こんにちは、新幹線での旅が大好きな山﨑謙です。
東海道・山陽新幹線のネット予約サービス「エクスプレス予約」と「スマートEX」は使っていますか?
ネットで予約ができて、手数料なしで何度も変更ができて、きっぷを発券することなく、新幹線を利用できるのでとても便利ですよね。
その「エクスプレス予約」と「スマートEX」には21日前までの購入で、東京・品川・新横浜から名古屋〜博多までと東京・品川・新横浜・名古屋から小倉・博多まで、終日の「のぞみ」の普通車指定席が13〜27%も安くなる「EX早特21ワイド」という商品があります。
「EX早特21ワイド」は、早く移動できてなおかつ安く、変更も可能なので、個人的にはコスパ最強だと思っていますよ!
- 「EX早特21ワイド」の予約・利用方法
- 「EX早特21ワイド」をお得にする方法
- 「EX早特21ワイド」の注意点
この記事でわかること
このページでは、「EX早特21ワイド」について詳しく紹介していきますね。
「EX早特21ワイド」とは?
「EX早特21ワイド」とは東海道・山陽新幹線で設定された区間の全時間帯の「のぞみ」の普通車指定席を乗車21日前までに購入すれば通常料金の13%〜27%割引で乗ることができる商品です。
設定区間は以下のとおりです。
設定区間 | 普通車指定席用 | ||
---|---|---|---|
所定運賃・料金 | EX早特21ワイド | お得額 | |
東京・品川⇔名古屋 | 11,300円 | 9,800円 | ▲1,500円 |
東京・品川⇔京都 | 14,170円 | 11,820円 | ▲2,350円 |
東京・品川⇔新大阪 | 14,720円 | 12,370円 | ▲2,350円 |
東京・品川⇔新神戸 | 15,380円 | 12,630円 | ▲2,750円 |
東京・品川⇔岡山 | 17,660円 | 13,900円 | ▲3,760円 |
東京・品川⇔福山 | 17,990円 | 14,600円 | ▲3,390円 |
東京・品川⇔広島 | 19,440円 | 15,000円 | ▲4,440円 |
東京・品川⇔徳山 | 20,750円 | 16,100円 | ▲4,650円 |
東京・品川⇔新山口 | 21,640円 | 16,400円 | ▲5,240円 |
東京・品川⇔小倉 | 22,730円 | 17,000円 | ▲5,730円 |
東京・品川⇔博多 | 23,390円 | 17,000円 | ▲6,390円 |
新横浜⇔名古屋 | 10,640円 | 9,140円 | ▲1,500円 |
新横浜⇔京都 | 13,500円 | 11,480円 | ▲2,020円 |
新横浜⇔新大阪 | 14,390円 | 12,030円 | ▲2,360円 |
新横浜⇔新神戸 | 15,050円 | 12,330円 | ▲2,720円 |
新横浜⇔岡山 | 17,330円 | 13,900円 | ▲3,430円 |
新横浜⇔福山 | 17,990円 | 14,600円 | ▲3,390円 |
新横浜⇔広島 | 19,110円 | 15,000円 | ▲4,110円 |
新横浜⇔徳山 | 20,420円 | 16,100円 | ▲4,320円 |
新横浜⇔新山口 | 21,080円 | 16,400円 | ▲4.680円 |
新横浜⇔小倉 | 22,190円 | 17,000円 | ▲5,190円 |
新横浜⇔博多 | 23,060円 | 17,000円 | ▲6,060円 |
名古屋⇔小倉 | 17,660円 | 14,100円 | ▲3,560円 |
名古屋⇔博多 | 18,890円 | 14,100円 | ▲4,790円 |
東京ー新大阪は通常14,720円が12,370円!以前発売されていた「EX早特21」よりも1,000円ちょっと高くなってしまいますが、全時間帯の「のぞみ」で使えるようになり、使い勝手はよくなりました。
「EX早特21ワイド」の買い方
では「EX早特21ワイド」はどのようにして買うのか、順を追って紹介していきますね。
「エクスプレス予約」で「EX早特21ワイド」をWeb予約する画面で説明しますが、「スマートEX」でも操作方法は同じです。
▼1.「エクスプレス予約」もしくは「スマートEX」の予約ページに行きログインする。
▼2.予約をタップ。
▼3.日付(平日)と時間、乗車駅、降車駅、予約する人数(1名〜6名)を設定して「OK 予約を続ける」をタップ。
▼4.列車を選択する(対象となる列車には「割引設定あり」のアイコンがつきます)。
▼5.一覧から「EX早特21ワイド」を選んで…と思ったら空いてませんね…。
やはり21日前分はほぼ埋まってる。人気ですね。
(※表示は増税前の金額です)
▼ということで気を取り直してもう少し先の日程で検索し直すと空いています。
「EX早特21ワイド」を選んで、シートマップを見て座席を決めたい場合は「座席表を見る」、指定しない、A〜Eのいずれかを選択するなら「座席位置」で選んで「OK 予約を続ける」をタップ。
(※表示は増税前の金額です)
