こんにちは!
中学生の息子がいるシングルマザー、なつみとです。
わたしは息子が3歳のときに離婚しました。
離婚当時は専業主婦だったので、離婚後に仕事を探すのはとても苦労したんですよね…。
シングルマザーで、なおかつ実家の援助は受けられない・学歴も資格も無い。
子どもがいるだけでも仕事が見つかりにくいのに、シングルマザーだとなおさらです。
このページでは、シングルマザーが仕事を探す上で重視すべきポイントや、オススメの働き方・職種などを紹介しますよ。
仕事選びの参考になればうれしいです。
実家に頼れない・子どもが乳幼児~小学生の場合のオススメの働き方は?
シングルマザーといっても個々の事情は異なります。
たとえば、こんな要素によってだいぶ事情が変わってくるのではないでしょうか?
- 養育費の有無と金額
- 実家からの経済的支援の有無と金額
- 家賃がかかるかどうか
- 子どもの人数・年齢
- 子どもの持病や障がいの有無
- 保育園の送迎や預かりなど実家のサポートの有無
- 収入に直結する資格の有無と就職できる確率
ざっと思いつく限りでも、これだけ出てきました。
ちなみにわたしは、離婚当時はこんな状況でしたよ。
- 養育費ナシ
- 実家からの経済的支援はナシ
- 離婚後半年間は実家に住ませてもらう
- 子どもは3歳男児が1人
- 子どもの持病や障がい等はナシ
- 保育園の送迎や預かりなどの、実家からのサポートはナシ
- 収入に直結する資格はナシ
当時は貯蓄もありませんでした。
金銭問題が原因で離婚しているぐらいですので。
このように、経済的な事情や働きやすいかどうかの環境は人それぞれ違います。
自分自身の環境や状況に合わせた仕事を探すことが重要ですよ。
シングルマザーが仕事を探すときに重視すべきポイント
わたし自身がシングルマザーとして仕事を探すときに、重視したほうがいいと思ったのは以下のポイントです。
- 日曜日に休めるかどうか
- 安定した収入が得られるか
- 自宅・保育所から通いやすい場所か
- 急な休みに対応してもらいやすい職場か
以下から詳しく説明しますね。
日曜日に休めるかどうか
実家などを頼れないシングルマザーの場合、日曜日は絶対に休めるほうがいいです。
保育所にしろ小学校の学童保育にしろ、平日や土曜日は保育がありますが、日曜日や祝日は休みです。
サービス業など日曜日も休みにくい職種は気を付けたほうがいいですね。
ただ、日曜や祝日に出勤できるスタッフが多い職場であれば、シフト制の仕事であってもほぼ確実に日曜は休めるので、選択肢としてはアリだと思いますよ。
安定した収入が得られるか
当然、収入は重要ですよね!
収入は多いほどうれしいですが、多さよりも、「安定して稼げるか」「長く続けられそうか」が大事だと思っています。
シフト制の仕事だと、「スタッフが増えたから」と安易にシフトを減らされるなどのトラブルもあり得ます。
大幅にシフト時間を減らすことは労働基準法があるのでできない決まりですが、いわゆるブラックな職場の場合は法律なんて守らないと思っておいたほうがいいですよ。
できれば固定給の仕事のほうがいいですね。
シフト制であっても、たとえば「基本給+時間給」のような形態など、収入が安定しそうな仕事を選ぶといいと思いますよ。
自宅や保育所から通いやすい場所か
保育園の送り迎えもすべて自分でしなければならないシングルマザーにとっては、職場の場所もかなり重要です。
たとえば保育所と職場が、自宅から逆方向にある、というのは避けたいですよね。
理想は、自宅から職場への経路の途中に保育所があること。
送迎や通勤にかかる時間を圧縮すれば、その分を働く時間に充てたり、子どもとの時間に充てたりできますよ。
急な休みに対応してもらいやすい職場か
小学生になると体調を崩すことも減ってきますが、乳幼児さんのうちは、すぐに体調を崩してしまうんですよね。
そのため、急に仕事を休むことも考えておかなければなりません。
なるべく休まなくて済むよう、日ごろから体調管理も意識しておいたほうがいいですが、それでも体調を崩してしまうことはあります。
たとえばスタッフの数が多く、1人ぐらい病欠しても大きな支障はないような職場なら、職場にかかる負担も小さくて済みますよ。
シングルマザーにオススメの職種って?
ここからはより具体的に、シングルマザーにオススメの仕事を紹介していきますね。
といっても、はじめにお伝えしたとおり、「シングルマザー」といっても状況は人それぞれ違います。
それに、わたし自身もすべての仕事を知っているわけでも経験したわけでもありません。
以下からは、わたし自身が経験したことや見聞きした仕事の中で、シングルマザーにもやりやすいのではないか、と思う仕事を紹介しますよ。
医療・介護系の仕事はやりやすい?
