携帯電話料金って実は高いですよね。
機種代が含まれているとはいえ、月々10,000円〜15,000円程度の出費になります。
LINEなどの無料アプリが増えているにも関わらず、肝心な請求額はなかなか安くなりません。
ぼくも携帯電話会社に何度も相談にいきましたが、「これ以上は安くならない」の一点張りでした。
ところが、いろんな方の力を借りつつ、携帯電話料金を15,000円も安くすることに成功しました。
このページでは、携帯電話料金を大幅にコストダウンするまでの全手順を紹介します。
月々17,000円〜18,000円の電話代に悩んでいた
ぼくは以前から、携帯電話代の高さに悩んでいました。
ちなみにわが家の携帯電話代は、月々17,000円〜18,000円。
▼2016年8月の請求額がコレです。
これを高いと見るか、安いと見るかは人それぞれでしょうが、年間にすると約200,000円ですから、やはりかなりの出費だと思います。
わが家の契約および携帯電話の利用状況は、こんな感じでした。
- キャリア:SoftBank
- スマホの機種:iPhone
- 契約台数:2台
- 月々の通話時間:合計10分程度
- 月々のデータ通信量:合計5GB以下
- 月々の電話代:合計17,000円〜18,000円
通話はほとんどせず、データ通信量もそこまで多くないのに、なぜこれだけ料金が高いのでしょうか?
徐々に「これは無駄遣いかも?」と思うようになりました。
SoftBankいわく、「これ以上は安くならない」らしい
契約しているSoftBankには、何度も相談に行きました。
毎回丁寧には相談にのってくれるものの、「これ以上は安くならない」の一点張り。
契約プランから考えて本当に限界だったのでしょう。
さて、どうしたものか。
「格安SIM」という選択肢について考え始めた
そこでぼくは、「格安SIM」という選択肢について考え始めました。
SoftBankで月々17,000円〜18,000円なのですから、Docomoにしようが、auにしようが、料金の水準は変わらないと思ったからです。
格安SIMについては、以前からいろんなメディアや雑誌で目にしていました。
おそらく大幅なコストダウンにつながるのでしょうが、ちょっと心配なのはややこしそうなこと。
「格安SIMオンチ」のぼくは、まず利用者にメリットとデメリットを聞いてみることにしました。
利用者たちに聞いた、格安SIMのメリットとデメリット
格安SIMを利用している人たちに連絡して、いろんなことを聞いてみました。
メリット、デメリット、契約しているSIMの会社、通信の安定感、月々の料金、大手キャリアとの価格差など。
ちょっと面倒なくらい質問しました。
実はこのあたりから、ノマド的節約術でも執筆されていて、ぼくが勝手に「携帯電話マスター」と呼んでいるまきはらとよかずさんにも相談にのっていただきました。
格安SIMのメリットとデメリットを大まかにまとめると、次のようになります。
- 電話代が大幅に安くなる
- 通話の安定感と通信速度に問題なし(居住地域・回線による)
- 好きな機種を選べる
- 申し込み・契約・設定がかんたん
- 機種代が先払いになる(分割払いができない)
- キャリアメールが使えない(docomo.ne.jp、isoftbank.ne.jpなど)
ちなみに今回相談にのっていただいた方々は、最低でも月々12,000円〜15,000円の節約になったそうです。
格安SIMはデメリットよりも、メリットのほうが大きいと判断
なんだよ・・・。
格安SIMは、デメリットよりもメリットのほうが圧倒的に多いじゃないか。
携帯電話料金が大幅に安くなって、通信が安定していて、好きな機種を選べて、簡単に申し込める。
機種代を一括払いで購入する必要があったり、キャリアメールが使えなくなるデメリットはありますが、大幅な節約に比べたら些細なことですよね。
ちなみにキャリアメールの代わりとして使われることが多いのがGmail(Gメール)です。
さっそくまきはらさんにアテンドしていただきながら、SoftBankから格安SIMへの乗り換えを進めることにしました。
電話代を月々15,000円節約するまでの全手順
さて、それではSoftBankから格安SIMに乗り換えていきます。
ぼく自身がそうでしたが、格安SIMには「なんとなく複雑そう」というイメージがありますよね。
でも、実際は携帯電話のキャリア変更と同じく、MNPで手続きを進めるだけでした。
