こんにちは!
2014年11月に結婚式をあげた、ライターのなつみとです。
結婚式に使うアイテムを手作りするだけでも、費用は節約できるって知ってました?
結婚式の費用は100万円単位ですから、1万や2万の節約ではあまり実感がわかないかもしれません。
でも、1万円浮くだけでも、よく考えたら大きいと思いませんか?
このページでは、大幅な節約にはならないけれど、手作りすることで少しずつ節約できる「こまごまとしたアイテム」を紹介します。
価格はすべて当時のものです。
結婚式で手作りができるアイテムは多い
結婚式に使用するもののうち、手作りできるものって意外と多いです。
手作りする人が多いのが、招待状や席次表といったペーパーアイテムです。
ペーパーアイテムは持ち込み料がかからない会場も多いので、手作りした方が断然節約になります!
また、プロフィールムービーなど、映像も夫と2人で作りました。高度なスキルを持っていなくても、パソコンに入っている無料ソフトだけで作れます。
映像系の手作りでは、外注に比べると約10万円の節約になりました。
ほかにも、こまごましたところではこんなものを手作りしました。
- ウェルカムボード
- トス用ブーケ
- ドレスの色当てクイズに使うモノ
- 芳名帳
ウェルカムボードを手作りする方法
ウェルカムボードとは、結婚式会場の入り口や受付などに置かれる看板のようなものです。
ウェルカムボードは外注すると、シンプルなものでも1万円以上かかってしまうんですよね。
わたしが見たところでは、理想のサイズ・デザインのもので17,000円ほどでした。
そこで、わたしは自分で作ることに。と言っても、とても簡単な方法です。
実際に使用したウェルカムボードはこちら。
用意するもの- 使いたい写真
- パソコン
- 額縁:コーナンで598円で購入
- 使いたい写真
- パソコン
- 額縁:コーナンで598円で購入
よくあるウェルカムボードは、シンプルなフレームが使われており、代わりに造花などで装飾されていることが多いです。
でも、造花などを飾るとなると余計に出費が増えますし、わたしは額縁自体が豪華に見えるものを選びました。
かかった費用は額縁代598円と写真のプリント代1,656円のみで、合計2,254円でしたよ。
外注に比べれば15,000円ほど節約になりました。
ウェルカムボードを作る手順【1】写真を加工する
今回使用した写真はこれです。
前撮りで撮影してもらったもので、気に入っています。
この写真に、ウェルカムボードっぽい文字を入れました。
英語で書かれることが多いですが、わたしたちは日本語にしましたよ。
プリントする際には端っこの方が途切れる可能性があるので、隅のほうには文字を入れない方がいいです。
【2】画像をプリントする
作成した画像を、ウェルカムボードのサイズに合わせてプリントします。
わたしはカメラのキタムラに依頼して、プリントしてもらいました。
価格は送料込みで1,656円(当時)。サイズは半切です。
半切サイズは356×432ですよ。
【3】額縁に写真を入れる
プリントした写真が届いたら、額縁に入れて完成です。
もし、写真のサイズと額縁のサイズが微妙に合わない場合は、額縁の土台のところに写真を両面テープで貼り付けてしまいましょう。
これで完成です。
トス用ブーケを節約する方法
ブーケは生花を使うので、普通は手作りしません。
でも、わたしが使ったのは生花ではなくキャンディブーケと呼ばれるもの。
キャンディブーケとは、生花ではなくお菓子でできたブーケのことです。
生花は持ち込みができない会場が多いのですが、会場で手配すると5千円ぐらいはするんですよね。
キャンディブーケは楽天市場などで、安いものだと3千円程度で注文できます。
わたしはトス用ブーケを、合計2,569円で作りました。
実際のブーケがこれです。
用意するもの- 長い串(25cmぐらいのものを使用) 自宅にあったものを使用
- お菓子 20個ぐらい 1,576円
- OPP袋(ミニサイズ) 237円
- ビニールタイ 108円
- 包装紙 216円