シングルマザーや、ママさんにオススメの仕事として紹介されがちなのは、医療系や介護系の仕事です。
わたしはどちらも経験していないのでなんとも言えないのが正直なところですね。
たとえば看護師は、女性であってもしっかり稼げる仕事として定番ではありますが、もちろん資格をとらければなりません。
夜勤があったり人間関係の問題だったり、大変そうな側面も容易に想像できます。
介護系のお仕事は需要が多いという点で人気のようですが、介護職は給料が高くないのがネックです。
また、「医療事務」や「介護事務」といった資格もよく聞きますが、資格をとったからといって必ず職につけるわけではありません。
というわけで、医療・介護系のお仕事に興味があるなら、はじめに「経験者に話を聞く」ことをオススメします。
リアルな現場をまったく知らない状態で飛び込むのは怖いですもんね。
保険会社の営業職
まだシングルマザーになる前ですが、わたしも保険会社で働いていたことがあります。
わたしがいたのは営業とはちょっと違う部署ですが。
生命保険のセールスレディというのは、昔から「女性でも高収入の可能性がある仕事」です。
歩合制の仕事なので、成績が良ければ、年収1000万や1億という人もいるほどなんですよね。
営業の仕事は基本的には学歴や資格関係なくできて、採用してもらいやすいのが魅力です。
一方で、入社後には保険を売るためのさまざまな資格をとらないといけませんし、常に勉強が必要な仕事でもあります。
コミュニケーション能力が必要と言われる仕事ですが、個人的には、そんなものよりも真面目に努力を続けられるとか、お客さんに対して誠実でいられるとか、そっちのほうが何倍も大事だと思いますよ。
コールセンタースタッフ
「お客様窓口」のようなコールセンターの仕事も、シングルマザーには働きやすいかな、と思います。
わたしが保険会社で働いていたときには、自社のコールセンターとやりとりすることもよくありました。
コールセンターはたいてい、多くのスタッフが一緒に働いています。
そのため1人や2人急きょ休んだとしても、大きなダメージにはならないんですよね。
給料も比較的高いところが多いですし、シフトの融通がききやすいのも魅力です。
細かいマニュアルがあるので、それさえ覚えてしまえばわりとラクですし、分からないこともすぐ調べれば大丈夫。
電話応対やパソコンでの入力といったスキルが必要になりますが、それさえあればとりあえずは大丈夫です。
また最近は、チャット相談ができる企業も増えているので、電話ではなくチャットで対応する仕事もありますよ。
さらに、在宅OKの場合もあるので、シングルマザーにとっては働きやすいのではないでしょうか。
家事代行
わたしは家事代行の仕事をしたことはないのですが、家事代行を利用者として使った際に、「この仕事なら小さい子どもがいるママでも働きやすそうだな」と感じました。
家事にそこまで自信がなくても、自分の家の家事を普通にできているなら心配いりません。
それに、すべての家事を請け負う必要もなく苦手な家事は請けなくて大丈夫です。
家事代行業者に入社すれば研修だってありますし、稼働時間も自分で決められる点もいいですね。
また、家事代行業者に所属するのではなく、個人で活動する方法もあります。
家事代行ひろばのようなマッチングサイトを使って、個人同士で契約するわけですね。
ただ、やっぱり個人間契約はリスクもありますし、はじめは家事代行業者に所属して働くのがいいだろうな、と思います。
エステティシャン等、美容・リラク系
わたしは今の仕事をする前は、リラクゼーションサロンのスタッフとして働いていました。
その経験から、「シングルマザーの人に、意外とオススメなんじゃないか?」と思うのです。
まず、特別な資格や学歴が不要という点。
「アイリスト」や「鍼灸師」など一部資格が必要な職種はありますが、一般的なエステティシャンだったり、リラクゼーションサロンのスタッフだったりの仕事は資格は要りません。
スクールに通う必要もなく、研修を受ければすぐ働けるのが魅力です。
お店によるものの、美容系のお店だと、独身だったり大学生だったり、生活スタイルが違う同僚が多いのも、シングルマザーが働きやすい理由。
子持ちの主婦が多い職場の場合、子どもの体調不良で休む人がほかに何人もいますし、学校行事の日程もかぶりますし、実は希望通りに休みづらいんですよね。
その点、生活スタイルがまったく異なる同僚が多い職場だと、休み希望も通りやすいです。
わたし自身、お店は日曜も営業していても、わたしは日曜日は休ませてもらえていましたよ。
フリーターや学生の方だと、午後からや夕方からのシフト希望が多いので、わたしのように朝から働けるのはむしろ重宝されたりも。
また、美容系だとスキルや経営ノウハウを身につけて、将来的には自分で開業することもできるなぁと思っていましたよ。
ただ一方で、研修内容がいい加減で、既存スタッフの技術レベルも低い店の場合、すぐにお店が潰れてしまう可能性もあります。
在宅Webライター
最後に、現在のわたしの仕事も紹介しておきますね。
わたしは副業として気軽に始めたのがきっかけでWebライターに転身したのですが、はじめのうちは家にいながら執筆できる、ごく簡単なライティングをしていました。
遠方への取材となると子持ちにはキツイですが、電話やメールで取材をすることはできますよね。
在宅であれば、通勤時間が無い分稼働時間に充てられますし、子どもが寝た後の時間など「本来働けない時間」も仕事ができます。
子どもが成長して留守番できるようになったりいずれ自立していったりする中で、徐々に取材案件を受けるなど仕事の幅も広げていけますよ。
文章を書くのが得意で、取材やリサーチも好きな人なら、ライターという働き方はオススメです。
詳しくは以下の記事をチェックしてくださいね。
シングルマザーの仕事の探し方
シングルマザーが働きやすい仕事を、どうやって探すのがいいのでしょうか?
