東京や横浜などのエリアから成田空港に行こうと思ったときは、成田エクスプレスを使う方法もあります。
成田エクスプレスを使うことになった場合、どれぐらい料金が必要になるのかや、割引できる方法がないかどうかが気になるのではないでしょうか。
また、成田エクスプレスの乗り方や特急券をチケットレスにできるかどうかなど、他にも気になるところがあるかと思います。
今回、成田エクスプレスに乗る機会がありましたので、乗車レポートと合わせて、成田エクスプレスの料金を安くする方法などをまとめて紹介していきますね。
成田エクスプレスの料金
成田エクスプレスは、全車指定席の特急列車です。
指定席とグリーン席の2種類しかありません。
料金は区間ごとに設定されていますが、繁忙期だと200円増しで閑散期だと200円割引になります。
主な出発地点からの成田エクスプレス料金は以下の通り。
出発地 | 指定席 | グリーン車 |
---|---|---|
東京 | 3,070円 | 4,640円 |
品川 | 3,250円 | 4,820円 |
渋谷 | 3,250円 | 4,820円 |
新宿 | 3,250円 | 4,820円 |
池袋 | 3,250円 | 4,820円 |
横浜 | 4,370円 | 5,940円 |
大宮 | 3,910円 | 5,480円 |
千葉 | 1,970円 | 3,540円 |
当然ですが、遠ければ遠いほど高くなっています。
成田エクスプレスの乗車券や特急券の買い方
成田エクスプレスに乗る前に切符を買うと思います。
そのときにどうやって切符を買えばいいのかも気になるところではないでしょうか。
切符を買う方法は、みどりの窓口もしくは自動券売機の2種類です。
手っ取り早く切符を買うのであれば、みどりの窓口ではなく自動券売機を使うようにしましょう。
人が並んでいることもそんなにありませんので、こちらのほうが早いです。
ちなみに私は、当日の乗る直前に切符を買いましたが、待ち時間もなく特に問題なく買えましたよ。
▼購入した切符がこちらですね。
えきねっとで事前に予約する方法も
成田エクスプレスに乗る日が決まっているのであれば、あらかじめえきねっとを使ってインターネット予約しておくこともできます。
先に予約するほど、座席選択もしやすくて好きなところに座りやすいです。
予約なしで乗る方法はありません
成田エクスプレスに予約なしで乗れるのか気になるかもしれませんが、全車指定席のため予約なしに乗ることはできません。
当日購入はもちろんできますが、その際も券売機やみどりの窓口で予約する必要があります。
みどりの窓口は混雑するので、券売機で成田エクスプレスの特急券を予約するほうが楽です。
成田エクスプレスの運賃を割引して安くする方法
まずは成田エクスプレスの切符を普通に買う方法を紹介しましたが、ここからは成田エクスプレスの運賃を安くする方法を紹介していきますね。
JR東日本の株主優待を使う
成田エクスプレスが走っている区間は、JR東日本の管轄になっているため、もしJR東日本の株主優待券を持っているのであれば、それを使って最大で40%割引できます。
1枚使えば20%、2枚だと40%も割引できますよ。
JR東日本の株主優待を使う場合はグリーン車を使うほうがお得感も大きくなります。
えきねっとのチケットレス割引で200円安くなる
手軽な方法だと、えきねっとのチケットレス割引を使うことで200円割引になります。
えきねっとでスマートフォンからチケットレスサービスを使えば、それだけで割引できるため、一度やってしまえばとてもカンタンな方法ですよ。
成田エクスプレスを1回限りしか使わない場合におすすめの方法です。
チケットレスで成田エクスプレスの特急券を買ったときは、SuicaやPASMO・ICOCAなどの交通系ICカードか乗車券を改札に通せばOKです。
えきねっとトクだ値で35%割引
当日午前1:40までにえきねっとで予約するときに残っていれば「えきねっとトクだ値」で特急券を35%割引できるサービスがあります。
事前に予定が決まっているなら早めに予約しておいて、えきねっとトクだ値で35%割引できるようにしたいですね。
えきねっとトクだ値で成田エクスプレスを予約したときは、チケットレス特急券となります。
JRE POINT特典チケットで特急券に交換する
JR東日本のポイント「JRE POINT」は成田エクスプレスの特急券に交換できます。
東京駅からだと、指定席特急料金が1,730円かかるのですが、これを720ポイントで交換できるのでかなりお得になりますよ!
この場合は1ポイントが約2.4円にもなっています。
JRE POINTは通常1ポイント1円で使えますが、成田エクスプレスの特急券にするときに限りは半額以下です。
関東エリアに住んでいるなら、ルミネカード・JRE CARDなどで普段からJRE POINTを貯めておくと、海外旅行で成田空港に移動するときに節約できますね。
千葉・四街道・成田駅を使う場合は房総料金回数券で割引できる
東京・品川・新宿・池袋から千葉・四街道・成田までの区間を成田エクスプレスで移動する場合は、房総料金回数券を使うのがおすすめです。
房総料金回数券は特急券だけしか使えませんが、割引率はとても高いですよ。
千葉・四街道までは4枚つづりで2,800円(1枚あたり700円)。
成田までは4枚つづりで3,600円(1枚あたり900円)となっています。
東京駅から成田駅までの特急料金は1,700円になるため、房総料金回数券を使えば800円も割引になりますよ!
乗車券はまた別に買う必要がありますが、面倒なことができるのならおすすめの割引方法です。
成田エクスプレスの乗り方
切符の買い方と安くする方法がわかれば、あとは実際に購入して成田エクスプレスに乗り込むだけですね。
乗車駅に行くと、成田エクスプレスの案内がありますので、そのホームまでまずは向かいましょう。
あとは成田エクスプレスが到着するのを待つだけ。
ちなみに、6号車と12号車がグリーン車で、あとの号車は指定席になりますよ。
列車が到着したら、特急券に書いてある座席に向かいましょう。
成田エクスプレスのグリーン車に乗った感想
▼成田エクスプレスは空港行きの特急列車ということもあり、スーツケースを固定する場所も確保されていましたよ。
もし、大きなスーツケースを持っているのであれば、ここに置いておけば車内で快適に過ごせます。
▼成田エクスプレスのグリーン車の座席はこんな感じです。
座席もなかなか広く、快適に過ごせましたよ。
▼イスに座ると、JR EAST FREE Wi-Fiの案内もありました。
接続するための設定が必要になりますが、1回設定してしまえば、無料でインターネットが使えます。
ちなみに、私が今回利用した成田エクスプレスのグリーン車には電源がありませんでした。
▼日本語だけでなく、韓国語や中国語での案内もあるため、わかりやすいですよ。
グリーン車のトイレは豪華
▼ちなみに、成田エクスプレスのグリーン車にあるトイレは、このように電車の中にあるトイレとは思えない豪華さでした。
バリアフリーにも対応しているトイレでした。
トイレの中に洗面台まで設置されていましたよ。
さいごに
約1時間ほどの利用でしたが、グリーン席を利用したため、とても快適に移動できました。
グリーン席でなくても、全車指定席で確実に座ることができるから、移動で疲れることがありませんよ。
もし海外旅行前に利用するのであれば、旅行前に疲れをためないように成田エクスプレスを使って快適に移動するのいいですね。
大宮や東京の西側、横浜方面などから成田空港で乗換なしでラクに移動したいのであれば、成田エクスプレスを使ってみましょう。
ちなみに、上野などの方面から成田空港へ移動する場合は京成スカイライナーがありますよ。