こんにちは!
小林敏徳です。
ぼくは2014年の11月に、家族でハワイ旅行をしました。
関西国際空港から飛び立ち飛行機に乗って5泊7日!
フリーランスになって初年度は働き詰めだったので、久しぶりにゆっくりできました。
でも旅行前にひとつだけ悩んだことがありました。
それは大阪南部にある関西国際空港までの「移動手段」で、結果的に「車で移動して駐車場に停める」ことを選択しました。
旅行前にいろんなことを想定しながら悩み、決定したプロセスをすべて公開します!
とくに家族旅行をする人であれば、料金(コスト)だけではなく、あらゆることを考えておく必要がありますので、ぜひ参考にしてください。
関西国際空港とは?
関西国際空港とは、大阪府泉佐野市にある人工島の上につくられた国際空港で、1994年にオープンしました。
関西では伊丹空港、神戸空港がありますが、そのなかでも最も規模が大きい国際空港です。
国内旅行、出張、海外旅行にも利用されており、関西エリアの重要な交通拠点となっています。
空港内にはショッピングエリアやレストラン、カフェが出店しており、長時間すごすことができますよ。
ぼくが通っていた中学校では、オープン当初に関西国際空港見学が企画されてバスで向かいました。
泉佐野市と空港をつなぐ大橋から空港が見えたときのワクワク感は今でも覚えています。
当時、「たまにはおいしいものを食べよう!」と意気込んで1,000円だけ握りしめていったのですが、空港内で豪勢な食事はできませんでした(笑)
関西国際空港までのアクセス方法
関西国際空港へ公共交通機関を使ったアクセス方法は3つあります。
南海電鉄(空港線・南海線・ラピート)
難波(なんば)が始発の南海電鉄に乗って約50分で到着します。
指定席で移動できる「特急ラピート」を利用する場合は、約30分で到着します。
- 難波から:大人920円
- 難波から:子供460円
- 難波から(ラピート):大人920円+特急料金510円
- 難波から(ラピート):子供460円+特急料金260円
JR線
JR線も便利です。
大阪駅からは「関西国際空港線」が、天王寺駅からは「阪和線」が運行しており、大阪駅からは約65分、天王寺からは約50分で到着します。
- 大阪駅から:大人1,190円
- 大阪駅から:子供600円
- 天王寺駅から:大人1,060円
- 天王寺駅から:子供530円
空港バス
大阪の主要駅から空港バスも運行しており、荷物を預けることができて、しかも確実に座ることができます。
今回は大阪、なんば、天王寺だけをピックアップしますが、所要時間は約50分で、シートに揺られて楽に移動できますよ。
- 大阪から:大人1,550円
- 大阪から:子供780円
- なんばから:大人1,050円
- なんばから:子供530円
- 天王寺から:大人1,000円
- 天王寺から:子供500円
上記は片道運賃ですが、購入から14日間有効の「往復券」を購入すると割引があります。
あらかじめ日程の決まっている旅行・出張の場合は、あらかじめ往復券を購入すると節約できますよ!
くわしい割引運賃・運行時間・バスターミナルの場所は公式サイトでチェックしてくださいね。
関西国際空港の駐車場料金は事前にシミュレーションできる
関西国際空港には約4,200台を収容できる大きな駐車場があります。
空港施設直結で徒歩で移動できるため、荷物があるときはとても便利です。
でも、気になるのは駐車料金ですよね。
空港施設ともなるとそれなりに高額になりそうです。
「関西国際空港 駐車場料金シミュレーション」という公式サイトで概算価格を計算してみました。
丸4日間で「7,190円」は金額だけ聞くと驚いてしまいますよね。
家族旅行で荷物が多い、そして子供を抱っこする必要があったとしても、コスト的に大変かもしれません。
でも、まずは一通りのコストを計算してみましょう!
トータルのコストを他の交通手段と比較してみた
2014年のハワイ旅行は5泊7日で、空港の駐車場には7日間、車を停めることになります。
そしてぼくの家族はまだ子供が小さいため、どうしても荷物が多くなりがち。
しかも「抱っこ、抱っこ!」を当たり前のように言うお年頃なので、最初から電車で行くことは諦めました。
運良く自宅の近所に空港バスターミナルがあるため、気軽に利用できて助かっています。
というわけで、今回は「空港バス」と「車」で移動した場合のトータルコストを比較してみました。
最寄り駅からの空港バス運賃を計算してみますね!