- マスキングテープ 自宅にあったものを使用
- リボン 216円
- 造花 216円
- 長い串(25cmぐらいのものを使用) 自宅にあったものを使用
- お菓子 20個ぐらい 1,576円
- OPP袋(ミニサイズ) 237円
- ビニールタイ 108円
- 包装紙 216円
- マスキングテープ 自宅にあったものを使用
- リボン 216円
- 造花 216円
OPP袋とは、ラッピングによく使われる透明の素材のことです。ホームセンターや文具店で手に入りますよ。
お菓子は、キャンディブーケと言われるぐらいですから飴でも大丈夫です。
飴にする場合は棒付きキャンディを使うと手軽でいいですね。
わたしは、一口サイズのカステラのようなお菓子を使いました。
京都の有名な洋菓子店、マールブランシュの「ころちょぼカステラ」という商品です。
味が3種類あるのですが、色合いを考えて2種類用意しました。
食品を扱うので、作業は結婚式の前夜におこないました。
時間がとれない人はやめておいた方がいいでしょう。
トス用キャンディブーケを作る手順【1】OPP袋をカットしておく
コーナンでOPP袋を探したところ、ちょうど良いサイズのものがなく、かなり長細いものになりました。
これでは長すぎるので、最適な長さにカットしておきます。
【2】串にお菓子を刺し、包む
食品なので、直接手を触れないようにして作業しました。
お菓子を刺したらすぐにOPP袋をかぶせて、ビニールタイで密封します。
【3】まとめてラッピングする
20本ほど作ったら、花束のようにまとめて、包装紙でくるんでラッピングします。
包装紙はマスキングテープで固定し、最後にリボンを結んで完成です。
トス用ブーケなので、当日はもちろん放り投げましたが、崩れることなく大丈夫でしたよ。
余談ですが、最近はブーケトスも変わってきていて、「独身女性のみ」ではなくなっています。
そもそも、アラサー以上の結婚式になると、独身女性として目立つのを嫌がる人も多いものです。
わたしも、独身女性に限定せず「幸せになりたい人」という案内でブーケトスをしましたよ。
ドレスの色当てクイズ
結婚式でお金がかかりやすいのが余興です。
たとえばキャンドルサービスやバルーンリリース(風船を飛ばす余興)などは万単位でのお金がかかります。
そこで、わたしが選んだ余興が「ドレスの色当てクイズ」です。
お色直しのときに、何色のドレスを着るのかを予想してもらいます。
実際の流れはこんな感じです。
- 受付でクイズの案内をし、投票用紙を配る
- 受付前に投票箱を設置し、受付後に投票してもらう
- お色直し後に正解発表
- 正解者の中から抽選でプレゼントをする
わたしは抽選で1,000~3,000円のプレゼントを3名に配りました。
抽選にしなくても、正解者全員にプチギフトを配るという方法もありますよ。
ただ、正解者全員となると正解者の人数がわからないので、多めにギフトを用意しなければなりません。
ドレスの色当てクイズで用意するものがこちらです。
- 投票用紙
- 投票ボックス
- クイズの案内ボード
- ギフト
正解者へのギフトは購入するだけなので、詳しくは割愛します。
わたしは、レオニダスというチョコレート専門店の詰め合わせを3つ用意しましたよ。
ドレスの色当てクイズ投票用紙
投票用紙は、名前や選択肢を記入してもらうと、受付が混み合ってしまいます。
わたしは、あらかじめ名前を印刷した投票用紙を作成し、選択肢の箱を複数用意しておくスタイルにしました。
つまり、受付で投票用紙を受け取ったゲストは、自分が選んだ色の箱に入れるだけ。
ただ、あらかじめゲスト個人の名前が入っているので、受付の人には少し負担をかけてしまいます。
あいうえお順に並べておくなどして、受付の人がスムーズに配布できるようにしておくのがおすすめです。
用意するもの- 印刷用紙(通常のコピー用紙で十分)
- パソコン
- 印刷用紙(通常のコピー用紙で十分)
- パソコン
お金がかかるのは紙代とインク代ぐらいなので、ほとんどかかっていませんね。
