることに気づきました。
10年ほど前のたばこは1箱350円〜400円、今では500円弱しますので、実はなかなかの出費なんです。
400円あればコンビニでお昼ごはんを買えてしまいますし、スタバのコーヒーも飲めますしね。
わざわざ高いお金を払ってニコチンとタールが含まれた煙を吸うことが急にばからしくなってしまったのです。
以上が禁煙を決意した理由です。
さて、次はいよいよ苦しまずにたばこをやめるコツを紹介しますね。
苦しまずに禁煙する方法
ぼくの禁煙はまさに一瞬で成功しました。
「今日からたばこを止めよう」と決意してから、そのままたばこを吸わない人生に突入したのです。
自分でも驚くほどスムーズな禁煙には、大きく4つのポイントがありました。
ちなみに1日あたりのたばこの本数は10〜20本、喫煙歴は6年でした。
まだ残っているたばことライターを処分する
禁煙を決意したら、まだ残っているたばことライターを処分しましょう。
「まだ残っている」という部分がポイントです。
「この1箱を吸い終わったら禁煙しよう」は、「ダイエットは明日から」と全く同じですから。
もったいないなどと思わずに、たばことライターをゴミ箱に捨てちゃうんです。
そうすることで、たばこを吸えない環境がすぐにできあがります。
吸いたくなったら20秒間がまんする
禁煙がスタートしたら、たばこを吸いたくなる瞬間が必ずおとずれるでしょう。
とくに禁煙後2〜3日とか、1〜2週間あたりがとくにキツイと思います。
ですが、たばこを吸いたくなったら20秒間がまんしてください。
人間は「やりたい」という衝動にかられてから20秒以内に行動しなければ、やる気が消失するそうです。
これは「20秒ルール」として、経済評論家の勝間和代さんがテレビで紹介されていました。
逆に言うと、たばこを吸いたいと思ってから20秒以内に行動してしまうと、禁煙に失敗するのです。
お酒も一緒にやめる(飲み会の参加を減らす)
可能であれば、禁煙と一緒に禁酒するのがおすすめですよ。
嗜好品を2ついっぺんに止めるのは大変かもしれませんが、個人的には禁煙と禁酒は同時にしたほうが良いと思います。
なぜなら禁煙に失敗した人の多くは、晩酌のときにたばこが欲しくなったり、飲み会の場で「もらいたばこ」をしてしまったり、アルコールの力に負けることが多いからです。
たしかに・・・お酒とたばこの相性は抜群ですよね。
ですが、本当に禁煙したいなら、お酒をやめ、飲み会の参加も減らすほうが効果的ですよ。
「吸いたくなったら吸えばいい」と気楽に考える
精神的な逃げ道を作っておくことも、禁煙成功のポイントです。
人間は禁止されると欲しくなるものですから、もっと気軽に構えること。
つまり「たばこを吸いたくて、あまりにも苦しくなったら吸えばいい」と考えることです。
ダイエットも同じですよね。
チョコレートやケーキを禁止すると、糖分を含んだものばかり目につくものですが、「ちょっと止めてみようかな」くらいなら、楽に進められると思います。
過剰に禁止しないことで、苦しまずに禁煙を継続できますよ。
ぼくはたばこが大好きでしたが、たばこが無い世界にも良いことがたくさんありました!
禁煙して良かったこと
禁煙から10年が経過し、今ではたばこが無い生活があたり前になっています。
禁煙して良かったことをあらためて考えてみました。
年間7万円〜14万円も節約できた
やはり家計の節約は大きかったですね。
ぼくが1日に吸っていたたばこの本数は10〜20本。
1箱400円で計算すると、1日あたりの喫煙コストは200円〜400円です。
さらに1ヶ月にすると6,000円〜12,000円、年間で72,000円〜144,000円もかかっていました。
これだけの金額を節約できるのは大きいですよね。
ちなみに禁煙して10年ですから、72万円〜144万円を節約できた計算です。
臭い対策が不要になった
喫煙していた頃はスーツリフレッシャーや消臭剤、フリスク等を携帯していましたが、今はその必要がなくなりました。
タバコの臭いをケアする必要がなくなったからです。
これから対策が必要なものは、加齢臭だけですね・・・(グスン)
喫煙場所を気にする必要がなくなった
意外に大きかったのは、喫煙場所を気にする必要がなくなったことです。
近年はたばこを吸える場所が限られていますので、愛煙家にとって灰皿のある場所はオアシスですよね。
町中や駅、飲食店やホテルなど。
以前までは行動予定に合わせて、喫煙できる場所を頭に入れていましたが、今はその必要がありません。
日本でも、海外でも、喫煙ポイントを気にすることなく出かけられるのは、予想以上に身軽でした。
禁煙をお考えの方はぜひ参考にしてくださいね!
さいごに
愛煙家にとっては肩身が狭い社会になりつつありますが、嗜好品をたのしなむこと自体は素晴らしいことです。
ただ、健康とか、出費だけに着目すると、決して好ましいものではありませんよね。
もしたばこを止めたいなら、または禁煙に失敗し続けているなら、今回紹介した方法を試してみてください!