定形外郵便が事故で届かないときはどう対処する?必ず知っておきたい定形外郵便の追跡・補償ができないリスクについて

実は悲しい出来事があったんですよ…。

つい先日、Yahoo!オークション(Yahoo!オークション)で落札したジャケットを「定形外郵便」で送って頂いたところ、荷物の紛失にあってしまったんです。

発送から既に10日ほど経過しているので、これから荷物がでてくる可能性はほとんどないと思います。

送料を節約しようとし過ぎたばっかりに、損失を生んでしまったぼくの失敗経験と、初めて知った定形外郵便のリスクをご紹介します。

定形外郵便の事故

ぼくがYahoo!オークションを活用し始めた経緯は、以下のページをご覧ください。

ヤフオクの落札商品を「定形外郵便」で紛失した

ヤフオクの画面

つい先日、Yahoo!オークションで薄手のジャケットを落札しました。

落札料金は3,000円

出品者さんは、2つの発送方法を案内してくれました。

  • 定形外郵便:500円
  • クロネコヤマトの宅急便:750円

定形外郵便の方が250円も安かったんです。

ぼくは「できるだけ安く買い物をしたいとき」にオークションを活用しますので、発送費用の節約を考えて、今回は「定形外郵便」を選択しました。

定形外郵便の使い方については、下記の記事を参考にしてください。

発送から5日経っても荷物が届かない

Yahoo!オークションの取引ナビ

出品者さんから「商品を発送しました。」とのご連絡があり、ウキウキしながら待っていると、いつもより荷物の到着に時間がかかりました。

関東方面から大阪に向けて発送された荷物は、宅急便であれば1〜2日、郵便でも2〜3日あれば届くはずなのに、5日経っても届きません。

おかしいな…。

定形外郵便には、宅急便のような「お問い合わせ番号」「追跡番号」がなく、荷物の所在地を自分で調べることができませんので、出品者さんに連絡しました。

出品者さんが郵便局に事故調査依頼書を提出

まずは「出品者は本当に発送したのだろうか?」を疑うところですよね。

でも、今回の出品者さんは2,000以上の良い評価を獲得している一方で、悪い評価が4つしかない優良な方でした。

出品者さんに「荷物がまだ届きません。調べていただけませんでしょうか?」と連絡したところ、「郵便局に事故調査依頼書を提出して、調べてもらいます。」と返答がありました。

「お問い合わせ番号」があれば郵便局ですぐに確認できて、もし紛失があった場合でも効率的に調査できます。

でも、定形外郵便の場合は「事故調査依頼書」をもとに、”聞き取り”などの原始的な方法で調べることになるんですね。

知らなかった…。

届け先のわが家にも郵便局員さんが聞き取り調査に

出品者さんから「事故調査依頼書を提出してきました。」のご連絡をいただいてから3日後、わが家にも郵便局員さんが聞き取り調査に来ました。

発送した荷物の荷姿や厚み、大きさなどについては出品者さんしか分からないので、「中身はなんだったのか?」について簡単にお話をすると、「あらためてお調べいたします。申し訳ありません。」とのことでした。

