毎年4月になると、自営業の方には国民年金の納付書が届きますよね。
今年もついに来たか〜とガックリしているのではないでしょうか。
払うのは嫌な気持ちは分かりますが、基本的に逃れることはできないものです。私自身も毎年嫌だな〜と思いながらも払っているので・・・。
そんな国民年金、どうせ支払うのなら少しでも安くできたほうがいいですよね。
安くする方法の1つに1年前納がありますので、このページでは1年前納について詳しく紹介していきます。やり方次第では支払額に大きな差が出ますよ!
そもそも払うのが苦しい場合は免除・減免の相談を
国民年金保険料納付書が届いて、こんな金額払えないよ・・・と思ったかもしれませんね。
会社を退職した頃の私がまさにそんな感じで、負担が大きすぎました。
国民年金は、市役所などに行って減免・免除の手続きをすることができます。ご存知でしたか?
無視して払わないのと、免除して払わないのとでは大きな違いがあります。
免除していると、国民年金の納付月数としては加算されますので、もらう時には少なくなりますが、しっかりと老後に年金をもらうことができるんです。
免除していたとしても国が半分負担してくれてるんですよね。
必ずしも減免・免除してもらえるかどうかは分かりませんが、市役所などに相談するのは無料ですので、苦しい場合は相談するのがおすすめです。
相手も人間ですので、こちらが横柄な態度をとらない限りは親身になってくれますよ。
払うなら1年前納の方がトータル支払額が安くなる
大丈夫、自分は払えるよ。
それはそれで素晴らしいことですよね。払った分は全額社会保険料控除で節税にもなりますし、払える余裕があるなら払っておくべきでしょう。
でも、国民年金も払い方によっては財布の負担額が変わってきます。
国民年金の払い方は、基本的に以下の3種類です。
- 1年前納
- 半年前納
- 1ヶ月ごと
2月であれば、2年前納というのもありますが、4月に届いた納付書での支払いはこの3種類しかありません。
1年前納だと2015年の請求は188,470円でした。半年前納だと1回で95,160円、1ヶ月ごとだと15,990円です。
私の場合は国民年金の付加年金にも加入しているので、他の方よりも月400円高いはず。
金額の一覧を見て、もしかしたら気付いたかもしれませんが、前納する方が1ヶ月あたりの負担額が安くなります。細かく計算してみましょう。
- 1年前納:約15,705円
- 半年前納:15,860円
- 1ヶ月ごと:15,990円
1年前納すると、1ヶ月ごとに支払うよりも月あたり約285円も節約できましたね!
1ヶ月ごとに支払うと、その分手元にお金は残りますけど、余裕があるのなら1年前納した方が絶対にお得ですよ。
1年にすると3,410円も節約できます。
3,410円を稼ぐことを考えたら、前納した方がいいって思いますよね。
3,410円あれば、ランチ5回ぐらいは行ける気がします。
ちなみにこの金額は2015年時点の国民年金で計算しているため、毎年保険料が異なり、お得にできる金額も変わってきますよ。
ただ、節約するための考え方はまったく同じです。
2年払いのほうがおすすめ
国民年金の1年前納について紹介してきましたが、どのみち支払わないといけない国民年金になるので、金銭的に余裕があるのなら2年前納するほうがトータルの支払額は節約できますよ。
2年前納のほうが割引率が高いですからね。
また、2年前納にした場合、確定申告するときは1年ごとに控除額をわけられるため、節税の面でもバッチリです!
普通にクレジットカード払いするのがおすすめ
国民年金を1年前納する場合、事前にクレジットカードで支払うように手続きしておけば、手数料無料でカード払いできますよ。
ポイントが貯まる分だけ明らかに節約になるため、ポイント還元率が高いクレジットカードを使うようにしましょう。
こんな確実にお得になる節約方法はそうそうありませんよ。
ただ、手続きは毎年2月末までにしておかないといけません。
振替日は4月末もしくは5月1日になることが多いです。
コンビニ払いで節約する方法も
2月だと国民年金のことを考えてることはそうそうないかと思います。
そうこうしているうちに4月になってしまうものですよね。
そのときはコンビニ払いするようにして節約しましょう。
おすすめはnanacoを使った節約術です。
nanacoは、クレジットカードでチャージして残高を増やせますので、クレジットカードのポイント分だけさらに節約できますよね。
例えば、還元率1%のカードで188,470円を支払えば、1,884円分のポイントが貯まります!
普通に支払ってたら絶対にもらえなかった1,884円ですので、まるまる得して現金が入ってきてるのと同じです。
ただし、前納する場合は10万円以上になりますので、nanacoカードを2枚以上持っていないと、国民年金の全額支払いができません。
やり方にコツがいりますので、別ページにまとめています。
私も確定申告後の所得税を支払う時に10万円以上の税金支払いをほとんどnanacoだけで行ったことがありますよ。何の問題もなかったので、ぜひ試してみてください。
そもそも、nanacoでクレジットカードチャージの意味が分からない方は、以下のページで全部説明しています。合わせて読んでみてくださいね。
nanacoで1年前納した場合の浮いた金額は?
国民年金の支払いをnanacoで支払うなら、セブンカード・プラスが現実的な選択肢になります。
還元率は0.5%ですが、nanacoポイントが貯まりますよ。
nanaco1枚だけでは、10万円までしか入れておけないので1年前納の金額に足りません。
なので、もう1枚nanacoとそれにチャージするクレジットカードが必要です。
仮にリクルートカードプラスで10万円分、PayPayカードで残りの88,470円を支払ったとしましょう。計算式は以下の通りです。
- 100,000 × 0.5% = 500円(nanacoポイント)
- 88,470 × 0.5% = 442円(Vポイント)
- 500円 + 442円 = 942円
この場合は、942円分がポイントで節約できましたね!
現金で戻ってきてる訳ではないものの、よく使うポイントであれば実質的に現金と同じはず。
ポイントの使い方を考える必要があるものの、贅沢な悩みなのでうれしいですよね。汎用性の高いポイントになるのも助かる!
※ 2020年3月12日以降は、以下のクレジットカードだけがチャージできます。
- セブンカード・プラス
- セブンカード・プラス(ゴールド)
- セブンカード
- セブンカード(ゴールド)
さいごに
このように国民年金は1年前納することで、トータルの支払額を下げることができます。
普通は節約できない税金なので、浮いたお金は全部稼いだのと同じです。
細かなことかもしれませんが、毎年のことなので、徹底的にムダな費用は削っていきましょう!