こんにちは。鉄道の旅が好きな山﨑謙です。
東京から新大阪までの東海道新幹線と新大阪から博多までの山陽新幹線で最速の列車となる「のぞみ」。
のぞみは、走っている本数こそ多いですが、自由席車両の数が少なく競争率が激しいです。
せっかく乗るなら、自由席に座りたいですよね。
ここでは「のぞみ」の自由席を使う時、座れる確率を上げるために覚えておくといい3つのことを紹介していきます。
「のぞみ」自由席車両の場所を覚えておく
「のぞみ」の自由席は博多方(西側)の1号車〜3号車にあります。
「のぞみ」はすべて16両編成なのでだいぶ端のほうになりますね。
- 「のぞみ」の自由席:1号車-3号車(←博多 東京→)
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「ひかり」は1号車から5号車までの5両、「こだま」は1号車から7号車までと11号車から13号車までの10両あることを考えるとかなり少なくなっています。
「のぞみ」自体の列車本数は多いものの混雑している時間帯もあるので、ホームに着いたら一目散に1号車から3号車の乗車位置を目指しましょう。
「のぞみ」自由席車両の座席数を把握しておく
「のぞみ」自由席車両の座席数は以下のとおりです。
- 1号車 65席
- 2号車 100席
- 3号車 85席
車両によって座席数に差異がありますが、奇数号車にはトイレと洗面台が、1号車はそれらに加え運転席もあるのでより座席数が少なくなります。
指定席でも同じで偶数号車を選んだほうが座席数が多く、着席できる可能性も高くなるので覚えておくと良いでしょう。
「のぞみ」の自由席に座るために途中駅発着の列車を知っておく
「のぞみ」の自由席に座りたい時は行き先を見て、途中駅発着の列車を知っておきましょう。
たとえば東京から新大阪まで乗るのに、岡山や広島、博多へ行く人も乗る博多行きを選ぶと座れる確率が減ってしまいますよね?
新大阪行きに乗れば、新大阪よりも先に向かう人はほぼ乗ってこないので着席できる可能性がそれだけ高くなります。
東京行きは列車番号で見分ける
西へ向かう列車は新大阪・広島・博多と行き先が異なるのでいいですが、東京行きに関してはどこの駅から来るのかがわかりませんよね。
始発駅であれば電光掲示板に「始発16両」などと表示が出るので、それを目安にすればいいのですが、それ以外の駅ではそのような表示は出ません。
では途中駅である岡山駅で「博多発は混んでるだろうから、せめてまだ空いてそうな広島発の列車に乗りたい」と思った場合はどうすればいいのか?
その場合は列車番号を見ましょう。
列車番号とは「のぞみ●号」の●部分の数字。
この数字には法則性があり、「のぞみ」では以下のとおりとなっています。
- 1〜64号は東京ー博多の定期列車
- 71号は東京→名古屋の深夜の臨時列車
- 72〜78号は東京ー名古屋、名古屋ー博多の定期列車
- 79号は品川→博多の早朝の定期列車
- 80〜118号は東京ー姫路・岡山・広島の定期列車
- 130〜182号は東京ー岡山・広島・博多の臨時列車
- 200〜265号は東京ー新大阪の定期列車(一部臨時あり)
- 270〜473号は東京ー新大阪の臨時列車
なので岡山駅から乗る場合は100番台の「のぞみ」のほうが空いている可能性が高いと言えます。
ただ岡山駅は四国・山陰方面からの列車が集まる一大拠点。
私も何度かチャレンジしたことがあるのですが、自由席はほぼほぼ座れません。
岡山駅からの乗車に関しては指定席をとることをおすすめします。
自由席車両に安く乗るためには
自由席は指定席に比べて通常期で520円、閑散期で320円、繁忙期で720円安くなっていますが、できることならもっと安くしたいですよね?
その場合は以下の方法でさらに安くすることができますよ。
1.自由席回数券を買う
回数乗るもしくは複数人数で乗るのであれば3ヶ月間有効で6枚綴りの自由席回数券を買いましょう。
乗る機会がそんなになくても金券ショップで1枚から購入できますよ。
ただしGW・お盆・年末年始は使えず、設定区間が限定されています。
よく使われている東京・品川・新横浜・名古屋ー新大阪などのメジャーな区間は設定されていません。
設定区間は多岐にわたるため、以下のページを確認しましょう。
2.乗車券を分割にする
自由席回数券では乗る区間と利用期間が制限されてしまいますが、乗車券を分割して安くする場合は乗る区間も利用期間も制限されません。
もちろん利用区間に応じて割引額は異なりますが、確実に安くすることができますよ。
乗車券を分割で購入する方法は以下で詳しく説明しています。
なお、新幹線の改札機に通せるきっぷの枚数は4枚ですが、乗車券は2枚まで。
3枚以上の乗車券を使う場合は有人改札を使うことになるので気をつけましょう。
さいごに
「のぞみ」の自由席に座れる確率をあげるために覚えておくといい3つのことを紹介しました。
- 1号車から3号車が自由席なので一目散に向かう
- 2号車は座席数が多いので狙い目
- 行き先や列車番号を見て途中駅発着の列車を選ぶ
これだけ覚えておけば、自由席でも座れる確率が高くなります。
もちろん混雑時には座れないこともあるので、その場合は指定席を押さえましょう。
ちなみに東海道・山陽新幹線の予約サービス「スマートEX」なら少しの上乗せで、「エクスプレス予約」なら自由席と同じ金額で指定席に乗れるので、それも覚えておくといいですよ。