こんにちは、ライターの森山です。みなさん、家でクレープを焼いたことはありますか?
我が家は子どもたちが卵乳製品アレルギーなので、マフィンもケーキも蒸しパンもアレルギーに配慮した手作りが基本なのですが、どうもクレープだけは作りづらかったのです。
「厚さにムラができる」
「ひっくり返すときに破れる」
「たくさん焼くのに時間がかかる」
と、言い訳しては他のおやつに逃げていました。だけど子どもたちのリクエストがあっては、逃れられません。
そこで先日トイザらスへ行ったときに『クレープメーカー』があると知り、楽天のポイントで買ってみました。
試し焼きで焼き上がりの速さにびっくり!
そして、最初に焼いてみたのがこちら。
5枚焼くのに5分かかりませんでした。
子どもたちは豆腐チョコクリームとバナナを乗せて食べていましたが、私はドライフルーツとアガペシロップを乗せて食べました。
薄力全粒粉で作ると、『ジェラートピケ カフェ クレープリー』で販売しているマクロビオティッククレープも簡単に再現できますよ。
ちなみに、クレープメーカーで作るクレープは片面焼きになるため、食感は表はカリカリ、裏はもっちもちになります!
もし「裏も普通のクレープみたいにさらっとカリッとさせたい」という方は、裏面もクレープメーカーで焼くとよさそうです。
クレープメーカーの使い方
それではさっそく、このクレープメーカーを使ってたくさんのクレープを焼いていきましょう!
ちょうど義弟一家の家に遊びに行く予定だったので、「おやつにみんなでクレープを焼こう!」とクレープメーカーを持参していきました。
子ども5人と大人4人で食べるクレープ。お腹いっぱいになるまで焼き続けますよ。
卵乳製品を使わない!シンプルなクレープの作り方
材料(10枚分)A(粉類)- 薄力粉 100g
- 全粒薄力粉 70g(なければ普通の薄力粉でもOK)
- 米粉20g(なければ普通の薄力粉でもOK)
- 塩 少々
B(液体)- りんごジュース 130ml
- 水 100ml
- 油 10ml
(1)生地を作る
- A(粉類)
- 薄力粉 100g
- 全粒薄力粉 70g(なければ普通の薄力粉でもOK)
- 米粉20g(なければ普通の薄力粉でもOK)
- 塩 少々
- B(液体)
- りんごジュース 130ml
- 水 100ml
- 油 10ml
まず、材料Aをざるでふるいます。材料Bはよく混ぜて、分離しないようよく乳化させてお来ましょう。
材料Aに材料Bを加え、なめらかになるまで混ぜ合わせます。それをしばらく寝かせておいたら、クレープメーカーのお皿部分にその寝かせておいた生地を8分目くらいまで流し込みます。
(2)生地にクレープメーカーをつける
クレープメーカー本体を余熱し、ランプがついたら生地にそっとつけます。
水面に顔をそっとつけるような感じで、どっぷりつけずにそっと全面に生地が行きわたるようにします。そうしたら、そのまま7秒待ちましょう。
(3)生地を乾かす
そして、そっとクレープメーカー本体をひっくり返すと、こんな感じに! クレープ生地が均一に薄く広がっています。
このまま表面が乾くまで、焦らずじっくり待ちます。
(4)竹串で生地の形を整える
穴が開いていたら少量の生地を竹串でくっつけてふさぎ、写真のようにプクッとふくらみがたくさん出てきたら、竹串を斜めに刺して空気を抜きます。
まっすぐ竹串を刺すと穴が開くだけで空気が出て行きづらいです。
空いているお皿にひっくり返す
外側の皮がパリッとしてきて、香ばしい匂いがしはじめたら、空いてるお皿に向かってひっくり返し、生地の周りをぐるりと竹串で触ります。ツルッと剥がれ落ちますよ!
クレープメーカーで生地を焼くと、上手に薄く焼けるけれど「片面しか焼けない」というデメリットがあります。
どうしても「裏面も焼きたい!」という場合は、お皿に落とした焼き上がり生地の裏面を、もう一度クレープメーカーに乗せて焼いてください。我が家でも「片面派と両面派」に分かれていました。
(6)お好みで盛り付けをして出来上がり!
こうして出来上がったクレープの皮!倍量で作ったので20枚以上焼けました。
クレープの具は冷凍のベリーミックス、ゴールドとグリーンのキウイ、バナナ、植物性生クリームホイップ、ハーシーズのチョコシロップ、そして軽井沢の沢屋のルバーブジャムを使いました。
盛り付けは簡単。一枚の皮に好きな具を好きなだけ盛り付けるだけ!
思う存分盛り付けたら、生地を折りたたみ、端から巻いていきます。でも、写真のように具を盛り過ぎると、端から巻くことができなくなってしまいます。
手で持つととても食べづらく、結局最後にはフォークとナイフで食べることになるので、欲張り過ぎないほうが良いかもしれません。
写真はうちの長女です。盛り放題にもほどがありますね。「最初の一枚から飛ばしてるなー」と思いながら見ていましたが、このあとペロッと2枚食べました。
メキシコ料理に欠かせない、美味しいコーントルティーヤの作り方
おやつを食べ終わって一息ついたら、次は夕食の仕込みに入ります。
コーントルティーヤはブリトーにもタコスにも、ラップサンド弁当にも使うことができます。焼いておけばすぐ食べられるので、どんどん焼いていきましょう!