▼5-1.「座席表を見る」を指定した場合はシートマップが表示されるので、予約したい座席をタップし「OK 予約を続ける」をタップ。
▼6.列車の時間と座席番号を確認し、OKなら「OK 予約する(購入)」をタップ。
(※表示は増税前の金額です)
以上で予約が完了しますよ。
「EX早特21ワイド」の予約を変更する方法
▼1.予約を変更する時はログイン後「予約変更/変更/払戻」をタップ。
▼2.変更する列車の「変更」をタップ。
以下、買い方の3から6と同様の手順でOKです。
きっぷを発券しない限り、手数料はかかりませんが、変更する列車の乗車日が21日前に満たない場合は「EX早特21ワイド」の設定が外れ、通常料金となるので注意しましょう。
「EX早特21ワイド」を使って乗車する流れ
「EX早特21ワイド」は1名ならICカードで乗車、2名以上でも事前に登録しておけばそれぞれのICカードで、ICカードを持っていない場合は駅の券売機できっぷに引き換えて乗車します。
ICカードの場合
「エクスプレス予約」「スマートEX」ともにあらかじめ紐づけた交通系ICカード、「エクスプレス予約」の場合はEX-ICカードを改札にタッチすれば、改札から乗車区間と座席番号が書かれた「EXご利用票」が出ます。
降車の際も降車駅の改札に交通系ICカードまたはEX-ICカードをタッチすればOKです。
きっぷの場合
きっぷの場合は、駅の券売機できっぷに引き換えます。
まずは、きっぷの受け取りに必要な受取コードを発行します。
手順は以下の通りですよ。
受取コードの発行手順
▼1.「エクスプレス予約」もしくは「スマートEX」の予約ページに行きログインする。
▼2.「予約変更/変更/払戻」をタップ。
▼3.「きっぷの受取コードを発行」をタップ。
▼4.STEP1の「メール送信」をタップ
▼5.登録しているメールアドレスにワンタイムパスワードが届くので、STEP2に6桁の数字を入力。
▼6.受取コードが発行されます。
▼ちなみにアプリでは右上のメニューを押せば、すぐ受取コード発行のボタンが出るので、急ぐ場合はアプリを使いましょう。
あとはメールに記載のワンタイムパスワードを入力すれば受取コードが発行されます。
券売機・受取機でのきっぷの受け取り方
受取コードが発行されたら、駅の券売機・受取機の読み取り部分にかざし(「エクスプレス予約」の場合はEX-ICカード・プラスEXカードを挿入してもOK)、ログインする際に使用する暗証番号を入力してきっぷに引き換えます。
引き換えたきっぷを改札に通してください。
▼きっぷが受け取れる券売機。QRコード読み取り部分は機械の右下にあります。
▼きっぷが受け取れる受取機。こちらのQRコード読み取り部分は画面の左下です。
「EX早特21ワイド」の注意点
「EX早特21ワイド」にはいくつかの注意点があります。
1. 設定除外日がある
2023年度の設定除外日は以下のとおりです。
時期 | エクスプレス予約 | スマートEX |
---|---|---|
GW | 4月28日(金)~5月7日(日) | 4月28日(金)~5月7日(日) |
お盆 | 8月9日(水)~8月16日(水)、19日(土)~20日(日) | 8月9日(水)~20日(日) |
年末年始 | 12月28日(木)~1月8日(月) | 12月28日(木)~1月8日(月) |
2021年度、2022年度はエクスプレス予約・スマートEXともに、設定除外日は統一されていましたが、2023年度はお盆の8月17日と18日は、エクスプレス予約の設定除外日から外れ、早特商品の予約ができるようになっています。
2. 設定区間以外では使えない
京都ー博多や新大阪ー博多など設定以外の区間では使えません。
設定のない区間には「EX早特」など別の早特商品があるので、そちらを使いましょう。
3. 在来線区間は別料金・在来線特急との乗継割引もなし
新宿ー東京や新大阪ー大阪など新幹線以外の在来線区間は「EX早特21ワイド」の料金には含まれません。
「EX早特21ワイド」が安いので新幹線駅からよっぽど離れた駅でない限り、高くなることはないですが、別途運賃が必要になるので気をつけましょう。
また通常のきっぷでは適用される在来線特急との乗継割引は適用されません。
なお通常のきっぷの乗継割引は2024年3月15日乗車分をもって廃止となります。
4. 乗り遅れた場合は買いなおし
乗車前の変更は可能ですが、指定の列車に乗り遅れた場合は自由席を含めて他の列車の利用はできません。
あらためて買いなおす必要があるので、買ったものが完全にムダになってしまいます。
「EX早特21ワイド」で予約をしていて乗り遅れてしまいそうな場合は、必ず乗る前に変更しましょう。
「EX早特21ワイド」はとにかく早く予約する
東海道・山陽新幹線ののぞみにお得に乗れる「EX早特21ワイド」を紹介しました。
東京ー新大阪が2時間30分で行けて「EX早特21ワイド」は12,370円なので、ここでも紹介したとおり、21日前の列車はとれないことがほとんどです。
チケットの争奪戦になること確実なので、予定が決まったら早めに予約しましょう!