以下の3つが確認できましたので、出品者さんのミスではないことが明らかです。

  • 出品者さんの最寄り郵便局で「受付記録」があった
  • 送り先・宛名は正確だった
  • 郵便局員さんが聞き取り調査に来た

出品者さんは間違いなく荷物の発送をした上で、こちらからの問い合わせに対しても事故調査依頼書で対応してくださっていました。

残念ながら「定形外郵便の紛失事故」で確定です。

初めて知った定形外郵便のリスク

ぼくはYahoo!オークションを10年以上利用しており、今までに何度も定形外郵便を活用してきましたが、紛失事故は初めての経験です。

今回の紛失事故を経験して、定形外郵便について詳しく調べてみると、知っておいた方がいいと思う内容がたくさんありました。

大切なポイントになりますので、ご紹介しますね。

荷物追跡サービスがない

まず定形外郵便には、荷物の追跡サービスがありません。

今回の紛失事故で初めて感じましたが、「お問い合わせ番号」「追跡番号」がないと荷物の行方を調べようがなく、大きな不安を感じることになるんですよね。

しかも「追跡サービスがない」ということは、実際のところ「郵便局員さんも、荷物の行方を知らない」ってことなんです。

出品者さんの最寄り郵便局でも「お調べします。」と言われ、ぼくの最寄り郵便局でも、結局は同じ返答しかありません。

もちろん各郵便局や配達員さんに聞き取り調査をしてはくれますが、あるのは「受付記録」だけで、その後の行方は記憶をたどるしかないんですよ。

紛失補償がない

そして、定形外郵便が紛失事故があったとしても、中身の補償はしてくれません。

例えばゆうパックには、下記の補償がついています。

  • ゆうパック:30万円まで
  • セキュリティーゆうパック:50万円まで

万が一荷物の紛失にあったとしても、補償があれば安心ですよね。

荷物の行方が分からなくなってしまう定形外郵便に補償がないのは、ちょっと怖いなぁと感じました。

紛失調査をしても、荷物が発見されることはほとんどない

「定形外郵便 紛失」でインターネット検索してみると、紛失事故にあわれた方々の声がたくさんありました。

多い人になると「今年に入って3回目です!」などの声も…。

そして残念なことに、紛失調査をしても、荷物が発見されることはほとんどないそうです。

どこに行ったんだ…ぼくのジャケットは…。

今後荷物が発見されることを祈るばかりですが、どうやら可能性は低そうです。

大切なもの・高額なものはゆうパック・書留・宅急便で送る

ゆうパックの伝票

ぼくが無知なばっかりに、今までは何の疑問も持たずに、ただ「安いから」の理由で定形外郵便を利用してきましたが、こんなことがあるのを初めて知りました。

もちろん今までは何の問題もなかったわけですから、日本郵便さんが正確に荷物を届けてくれたケースの方が圧倒的に多いわけです。

でも「定形外郵便」は、言い方が適切ではないかもしれませんが、「博打(ばくち)」の要素が大きいサービスなんだなぁとあらためて実感しました。

もちろんサービスも使いようですから、今後も利用することがあるとは思いますが、今まで以上に慎重になろうと反省しました。

今回のようなケースになる場合の方が圧倒的に少ないですけど、自分が経験することで気持ちが変わります。

  • ゆうパック
  • 書留
  • 宅急便

今後は大切なもの、高額なものほど、補償つきのサービスを利用したいと思います。

無理な節約が損失につながることもある

定形外郵便の紛失事故。
この失敗経験を通して「無理な節約が損失につながることもある」と感じました。

今回のヤフオク出品者さんからご連絡いただいた送料を、もう一度確認します。

ぼくはわずか250円を節約するために、「商品代金3,000円 + 送料500円 = 3,500円」の損失をしてしまいました。

今まで定形外郵便のサービスについて詳しく調べることもせずに、無知なままで利用していた自分の責任です。

逆に言うと、あと250円の送料コストを支払うだけで、お気に入りのジャケットが手元に届いたということですよね。

「安さ」と「節約」ばかりに注目しすぎて、サービスのリスクについて考えておかなければ、思わぬ損失を招いてしまいます。

Yahoo!オークションをよく利用する方、定形外郵便を利用する方は、とくに注意してくださいね。

さいごに

Yahoo!オークションにかぎらず、インターネットショッピングを活用するときは、「送料をできるだけ節約したい」と考えるものですよね。

でも、大切な荷物を正確に届けてもらうために、備えをしておくことも大切です。

わずかな送料コストを節約しようとして、大きな損失を生んでしまったぼくの失敗経験を、参考にしていただければうれしいです。

おまけ:Yahoo!オークションの使い方

ぼくの買い物は、ほとんどがYahoo!オークションで済ませています。

今回のように届かなかったのは10年やって初めてでしたが、普段は便利に使えてますよ。

店頭価格よりも安く買えるYahoo!オークションを、家計節約にうまく活用しましょう。

Yahoo!オークションの支払いに便利な「Yahoo!かんたん決済」の手数料が無料になりました。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

小林敏徳(こばやし としのり)です。1980年生。大阪府在住。フリーランスです。独身時代は浪費家でしたが、今は「必要なものを、必要なだけ」を意識しています。主にコストコ、メルカリ、お金の考え方を発信しています。

小林 敏徳のプロフィール