法人になってから、個人事業主の時にはなかった、小さな悩みがあります。それは、銀行の振込手数料です。
個人の時は、個人名義の銀行を使っていたので、振込手数料は1円も掛かりませんでした。
住信SBIネット銀行や野村信託銀行などを使い倒しているので、振込手数料は掛かりようがないんですね。
でも、法人になってからは、振込手数料を無料にできなくなったので、どうやって安くすればいいのかに悩んでいます。
そんなに大きな金額ではないですが、どう考えても意味のない出費ですからね。できることなら1円も使いたくないのが本音です。
法人になったので、法人から個人へ給料を支払うという形になっています。毎月のことなので、少しでも安くすることが、会社の資産を残すことにつながりますので重要です。
このページでは、私がどんな方法で、法人の振込手数料を安くしているのかを紹介します。
法人のPayPay銀行から、個人のPayPay銀行へ振込
私は、法人のメイン口座にPayPay銀行を使っています。なぜPayPay銀行を使っているかというと、一番最初に作れたからです。それだけですね。
参考:PayPay銀行の法人口座開設のやり方、初回ログインまでの手順まとめ
最初に作れた口座ですが、全体的に手数料が安めなので、メインで使い続けています。
PayPay銀行は、同じ銀行同士で振り込んだ場合は、振込手数料が55円になります。他行の場合は160円かかりますので、それと比較するとかなり安くなりますよね。
振込手数料だけでこんなにお金を使ってしまうのはもったいなさ過ぎるので、1円でも安くしましょう。
個人のPayPay銀行からの資金移動は証券会社経由で
ちなみに、個人名義でのPayPay銀行は、全くといっていいほど使っていません。ただ持っているだけに等しい感じです。
ですが、法人口座をPayPay銀行にしている以上は、個人のPayPay銀行口座も欠かせない状態になっています。
法人から個人に移動したお金を、メイン口座にさらに移動させる必要があります。
そこで使えるのが証券会社の口座です。証券会社にお金を入金させる時は、ネット銀行だと即時で入金できます。しかも手数料無料で。
PayPay銀行から入金できる証券会社も当然ながらあります。私がよく使っているSBI証券も当然対象ですね。PayPay銀行から入金できる証券会社は以下の通りです。
auカブコム証券だけ手数料が掛かりますが、あとの証券会社は全部無料で証券会社に入金できます。
証券会社から個人口座への振込は無料
証券会社に入金したお金を、別の個人口座に移す場合、振込手数料などは一切かかりません。これがうれしいですよね。
証券会社の口座開設する時に自分の銀行口座を登録しているはず。その口座に資金を無料で移せます。登録している口座はネット銀行やメガバンクとか関係なくて、どこであっても振込手数料は無料です。
私の場合は、証券会社からの振込先の口座を楽天銀行にしていますが、ちゃんと無料で送金できています。
PayPay銀行法人から55円で資金移動するまとめ
ここまでの流れをまとめておきましょう。
- 法人のPayPay銀行口座を用意する
- 個人のPayPay銀行口座を用意する
- 法人から個人へ給料振込
- (個人)PayPay銀行から証券会社へ入金
- 証券会社から個人口座へ振込
もし、個人のメイン口座もPayPay銀行であれば、3までの手順で大丈夫です。
ですが、PayPay銀行をメインにしている方ばかりではないはず。私もメインは楽天銀行とか住信SBIネット銀行なので、個人のPayPay銀行口座から移動させたいです。
そんな場合は1〜5までの手順を踏めば、55円での資金移動が完成です。法人の場合は、さすがに振込手数料を0円にするのが困難ですが、やり方次第では、極力減らすことができます。
法人になると、動く金額も大きくなるので、わずか数百円のことを気にするなんて・・・と思うかもしれません。でも、振込手数料は100%ムダなお金だと思っています。
できる限り振込手数料にはお金を使わないようにして、浮いたお金を会社の事業に投資したり、社員に還元できるようにしていきたいですよね。
コスト意識を持って、経営していきましょう!