楽天証券でPTS取引(夜間取引)するやり方を解説!iSPEEDでもできる

「株を買いたいけど、昼間は忙しくて取引する時間がない」と思ったことはありませんか?

楽天証券PTS取引では、2019年3月から国内株式(現物)の夜間取引の取り扱いを開始しました。

昼間は忙しくて時間がとれなくても、夜間取引を活用すれば、夜の空いた時間にゆっくり株取引ができますよ。

どのように手続きをすれば、楽天証券で夜間取引を始められるか気になるかもしれませんね。

そこでこのページでは、楽天証券でPTS取引(夜間取引)をする方法や取引時間、手数料、買い方、注意点について詳しく説明していきます。

楽天証券でPTS取引をする方法や取引時間・手数料・買い方

楽天証券のPTS取引について

PTSとは、投資家が証券取引所を経由せずに株取引ができる私設取引システムのことです。

楽天証券では、以下2つのPTSに対応していますよ。

  • チャイナエックスPTS(Chi-X)
  • ジャパンネクストPTS(JNX)

日本で運営されているPTSはこの2つだけですが、楽天証券はどちらにも対応しています。

楽天証券では、過去にPTSの夜間取引に対応していた時期がありましたが、東日本大震災の影響で休止していました。

しかし、2019年3月からジャパンネクストPTSの夜間取引への対応を開始したことで、再び夜間取引ができるようになりましたよ。

スマホアプリ「iSPEED」でもPTS取引できる

楽天証券のPTS取引はスマホアプリのiSPEEDでもできます。

もし注文発注する場合は17:00〜23:59の間に「市場」をJNX(ジャパンネクストPTS)に指定して発注しましょう。

楽天証券でPTS取引ができる時間は?

楽天証券でPTS取引ができる時間は以下の通りです。

  • チャイナエックスPTS:8:00~16:00(日中取引)
  • ジャパンネクストPTS:8:20~16:00(日中取引)、17:00~23:59(夜間取引)

東京証券取引所では9:00~11:30と12:30~15:00しか取引できませんが、PTS取引を活用すると、株取引できる時間がかなり増えますね。

特にジャパンネクストPTSの夜間取引を活用すれば、夜の空いた時間に経済ニュースや企業の決算発表などを見ながら株取引ができますよ。

チャートは16:30から更新されます。

楽天証券PTS取引の手数料

楽天証券のPTS取引の手数料は、国内株式の手数料コースと同じ料金体系になります。

1回の取引金額で手数料が決まる、超割コースの現物取引手数料は以下の通りです。

取引金額手数料
5万円まで55円
10万円まで99円
20万円まで115円
50万円まで275円
100万円まで535円
150万円まで640円
3,000万円まで1,013円
3,000万円超1,070円
超割コースの現物取引手数料

また、1日の取引金額合計で手数料が決まる、いちにち定額コースの現物取引手数料は以下の通りです。

1日の取引金額合計手数料
50万円まで0円
100万円まで0円
200万円まで2,000円
300万円まで3,000円
以降100万円増えるごと1,000円増加

いちにち定額コースの場合、PTS夜間取引の手数料は翌営業日の日中取引と合わせて計算するので注意してくださいね。

楽天証券PTS取引のメリット

楽天証券PTS取引の最大のメリットは、東京証券取引所が開いていない夜間や早朝に株取引ができることです。

日中は忙しくて時間がなくても、PTS取引を活用すれば、空いた時間で株式投資に取り組めますよ。

夜間や早朝は通常の取引時間より参加者が少ないので、有利な価格で売買が成立することもあります。

また、海外ニュースや企業の決算発表などを参考にPTS取引で株を売買すれば、大きな利益を得られる可能性もありますよ。

楽天証券PTS取引のデメリット・注意点

PTS取引は東京証券取引所に比べて参加者(取引量)が少ないので、どうしても売買が成立しにくくなります。

▼こちらは、タカラレーベン(8897)の東京証券取引所での売買注文数量です。

楽天証券pts6

▼一方、こちらは同じタカラレーベンのPTS取引(ジャパンネクストPTS)での売買注文数量になります。
明らかに注文数が少ないですよね。

楽天証券pts7

確実に売買を成立させたいなら、東京証券取引所で取引するのがおすすめですよ。

また、PTSの夜間取引は、翌営業日の日中取引(8:00~16:00)と同じ扱いになります。

そのため、権利付き最終日の夜間取引で株を購入しても、配当・株主優待の権利は得られません

たとえば、6月25日が権利付き最終日の場合、株主優待を目的に6月25日の夜間取引で株を購入しても、権利落ち日の6月26日(翌営業日)に購入したことになってしまいます。

配当や株主優待を目的に、PTSで夜間取引をする場合は、取引タイミングに注意してくださいね。

楽天証券のPTSで夜間取引をする方法(画像付き)

それでは、楽天証券のPTSで夜間取引をする方法を、画像を使って説明していきます。

夜間取引ができる時間(17:00~23:59)に、これから紹介する手順で手続きしてくださいね。

▼楽天証券のページにログインし、国内株式の画面で購入したい銘柄を決めたら「現物買い」ボタンを押します。

楽天証券pts1

▼現物取引(買い注文)画面が表示されたら、市場を東証からJNXに変更しましょう。

楽天証券pts2

▼数量と価格、取引暗証番号を入力して、「注文内容を確認する」ボタンを押します。

楽天証券pts3

▼注文確認画面が表示されるので、注文内容を確認して問題がなければ「注文」ボタンを押しましょう。

楽天証券pts4

▼これで夜間取引での買い注文は完了です。

楽天証券pts5

さいごに

このページで紹介した手順で手続きすれば、楽天証券のPTSで夜間取引ができます。

昼間は忙しくて時間がなくても、楽天証券のPTS取引を活用すれば、夜間や早朝に株を買うことができますよ。

また、海外ニュースや企業の決算発表を見ながら、夜間に取引することも可能です。

夜の空いた時間にゆっくり株取引をしたいなら、楽天証券のPTS取引(夜間取引)がおすすめですよ。

もし、これから楽天証券を使おうかと考えているのであれば、以下から公式サイトをチェックしてみましょう!

参考:楽天証券の公式サイトはこちら

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この記事を書いた人

1979年生まれ、千葉県在住の金融ライターです。もともとはお金が苦手で、まったく貯金できませんでしたが、結婚をきっかけにお金について勉強するようになりました。保有資格は2級FP技能士・AFP。投資経験は10年以上で、インデックス投資と不動産投資で資産形成中。ノマド的節約術では、資産形成に関する記事を中心に執筆しています。

大西カツシのプロフィール