約半額で購入!激安で買った「Amazon Fire」を使ってわかった3つの注意点

Amazon Fire8GBとは、Amazonで販売されている専用タブレットのことです。

率直に言うとiPhoneやiPadにも、Amazonの本が読めるアプリ「Kindle」や、買い物ができる「Amazon」アプリ、音楽が聴ける「Amazon Music」があります。

これまで「専用タブレットなんて荷物が増えるだけだし、iPhoneやiPadを使えれば、それで良いのでは・・・?」と考えていました。

Amazone Fire8GBは、Amazonプライム会員ならクーポンコードを入力すると、4,000円オフで購入できます。

ですが、年に一度のAmazon激安期間のプライムデーでは、61%オフ(5,500円引き)で、3,480円になっていました。

こんな破格でタブレットが買えるなんて、すごい時代です。

「この価格でどれくらい使えるんだろう?子どもが触って落としても、これくらい安ければ泣かずに済むかも」と考え、怖いもの見たさで注文してしまいました。

今回はその使い心地を紹介してみたいと思います。

Amazon Fireを使った感想

Amazon Fireタブレット8Gとは?

Amazonが発売している端末は、文字だけを読むことに注力した「Kindle PaperWhite」と、映画や雑誌などを見ることも視野に入れたカラー版の「Fireシリーズ」があります。

今回購入したのはFireシリーズですが、これだけでも4種類あります。

  • Fire (8G 16G)
  • Fire HD 6 (8G 16G)
  • Fire HD 8 (8G 16G)
  • Fire HD 10 (16G 32G 64G)

うちで購入したのはベーシックなFire HD 8の8GBです。microSDカードを挿れられるスロットがあり、128Gまでのカードが対応するので8Gでも良いと判断しました。

スペックはディスプレイサイズが7インチ、解像度は1024px×600px(171 ppi)のIPSディスプレイ、ボディカラーはブラックのみです。

プロセッサはクアッドコア最大1.3GHz、オーディオはモノラルスピーカーとマイクが、カメラはフロントと2Mピクセルリアカメラが搭載されています。

Wi-Fiはシングルバンド、バッテリーは7時間もちます。

付属品は「充電用USBケーブル」とACアダプタのみととてもシンプルです。

Amazon Fire

価格は定価8,980円ですが、Amazonプライム会員なら現行のキャンペーンクーポン使用で4,000円オフになり4,980円、プライムデーでは3,480円です。心配になるほど安いですね。

参考:Fire タブレット 8GB、ブラック

Amazon Fireを買うまで

Kindle版の本や雑誌は、固定レイアウトの画像ベースなので、どうしても一冊あたりのデータ量が多くなります。

期間限定セールなどで、良い本を見つけてうっかりまとめ買いしてしまうと、すぐに容量がいっぱいになってしまいますよね。

我が家では仕事上、音楽が容量を圧迫しているiPhoneな上に、打ち合わせなどで写真や書類を人と共有する機会が多いため、iPhoneの中の容量は極力減らして、別の端末に本やアプリを入れておきたいと思っていました。

今回の購入に至ったのは、そういう経緯です。

Amazon Fireを使ってみた

今回の購入主は、Amazonプライム会員の夫です。

Fireの電源を入れると、すでに夫のAmazonアカウントが登録されて、すぐに使える状態になっていました。

Fireに搭載されているのは、AndroidがベースになったFire OSの「Bellini」です。

FacebookやTwitter、クックパッドやゲームなど、いろいろなアプリも使えます。

ですが我が家は子供が触ることを前提としているため、Fire内だけで完結できるよう、なるべくアプリを入れない方針にしました。

実際に本をダウンロードして見てみましょう。

細かい大きめサイズの雑誌を見る時は、5.5インチのiPhone6 Plusと比較すると、7インチでも画面解像度が低く、IPSディスプレイなので、若干の見づらさはあります。色も黄みがかっていますね。

Amazon FireとiPhone

Amazonにはプライム・フォトというサービスもありますが、写真閲覧には向いてないディスプレイかもしれません。Fireは「あくまでもサブ」と割り切って使った方が良さそうです。

Amazon Fireを使う上での注意点

(1) Amazon Fireを子供に使わせるにはカバーが必須

プライムデーで本体だけを買ったあとに「カバーはいらないの?」と夫に聞いたら、「どうせ3,000円台の機種だし、すぐに壊れるだろうからいらないんじゃないかな?」とのことでした。