投票用紙を作る手順【1】Wordで投票用紙のデザインをする
わたしは、1ページあたり12枚の投票用紙が作れるようにデザインしました。
ネット上で拾ってきた画像素材を挿入して可愛くしてみましたが、なくてもいいと思います。
【2】差し込み印刷で名前を入れる
Excelでゲストの名簿を作っておけば、名簿からWordへゲストの名前を挿入できます。これを、差し込み印刷と言います。
わたしは、こちらのページがわかりやすかったですよ。
【3】分からなければ手入力で
Wordでのデザインが難しかったり、差し込み印刷のやり方がわからないという方も心配はいりません。
Excelの方が作りやすいという方は、Excelでデザインしてしまうと良いでしょう。
少し面倒ですが、ゲストの名前も手入力できないことはないので、1つ1つ入力していきましょう。
【4】印刷
プリントアウトしたものを、裁断していきます。
自宅にプリンタがなくても、投票用紙ぐらいならコンビニで印刷できますよ。
【5】裁断
わたしは、カッターナイフを使って裁断しました。
カッティングボード(下敷きのようなもの)は安くで買えますし、定規を当てながらカッターで切ればまっすぐ裁断できます。
もしあれば、裁断機(ペーパーカッター)を使うのが一番楽ですね。
かかった費用は紙代とインク代のみです。
ドレスの色当てクイズ投票用ボックスを手作りする方法
わたしは選択肢を3つ用意したので、投票用のボックスも3つ必要でした。
投票用紙はペラペラの小さな紙ですから、投票ボックスも小さいものでかまいません。
わたしはつい手間をかけてしまいましたが、100均などで小さい箱や容器を買ってきて、色紙などで覆うだけで十分だと思います。
用意するもの- 厚紙 108円
- 色画用紙 108円
- 両面テープ 自宅にあったものを使用
- マスキングテープ 自宅にあったものを使用
- 厚紙 108円
- 色画用紙 108円
- 両面テープ 自宅にあったものを使用
- マスキングテープ 自宅にあったものを使用
厚紙は、小学校でサイコロを作ったりするときに使うようなタイプの厚紙です。
まさに、箱作りにはぴったりだと思います。
わたしは厚紙と色画用紙を用意しましたが、厚手の色画用紙があれば、それだけでいいと思います。
投票用ボックスを作る手順【1】箱の下書きをする
わたしは、1辺あたり10cmの箱を作りました。展開図を書いてから、のりしろ部分を足しておきます。また、投票用の穴も書いておきます。
【2】カットする
はさみでもカッターナイフでもかまいませんが、カッターナイフの方がきれいに切れると思いますよ。
投票口は注意深く切りましょう。
【3】組み立てる
のりしろに両面テープを貼り、箱を組み立てます。
投票後に開封しなければならないので、上部は貼り付けずに、マスキングテープで止めておくだけにしてくださいね。
【4】色画用紙を貼る
選択肢にしたい色の画用紙を、それぞれの箱に貼っていきます。
わたしは全体的に貼りましたが、時間がなければ正面だけに貼ったり、ライン上に貼ってみてもいいと思います。
ドレスの色当てクイズの案内ボードを手作りする方法
ドレスの色当てクイズでは、選択肢を1つ選んでもらうだけなので簡単なルールです。
ただ、それでも受付の人がゲスト1人ひとりに説明するのは大変ですよね。
そこで、わたしは受付に置いておく用の案内を作成しました。
用意するもの- パソコン(なければ手書きでも)
- 印刷用紙
- フレーム 108円
- 飾り用の造花 108円でセットのものを2つ購入
- 両面テープ(厚手のもの) 自宅にあったものを使用
- パソコン(なければ手書きでも)
- 印刷用紙
- フレーム 108円
- 飾り用の造花 108円でセットのものを2つ購入
- 両面テープ(厚手のもの) 自宅にあったものを使用
造花はなくても大丈夫です。
わたしは、たまたま100均で可愛い造花を見つけたので使ってみました。
ただ、造花は立体的な形をしているので、貼り付けるならクッション性のある厚手の両面テープがおすすめです。