方法としては、求人サイトやハローワークなどが考えられますが、その活用法についても少し触れておきますね。
求人サイトはこまめにチェックする
仕事探しといえばまず、求人サイトをチェックすることですよね。
でも、サッと見るだけですぐ応募するのは、ちょっと危険かもしれません。
わたしは、仕事を探すときには四六時中といっても過言ではないほどに、ず~っと求人情報をチェックしていました。
なるべくたくさんチェックします。
ひとつの求人サイトだけでなく、手当たり次第チェックしますよ。
すると、同じような仕事でも「こっちは時給が高い、こっちは休みがとりやすそう」など、求人情報の理解度が上がってきます。
また、一定期間チェックしていると「この会社、ずっと求人出してるな」というのも分かってきます。
ずっと求人を出しているということは、人手不足、おそらくスタッフの定着率が低い、ということですよね。
そういう「ブラック」っぽい会社を避けるためには、求人情報をこまめにチェックしまくることが大事だと思いますよ。
マザーズハローワークを利用する
ママ向けのハローワーク、「マザーズハローワーク」を利用してみるのも良いでしょう。
扱っている求人は普通のハローワークと同じですが、ママ向けのサポートが充実しているのが特徴です。
わたしも利用したことがあるのですが、担当者がついてくださり、その方に相談したり、履歴書の添削や面接の予行練習をしてもらったりと、とてもお世話になりました。
もちろんキッズスペースもありますし、子連れでも気兼ねなく通えます。
個人的には、履歴書添削と面接練習が本当にありがたかったです。
わたしはほとんど社会人経験が無いまま結婚・出産したので、ビジネスマナーも全然知りませんでしたし、そういった知識を、マンツーマンで、しかも無料で教えてもらえて助かりました。
クラウドソーシングやスキルシェアサービスを活用する
正社員やパートといった雇用形態に限らず、フリーランスとして働く人も増えています。
わたしも、フリーランスとして働いていますが、はじめは副業としてライター業を始めました。
本業を持ちながらフリーランスとして副業をするのもいいですね。
昼間はパートとして外で働き、夜、子どもを寝かしつけたあとに1~2時間だけライター業をする、といったイメージです。
軌道に乗れば本業を辞めて、副業のほうを本業にしてもいいでしょう。
稼がなければならないシングルマザーにとって、月1万でも2万でも収入が上乗せできればかなり大きいですよね。
具体的には、クラウドソーシングやスキルシェアサービスと呼ばれるような仕組みを使って、自分が得意なことで稼ぐ方法が考えられます。
わたしは「ランサーズ」を使いましたが、「クラウドワークス」や「ココナラ」なんかも、副業として気軽に始めやすいですよ。
さいごに
シングルマザーで、しかも実家の援助も得られないとなると、育児も家事も仕事も、全部1人で頑張らなければなりません。
わたしの子どもはもう中学生なのでもう大変さは抜けましたが、今振り返ると、子どもが幼児さんのときは本当によく頑張ったな、としみじみ思います。
まあ、これから高校受験や大学受験があると思えば、経済的にはこれからのほうが過酷なのですが(笑)
今振り返って思うのは、「ひとりで頑張りすぎないほうがいい」ということ。
使える制度は使って、頼れる人は頼って、なるべく余裕を生み出すように意識したほうがいいです。
真面目な人ほど頑張りすぎてしまうので、仕事を探す際には自分に合った働き方ができる職場を探してみてくださいね。
シングルマザーにオススメの記事
ノマド的節約術には、ほかにもシングルマザー向けの記事がいろいろありますよ。