空港バスとの比較
うちは、夫婦と子供2人の家庭なので、空港バスを使うと、以下のようになります。
- 大人:1,200円(片道)
- 大人:1,200円(片道)
- 子供:600円(片道)
- 子供:600円(片道)
片道で3,600円で、往復になると7,200円です。
車との比較
つぎに車で移動した場合のコストを計算します。
ぼくの自宅からは一般道路を使用して約40分です。
- 関空連絡橋通行料:920円
- ガソリン代:800円(往復)
- 駐車料金:10,270円(7日間)
- 合計:11,990円
空港バスでの移動が「7,200円」、車での移動が「11,990円」ですから、空港バスで移動したほうが4,790円もお得です。
「これは空港バスで決まりかな…」と思ったときに、「いや、ちょっと待てよ!」と考えなおして、結局は車で向かうことに決めました。
悩んだ末に車を選んだ理由は、「コスト以外の部分」にあったのです。
駐車場代が高くついてもお得に感じた理由
4,000円もコストが高くつくのに、車移動を選んだことを意外に思われるかもしれません。
その背景にはハワイ旅行の半年前に、同じく家族で東京旅行をしたときの”苦い記憶”があったのです。
眠る子供たちを抱えて苦労した旅行体験
東京に旅行したときも、関西国際空港を利用して飛行機で行きました。
そのときは空港バスを利用しまして、出発の羽田空港着が朝の便、帰着の関西国際空港着が夜の便でした。
行きはワクワクしながら早起きして、何の問題もなく旅行を楽しめたのですが、大変な思いをしたのは帰りです。
関西国際空港に着いたのが夜の22:00!
子供たちは帰りの飛行機のなかで寝ていました。
手荷物は大きなスーツケース2つとリュックです。
到着してすぐに最終の空港バスまで走りたかったのですが、寝ている子供たちを抱っこしながら、大きな荷物を分担して運ぶのは本当に大変です。
やっと最寄り駅に着いてホッとしたところで、「でも、ここから自宅まで歩ける??」という話になり、徒歩15分ほどの距離をタクシーで移動することになりました。
やっと自宅に着いて、マンションの下にとりあえず荷物を置いておき、子供たちを部屋へと送ります。
布団に寝かしつけてから、急いで階段を降りて、今度は重い荷物をすべて4階まで運びました。
ぼくも妻もしばらくぐったりでした…。
車を使ったことで時間と労力を節約できた
ハワイ旅行は、関西国際空港からの離発着ともに「夜」の便。
というわけで、今回は東京旅行の”苦い記憶”をいかし、費用が高くついたとしても車で移動することにしました。
コストは多めに支払ったとしても、”時間と労力を節約できた”のです。
”楽しい旅行を楽しいまま終わらせるための支出をした”と言い換えることもできますね。
関西国際空港の駐車場利用を見極めるポイント
関西国際空港の駐車場利用を見極めるポイントをまとめます。
- 移動コスト
- 荷物の量
- 出発・到着の時間帯
- 空港バス・電車の待ち時間・終電
- 子供たちの年齢
- 乗り換えの労力
- 別途想定されるコスト(タクシー代など)
このあたりをトータルで見極めることが大切です。
とくに関西国際空港から出発する電車は「15分に1本」、空港バスは「30分に1本」の運行が一般的ですが、居住地によっては「1時間に1本」の場合もあり、夜間は運行本数がさらに減ります。
疲れているところに待ち時間が生まれるとイライラしてしまうものです。
せっかくの楽しい旅行を、楽しい記憶のまま大切にするためにも、空港への移動手段を検討するときには、「コスト以外の部分」も見極めてくださいね。
KIX-ITMカードで駐車料金が割引になる
関西国際空港の駐車料金はかなり高いですが、「KIX-ITMカード」を使えば割引できますよ。
関西国際空港・伊丹空港での利用に特化したお得なカードで、インターネットから申し込みをすると、関西国際空港のカウンターで受け取ることができ、しかも年会費無料で利用できますよ。
関西国際空港離発着の飛行機を利用するだけでフライトポイントが貯まり、ポイントを空港内のショッピングや、ラピート・空港バスの割引に交換することができます。
そして空港駐車場の利用がもっともお得で、カードを利用するだけで駐車料金がなんと25%OFFに!
そして40フライトポイントとの交換で24時間無料にできますよ。
年会費無料なので、作っておくだけでもメリットがあります。
そして頻繁に関西国際空港を利用する人は、一枚持っておくだけでお得なカードですよ!
今回の要点まとめ
関西国際空港を使って、子供と一緒の家族旅行をする時の注意点を説明してきましたが、要点をまとめると、以下の通りになります。
- 関西国際空港には駐車場がある
- 駐車料金をシミュレーションしてみる
- 移動コストと比較してみる
- 「コスト以外の部分」も含めて検討する
- 小さいお子さんのいる家族旅行では車移動がお得な場合も
- KIX-ITMカードに登録するとコストを節約できる
一人で出張する場合には、移動コストについてそれほど悩むことはないかもしれません。
でも家族旅行で、しかも小さなお子さんがいる場合には、大きな荷物の他に「抱っこ!」も想定しつつ、時間とコストをトータルで検討することが大切ですよ。
おかげさまで、ハワイ旅行では関西国際空港に到着してすぐに車に乗り換えて帰宅できました!
夜に到着した際には子供たちは寝ていましたが、空港施設直結の駐車場であれば楽に移動できます。
運転手は最後まで大変なんですけどね(笑)
最初から最後までよい旅を楽しんでくださいね!
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