が、その一瞬後にゴトッと音がして振り向くと、次女が私のiPhoneをソファーから落としてニンマリしています。この調子だとその「すぐ壊される日」は数日のうちにありそう。

そうして「買いましょう。カバー、買っておきましょう」と追って注文して届いたのがこちらです。

Amazon Fire本体のふた回りくらいの大きさで、緩衝材のような素材のキッズカバーです。

Amazon Fireカバー

万が一子供に投げられても、物理的に画面を床に触れさせないくらい額縁部分が分厚いもので、Fireを立てかけて自立させられる機能はありません。とてもシンプルです。

(2) SDカードにはKindle本データを移管できない

もともとの内蔵ストレージ容量である8Gでは、とてもじゃないけど足りないと思ったので早速microSDHCカードを挿してみました。

ですがSDカードに保存できるのは、アプリ、音楽、映画、TV番組、ゲーム、写真のみだそうで、書籍(Kindle本データ)は本体のストレージのみでしか保存できないとのことでした。

読みが甘かったです・・・。おかげでこのFireは、子供たちの歓声とともに持ち去られてしまいました。

「読む分だけKindle本データを入れておく」という使い方ではiPhone6Plusと同じです。けれど容量が限定されていることで、「積ん読本にならない」と捉えれば良いことかもしれません。

(「別にiPhoneだけで良かったんじゃ…」といういうことになりますが、選択肢が広がるのは良いことだと思うことにします)

(3) ロック画面のキャンペーン情報をオフにしよう

AmazonのサイトでFire購入画面を見ると、よく「キャンペーン情報がロック画面に表示される仕様のFire」が割引価格で売られています。

これは、常に画面にキャンペーン情報が表示されて、ホーム画面へ行くまでに必ず閉じなければなりません。大したことではありませんが、小さな一手間がかかります。

出荷時には、このキャンペーン画面が待ち受けに設定されています。確かに毎回アプリの宣伝などが表示されていて「いつ子供がこれを、うっかりタップして購入してしまうか」と考えると、なかなかスリリングな画面です。

この表示をオフにするには、以下の手順が必要です。

「設定」→「アプリとゲーム」→「Amazonアプリケーションの設定」→「キャンペーン情報」→「ロック画面のキャンペーン情報」をオフ

すると、このようにいろいろな壁紙画面が、ランダムに表示されるようになりました。

Amazon Fire

キャンペーン情報がずっと表示されていたのは、やはりストレスだったかもしれません。

良い景色のものだとやはりちょっとうれしくなりますね。

まとめ:Amazon Fireは試験的な入門端末として優秀

というわけでFireが家に来て一週間経ちました。

いろいろな使い方を試してみていますが、良いことなのか悪いことなのか、誰より子供たちが喜んでいます。

ただ気を抜くとすぐにYoutubeに繋げて、おもちゃのレビュー動画などを見ては「あれほしい!これもほしい!」とうっとりしていたりするのでとても困ります。

使うならせめて「もっと本を読むなり学習アプリで学ぶなり、時間を有意義に使って欲しい」と思うのが親心というものです。

ですが、無料アプリはかなりの確率で「商品説明コーナー」などからYoutubeへ子供達を誘導してしまいます。常時付き添って管理してあげられれば良いのですが、子供自身が「見たいの!」と逃げる時もあり、ままなりません。

それでも子供はいつか、自分専用の端末を持つ時期が来るでしょう。

現在Fireは機能制限をかけてありますが、映画も見られますし、簡単なアプリやメモなども使えます。

基本的に家の中だけで使うようにし、「宿題が終わったあとの30分」など使える時間を決め、少しずつマナーを教えていくには良い端末かもしれません。

私たちも、買物からビデオや音楽、写真にアプリなど、増え過ぎて混乱してきているAmazon周りのサービスの管理をAmazon専用端末であるFireでまとめて運用してみるのも良さそうです。

母や祖母が上京してきた時に、子供達と一緒に映画を見たり遊んだりするにも良さそうですし、これからしばらくいろいろ試行錯誤していこうと思います。

今後もおすすめできるアプリや良い使い道を見つけたら、またご紹介しますね。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

ライター、料理講師。 アレルギー持ちの8歳と1歳の母。 フリーランスとして20年以上、節約を意識しながら暮らしを楽しんでいます。 普段はベジタリアン料理と普通食、離乳食や制限食など、両立した料理の展開メニュー開発など多数提案。 インタビュー記事、料理レシピやレストラン紹介、コラム執筆、人物や料理撮影も担当しています。