順番に解説していきますね。
SIMフリー版のスマートフォンを購入する
まずはSIMフリー版のスマートフォンを購入しました。
わが家は、携帯電話を使う頻度が日増しに少なくなっていたので、一般的なスマートフォンをやめ、ちょっと変わったビジネスフォンを選ぶことにしました。
▼こちらが購入したBlackBerryです。
海外ドラマなどでよく見かける機種ですね。
ぼくと妻の利用状況を説明したところ、まきはらさんがこの機種を勧めてくださいました。
2台で約80,000円です。
ちなみにSIMフリー版のスマートフォンは、Amazonや楽天市場などで簡単に購入できます。
キャリアで2〜3年の分割払いをしているときは気づきませんでしたが、スマートフォンって実は高いんですね。
詳しくは後で紹介しますが、この出費はすぐに元が取れますので、尻込みする必要はありませんよ。
それまで使っていた携帯電話を解約する(MNP)
次に、SoftBankをMNPで解約しました。
MNP(モバイルナンバーポータビリティ)とは、電話番号を変えずに、契約先だけを代える方法ですね。
解約日を決め、MNPの手続きさえしておけば、あとは格安SIMの会社が進めてくれます。
利用する格安SIMを決めて、契約する(FREETEL)
MNPの手続きが終了したら、いよいよ格安SIMの会社との契約です。
▼今回は「FREETEL」を選びました。
FREETELを選んだ理由は、知り合いが関わっている会社であることと、データ通信量ごとに料金プランが細かくわかれていることです。
関東を中心に「FREETELの店舗」も増えていますので、気になる方は相談に行ってみてくださいね。
契約キャリアでMNPの手続きさえしておけば、解約日が過ぎた時点で通信が自動的に新しいSIMに移行します。
SIMカードが届いたら、新しいスマホに挿入する
FREETELからSIMカードが届いたら、新しいスマートフォンに挿入します。
SoftBankやDocomoの機種は、SIMカードが最初から挿さっていますので、このあたりはちょっと違和感があるかもしれません。
でも、やり方は簡単ですよ。
▼SIMカードの挿さっていないスマホは、このように通信できないようになっています。
▼ところが、SIMカードを挿入すると。
▼ちゃんと回線につながりました。
機種の設定については割愛しますが、SIMは基本的に挿し込むだけです。
ちなみにFREETELは、Docomoの回線を使用しています。
これで無事に携帯電話の切り替えが完了しました。
料金は本当に安くなるのでしょうか?
電話代が月々15,000円も安くなりました
FREETELのプランからして、携帯電話料金が安くなるのは間違いありませんが、それを実感できるのは約1ヶ月後。
▼1ヶ月間フルに使ってみたあと、請求額を見て驚きました。
なんと請求額が夫婦2人分で3,227円!
2016年8月のSoftBankの請求額(18,083円)と比べて、14,856円も安くなっています!
マジかよ・・・。
コストダウンできるのは分かっていましたが、具体的な金額を見ると嬉しいものですね。
2台で80,000円のスマホを購入するのは勇気がいりましたが、すぐにお釣りがきそうです。
格安SIMを検討するなら、月々のコストダウン金額に着目すること
格安SIMを検討するとき、ハードルになるのはやはり「スマホの購入」ですよね。
キャリアの分割払いに慣れていると、1台数万円(高ければ10万円以上)の機種を買うのは抵抗があると思います。
でも、月々のコストダウンに着目すれば、一歩を踏み出せるはずです。
スマホの機種代はすぐに回収できる
たとえばわが家の場合は、月々15,000円も節約できました。
ということは3ヶ月で45,000円の節約になり、6ヶ月経てば90,000円も節約できる計算です。
ですから、2台で合計80,000円のスマホを購入したとしても、5ヶ月ちょっとでペイできますよね。
しかもその後は、ず〜っと固定費をコストダウンし続けられます。
ですから最初の出費に尻込みして、逆に高い料金を払い続けるようなことがないように、コストダウン金額をよく計算してくださいね。
さいごに
格安SIMに変更して大正解でした。
月々の料金を大幅にコストダウンでき、通信の安定感も問題なし。
もともと電話を頻繁に使うほうではないので、料金が安いに越したことはありません。
ちょっとややこしいイメージを持っていた格安SIMは、拍子抜けするくらい簡単に使えました。