材料A(粉類)- 薄力粉 120g
- コーンフラワー 100g
- 塩 ふたつまみ
B(液体)- 水 300ml
- オリーブオイル 大さじ2/3
-
(1)生地を作る
- A(粉類)
- 薄力粉 120g
- コーンフラワー 100g
- 塩 ふたつまみ
- B(液体)
- 水 300ml
- オリーブオイル 大さじ2/3
材料Aをざるでふるってよく混ぜておき、材料Bは分離しないように混ぜて乳化させておきます。そして材料Aに材料Bを合わせて、なめらかになるまでよく混ぜましょう。
混ぜ合わせた生地を、クレープメーカーの白いお皿に6分目くらいまで移し入れます。
(2)生地を焼いて、3秒でひっくり返す
クレープメーカーの本体を白いお皿につけ、3秒くらいで離します。
トルティーヤの生地は油が入っているので滑りやすく、焼けやすいです。
そのためクレープのときよりも少し早めに離すのがコツ。生地がクレープよりもったりと重みがあるため、タイミングが遅いとひっくり返らず、生地が厚くなって滑ってしまいます。
3秒くらいで離すと、この写真のような感じになります。もしも気泡や穴が開いていたら、竹串で生地を薄く埋めてあげてください。
(3)竹串で抑えながら裏面もう焼く
トルティーヤの生地を一度空のお皿に取り、ひっくり返して裏面も焼きます。
そのときに、そり返ったり膨れ上がりやすいので、このように竹串で押さえるときれいに焼けます。
(4)湿気を生地に戻して出来上がり!
こうして焼いていったものは、カリカリになるまで焼くと具を包ときに折れてしまいます。
焼きあがったら、水気を含ませてよく絞った布か、サランラップをかけてあげましょう。湿気を少し生地に戻すようにすると、しっとり美味しく保管できます。
食べきれなかった分はラップで包んで、ジップ袋に入れて冷凍保存が可能です。自然解凍すればすぐに食べられるので、朝食やお弁当にも便利ですよ。
トルティーヤがあれば、どこでもメキシカンパーティーができる!
包む具は、サラダとアボカドとお肉があればOK。
この日は焼肉のタレで焼いた肉と、甘み少なく醤油と少々のみりんで焼いた鶏胸肉を使いました。そしてたっぷり野菜の豆サラダと、ワカモレも。
ワカモレとは、メキシカンで必ず出てくるアボカドを作ったペーストのこと。メキシカンはとてもカンタンで豪華にできます。
お母さんが疲れている日の夕食にも、ママ友たちと集まったパーティーでも、さっと作れて手巻き寿司並みにラクすることができるから、とても便利ですよ。
家で作るカンタンメキシカン料理、全レシピと工程はこちらで記事にしたのでご参照ください。
参考:コスパ最強&野菜不足解消に!自宅で作れるメキシコ料理のレシピ5種類
錦糸卵などの薄焼き卵もカンタンにできる!
今回はクレープとトルティーヤだけを試しましたが、錦糸卵もこのクレープメーカーでカンタンに作れるそうです。
我が家は子どもたちが卵乳アレルギーなので作れませんでしたが、クレープ生地に南瓜かターメリックを混ぜてオムライス風を作ったこともありました。
他にもちらし寿司や冷やし中華、茶巾寿しなど、フル活用できそうです。
クレープメーカーを使ってみた感想(デメリットもあり)
これまでクレープやトルティーヤなどは、「お母さんがひとりで台所で焼いて持ってくる」というイメージでしたよね。
だけどクレープメーカーなら、テーブルで作れるので家族や友達と話しながら、みんなで一緒に作ることができます。
やってみたら、たこ焼きやお好み焼きよりも気軽でした。
生地をつけてひっくり返したら、焼きあがるまでそのままテーブルに置いておけるため、子どもが怪我する心配も少なく、みんなで剥がすのもとても楽しい!
一枚一枚があっという間に焼けていくのにもびっくりです。
収納にあまり困らない形なのもポイントが高かったです。
クレープメーカー本体大きさは、取っ手部分から合わせて横幅38cm、プレートの直径は20cm、でも高さが6cmなので、ぎりぎり隙間収納ができました。
デメリットがあるとしたら本体を丸洗いできないこと。(そのため、うちでは怖くて卵や乳製品を使うことができませんでした)
さすがに「食べ物を作ったあとに洗えないのは困る」と思って、自己責任でプレート部分をそっと洗ってしまっていますが、プラスチック部分との隙間は竹串とアルコールで掃除しています。
そのひと手間は、たこ焼き機やホットプレートも同じかもしれないと感じました。
クレープメーカーで子どもが大喜び
正直言って「これ以上、台所に器具や家電が増えるのはイヤだなー」と思っていましたが、買ってみたら「今まで何だったの?」というくらいのスピードで焼けて、かなりの時短になりました。
子どもたちも大喜びで「私がやる!」「次は私だってば!」と作っている様子を見ると、買ってよかったです。
これからもいろいろな使い道を探しながら、楽しんでいきたいと思います。