もしくは、剥がせなくてもOKなら瞬間接着剤でもいいでしょう。
クイズの案内ボードを作る手順【1】原稿を作る
まずは、案内の文章を作りましょう。
わたしは1分ぐらいで作りました。
クイズのルールを書くだけなので、手書きでもいいと思います。
【2】印刷してフレームに入れる
パソコンで作成した場合は印刷します。
それをフレームに入れれば完成。
【3】飾りつけをする
必要なら、造花などで飾りましょう。
夏なら貝殻なんかもいいですね。
ちなみにわたしがお色直しで着たドレスも、格安で用意したものですよ。
芳名帳を手作りする方法
芳名帳とは、受付で、ゲストの方の名前や住所を記入するためのものです。
市販のものを購入すると2,000円ぐらいかかります。
芳名帳は高級感のあるカバーがついていることが多いので価格が高いんですよね。
でも、受付では、カバーから外してリフィルだけを置くので、高級感のあるカバーは必要ありません……。
用意するもの- 表紙用の厚紙 A4サイズ2枚 2分割して使用
- 本体用の紙 A4サイズを5枚 2分割して使用
- 2穴パンチ 100均でも購入可
- リボン 自宅にあるものを活用
- 表紙用の厚紙 A4サイズ2枚 2分割して使用
- 本体用の紙 A4サイズを5枚 2分割して使用
- 2穴パンチ 100均でも購入可
- リボン 自宅にあるものを活用
紙類は、ペーパーアイテムの余りを使いました。
紙類は多めに用意しておくもので数枚は余りますから、それを使いました。
ほぼ無料で作れましたよ。
芳名帳を作る手順【1】芳名帳本体と表紙のデザイン作成
名前などを記入してもらう本体部分は、ゲストの人数などに合わせて表を作ればOKです。
わたしはペーパーアイテムに使った飾り用の画像などもプラスしました。
【2】印刷して綴じる
表紙と本体部分を印刷したら、あとは2穴パンチで穴をあけて、リボンで綴じるだけです。
受付時には本体部分しか見られないので、時間がなければ表紙はなくてもいいぐらいですし、リボンで綴じていなくても問題はありませんよ。
プチギフトのラベルを節約する方法
プチギフトにかかる費用も無視はできません。
引き出物と同じようにカタログから選ぶこともできますが、わたしたちはこだわりたかったので、自分たちで用意しました。
用意したのは缶ビールです。
お酒を飲まない(飲めない)人にはノンアルコールやジュースにしました。
ただ、1本1本をラッピングしてくれるお店はなかなかありませんし、あったとしても絶対割高ですよね。
だから、自分でラッピングすることにしました。
用意するもの- パソコン
- コピー用紙
- セロハンテープ
- パソコン
- コピー用紙
- セロハンテープ
お金はほぼかかっていません!
プチギフトのラベルを作る手順【1】ラベルのデザインを作る
わたしはWordを使ってデザインしました。1枚あたり10枚とれるようになっています。
【2】印刷してカットする
必要分印刷したら、カッターナイフなどでカットしていきます。
【3】ビールに巻き付けてテープで固定する
ラベルを大きくするとせっかくのヱビスのロゴが隠れてしまうので、細長いラベルにしました。
さいごに:すきま時間を使って効率よく準備しよう
こうして見てみると、いろんなものを手作りしていますね。
ただでさえ忙しい結婚式準備、ここまでするのは大変だと思いますか?
今回紹介したものは、いずれもこまどましたものなので、実はあまり手間がかかってしません。
また、作っても作らなくてもいいもの、とも言えます。
トス用ブーケも、できそうになければ楽天市場などで購入できます。
色当てクイズに使うグッズも、個人で記名してもらうスタイルにすればメモ用紙を配るだけでいいですし、投票ボックスだって買えばいいですよね。
ウェルカムボードはなくても困らないものですし、芳名帳も、きれいな便箋を買ってくるだけでも問題ありません。
いずれも作らなければならないものではありません。
だからこそプレッシャーもなかったです。
むしろ、結婚式準備で疲れているときの気分転換として取り組めたので、案外気楽なものでしたよ。