台北ではMRTという鉄道(地下鉄)が走っています。
市内の移動にとても便利で、日本の電車並み、それ以上に発達しているようにさえ思うほど。
MRTでは、悠遊(ゆうゆう)カードという、東京でいえばSuicaのようなカードがあります。
今回の旅で、悠遊カードを使っていろいろ気付いたことがあるので、それをまとめてみました。
悠遊カード、台湾旅行には欠かせないと思うほど便利でしたよ!
悠遊カードとは?値段はいくら?
悠遊カードは、台湾の鉄道やお店などで使えるプリペイドカードです。
日本でいうとSuicaやICOCAのような交通系ICカードのようなものですね。
あとで紹介しますが、台湾に行くと多くの場所で入手できます。
100元あれば悠遊カードを購入でき、チャージすればその金額の範囲内であれば電車やバスに乗ったり、買い物で使ったりできますよ。
現金を持ち運んで財布から出すときに手間取ってしまうかと思いますが、悠遊カードにお金をチャージしておけば、そういったことがなくなり、スムーズに台湾旅行を楽しめます。
私自身も過去何度か台湾に行ったことがありますが、毎回悠遊カードのお世話になっていて、欠かせないなと感じています。
有効期限は約20年間
悠遊カードの有効期限は約20年間あります。
台湾にまた旅行したいなと思うのであれば、そのまま持ち続けるのもいいですよ。
もう来ないのなら払い戻しもできます。
悠遊カードが使える交通機関
悠遊カードが使える主な交通機関は以下の通りです。
- MRT(地下鉄)
- TRA(台鉄)
- バス
- 台湾新幹線
- フェリー
- タクシー
- レンタサイクル(YouBike)
MRTやTRA・バスあたりは使うことが多いと思いますので、悠遊カードが活躍します。
特に台北エリアはMRTの路線がとても多いため、悠遊カードがあったほうが時間短縮になります。
レンタサイクルのYouBikeにも悠遊カードが使えますよ。
Apple Payにはできません
悠遊カードは交通系ICカードみたいなものなので、日本のSuicaみたいにモバイルでApple Payとして使えたらいいなと思うかもしれませんね。
しかし悠遊カードはApple Payに対応していません。
カードタイプの悠遊カードを常に持ち歩いておきましょう。
悠遊カードの割引制度
MRT利用でキャッシュバック
以前は悠遊カードで台北のMRTを使うと、運賃が毎回20%割引になる制度がありましたが、今は廃止されています。
代わりに月間の乗車回数に応じてキャッシュバックされる仕組みがありますよ。
乗車回数に応じたキャッシュバックの割合は以下の通りです。
月間MRT乗車回数 | キャッシュバック率 |
---|---|
11〜20回 | 10% |
21〜30回 | 15% |
31〜40回 | 20% |
41〜50回 | 25% |
51回以上 | 30% |
月間11回以上MRTに乗ると、キャッシュバックが適用されますね。
キャッシュバックは手持ちの悠遊カードに自動的に反映されます。
MRT乗車回数の計算は、毎月1日0:00〜末日24:00です。
TRAでは対象の列車が10%割引になる
TRA(台鉄)に悠遊カードで乗車すると、10%割引になります。
対象の列車は以下の通りです。
- 區間車
- 區間快速
- 復興号
- 莒光号
- 自強号
悠遊カードを使った場合のデメリットは、指定席予約ができないことです。
確実に座りたいなら駅で指定席の切符を買いましょう。
悠遊カードが使えるお店
悠遊カードは交通機関だけでなく、お店でも使えるところが多いです。
コンビニやスーパーなどの身近なお店でも使えますよ。主な使える場所を一覧にしました。
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- Hi-Life
- OK超商
- 頂好wellcom
- Jasons
- Watsons
- スターバックス
- 50嵐
- KFC
- サブウェイ
悠遊カードの購入方法・買い方
悠遊カードは主に以下の場所で買えます。
- 桃園国際空港
- MRTの窓口
- MRTの悠遊カード券売機
- コンビニ
- TRAの駅
100元で悠遊カードが買えますよ。
現地で買うのに抵抗があるなら、日本にいるときにKlookというサイトで先に注文しておき、桃園国際空港で受け取る方法もあります。
悠遊カードにチャージする方法
悠遊カード自体の値段は100元ですが、買った時には悠遊カードの残高は0円(0元)です。
悠遊カードを使うためには、チャージしないといけません。
主なチャージ方法は以下の通りです。
- 駅にある機械でチャージする
- 窓口でチャージする
- コンビニでチャージする
残念ながら現時点ではクレジットカードでのチャージはできません。
実際に券売機で現金チャージする手順
台湾の券売機は、以下の写真のような感じです。
手持ちの悠遊カードを券売機の差込口に入れてチャージしていきます。
カードを入れました。
余ってる小銭をチャージしようと思って、入れる様子です。
ん?入らないぞ・・・。
券売機のモニターをよく見ると、紙幣しか入れれないと書かれていました。
券売機によって、紙幣のみのところもあります。
中山駅では、硬貨も対応していました。
気を取り直して、100元のお札を入れます。
お札を入れると、チャージ中に画面が切り替わります。
100元受け付けます、という確認画面が出てきますので、「確認」ボタンをタッチしてください。
チャージ中の画面になりました。
数秒待ってください。
チャージが完了したら、カードを取り出してOKです。
チャージの明細はこんな感じです。
ちゃんと100元加算されて、もともとの61元から161元になりました。
ありがとうございました。
また使ってね、という画面で終了です。
▼2018年8月に再び台湾に行ったときにもチャージしましたので、そのやり方を動画にしています。
最初ちょっと手順を間違えてますが、途中からはそのままやればチャージできますよ。
悠遊カードに現金チャージする方法を撮影してみました! pic.twitter.com/bzbUFRmGHO
— 松本 博樹 (@peter0906) 2018年8月4日
小銭をチャージできる機械もある
悠遊カードは、旅行中に出てきて余った小銭もチャージできます。
1元単位からチャージできるのがとても便利ですね〜。
駅によって小銭をチャージできる機械があったりなかったりします。
小銭をチャージできる機械の目印は、悠遊カードを置くところがあるかどうか。
対応している機械は、小さな台がありますよ。
さいごに
台湾を旅行するときは、悠遊カードがあるかどうかで旅の快適さが変わってきます。
日本でも交通系ICカードを使っているのなら、ほとんど同じような感覚で使えて便利ですよ。
毎回切符を買ったり運賃を支払ったりする手間が省けて、その分だけ他のことに時間を使えるため、より充実した旅行にできると思います。
台湾旅行のときはぜひ悠遊カードを使ってみてくださいね。